名前 | 阿行三叉行悟如何々(あぎょうさんさぎょうご・いかが) |
種族 | 嘘 |
能力 | ウソとホントを入れ替える程度の能力 |
二つ名 | 嘘八百鬼夜行 |
性格・特徴 | うそつき |
外見・服装 | 白地で正面に黒く「嘘」と書かれた前掛けと、 黒地で背中に白く「真」と書かれた後ろ前の前掛けを着用。 バナナの葉で作った腰巻を付け、先の尖った高下駄を 二足履いている。(足は前後に2本ずつ、4本生えている。) 普段は隠れているが、後ろ側にも腕が2本生えている。 後ろに顔もあるらしいが、見せた事は無い。 ザンバラ髪で、白黒斑状になっている。 眉毛は左片方しか無く、左目は普通で黒い瞳だが、 右目は白黒が反転している。 唇は左半分が黒く、右半分が白く塗られ、歯は右半分だけ 黒く塗られている。舌は左右2枚に裂けている。 |
毎年桜の咲く季節になると、どこからともなく現れ、いつの間にかいなくなる、
嘘と本当を入れ替える悪さをして、人をビックリさせるのが好きな悪戯妖怪。
悪戯妖怪と言っても、子供のような姿なら可愛げもあるが、中学生から
高校生程度の女の子の外見なので、相当に性質が悪く感じられる。
嘘と本当を入れ替えると言っても、某大妖怪のようにあらゆる事象に働きかける
ほどの神懸かり的なものではなく、精々彼女自身、もしくは彼女の周囲にある
嘘と本当を逆転させてしまう程度である。
と言っても、人間からすればかなりおっかない代物だが。
彼女の能力は、彼女より強い妖怪に働き掛ける事はできない。
なぜなら、相手の妖力が彼女の力を撥ね退けてしまうからだ。
さらに、彼女自身、あまり遠隔操作的な事が上手ではなく、むしろ
インファイター的な戦いを好むので、もっぱら自己暗示のような使い方をする。
彼女が吐く嘘は全て自覚的なものである。彼女自身がそれを嘘と感じていないと
嘘にならないし、本当のことを知らないと、嘘と入れ替える事ができないからだ。
能力発動時には、彼女にとっての嘘が本当に、本当が嘘となる。
それを利用して、危険回避のような事もでき、敵から一撃で即死となる程度の
攻撃を受ける瞬間に、攻撃を受けていない嘘の自分と、攻撃を受けた本当の自分を
入れ替える事で、ノーダメージにしてしまう事も可能である。
ただし、彼女の能力が格闘戦に特化した防御・回復的な用途に限られると思うのは
早計と言えるだろうし、油断大敵でもある。
彼女の手に触れるものに限り、彼女以外の物事の嘘と本当を入れ替える事など
造作も無いのだから。