■仕事で役立つコマンド集
・show logging…異常ログ確認
・show ip interface brief…インタフェースの一覧を表示
StatusとProtocolのステータスを確認します。
down/down→ 物理層に問題があると思われます。(ケーブルorインタフェースor機器)
up/down → 物理層に問題は無く、データリンク層に問題があると思われます。(回線の状態を確認)
up/up → データリンク層(回線状態)まで正常。この状態でリンク異常が発生していたら、
ネットワーク層以上に問題があると思われます
BGPなどのプロトコルの状態確認,config確認を実施します
・show ip bgp summary…BGPの隣接状況を確認
Neighborにはピア関係にある機器のIPが表示されます
障害時はUp/Downの項目を参照します。→ここでNeighborとピアを張って何日になのかがわかります。
※例)Up/Downの項目が「00:00:40」になっていたら、40秒前にピアが切れてしまったことになります。
State/PfxRcdの項目にはBGP状態または受け取っているprefixの数が表示されます。
BGPが切れていたら、ここにはIdle,Connect,Active,OpenConfirmのいずれかの値が表示されます。
・show running-config…現在稼動中のconfigurationを表示
! Last configuration change at 02:10:05 JST Tue Jan 17 2006 by ***** …最後に設定を変更した時刻
! NVRAM config last updated at 02:10:06 JST Tue Jan 17 2006 by ***** …最後に設定をNVRAMに記録した時刻
現在稼動中の設定を表示します。
OSPF,BGPなどの設定、インタフェースの状態、アクセスリストの表示など多くの設定を確認できます。
設定を変更する時には必ずバックアップを取らなければいけません。
・show ip ospf neighbor…ospfの隣接状況を確認
Neighbor IDには隣接ルータOSPFID(普通はループバックIPアドレスです)
AddressにはOSPFneighbor(隣接関係)機器のIPアドレスが表示されます
障害時はStateを確認します
障害時にはStateがDown,INIT,EXSTART,EXCHANGE,LOADINGのいずれかの値が表示されます
※正常時
DR(代表ルータ)/BDR(バックアップ代表ルータ)ルータとのOSPFステータス
State=2WAY/DROTHER
DROTHER(DR,BDR以外)ルータとのOSPFステータス
・show ip route summary…経路情報の概要を表示
プロトコルごとにいくつのネットワーク、サブネットがあるか表示します。
詳細を確認する時は直接機器に入って
「show ip route 」で表示します。
絞り込みたい時は、コマンドの最後に「 | include キーワード(IPアドレスなど)」を追加して表示してください。
・show ntp associations…ntp のピア状況を確認
address欄にピア状態の機器IPアドレスを表示します。(*がNTP同期のための最も有効なアドレスです)
※*のアドレスと同期が取れなければ、+のアドレスと同期します
ref clockにはピアが参照しているアドレスを表示します
NTP同期がうまくいかなければ、reachの値が変動します(377で正常に受け取っている状態)
・show version…OS のバージョン情報等を表示
IOSのバージョンを確認したい時等に表示します
IOSのバージョンは最初の行になります
また、「xxxxx uptime is 11 weeks, 6 days, 9 hours, 54 minutes」というところで
ルータが起動してからどの位時間が経っているのか確認できます
・show env all…温度、電圧などを確認
Temperature readings: …ここで温度を確認
Voltage readings: …ここで電圧を確認
・show process cpu…CPU使用率を確認
各プロセスごとのCPU使用率を表示します(PIDがプロセスID)
5Sec,1Min,5Minの欄を確認します
・show process cpu his…MRTGチックにCPU使用率の履歴をグラフにしてくれる
・show tech-support…トラブルシューティング用の情報表示
・show idprom backplane…Cat6500系のSerial Noなど
・show power…FANや電源などのSerial Noなど
・show vlan…VLANの情報を表示
上部欄にはVLAN番号、VlAN名、ステータス、それぞれのVLANに属するportを表示します
次の欄にはVLANのタイプ(イーサネット、fddi等)、MTU等を表示します
・show vlan summary…VLAN のサマリーを表示
上から、存在するVLAN数、存在するVTP VLAN数、extended VLAN数
・show spanning-tree…spannig-treeの情報を表示
スパニングツリープロトコルが割り当てられているポートの状態を表示(ステータス、プライオリティ等)
・show spanning-tree summary…spanning-treeのサマリーを表示
VLANごとのspanning-treeの状態です
(Blocking,Listening,Learning,Forwarding)はspanning-treeの状態です
STP Active欄はspanning-treeがActiveなportです
・show spanning-tree detail…spanning-treeの詳細を表示
各VLANに属するspanning-tree Protocolが割り当てられているポートの詳細を表示します
ルートポート、パスコスト、ポートプライオリティ等が表示されます。
・terminal length <行数>…画面に表示する行数を指定
terminal length 0
とすれば改ページの確認入力待ちは表示されずに全て表示される。
show logやshow run等のログを取得する時に便利。
・clock set hh:mm:ss { month day | day month} year …時刻設定
例)2007年1月27日 11:22:33に設定する場合
clock set 11:22:33 27 Jan 2007
・show module…module情報の表示
・show inventory…物理目録の表示
・show ip bgp nei A.B.C.D advertised-routes…アドバタイズルートの表示
・show mac-address-table … 転送先MACアドレステーブルを表示
・"|" パイプ を用いたshow 出力の制御
例)include (省略して i のみでも有効) を用いてup 状態のインタフェースの情報のみ確認したい場合
#show ip int b | i up
例)section (省略して s のみでも有効) を用いて長いrunnig-config の中からルーティングの設定だけ見たい場合
#show run | sec router
最終更新:2011年06月17日 14:40