五寸釘 ラスカル
| 名前 |
五寸釘 ラスカル(ごすんくぎ・らすかる) |
| 種族 |
玄狐 |
| 能力 |
何をしても罪に問われない程度の能力 |
| 二つ名 |
日食の無法狐 |
| 人間友好度 |
極めて低い |
| 危険度 |
極めて高い |
| 性格・特徴 |
傍若無人で極めて狡猾でケチ。遵法精神を持たず、全てを見下し、信じるものは金のみ。 |
| 外見・服装 |
漆黒の長髪と色白の肌、太い眉とデカイ目と鷲鼻と四角い顎を持ち、カリスマのある大柄な醜女。 |
解説
幕末に海の向こうからやってきた漆黒の毛を持つ大柄な妖狐。
幕府職制の駕籠頭が廃れ、駕籠舁(かごかき;駕籠を担ぐ者)の需要が無くなった事で、それまで駕籠を担いでいた人足達は人力車の車夫に転職したりした。
その一方で、駕籠を作る職人達は職にあぶれ、路頭に迷う事となる。
そんな中、外国の貴婦人の姿に化けた五寸釘は、老舗「弐参屋」に勤めていた駕籠職人と、雲助(くもすけ;無頼の駕籠担ぎ)を集め、馬車を製造し運行させる事で、タクシー会社のような企業へと生まれ変わらせ、建て直しに成功する。
しかし、運転手を低賃金で扱き使った上、会社で用意した食事を犬の餌呼ばわりし、贅沢三昧をしたり、横領した会社の金を株に注ぎ込んで裏で儲けたりと、やりたい放題だったため、会社幹部の密告により官憲に目を付けられ、逮捕・投獄されそうになった末、監視の目を潜り抜け、国外逃亡してしまう。
だが、当時のヨーロッパやオスマン・トルコでも悪事を重ねていたせいで、そこでも追われる身となり、金で買収した有力者に匿って貰いながら、再起の機会を伺っていた矢先、第一次世界大戦が勃発。
オスマン帝国が滅亡した事で逃げ場を失い、再び日本へ戻った所を待ち構えていた官憲に捕まりそうになるも、無我夢中で逃げた末、幻想郷に迷い込み、まんまと逃げおおせた。
と思ったのもつかの間、長生きしている間に重ねた罪の大きさのせいで、死神から狙われ、地獄の是非曲直庁へと連れて行かれ、とうとう裁かれる羽目になる。
が、そこからまた逃げ、幻想郷の迷いの竹林に身を潜めたり、紫が月に攻め込むのに乗じ、月への亡命を図ったり、地底へ逃げ込んだり、純狐が月を侵略したのに乗じて月へ行ったり、そこから地獄の女神がいる異界へ逃げたりと、金で協力者を募りながら、あちこちを転々としつつ、日本の官憲や地獄の是非曲直庁に対する悪口を書き連ねた声明文をばら撒いたりして、憂さ晴らしをしている。
スペルカード
- 正義「アイム・ジャスティス」
- 中世「ホステイジ・ジャスティス」
- 中興の祖「カンパニー・リストアラー」
- 孤独「アイミス・マイファミリー」
- 反逆「ヴィクティム・オブ・クーデター」
- 人権「ヒューマン・ライツ」
- 寂寥「アイミス・ママン」
- 金の鍵「ゴールデンキー・キャン・オープン・エニー・ドア(地獄の沙汰も金次第)」
最終更新:2024年08月25日 02:58