名前(仮) | 言杖 零無 (ことづえ れいな) |
二つ名 | 虚無の中心 半存在系少女 森の陰 |
年齢 | 不明 |
種族 | なし |
性別 | なし |
能力 | 何も無い(*1)程度の能力 変化しない程度の能力 |
危険度 | 極高 |
人間友好度 | 中(敵対することはほとんどない、人間を襲うことはなく会話も成り立つ) |
誰からも忘れられ、幻想入りをした元少女
17~8歳ほどの少女のような外見をしており、身長は169cm。
髪は肩あたりまで伸びる黒髪で、目の色は碧に近い。
もっぱらロングスカートのメイド服のような多機能型の質素な服を着ている。
格闘術ができ、低級妖怪となら肉弾戦だけで渡り合える。
年齢は不明。ついでに体重も不明だが、とても華奢な体つきであるため50kgもないと推測される。
本人曰く、名前はただ忘れてしまっただけらしい。
性格は非常に穏やかで、会話も当たり障りのないものとなる。基本的に敬語を使う。
しかし、自分と深く関わろうとする人間、妖怪、その他の生物に対して冷たく当たることがあり、自分と他人との距離を一定以上保とうとする傾向がある。
いつのタイミングで幻想入りしたのかは不明。人里離れた廃屋にいつの間にかいた。
廃屋はとても古い木造建築だが、零無によって小綺麗に保たれているため衛生上は問題ない。が、少し異質ではある。廃屋は灰をかぶったような色をしており、また、攻撃しても損傷を与えることができない。
これは「何も無い程度の能力」により色素の大部分が無くなったことと、「変化しない程度の能力」により分子の結びつきが変化しなくなったことが原因だと考えられる。
零無自身は能力を自由に使えるが、その場所で長く過ごしたり、危険を感じたりすると本人の意志に関係なく発動してしまったりするようである。
また、能力により零無は種族の分別や性別が無くなっており、さらに存在自体がきれいに半分無くなっている。容姿は変わらず、表皮も不変になっており、これは八雲紫の術や八意永琳の薬でも傷一つつけられない。もちろん、自分の攻撃でさえも。
また、ボイスサンプルにおいて零無が折った箒には不変作用は施されていなかったようである。
「ここには何も無い。無があるだけです」
「私の名前…? …忘れました。適当に呼んでください」
「私には何も無いんです。全て無くして、そのまま何も得ずに生きてきました。そしてこれからも何も得る気はないんです」
「確かに、これでは生きているとは言えないかもしれませんね。でも、存在する理由なんてどうでも良いんですよ。大事なのはそれが…、いえ、止めましょう。何も聞かなかったことに」
「…なぜ来るのですか? ここには何も無いと最初に言いましたよね? つまらないですよ。ここにいたって何も起こらないんですから」
「…っ、なぜ、なぜですか。 [零無が出したと思われる、箒の持ち手が折れる音] 友人になど…っ! …じゃあはっきり言いましょう。私は、これからずっと、何も得ずにここで過ごすんです。私にはこの廃屋以外に何も要りません。この他人と過ごす無意味な時間も要らないんです。…帰ってください」
*1 漢字で「無い」と書かれているものは能力の影響により無くなったもので、ひらがなで「ない」と書かれているものは能力が一切関係ないものです。