第二章1-3強者と弱者
その戦火の中、ここでまた一つの悲劇が起こる――――――。
―――とある町
天気は、晴れのち、積乱雲がそびえ立つ。
戦という言葉が当てはまらないほどののどかな空気が流れ、平和そのものを感じる。
“ノビス=ハイム・ビレッジ”
言い換えれば、ノビスビレッジと呼ばれている村。
この村の西側には蒼くエメラルドブルーと呼ばれている海と接し、また土地にも恵まれており、漁業・農業をしている人が目立つ。
緑の木も色んな種類が植えられている。ジャングルまでとは言わないが、十分自然に囲まれた村である。
先ほども言うようだが、まさに平和の色に染められているようだ―――。
その中―――、
ビュッ!カンカン!!
木で作られた剣が交わす音が鳴り響く。
その音に気付いた農夫2人が畑作業を止め、身体を起こす。
「ハハハッ、またあいつらダ。」
「若けぇっていいもンだ。」
「よかよか。この音いくら聞いても飽きないダ。ハッハッハッ。」「ハハハッ。」
と言うと、笑顔で再び畑作業に戻る。
しばらくすると、太陽の光が生命の力を感じさせるほどさらにきつくなる。
シュッ! バッ!! 「ゼィ!!」
ビュッ!!! カキン!!
「シッ・・・お前、強くなったな。」
互い息を切らし、互いの力量を確認し合う。
「ああ・・・ダアッ!!」 「ぬ!」
と、かけ声ともに力を振り絞って大振りする。
カカッ!! バキッ!!
「何!?」
ついに木剣が折れてしまい、手ぶらの状態になってしまう。
「俺の勝ちだな。」
「何の!!まだまだぁ!!」
捨て身覚悟で突進し、「ぐふっ!」相手を突き倒してしまう。
「ぐぇ!!」
相手を倒すと早々と腕十字固めをし始める。 ピキッ!(関節の音)
「俺の勝ちだ!!」
「おい、ずりーぞ!てめぇ!!」
「はぁ?剣だけが闘いじゃねぇんだ!!わはははは!!」
高笑いしてる青年。
と、その高笑いしてる顔に影が寄ってくる。
「アホぅが!」と言い終わった時点で、どこからか杖の先端が、
ゴンッッ!!
高笑いしている青年の額を強く打ち付ける。
「~~~~~~~~~ッッッッ!!!」
あまりにもの激痛でうずくまるく。
「少しくらいは手加減せんか!!」
この声の主はジェクナと呼び、今となってはごく普通の老体である。
ジェクナの特徴的な部分と言えば、右眼がなく、前戦での称号とも言えよう。
しかし、ジェクナは事実を教えてくれない。だが、刻がくれば―――。
―――事実とは・・・?
「お前らは、子供か!」
「バル・・・、ものすごい痛そうだな。。」
バル―――呼び名はバルだが、本名はバルトフェル。
「なんで、俺だけ叩かれるんだよ!!」
ジェクナに向かって言う。
「こうしなければ、その腕ひしぎは解いてくれなかろう。」
「っち・・・。」ポカッ「いで!」
「お前はジェクナじぃに愛されているんだよ。ハハハッ。」
背後で微笑する青年は、レイン・クラウディア。
バルとレインは、お互いライバルであり良き親友でもあり、血は違うが、切っても切れぬ兄弟のような絆を持っている。
「もう日が暮れる。飯の準備でもしなさい。」
ジェクナは、そう言うと小屋の中へ入る。
「へいよ「はーい」」
カチン
コチン
小屋の中には小さなのっぽの古時計が飾られており、秒針が刻(とき)を刻む。
―――カチン
―――コチン
――――音無き運命の鐘が鳴る。 ポーー・・・ン
ポォーーー・・・ン・・・・・
ソウ、悲劇ノ刻ハ来タリ ポーー・・・ゥン―――
この日の夜により悲劇の村が生まれる。
―――ノビス山の山頂
ノビスビレッジの東側にある山々にただ一つだけ山頂に岩がそびえたつ。
その岩の頂点に立つ黄色く輝く鎧を纏いし者が何やらと祈りを捧げている。
「―――神よ・・・。
これから起こる我らの非行なる行為を許したまへ。
罪は我らが背負い、罰は汝らに与らんを――。ファラーム。」
一人の部下が祈りを捧げている人物に伝言を済ませる。
「テイト様、各軍侵攻準備完了しました。後は命令を。」
すると、偶然なのか必然なのか月の光がその黄色く輝く鎧を照らし始めると、さらに輝きを増すようになる。
「神より許しは出た。」
「ファラーム!!」
そう言うと部下は闇へと紛れ込むように下がっていく。
―――ノビスビレッジ
カンカンカン!!カンカンカン!!!!
何やら警報の鐘が鳴る。
―――その時、一瞬だった。
これからの歴史に刻む一瞬の悲劇が起こったのだ―――。
火矢が、火の塊がノビスの空から降り注ぐ。
次々とワラで出来た屋根に突き刺さり、火が燃え上がる。
ノビスは、殆どの家や小屋はワラで出来ているため、燃えやすいのだ。
一気に火が回り、数分で火の村と化した。
村の人々は慌てて消火活動をしようとする。
―――が、気付けば、時は既に遅し。
村の人々の目の前に騎士団が出現したのだ。
「な、なンだ。オマエ達は・・・。」「え?エ?」「ッ?!」「」「」
村の人々は現在の状況を把握することが出来ず、混乱する。
静かにテイトは言う。
「神の意思に謀反する者は、罰を与えるべし。」
テイトは冷やかな視線で村の人々を見下すと、手を上にあげると斬るように振る。
それに合わせて、突如現れた騎士らが突進し村の人々を斬り始める。
「うぁぁーーー!!」「ギャアァァー!!」
「うゲ!!」 ザシュッ!!ビシュッ!!
「こ、この子だけは―― 」 非情にも騎士は母子を斬る 「ッ!!」
子を庇う母までもが騎士によって子とともに真っ二つに斬られる。
「ヒィーーッ!」「アナタぁぁーー!!」
転倒してしまった子供や老人は無残にも騎士らに踏み潰される。
グチャ
「うぁぁ、と、父さんの、、カタキだァア!!!」子供がそう叫ぶと手に持っているナイフを騎士へとぶつけに行く。
しかし、弱者は皮肉にも弱者なりの運命があるのだ―――。
こうしてノビスビレッジは一夜にで火を海となり、村の人々の血の臭いが漂い、魂のない人の形をしたモノがあちこちに散らばっていた。
中には返り討ちされた騎士もいるが、強者は生き残り、力無き弱者は明日という命はないということを大きく意味している。
―――ノビス西森
森に火の手が回る前に動物やモンスター達が逃げ出していく―――。
その背景には、侵略の炎に喰い尽くされしノビスビレッジがはっきりと見える。
その中―――。
森の中を必死で駆け抜けようとする2人の少年の姿があった。
「ハァハァ・・・ッ!!」
「うぅッ・・。ジェクナじぃちゃん・・・・。」
レインは負傷してしまったバルを抱えながら、ノビスビレッジより西側へと逃げ走る。
ノビスの西側には森があるが、早足でほぼ一刻くらい進むと海が見えるのだ。
しかし、そう簡単には逃げ切ることは出来なかった。
追手が直ぐそこまで来ているのだ。
テイト様により、“一人も残さずに皆殺ししろ。”
追手は3人、鎧を着た重装騎士。
手柄を取るため、人を斬る快感、弱者を追いかける快感を求めて執拗と追いかける。
ハァ・・・ァハァ・・・。
レインとバルの息が刻々とあがってしまう。
やっとの思いで海岸へと着くが、ついには息が切れてしまい、足も動かなくなってしまう。
レインとバルの背後には海岸――小波がうねる。
ザザァ・・・。
「・・・クッ。」「レ、レイン・・・。」
バルとレインは歯をガチガチと震わせ、目には恐怖の涙が溜まっている。
「ハハッ!!少年ぇぇぇん!!お前の命は我らが背負うぞォォォ!!」
と、言うと騎士らは剣を上へとかざす。
「我らがヴォルマルフ陛下のために、死ねぇーい!!」
騎士らの剣は大胆と大振りし、レインとバルを斬ろうとする。
ズチャァァ・・!!
・・・ォォォ。
ついにはその少年までもが斬られてしまう。
「ハハッ!!よし、撤退するぞ。」
ゴォォォォォ・・・・。
すると辺りには、不気味なほどの静けさが漂い始める。
風の音なし。
「む。なんだ不気味なくらいのこの静けさは。」
ただ、肌が風を感じるような気がする。
何度も言うが、風の音はなし―――。
気のせいかと思った騎士は何気なく撤退しようとする。
「うぅ・・・。うぐぅうゥゥ・・。ガフッ。ゴハッ!!」
3人のうち1人の騎士が口から・・・そして、鼻、耳、目からも大量の水を吐きながら、あたかも溺れたかのように暴れ苦しみ始める。
「ッッ?!ダレス!!」 「ガハッッ!!ヒゥッ!!!」 「ヒッ・・・、誰だ!!」
そして、ダレスはこのまま溺死したかのように苦しみ、絶命してしまう。
騎士2人の恐怖心が高まり始める。
ゴゥォォオオオ――――ッッッ!!!!
「な、なんだッ!!俺の頭に話しかける人はァァァ?!?!」
「え・・?」
【―――・・・・は燃ゆる。】
「ぐぅッ!!あ、熱い。体の中が熱いぃぃいイイイッッ!!!」
騎士の体の中から灼熱の炎が燃え始める。 「――――アツイヨオオオオォォ!!!」
その炎は悪魔の笑みが映っているようだった。
そして、悪魔の炎に囚われし者は数秒で灰と化した。
「お、オイ・・・。な、なんなんだよ!!」
【罪無き尊し命を絶つ者よ。】
「ヒッ!どこだッ!!名を名乗れ!!」
1人生き残った騎士の頭に話しかけるような声。
周りには、灰と化した者、陸上にで溺死した者。
「エ?」
――――他、なし。
(な・・?! 俺が斬った少年がいねぇ!!)
ドドドド―――・・・。
【吾が、ペイン。】
すると、闇の中から騎士の目の前へとじわじわと黒き布を纏いし者が現れる。
「ひッ、ひぃ・・・。うあああああアアッッ!!!」
恐怖により闇雲と剣を振り回すが、それは空振りされてしまうのである。
黒い影の接近が止まらない。
黒き布を纏いし者は、手を騎士の顔へと差し延べる。
ゴオオオオッッッ――――!!!!
【うぬの―――の苦しみを・・・。】
うぁああアアアアアアアアァァァァァァ―――――・・・・・・。
悲鳴が響く中、空に神々しく輝く月はこの夜いちばんの月だった。
ザザァ・・・。
ビュゥゥ―――――。
静かにそっと風が吹き始める――――――――――。
――――強者とは、何か。
強者が生き残るためには“戦わなければならない”のか?
――――弱者とは、何か。
弱者が生き残るためには“逃げる“ことなのか?
もし、このような理屈を運命と言うならば、運命というのは皮肉なものである――――――。
漆黒の暗闇の中―――――
ただ走っても先のなき道が見える――――。
ハァハァ・・・
「―――すまんな。」
ウッウゥ・・・。
老人のような声―――――――。
「―――私は、また守れなかった。」
お、おいていかないで・・・。
聞き覚えのあるような声――――――。
―――ッ!?ジェクナじいちゃん!!!
「しかし―――ッッ!!」
すると、出口が見え始め、そこから目を突くようなまぶしい光が輝く。
そしてその光は、暗闇に満ちた空間を満たすように広がる。
光の先に、黒っぽい人が待ち構えているように立っている。
――――行かなければならん―――・・・・。
そう一言を残すと、目を突くようなさらなる光がいっそう増していく。
「ジェクナじいちゃあァァア!!!」
がばっ!!と起き上がるバル。
「きゃっ!!」
―――女の子の声だ。
「はぁはぁ・・・。」
気付けば、バルはどこかの民家のベッドにいた。
その民家は朝日のような光があちこちにこぼれている。
なんとも気持ちが良さそうな空気が流れており、また懐かしいような気持ちにさせてくれる民家だった。
辺りを見回せば、女の子だけが一人。
「あっ・・・。」
起き上がったバルは息切れを起こしながらもゆっくりと深呼吸する。
女の子は、珍しいものを見るような目でバルをじーっと見つめる。
その女の子の口が恐る恐る開く。
「・・・・だ、大丈夫――ですか?」
「ア、あぁ―――。」
バルは初めての女を見たような表情で、驚きを隠せない模様。
「・・・そう。よかった―――。」
そう言うと女の子は、少し安堵の笑顔をニコリと見せる。
しばらく沈黙だけの時が過ぎる。
深呼吸したお陰でようやく自分の気持ちを抑え、次は今の現状を少しずつ把握していく。
―――なんかあったけか。思い出せないや・・・。
すると、バルの脳裏で記憶がフラッシュバックしていく。
―――(なぁ、バル・・・。お前さ・・・・あれだろ。)
(アハハハッ、お前、おもしれーな。)
(バルッ!!!)
(ッ・・、ジェクナは死んだ!!)―――――
――――レ―――イ―ン―――――
ハッ!!!
一瞬記憶がよみがえると、急に起き上がり怒鳴るような声を震わす。
「おい!!レインはッッ?!」
「きゃっ!」
パッと思い返せば、レインがいなかった。
「俺と一緒にいたんだ!!そいつは?!」
バルは力強くそう言い切ると、まだ傷が癒えてないためか身体中に激しい痛みが走りまくる。
「ッツ!!」
女の子はいきなり意味無く怒鳴られたかと思うと、動揺を隠せない。
「え、いえ、・・・ここに運ばれたのは1人でしたよ。」
「あっ―――そう・・・。」
脱力するバルは、深くベッドへと倒れる。
「・・・あ、大丈夫ですか?」
まだ痛みがとれない。
腹に力を入れるほど、痛みが増していく。
「あぁ・・・。」
思わず息を漏らした。
「あ、あの!―――――そ、その・・・、」
バルは目を細めながら、視線を女の子の顔へと向ける。
「―――レインさんっていうお友達が見つかるといいですね。」
と言うと、バルは何かしらの魔法をかけられたかのようにじわじわと浅い眠りにつく。
―――まぶたが重い。
「・・・あ、そろそろ薬が効いてきましたね。ゆっくりお休みになっ――下さい――。」
―――あ・・・・、なんか・・・
気持ちいいな・・・―――
――――スー スー
この時のバルの寝顔は不安と安らぎが混ざっているようだが、バルの人生の中では最高の眠りだったとも言える。
決して笑顔をこぼしているのではなく、ただ単に無防備な状態。
身体的、精神的にも疲れているんだろうな・・・というのが一番大きな印象だ。
そして、左目からは一滴の涙が耳元へと流れ落ちる。
―――汝に問う。
平和とは、何か?
―――平和とは、誰もが喜びの絶えない自由感のありふれた生活を約束された世界なのか?
―――平和とは、愛する者、家族、恋人、そして、汝にとって大事な人が永遠に身近に存在していることなのか?
答えは、―――皆無に等しいのだろうか。
いや、数え切れないほどいくつかあるかもしれないと私は思う。
人は誰もが平穏を求めている。
だた、そのためにいかなる手段を選ばなければならない時がある。
平和・平穏という言葉とは使い様によっては、自己中心的な表現になるのかもしれない。
私は思う。
私達は、必ずしも人と人は平和・平穏が同じ意味で共通しているのではないというのを、理解すべきだ。
何故なら、人はそれぞれが正しく“生きようとする”姿こそが、正義なのではないか。
――――“S・G・ソクラテス”――――
――――ホルディーヌ闘技場
通常、人々からは“バトルフィールド”と呼ばれており、唯一己の実力を全世界に示すことが出来る巨大な闘技場である。
現在―――マイソシア制覇カップ杯といった大規模なイベントが行われている。
参加者は、各地方に開催される“マイソシアファイター選抜”の優勝者、2位、3位の者だけが認められる。
要は、各地に開催される予選をクリアーすれば誰でも参加切符をもらうことが出切るということだ。
ワアァァーー!! ワアァーーーーー!!!!
闘技場の観客席は人によってギュウギュウと埋め尽くされており、闘技場全体が震撼するような歓声を上げていた。
その中心に四角いフィールドがあり、そこからはみ出たら強制敗北という独自ルールがあり、
そして、何よりも人気があるのは、“何でもあり”“相手が戦闘不能になるまで”といった開放的なルール。
アナウンスの声が、受信者の耳の鼓膜を突くような大きな声が走る。
『オオオォォーー!!!崖っぷちに立たされたガラフが、この私でも意表をつくような技が出ましたーーーッッッ!!!!』
『なーーーーんと!!!!けっちゃーーーーーーーくううううッッ!!!!勝者はーーーーッッッ!!!!』
っしゃああああーーッッッ!!!!!
『ッッ!!蒼龍のガラフーーー!!!!』
また賭博制度も設けているためか、怒鳴ったり陰口を大声で言いまくる人もいる。
「クソ野郎がッ!!おめーのお陰で、全財産がパーだ!!」
「バカ野郎がぁ!!豆腐の角でもぶつけて死ねよッッ!!」
「チクショオオ!!!」「信じてたのにーー!!!」
敗者に対してだけにではなく、勝者にも言われる。
「勝つなボケ!!」「おめーのせいで、また借金地獄だ。俺の人生を返せ!!」
このように、好き勝手に言う観客も少なくない。
さらにアナウンスが声高く叫ぶ。
『 5日後ッッ!! ガラフは――――ッッ!!
―――過去にッ!!
マイソシア制覇カップ杯を六年連続優勝というマイソシア最強の称号を持っているあの方と挑戦ッッ!!!
その名も!!!!!!!!!
不屈なる風林火山のッッッ!!!!
バラン・クライィィィンッッッ!!!!! 』
ウオオオオオオオオオオオッッッ!!!!
アナウンスがマイソシア最強という人物の名を叫ぶと、一気に歓声が闘技場をさらに震撼させる。
解説者は語る。
『バラン・クラインとは、年齢が64歳の白髪老人だが、身体は30歳台と思わせるような大きな体つき。
今回開催された大会は“何でもあり”という独自なルールがある。
しかし―――、バランだけは武器を使わない。
“本物の漢は素手だ。”と言わせんばかりの現役格闘家である。
これが人気の秘訣だと論ずる人も少なく無いッ。
「敗北を知るということは、まだまだ強くなれるということだ。このワシが敗北を知らぬ訳ではないわ!!」
これが彼の有名な口癖だッ。
いざ、天下無双!!!不屈の魂を持つ風林火山ッ!! バラァン!!』
―――バラァーーーン!!! ガラフーーーッ!!!
バラァァアアン!!! ガラフーーッッ!!!!!
バラァァ!!! ガラァーーフゥ!!――――
いつまでこのような歓声が止まるのだろうかと思うくらい延々と続いている―――――。
――――【吾が、ペイン】――――
――――【吾が、心の苦しみを知る者】――――
――――【吾が】――――
――――【心の弱さをも知る者でもある】――――
――――【さぁ、うぬの心の叫びを】――――
――――【聞くがよい】――――
最終更新:2008年12月06日 00:21