キングダムハーツCOM、要領がわからずハデス戦で放置してあったのだが、何となく思い立って、一気にクリアしてしまった。
放置の原因になっていたのはカードバトル。前作、PS2のキングダムハーツのつもりでプレイをはじめたので、かなり面喰らった。前作では自分の思うとおりに攻撃ができ、レベルさえ上げればゴリ押しでもなんとかなった。が、今作はバトルの場がカードの数字に支配されていて、状況を読んで手札を出す事が要求される。ゲーム開始当初はその縛りにイライラし、投げ出してしまったのだけど、カードブレイクを学習すると、かなり面白くなるし、やりやすい。敵がセットした強力なストック技を、0のカードでチャキーンと弾くのは、ほんと気分いい。

このゲーム、プレイ前にひとつ危惧していた事があった。前作はひたすら○ボタン連打のガチャプレイゲームだったので、クリアするころにはコントローラーがアホになってしまっていた。でもまあコントローラーは変えが効くから致命傷ではない。そこで今回のCOM。DSでプレイしているので、ボタンがやられてしまうのは、はっきり言って致命傷だ。それだけは避けたい!とビクビクしながらプレイしていたのだけど、意外にもガチャプレイにはならなかった。カードバトルだから少し戦略性があるので、アホみたいに連打しないのと、あとは、攻撃のメインがストック技、LRボタンだったので。

そうそのストック技!これは便利だった!あまりの便利さゆえ、うちのソラは、中盤まではブリザガ、中盤以降はトルネド&クラウドの超究武神破斬と、ザコ戦ではほとんどキーブレードを使わない魔導師と化していた。最低1枚はキーブレードをデッキに入れないといけないので、ほんとに最低の1枚だけしか入れてなかったりした。ソラといえばキーブレードの戦士、という、前作の常識を見事にひっくり返してくれるゲームバランスでした。
特にトルネド&クラウド×3は便利だった!どちらも敵をロックオンする必要がないので、適当にLRを4回押してれば、勝手に敵は全滅している。また、クラウドは自動的に敵を追尾してくれるので、ターゲットがチョコマカ動くボス戦でも重宝しまくり。今回の功労賞は間違いなくソラではなく、クラウドだったなあ。

それでも、最後のリク戦以降の敵ボスは、こちらのストック技を弾いてくるようになるので、今度はまったく正反対の0と9だけのアタックカードで組んだデッキで攻略せざるをえなかった。ラスボスもそれで撃破。0のカードってほんとに便利!

…と、まあ、COMのカードバトルシステムは、分かってくるとなかなか面白いものではあるけれど、やはり前作のように、何の縛りもなくビシバシ攻撃できたほうが良かったと思う。コントローラーに厳しいのはちょっと困るけれど。

さて、システムはこの辺にして、ストーリー。…うーん、なんか、前作の焼き直し?みたいな?
結局同じ世界をまわって、同じようなシナリオをこなしていく形式なので、先が読めまくりでちょっと物足りなかった。また、1ステージのストーリー部分が、基本的に3場面で終わりと、とても短かった気がする。
そんな焼き直しのなか、今回新規参入の黒コート達&ナミネはなかなか良かった。前作のストーリーがウロ覚えなためか、黒コート達の目的がイマイチわからなかったのはアレだけども、いい感じに「敵役」していたと思う。

そしてナミネ。EDでははからずも目頭が熱くなってしまった。「前向きな別れのED」というのは、もはや様式美ともいえる反則技ですね。ドラえもんの宇宙開拓史しかり、ドラえもんの魔界大冒険しかり、ドラえもんの日本誕生しかり。切なくて、余韻があって、ジーンときます。あ、そういえば前作のEDもそうだっけ。

というわけで、無事EDを迎え、今リク編に入ったところ。リクがプレイヤーキャラになるのは、新鮮だな〜。そして、前作ではほとんど登場のなかった王様、ミッキーが、結構出ばってて笑える。ミッキー様を召還すれば、敵全体攻撃&敵気絶&回復&リロードを一気にこなしてくれる。それも笑顔で。さすがです。すごすぎます。しかし、奴が喋ると、どうしても脳内ではあの声で再生されてしまう。リク編のシリアスな雰囲気、一気にブチ壊しですよ。(笑)

ところで、リクって…、ストック技使えない?しかも、デッキの編集できない?さらには所持カードはアタックカードのみ?てことは、ガチャプレイ?
…クリアまで、コントローラーもつだろうか……。



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最終更新:2006年09月12日 23:49