大いなる石壁(グレート・ウォール) 永続罠
自分の墓地に5枚以上の地属性モンスターが存在する場合、
自分フィールド上の地属性モンスターの戦闘によって発生する、
そのモンスターと自分への戦闘ダメージは0になる。
地属性モンスター以外の表側表示のモンスターが自分のフィールド、
または墓地に存在する時、このカードを破壊する。(ベネディクトオリジナル:9月)
徹底した属性統一を行わなければ満足に効果が発揮できないと、制限が強いカード。
しかしその価値は充分ある効果を持つ。
その効果は永続版『和睦の使者』といったところで、『大いなる石壁』の名に相応しいだけの働きを見せることだろう。
『ハイパーハンマーヘッド』や『伝説の柔術家』がバウンスし放題であり、相手のモンスターの展開を許さないような状況を作り上げることが出来る。
『賢者ケイローン』や『ドリルロイド』などもまた、場もちが良くなり、普段以上に活躍する。
モンスターさえいれば自分へのダメージを気にしなくて済むのもまた良い。
留意しておきたいのは、こちらが戦闘を介すことを利点としたモンスターを活かせるということは相手もまた戦闘を介した効果を利用することが出来るということ。
特に『古代の機械工兵』などによってこのカードを狙われるのは最悪である。
気をつけるべきは相手の『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』や『トーチゴーレム』など、こちらの場にモンスターを展開するカードや、『死のマジック・ボックス』や『強制転移』などコントロールを変更するカードだろう。
これらのカードでこのカードを破壊されて反撃の狼煙を上げられることもありうる。
勿論、他の永続カードと同じように、除去カードには出来る限りの注意をしなくてはならないだろう。
少し残念なのが、モンスターの場もちが良くなる代わりに『巨大ネズミ』・『素早いモモンガ』・『ダンディライオン』を筆頭とした、戦闘破壊を介すことで強力な効果を発揮する地属性モンスター群が使いづらくなることだろうか。
しかしそれもこのカードの発動の前後などで上手く使い分けるか、そもそも投入をあえてしない、などという形でも問題ないだろう。
最終更新:2008年10月18日 18:56