まず、「ハッカー」を題してるわりには、あまりハッキングゲームでないところが驚き。プレイヤーのやる謎解きといったら、ほとんどが、主人公が立ち上げたいパソコンのログインパスワードを解くというだけ。
パスワード探しは、はじめのうちは割と楽しかったのだけど、とにかくワンパターンなので終盤はちょっと飽きてしまった。
まず、ログインしたいパソコンの持ち主の趣味を調べ、その趣味についてネットを検索し、それっぽいキーワードをかたっぱしから入力するといった感じ。これ、謎解きであって謎解きでない。最終的に1つの単語を導きだすのではなく、ある程度絞り込んでからは手当たり次第の当てずっぽうなので、「解いた!」というカタルシスにはイマイチかけるのが残念だったかも。
ゲーム内の仮想Webはよく作り込んであっていい感じ!

そして、パソコンにログインしてからのハッキングは、主人公が自動的にやってくれるか、もしくは、消したいプログラムなんかを敵機に見立てたシューティングゲームが、突然はじまる。というか、ラスボスがシューティングゲーム。
これ、なんか違うだろ!と。
ロジカルな謎解きゲームを期待してプレイしているのに、なぜテクニカルなシューティングゲームをやらされるのか。しかも謎解きパートよりシューティングパートのほうが難しいというのもなんかおかしい。そんなの求めてないのに…。
ゲーム的に、もっとパズルっぽいミニゲームだったらよかったのになあ。

テンポは、ボリュームの割に解く謎が少ない気がしたけど、サクサク進めてよかったと思う。グラフィックもキレイでいい感じ。ヒロインの、昭和のにおいのするデザインはどうかと思ったけど。

2周目をする気にはならないけど、1周サクっとクリアするには、そこそこ楽しめるゲームだとは思います。
あからさまに続編がありそうなエンディングだったけど、続編はシューティングはナシの方向でひとつ。



名前:
コメント:


最終更新:2006年09月12日 23:50