スラもり2を、無事、クリアした。クリアまでのプレイ時間、14時間。少し短かめという気もするけれど、よくまとまっていたし、やり込み要素も残されているし、気軽に遊ぶにはちょうど良いボリュームなのかな、と、思った。

それにしても、可愛かった!!世界観が最高に愛らしく、見事に完成されていた。ゲーム画面はパステルカラーで、スライムはもちろん、敵キャラクターも皆々可愛くデフォルメされていて、すごくいい感じ。また、3Dが全盛のこのご時世、キッチリ描きこまれた2Dのドット絵グラフィックというのは、とても和むし、美しい。職人技だと思う。全体を漂う、どこか間の抜けた雰囲気も、微笑ましい。

難易度はかなり低めで、私のようなアクション系がニガテなゲーマーでも、テンポよくサクサク進めることができて、気分が良かった。普段アクションをやり慣れている人には、物足りなく感じるかもしれないけど…。マリオみたいに、2周目は難易度が上がるという設定があったら、文句無しなのになー。
とはいえ、ファミ通の評価は、8/10/8/8の、ゴールド殿堂入りだったそうな。このヌルイ難易度でこの評価は、結構すごいんじゃないでしょうか。

このゲーム、パートが2つあり、まず基本は、スライムが生身で敵をどつきながら、ダンジョンを進んでいく、アドベンチャーパート。そしてもうひとつが、ダンジョンのところどころに待ち構えているボスキャラとの戦いに多い、戦車同士での戦い。
今回の目玉だけに、これが結構面白かった。また、戦車のデザインが、ドラクエの敵モンスターを模してあり、どれもこれも可愛い!
そして、自軍の戦車は、「勇車」と書いて「ゆうしゃ」と読む。うまいなー。

ひたすら砲撃しあう、というのが勇車バトルの基本だけど、砲台は仲間にまかせて、自分は敵戦車へ乗り込んで白兵戦を仕掛ける事も可能。敵戦車内部をボコボコに破壊するのは、割と気分いい。とはいえ、反対に、敵も結構こちらへ乗り込んでくる。そいつらをやっつけたり、敵から強い砲弾が発射されてきたら迎撃したりと、バトルは色んな局面があって、熱い。

また、この勇車バトル、敵戦車のHPを0にしたら終わるわけではなく、HPを0にした後に敵の戦車内へ突入し、動力炉を破壊して、はじめて勝利となる。このひと手間がいい味だしてると思うし、敵戦車を破壊したあとに、トドメを刺すため内部へ突撃していくのは、させまいとする敵兵の抵抗などもあって、結構燃える。

とまあ、勇車バトルは、色々と戦況を読みつつ戦わねばならないので、アドベンチャーパートに比べて多少難しくはあるが、それでもやはりヌルイ。強い砲弾たくさんと、薬草を適度に積んで、乗組員に、勇車を回復することができる大司教を入れていれば、かなり適当にやってても、けっこう余裕で勝てる。
ただ、とはいえ、ラスボス戦だけば相当キツかった!
まず、乗組員がスライバのみで固定=大司教さまの回復が無いのが結構痛いのに加え、敵砲弾の火力が凄まじすぎる!敵戦車のHPを半分も削らないうちに、勇車のHPは0にされてしまったので、あとはスライバに砲撃を任せ、自分は敵が勇車に入ってこないよう、入り口を守ることに専念。ひたすらそうやって凌いでいるうちに、スライバがチクチクと砲撃を続け、敵戦車もHP0になったので、あとはただもう白兵戦。どちらが先に相手の動力炉を壊せるか、というサドンデスな状況になり、スライバとともに敵戦車に突撃したところ、どうにか辛くも勝利。
相当きついものがあったが、ラスボス戦に至るまでの展開が、ベタベタながらもかなり燃えるものとなっていたので、やはり一番盛り上がったバトルだった。

さて、ただいまクリア後。当面の目的は、スラモリ−の闘技場制覇かな。このスラモリ−のように、ドラクエ8をプレイした人なら、思わずニヤリとしてしまうものがいくつかあって、それもまた楽しい。
主人公の父が、まんまドラクエ4のライアンなのも、笑える。

あとは…、せめて、せめて、冒険の書は2つほしかった!このゲーム、セーブは1つしかできないので、どれだけやり込んでも、新たに最初から始めるときには、今のデータを消してしまわなければならない。せつない〜〜。




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最終更新:2006年09月12日 23:50