大長編ドラえもん自分ランキングとレビュー。以下、好きな順です。なので、下位のほうはぞんざいです。
●魔界大冒険
初めて劇場で観た作品だけに、ものすごく思い入れがある。家に帰ってから魔法の練習をしまくった覚えが…。構成の妙、夢いっぱいの魔法世界、壮大なスケールの大冒険と戦い、すべてが文句なく面白い!また、恐怖の演出もうまい。メジューサが追ってくる場面は、幼心に本気で怖かった。
○名セリフ
のび「おい!ドラえもん どうでもいいけど…、 えへん! もしよかったら…、 仲直りしてやってもいいぜ。」
ドラ「いいとも。」
のび「さびしかったよ。」
ドラ「ぼくだって。」
●海底鬼岩城
序盤の海底キャンプの楽しさといったら!大長編恒例の「序盤の遊び」は、夢いっぱいの世界をのび太たちを通して疑似体験できて、とても好きだ。中盤からの大長編ならではのシリアスな展開もまた良い。バリヤーの下をくぐるシーンなんて大長編のなかでも指折りのドキドキシーン。そして、海底鬼岩城といえばバギーちゃん。クライマックスの一連の展開は、もはや説明不要の名場面だ。
○名セリフ
ドラ「ぼくは寒さに弱いけど、暑いのもきらいなんだ。」
●鉄人兵団
海底鬼岩城がバギーちゃんなら、鉄人兵団はリルル。大長編のゲストキャラのなかではダントツの存在感だと思う。また、鏡面世界の、現実と同じような町並みが戦いの舞台なのがいい感じ。世界中の大都市が破戒されてゆく展開は、原則として異世界を舞台にしている大長編ドラでは異色で面白い。リルルが鳥かごに入った次のページの見開きなんて、ドラえもんとは思えません。
○名セリフ
ドラ「マジだぜ!!」
以上3つは別格。殿堂入り。文句なし。
●宇宙小戦争
最後の「効果切れ」オチがちょっと弱い。そこらへんがもう少しひねりがあれば、殿堂入りだった。パピがかわいい。主題歌最高。
○名セリフ
ドラコルル「なるほど、反乱をおそれているのか。 自分の不人気をよ〜くごぞんじだ。」
●ブリキの迷宮
中期久々のヒット。ドラのびの友情が泣かせる。ウィルスで敵を狂わせ、歌いながら自滅させるラストは、なにげにエグい。
○名セリフ
ドラ「ここは海底のゴミ置き場? ぼくはもう…ガタガタ…。 こわれちゃって…。 せめてもう1度…。 のび太…。」
●日本誕生
ビデオがあったので2、30回は観てる気がする。海底鬼岩城同様、「序盤の遊び」が楽しすぎ。ギガゾンビより、ツチダマが怖い。
○名セリフ
ジャイ「おれはかあちゃんのどれいじゃないっつーの!!」
●大魔境
ジャイアンが輝いてる。ジャイアン達がペコに付いて行く場面、台詞ナシの演出が秀逸!
○名セリフ
出木杉「ヘビー・スモーカーズ・フォレスト!」
●雲の王国
前半は楽しいけど、後半シリアスすぎる。両勢力が力でお互いを抑止しあい、最終的に裁判で決着。うーんシニカル。
○名セリフ
ドラ「力には力だ。」
●恐竜
「冒険してる感」がよい感じ。1作目だからか、ちょっとスケールが小さい。
○名セリフ
ジャイ「おれは歩く!! のび太といっしょにな!!」
●ロボット王国
EDで感涙。物語は良作ながら、ゲストが多くて肝心のドラ一行があまり目立ってないのが残念。
○名セリフ
ドラ「いいなあ、みんなママがいて…。」
ママ「何言ってるの! ドラちゃんだってわたしの子どもよ!」
●宇宙開拓史
のび太の部屋の畳が遠い星に繋がっている設定が、ドラならではで良い!ジャイスネしずが存在感薄いのはよろしくない。
●ふしぎ風使い
ジャイアンかっこよすぎ!スネオがメインをはるのが面白い。
●ワンニャン時空伝
ハチ=イチと分かるまで、冒頭の場面を忘れていた自分が憎い!やられた!判明してから急に敬語になるイチはどうか。
●アニマル惑星 なんというか、普通。
●ドラビアンナイト 敵がしょぼい。
●竜の騎士 緊迫シーンで「風雲ドラエモン城」の脱力センスが良い!
●翼の勇者たち イカロスでかすぎ。
●太陽王伝説 レディナが本当に魔女だったのがどうもね。
●銀河超特急 舞台がレジャーランドなので冒険感ナシ。
●ねじ巻き都市冒険記●創世日記 どちらも統一感なく、バラバラな印象。
●夢幻三剣士●宇宙漂流記●南海大冒険 駄作。
うーむ、中期以降の大長編はちょっと凡作が多いのが残念。がんばれ藤子プロ!
最終更新:2006年09月13日 00:24