2010年度 前期 情報技術と社会 レポート
Webユーザビリティチェック
2. ユーザビリティチェック
2.1 サイト全体の構造
■情報の内容にふさわしい構造になっているか
■構造は浅すぎたり深すぎたりしないか
■サイト全体の構造をユーザは簡単に把握できるか
2.2 ナビゲーション
■長いページの場合、ページやセクションの先頭に簡単に戻るためのリンクがあるか
□求める情報にたどり着くための十分なリンクがあるか
N/A関連ある他のサイトなどに対して役に立つリンクが張られているか
■サイト全体の適切な目次があるか
■目次だけで必要な情報を見つけられるか
2.3 サイト内の検索
■キーワードによる検索が可能な場合、キーワードとして様々な表現が可能か
■検索結果の量についての情報提供はあるか(「検索結果は100件です」などの情報)
2.4 幅広いユーザへの対応
■テキスト(文字)情報だけしか参照できないブラウザからでも有用な情報が得られるか
■一般的なブラウザにはどれも対応しているか(Internet Explorer, Firefox)
■多言語対応できているか(日本語以外の言語で作成されたページがあるか)
2.5 デザイン
□サイト全体で視覚的な統一感があるか（画面レイアウト、ボタンの位置、タイトルのデザインとサイズなど）
■重要な情報は目立つ位置におかれているか
2.6 テキストフォーマット
■リスト(箇条書きの項目)は短く、かつ秩序ある順序に並んでいるか
■文字は小さすぎないか
■必要以上に多種類のフォント(字体)を使っていないか
2.7 グラフィック(画像等)
■グラフィックを多用しすぎていないか（視覚的簡潔さと読み込み時間への配慮）
■色は全体のバランスと見た目のシンプルさに配慮して選んであるか
■クリック可能なアイコンはそのことが容易に分かるか
2.8 ユーザの入力操作
N/A一貫した入力方法が用いられているか
N/Aテキストフィールド(文字入力用領域)のサイズについては、入力される文字の長さを十分考慮しているか
N/A分かりやすいエラーメッセージが提供されているか
2.9 その他
■サイトの責任者への連絡先が明示してあるか（電話番号、Ｅメールアドレスなど）
N/A最終更新日時や、更新の頻度についての情報が提供されているか
■必要な場合、FAQ(Frequently Asked Questions)のページが用意されているか
3. サイト改善への提案
サイト内検索機能はあるが、Googleとe-Govの両検索機能があり混乱を招くように思われる。
特にe-Govの検索機能は気象庁トップページから一旦サイトマップへとジャンプしてからでないと、
表示されないので改善の必要がある。可能であればどちらかに統一するか、
少なくともトップページからGoogleとe-Govの両方へアクセス出来るようにするべきである。
またe-Govを利用した場合フレームが上下に分かれ、
ネットブックなどの縦表示領域が少ないモニターを利用した場合検索画面が極めて狭くユーザビリティーに問題がある。
フレームを左右に分割する事、若しくは気象庁サイトへ戻るためのフレームをより狭くする事で改善出来ると思われる。
またトップページ中央に雨雲レーダーの画像があるが、この上に主要な情報ページへのリンクがある。
このリンクの内「レーダー」「気象警報・注意報」「天気予報」「アメダス」「衛星画像」
は画像形式のタブリンクが用意されているが、
「台風情報」「地震情報」「天気図」「週間天気予報」はテキストリンクが容易されている。
これはテキストか画像のどちらかに統一する事で利用者は直感的に操作出来るようになると思われる。
最後に気象庁のサイトは情報提供だけではなく、情報の利用方法まで解説が詳しくされている点で高く評価出来る。
しかし一般人が気象情報を得ようと思う場合はウェザーニュース(
http://weathernews.jp/)などのウェブサイトの方が
目的情報への到達が容易であると思う。
気象庁のウェブサイトでも「気象知識」「気象情報」「気象庁に関して」などとジャンルを明確に分割し、
別ドメインもしくはディレクトリーとして差別化をしたほうが閲覧者にとって分かり易いと思う。
（公的機関のウェブサイトという事で関連サイトへのリンクなどはN/Aとさせて頂きました。）
end
最終更新：2012年11月04日 18:32
