文学部
1998
大和物語 右馬の允藤原の千兼といふ人の妻には
1999
とはずがたり 尾張の国、熱田の社に
2000
増鏡
2001
堤中納言物語
2002
戴恩記
2003
榻鴫暁筆 中昔、片田舎に男ありけり。〜長明が書き置ける上は、うたがふべからずや。
2004
大和物語 下野国に男女住みわたりけり〜あからめもせで添ひにける
2005
伊勢物語82 むかし、惟喬の親王と申す親王おはしましけり〜宿かす人もあらじとぞ思ふ
2006
枕草子能因本奥書 枕草子は人ごとに持ちたれども〜若くていみじきにもよらざりけるとこそおぼゆれ
2007
うたたね そのころ心地例ならぬことありて〜結ぶともなきうたたねの夢
2008
平家物語・小宰相身投 すでに三とせになりぬれば〜おちざらめやは
2009
十訓抄 白河院の御時、天下に〜仰せ含められける
2010
堤中納言物語(思はぬ方にとまりする少将) 大納言の姫君、二人ものしたまひし〜いとらうたく児めきたり
2011
栄花物語 かくて四条の大納言殿は〜このごろはおはしましける
2012
都のつと 過ぎにし三月の十日余り〜身にしみわたる白河の関
2013
今鏡 大殿の伏見へおはしましけるも〜となむ詠み給ひける
2014
宿直物語 近き頃、加茂の社の歌の会に〜ひじりにておはすらめとぞ言ひける
2015
古本説話集 今は昔、女院、内裏へはじめて入らせおはしましけるに〜など申したまひける
2016
平家物語 高野に年ごろ知りたまへる聖あり〜高野の聖とぞ申しける
2017
発心集 中ごろ、朝夕帝に仕うまつる男ありけり〜いとめでたかりける心なるべし
2018
蜻蛉日記 はかなながら秋冬も過しつ。〜心細しと思ふにもおろかなり
2019
沙石集 御嵯峨法皇の、御熊野詣ありける時〜人申し侍りし
2020
狭衣物語 月も立ちぬれば、暑さのわりなき頃は〜涙のほろほろとこぼるるを、あやしと思す。
2021
八雲御抄 歌を詠むこと、心のおこる所なり〜かのたぐひこれにかぎらずおほし。
2022
大和物語 深草の帝と申しける御時、良少将といふ人、いみじき時にてありける。〜いづくにあらむといふこと、さらにえ知らず。
2023
都のつと 明くれば、遠き野辺を過ぐるとて、その野の名を問へば、「これなむ走井」と言ふ。〜もしこの里の名によりてもやよみけむと、はじめて思ひあはせられはべり。
2024
鴉鷺物語 真玄、身の程もなくうちそろぞいて〜その後も玉梓たびたびなり。
文学部以外
1998 唐木順三「日本人の心の歴史」
1999 鈴木一雄「たったひとりの世の中」(讚岐典侍日記)
2000 渡辺実「大鏡の人々」
2001
平家物語
2002
閑田文草
2003
北辺随筆 あがりての世には、人のこゑ五十ありけらし〜よくしらずばあるべからず。
2004
琴後集 暮れぬれば河づらに向かひ居て〜川波の音のみ高う澄みわたりぬ
2005
毘沙門の本地 やうやう近づき見給へば、金銀の築地を築き、〜太子、恨みの涙を流し給ふ。
2006
南畝莠言 檜垣の嫗の歌、そのことを合はせて〜書きさして止みつ。
2007
百人一首一夕話 兼家公の忍びて通ひ給ひし程の歌などを書き集めて〜
蜻蛉日記を見れば翌朝の贈答なり
2008
伊曾保物語 ある商人、サンにおゐて、三貫目の銀子を落とすによつて〜人々感じ給ひけり。
2009
俊頼髓腦 潮みてばいりぬる磯の草なれや〜詠めるは、めでたくこそ聞ゆれ。
2010
宇治拾遺物語 天竺に留志長者とて〜かく構へさせ給ひけるこそめでたけれ
2011
帰家日記 宿の女房すきものにて
2012
ささやき竹 人知れず思ひそめし事なれば
2013
今物語 嘉祥寺僧都海恵といひける人の
2014
今昔物語集 震旦の魯州に兄弟二人の人ありけり
2015
小島のすさみ 老蘇の杜といふ所は
2016
庚子道の記 宇津の山越えに〜さのみは人の焼かずもあらなん
2017
浜松中納言物語 内裏よりしきりに召しあれば〜下り給ふままに舞踏し給ふ
2018
和泉式部日記 宮も、言ふかひならず〜あまとこそなれ」と聞こえさせつ。
2019
増鏡 そののち、御孫の春宮行啓あり〜涙そへてやなほくもるらん
2020
発心集 中ごろ、奈良に聖梵入寺〜本意なく思し召すなるべし
2021
紫式部日記 見どころもなき古里の木立を見るにも〜つがひし鴛鴦ぞ夜半に恋しき
2022
橘南谿『西遊記』 この国の海中に鐘あり。〜永く海底の物とはなれり。
2023
中村秋香「秋香歌かたり」 松尾桃青が、馬に寝て残夢月遠し茶の烟の句は、〜穂積夫人いはれき。共に面白きはなしなり。
https://dl.ndl.go.jp/pid/872765/1/99
2024
古今著聞集 鳥羽法皇の女房に〜これらのたぐひにや侍らん。
1990
松尾芭蕉「銀河の序」、良寛の和歌四首を含む亀井勝一郎「美貌の皇后」
1979 古文なし
1978 小西甚一「『道』——中世の理念」
古来風体抄を含む
1978 藤岡作太郎「
平家物語」 祇園精舎の鐘の声〜蛇足を加へんとするなり。(中略)その一門が源氏を破りて〜これが為なり。
1978 中村真一郎「雲のゆき来」
1978文系のみ
大和物語 みかど、おりゐ給ひてまたの年の秋、〜後までさぶらひけり。
1977 幸田露伴日記 又道の右手のはるかに遠くに家一二軒見ゆるあたりを岩倉谷といひて〜一ト休みの間に古今の生活の変をおもひめぐらしぬ。
1977文系のみ
徒然草41段 車の前に雑人立ちへだてて見えざりしかば、〜呼び入れ侍りにき。
1976 樋口一葉「大つごもり」 井戸は車にて綱の長さ十二尋、勝手は北向きにて〜遂に粗相をせぬやうに成りぬ。
1976文系のみ 長明
無名抄 雨の降りける日、ある人のもとに、思ふどち、さし集まりて〜「ますほのすすき」といふは、俊頼朝臣の歌によもて侍り。
1975
十訓抄 第一可定心操振舞事五十七 我、その能ありと思ふとも、〜かやうの事は、よくいたれる人のすべきなり。
1975文系のみ
花鏡奥段 初心忘るべからずとは、〜さるほどに若人は、今の初心を忘るべからず。
1974
秋里籬島「東海道名所図会」
1974文系のみ
枕草子 二五一段(三卷本)
1973
謡曲「鉢木」 「地〽捨て人のための鉢の木〜よく寄りてあたり給へや」
1973文系のみ
大鏡第三巻 右大臣師輔 「このおとどの第一の御むすめ、〜とどめさぶらひなむ。」
1972
今昔物語集巻28「木寺の基僧、……」 今は昔、一条の摂政殿の住みたまひける桃園は〜かく物いひなむ、をかしかりける、となむ、語り伝へたるとや。
1972文学部 山岡元隣「他が身の上」 ある山寺の小僧なくなく旦那の方へ来たり、〜あつかひなどせん者は、両方をよく聞かではかなひがたかるべきか。
1971
平家物語 「やうやう秋もなかばになりゆけば、〜御所ぢうの女房達、みな袖をぞぬらされける。」(花田清輝「古典と現代」と合わせて)
1971文系のみ 「声かれて猿の歯白し峰の月 其角」「塩鯛の歯茎も寒し魚の店 芭蕉」に関する
「あかざうし」其角「句兄弟」支考「十論為弁抄」の文章
1970
十訓抄 楊梅大納言顕雅卿は、わかくより〜まさりてをかしかりけり。
1970
雨月物語 菊花の約 きのふけふ咲きぬると見し〜あやしと見れば赤穴宗右衛門なり。 (佐藤春夫「上田秋成」とともに)
1969
去来抄 夕ぐれは鐘をちからや寺の秋 風国〜本意を失ふ事はあらじ。
1969
かげろふ日記 それよりのちも二たびばかり文ものして、〜この事に口入れたる人乗せて、やりつ。 (堀辰雄「ほととぎす」と対応させて出題)
1968
折たく柴の記 「かかりしかば、わがふたたび仕へにしたがふべき望みは絶えぬ。〜母のたちまちにわづらひいだしたまひ、つひにうせたまひたりき。」
1968文系のみ
古今著聞集巻十九 後堀河院御位の頃、頭中将宣経朝臣以下職事どもまゐりて〜おもはへていへりけるなるべし
1967
更級日記 「継母なりし人は、〜なほたのめ梅の立ち枝はちぎりおかぬ思ひのほかの人もとふなり」
1967文系のみ
枕草子 大系九三段 「淑景舎などわたりたまひて御物語のついでに、〜いなかへじといふ御笛のさぶらふなり。」
1964
十訓抄 藤原惟規は世のすきものなり。〜いかにあはれにかなしかりけん。
1964
太平記巻十二 大内裏造営事 同ジキ年ノ三月二十六日ニ、延喜ノ帝
1964乙
無名抄 ある人いはく、ある歌合に、五月雨の唄に〜僻難と思へるは、よくこの道に暗きなり。
1963
堤中納言物語 蝶めづる姫君の住み給ふかたはらに、〜いとど心地なむ惑ひける。
1963
太宰春台「聖学問答」 凡そ人の惑ひやすき者は、鬼神なり。〜実は行ひやすきなり。
1962
宇治拾遺物語
1962
益軒十訓
1962
増鏡
1961
更級日記
1961
六百番歌合
1960
無名草子
1960
吉野拾遺 兼好法師、玉津島に〜
最終更新:2024年05月25日 15:16