話題になった作品解説

発表当時スレを祭り状態にした作品たちです。今でも話題になるので必読。
スレではこれらを糞話などと呼んでいます。


2004年度以前の解説
【ハムスター(の巻)】(123巻-2「檸檬が泣いた日…の巻」)
話の内容はレモンの通ってる幼稚園で飼っていたハム太郎がわけわからねぇ消防だか
厨房だかに虐殺されてみんな悲しいよね!っていう、はやりの少年犯罪について秋本の
糞アルツが偉そうにナンの中身もないことを語って読者の失笑と嘲笑をうけたなんとも
美しいお話である。こち亀スレ内では一番の糞話という意見もみかける。


【ひねったウンコ】(130巻-3「ギャグで世の中明るくの巻」)
1 部長と署長が若い奴らにギャグを言えって言われて、最後に部長と署長が壊れる話。
また糞婦警シリーズとはまた違った近年のこち亀の糞化を象徴している話でもある。
2 両津勘吉を抑えられる唯一の人物、真面目と実直の権化である大原大次郎巡査部長が
発したギャグ。オールドファンがどのような反応を示したかは皆さんの想像に任せよう。
こち亀スレで最悪話の話題になると、必ずこの台詞が出た回が挙げられる。
キャラの壊しっぷりもここまで来ると・・・


【ピンクの戦車】(132巻-8「最強のキャンピングカーの巻」)
糞腐警が両津たちに戦車をピンクに塗らせるという話。
DQNな糞腐警がかなりムカつき、昔の両津は一体どこに?と思わせる内容であるだろう。
こち亀スレ2002年ベストオブ糞話の一つである。


【MD買って】(136巻-6「戦え!バーチャル両さん!!の巻」少年ジャンプ2003年18号掲載)
ネットゲームの話だが、そのストーリーがデタラメなこともさながら、壊れた両津が
意味もなく派出所の床を大回転しながら中川と麗子に「MD買って~」とおねだりする。
あまりの脈絡のなさに「アトリエびーだまがMD購入費用を経費で落としたいがために
挿入したシーンだろう」との声多数。ジャンプ本誌では一週おいてメロンサッカーの回
だったが、単行本では「MD買って」の直後に「メロンサッカー」が載っているので、
続けて読むと激しく不快になること請け合い。


【メロンサッカー】(136巻-7「恐怖のイチゴ狩り!!の巻」)
2003年度の糞亀オブザイヤーグランプリに輝いた栄誉ある糞話。
両津がハウスのイチゴを実だけでなく苗までも食べつくしたり、農園で手塩にかけて
育てているメロンで、「食べ物でこんな風に遊んではいかんぞぉ」などと叫びながら
サッカーをするなど、激しく不条理な行為がつづく上、自暴自棄になった農園主から
大金をせしめた挙句、その農園を倒産させてしまうという後味の悪い話である。
いわゆる 「因果応報オチ」 ではないため、両津の行動に対する不快感を
消化(昇華)できないことが、非の無い零細弱小企業を倒産させてしまう後味の悪さを
さらに際立たせている。さらに、あまりにデッサンが狂い正視に耐えない扉絵など、
もはや「キチ亀」としか言いようの無い出来に、前々号の「MD買って」の悪夢から
覚めやらないスレ住人も呆れていた。
さらに何の因果かアニメにもなったが、こちらは両さんが結局くたびれもうけで、
ライオンに噛まれるオチになっている。


【冥曲の調】または【ほほほほほほ】(139巻-8「C級ソングでドレミファソ!の巻」)
旧作の劣化コピーの集大成で、ほとんどが筋肉アシ任せの絵。
冒頭から麗子が両津のくだらない歌に「ほほほほほほ」と下品な爆笑を繰り広げる。
前半は懐古的歌ネタなのか(その歌も「ひねったうんこ」並みの低レベルギャグで
見るに耐えない)と思いきや、突如何の脈絡もなく選手権ものに。
当初の設定が 『放送禁止ソング』 のはずなのに、番組がなぜか 『ゴールデンに進出』
したり、「うお」「おお」などの糞擬音を連発。
しかもコマの欄外が全て意味もなくトーン貼りになっている点など、まさに伝説に残る糞話。

この糞話が載ったジャンプの発売日に『ゴルゴ13』の作者、さいとう・たかを氏が
秋の叙勲で紫綬褒章を授章したニュースが飛びこみ、
秋本の現在の終わりっぷりを明確に示す一作となった。さいとう氏が受賞時に、
「最近の若手の作品について「私生活を扱ったものが多く娯楽性が失われている。
今回の受賞が、綿密な調査をした上での娯楽性という“劇画の原点”を
見直す契機になってくれればうれしい」 とコメントしたが、それがベテラン作家で
あるはずの秋本の現在の姿にそのまま当てはまるのは皮肉としか言いようがない。


【うさぎ署】(140巻-8「新年、新築、新気分!の巻」)
老朽化した葛飾署の建て直しをすることになり、世界的に有名な建築デザイナーに
デザインを依頼するが、例によって両さんの手違いで完成模型とレモンの幼稚園の
宿題とが入れ替わってしまう。うさぎの形の紙粘土工作に忠実な葛飾署が完成するが
斬新だ!とのマスコミの反応にデザイナーもノリで自分の意図だと言ってしまい
明るみに出ず。以降しばらく葛飾署はうさぎ形になったが、
143-7「うさぎが跳んでいった日の巻」(週刊少年ジャンプ2004年35号掲載)で元に戻された。


【パンおいしいねん】(143巻-3「大阪の一番熱い日!!の巻」週刊少年ジャンプ2004年30号掲載)
デッサンの狂った新糞キャラ、御堂春がメインで活躍、一方で両津は存在感の薄い金魚の糞と
化した大阪出向編の中でも特に危険な一本。主な内容は、逃走する強盗グループをミニパトや
気球で無茶な追跡をするというアクションもので、中川の会社の新ビル爆破予告事件なども
同時進行しており、舞台が目まぐるしく変わる構成はスピード感があったと言うと聞こえが良いが
実際は作者が一人で暴走し(ヤク中?)、読者は置いてきぼりという感が強かった。

また、嫌味な程ベタな関西描写が目に付き、登場人物は軒並みピントのズレた関西弁を連発。
しまいには「パンおいしいねん!」などという珠玉の糞台詞が飛び出したりと、もう無茶苦茶。
誤り&古臭いステロタイプのイメージで描かれた大阪ネタは面白味のかけらも無く
「作者は一体大阪に何を取材しに行ったんだ?」という疑問が多く投げかけられた。
弟達とパンとトースターの縮尺の狂いや、オチの自社ビルを壊されて自我崩壊した中川
の、どおくまんダンスもダメ押しし、2004年度糞亀オブザイヤーを受賞。



2005年度解説
【東西漫才】(146巻-2「大阪の笑いは厳しいで~の巻」週刊少年ジャンプ2005年7号掲載)
御堂春から新年会に誘われた中川に無理やりついて行った両津が、なぜか新年会で漫才をやらされることになる。
両津が考える漫才(若手芸人のパクリのみ)は通天閣署員の前ではことごとくすべり、
御堂春ら大阪人の漫才はすごく自然で面白いとの評価。
最後に仕方なく春が両津に力を貸し、
通天閣署長らが「おもろいで東西漫才」「気の合う二人やな」でめでたしめでたし。
登場するネタの全てが激しい糞臭を漂わせており(漫才というよりただの駄洒落のオンパレード)、
ラストの両津「警察官漫才が楽しいから帰らんぞ」のセリフには、秋本の大阪・春に対する執着心が表れている。
数週間見せていた復活の兆しから一転し、スレは元通りの「ダメポ」ムード満載。一方、糞マニアを喜ばせた一作。


【大人子供バトル】(148巻-5「大人子供バトルの巻」週刊少年ジャンプ2005年29号掲載)
両津が録画していたアニメを消されて泣き叫んでいるのを檸檬に「子供っぽい」と言われたというエピソードから、
派出所内で「大人とは?」「子供とは?」という議論が起こる。
子供=両津、大人=中川という構図を軸に話は進むが、糞婦警話と同様の過剰な両津叩きが頻出する。
途中で「金持ち・貧乏論」「エロ親父論」「男性・女性論」と話がコロコロすりかわり、
オチは野球帽・ランニング・半ズボンという子供っぽいクールビズ(?)は両津が一番似合うという、
唐突かつ意味不明なオチで、結局作者は何が言いたいのかさっぱりわからない。
中川・麗子のイヤミキャラ、数々の糞顔、アニヲタの主張等糞要素が盛りだくさんで、久々にスレに「くそらぁ!」がこだました一作。


【どんな貧しくても人間(ry】(148巻-7「銭がすべてやあらへんで!の巻」週刊少年ジャンプ2005年31号掲載)
前週で特に理由もなく中川について大阪に来た両津が、
特に理由もなくハルら通天閣署員が闇金業者に対するガサ入れとその後のドンパチに巻き込まれる話。
のっけからハルの相棒のメガネ女が、メガネを取ると実は美人という無意味な糞設定で秋本組のオナニー全開。
さらにわざとらしく朝食にパンが出てくるところから、「パンおいしいねん!」フリークを虜にする。
途中の業者とのドンパチはフツーにこち亀にありがちな展開だが(しかし両津はタダの金魚の糞)、
オチのハルのセリフ「どんな貧しくても人間・・・こんな紙(お金)に負けたらあかんで!」 で糞度が爆発!
わざわざ書体を変えてシリアス感を出すという意図が見事に外れ、読者の失笑を買う。
そこから小コマオチにつながるというコンボも炸裂し、2005年度最高の糞という声も高い一作。


【弓寿司祇園祭】(149巻-1・2・3「京都祇園祭旋風の巻(前編・後編)」「祇園祭始末記」週刊少年ジャンプ2005年32・33・34号掲載)
大阪編が終わってスレ住人はホッとするどころか、舞台を京都に移した新たな糞シリーズが始まり落胆&失望。
いきなり早矢と纏の長刀勝負が4ページにもわたって無意味に繰り広げられ(しかもギャラリーの糞台詞乱発)、
奇顔エロ目早矢、早矢萌えの妄想エロ部長、憂鬱のラブサイン妄想、
さらには心底どうでもいい電極+とレモンの餓鬼同士の恋物語(?)、と疾風怒涛の糞嵐。
大阪編のような侮辱ネタこそ影を潜めたものの、早矢が馬に乗って登場する等中途半端な京都描写。
明らかに全体的にネームを詰め込みすぎで、しかもその一つ一つが全て糞。そして糞絵も多発。
さらに34号では、最後6ページの変なコマ割に非難轟々、
とどめはラストの"GION-MATSURI SHIMATSU-KI THE・END”(原文ママ)。
連載(・∀・)ヤメロ!の声が一段と高まったシリーズ。



2006年度
【制服フェチコン】(立ち上がれ!!そして番をしろ!!の巻)
グランプリ

2007年度
【どちらかと言うとBLよ!】(年末大掃除隊の巻)
グランプリ

【和洋折衷】(京都聖夜の巻)
【横領部長】(貯金王両さんの巻)
【10月掲載手抜き夏祭り】(夏祭りの夜の巻)
【神の子レモン】(檸檬と部長の巻)

2008年度
【売上寄付カコイイ】(美食の都市 東京の巻)
グランプリ

【地球温暖化のせいです】(いいわけ両さんの巻)

2009年度
【SagaX白人観光ツアー】(東京山手下町ガイドの巻)
グランプリ

【凄苦残念】(「改名くんの巻」)

2010年度
【大阪駅でん】(正月大阪駅でんの巻)
グランプリ

【読者が笑ってないぞ】(笑い薬飲みなさいの巻)

2011年度
【アキバ超能力決戦】(纏の巫女修行の巻・後編)
グランプリ

【関西系パンダエイリアン】(白と黒の訪問者の巻)
【宇宙海賊王】(自給2万円のバイトⅡの巻)

2012年度
【韓流ゴリ推し】(亀有アフリカ村の巻)
グランプリ

2013年度
【2歳児レモン】(学びの時代の巻)
グランプリ

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最終更新:2025年02月28日 22:42
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