97名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/05/07(木) 23:37:01 ID:aMfnMHmY0
2人とも(今ならキス…できそうな雰囲気なんだけど…)とソワソワしてるんですねw
クク(でもそう思ってるのはオレだけで顔近付けて思い切り拒否られたら正直立ちなおれねぇ…
かといって いい?とか聞くのもなんだかな…かっこ悪すぎる…)
ゼシ(こんな恥ずかしいこと思ってるの私だけなのかな…確かめるわけにもいかないし…
ククールからしてくれれば、私イヤがったりしないのに…)
「「あの…!!」」
「な、なんだ?」
「く、ククールこそ」
「…え、…いや、…その…」
「………………。」
「………………。」
「……あの…別に、ゼシカがイヤだったら、別に、いいんだけどさ…」
異 常 に 長 い 沈 黙
「………………………………。
………………手、繋いでもいいか?」
「え。…あ、………うん」
なぜかいっぱいいっぱいで顔真っ赤な2人。目も合わせられずぎごちなく無言デート。
でもまぁいいか、とお互いの手のぬくもりを感じつつほんのり幸せな初々しい初恋コンビ
99名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/05/08(金) 01:19:27 ID:y6NE3LZf0
「…ククールっていつもこうなの?」
「こうって?」
「……。…女の子と手繋ぐ時、こうやっていちいち聞いたりするの?」
「ちょ、んなわけないだろがっ!んなかっこ悪いことするかっつーの!!」
「そうよね、なんだか天下のカリスマっぽくないなって思って」
「そーだよ。今までなら手なんか相手が気づかないうちに握っちゃうし、
さりげなく肩や腰に手を回すのなんて息するのと同じくらい自然にできたよ。
イヤがられたらどうしようとか悩んでいちいち意思確認とかマジかっこ悪すぎ。
大体オレは手が繋ぎたかったんじゃなくてキスがしたかったのに、
こんだけ脳内でアレコレ考えまくって結局なんにもできずじまいなんて
お前相手じゃなきゃホントありえねーっつの」
なんか鬱憤を晴らすように一気にしゃべくりまくってから己の言動にハッとするクク。
気づくとゼシカが目を見開いて見上げている。一気にいやな汗が噴き出す。
(…オレ、今なんかアレなこと口走った気が…)
「…ったの?」
「……え?」
「ククールも、……したかったの?」
真っ赤な顔でうつむいてしまったゼシカの言葉を頭の中で反芻して、自然とニヤける。
「…あぁ、したかったぜ。オレ”も”、な」
そこではじめて己の失言に気づいたゼシカが思わず顔を上げた瞬間、
繋いでた手をいきなり引き寄せられ抱きしめられる。
お互いの耳元でたどたどしく交わされる未熟な睦言。
「…ゼシカ。………………キス、してもいい?」
「…!…………いま言ったでしょ…」
ようやくはじめての、触れ合うだけのキスをした2人。しかしゼシカは放してもらえず
気づけば木に背中をぶつけ、顔の脇に手をついたククにさらに迫られていた。
「ちょっと…クク…」
「していいんだよな?聞くのはこれで最後だぜ。いいんだよな?」
「…っ、い、いいわよ、いいけど、こんなとこで何回も…、…んぅっ!」
結局延々と口唇をふさがれ続けたので、ろくに抗議もできずじまいのゼシカだった。
書いてて至った結論:両想い確信したあとのククはやっぱり最強説
最終更新:2009年09月05日 03:48