読者投稿 |
作者返信 |
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こんばんは、数札様!ストーリー上、一区切りつくとテンションが上がりますね。押さえるところだけしっかり押さえておけば道中はわりと自由に書けるので、とても気が楽です。そこで、あえてストーリーをぶん投げてコンクリートジャングル編に突入する手もあったのですが、確実に夢オチなのでやめました。「喜べ男子ぃ~転校生だ!」みたいなね。いや、八割がた本気で書こうかと思ったんですけど、おもな登場人物どもが、「なにこれ?」「夢オチじゃね?」とか平気でやらかしそうなので……。馬肥ゆる秋、いかがお過ごしでしょうか、お便りのコーナーの新パターンを模索中のゴールデンバービーたぴ岡です。バービーが新しい。 さて、とうとう旅シリーズの大まかな構造が決まりました。じつは精霊の代理戦争だったんだよ!な、なんだってー!?魔物たちの共通認識が先に立ってるので、少しわかりにくいお話だったかもしれません。歩くひとがぶっちゃけた時点でだいたいの方向性は決まっていたので、それに沿ったお話の流れをライフワークのひとたちが作ってくれたのですね。オリジナルに取って代わるつもりだったので、当然と言えば当然ですが……。魔物たちには魔物たちなりの目的があって、自分たちが何をするべきか理解した上で動いてくれるので、たぶん矛盾はない……かな?あとは勇者さんに現地に飛んでもらって、粗探しをしてもらえば完璧……主人公はそこらへんを勝手にうろついていればいい……たぴ岡に死角なし!とはいえ、しょせん作者が一人で考えたことですからね……何かおかしな点があったら教えて下さいまし。致命的な矛盾が生じていたら、そのときは謝ることしかできないのですがっ……! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ピリピリ様!一説によると人間を大別した場合SとMに分かれるらしいですが、そもそもSとMの他に明確な区分が設けられてないですからね。選択肢を与えて視野を狭めるという手口らしいです。本当はどっちでもないんだけど……という人はけっこう多いんじゃないでしょうか。わたくしはMですが。痛いのが好きとかじゃないんですけど、雁字搦めになってないとだめなんですよ。ちょっと無理をしてるくらいがちょうどいい。ゆとりある日々なんて過ごしたら、際限なく堕落しますね。その自信があります。でも鞭はかんべん。の、たぴ岡です!ゴールデンレトリバー!(犬種)大型犬は良いですね……。ゴールデンレトリバーは中型犬らしいですが……。中型、大型に限らず、長い長い歴史をずっと一緒に歩んできたパートナーですから。忠義には報いるものがなくては。でも、ぬこ可愛いよぬこ……大いに悩む。猫派か犬派か……いま人類は大きな岐路に立っている……そう感じます。犬は群れで生きる動物だから、家庭内で順列をつけると言うけど……人間は明らかに別種なのだが……そのへんはどう処理してるんだろうか……?うちは犬と猫、両方とも飼ってるんですけど、猫は明らかに犬を迷惑に感じてるんですよね……犬のほうは遊び相手というか、妹分として接しているような……なんとなく猫が危なくなったら駆けつけそうではある。いや、よくわからん……。途轍もなく脊髄反射で生きてるような気もする……。 まあ、うちの這い寄る混沌はさておき……勇者さんドSの巻きでござるよ、にんにん。いやいや、わたくしとしましては理に叶った訓練だと思うのですよ。漫画とかでもよく乗馬をはじめたばかりの人は足と腰が痛くなるというエピソードをちらちらと見かけます。検索の仕方が悪いのか、どうしてそうなるのかがわからなくて……仕方ないので自分なりに考えてみました。最初は、ふだん使わない筋肉を使う(内もも?)からではないかと考えたのですが、一ヶ月もすれば痛くなくなるらしいので、たぶん単純に筋肉量が不足しているということではないのでしょう。むしろ緊張して余計な力が入ってるから、ふだん使わない筋肉を、その必要もないのに使っているというのが大きいのではないでしょうか。筋肉というのは大変に適応力が優れているらしく、慣れてくると最適な力の配分を無意識にやってくれるそうです。乗馬の回数をこなしているうちに、経験則で柔軟な筋肉の使い方を身体で覚えていくのではないかな、と。だから緊張状態をしいた上で落っこちないように踏ん張らせるというのは、そう悪くない案のような……気もします。なんだかんだで子狸は貴重な戦力なので、乗馬の訓練を課すなら航海中のいましかないんですよね……。注釈でもちらっと触れましたが、しいて(略)世界の人類の主戦力は騎馬なのです。機動力をお馬さんに託して、重装備で守備を固め、魔法で中、遠距離から狙撃をするというのが、騎士の本領なのですね。騎士たちは本職の軍人ですから、つまりそれが人間がとりうる最良の戦い方ということです。徒歩とは比較にならないほど魔法の使い方がハードになるので、二番目の街では屋内戦、港町では市街戦と戦場を限定して基本的な魔法の使い方を書いてきました。平民で、実家がパン屋、しかも騎士志望でもない子狸がお馬さんを乗りこなせるのは不自然です。だから魔物たちは子狸に乗馬の技術を仕込みませんでした。乗馬もできないようではこの先は通用しないと、勇者さんはそう考えたようですね。 そして何やら尋問されている様子の小人さんたち。さあ、お待ちかねの拷問タイムだ!……とはならないのですが……メイドさんが鬼のひとたちから聞き出そうとしていること、鬼のひとたちの真の目的に関しては、のちほど明らかになります。いや、まあ、バレバレだとは思いますが……。お気遣い痛み入ります……! お便りありがとうございました!それでは! |
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誤植だと信じてます。こんばんは、あかさたな様!おっと、子狸の一人称ですか……それはさすがに書くのがしんどそうですね(笑)。具体的には……たぶん接頭語が機能しなくなるでしょう。つまり、とか、だから、とか言っといてぜんぜんべつのこと考えてそうですね。語彙も少ないし、根っから負けず嫌いなので、自分の間違いを認めようともしないんだろうなぁ……。シリアスな話、子狸から見た世界は理不尽に満ちてます。人間の友達ができなかったのも当然で、本人に自覚はないのですが、子狸は人間が嫌いなのですね。それは潜在的なもので、まったく表には出てこないし、周囲の人間には恵まれていたから、魔物たちが「人間はだめだ」的なことを言うと、激しく反発もする。本当なら、そこのところを乗り越えてから管理人の座を引き継ぐのがバウマフ家の正しい在り方なのですが、子狸の場合は無理でした。理想を言えば、魔物たちは二、三年後に今回の旅シリーズをスタートさせたかった、という内部設定があって、だから王都襲撃以前の子狸年表には三年ほどのぶれがあります。子狸にとって勇者さんの存在が大きいというのも、魔物たちから伝え聞いた勇者……とくに先々代と先代の勇者が魔物たちと歩み寄ろうとした人物だったからです。だから勇者さんも……と子狸は心のどこかで激しく期待しているわけですが、はたしてそう上手く行くでしょうか。子狸の言う「立派な勇者」と人間たちが思い描く「立派な勇者」は別物なのですね。いまの勇者さんは、そのどちらでもありません。王都のひとが言う「本当の意味での勇者」というのは……どちらなのでしょうか……これはアタシのマネージャーが実際に体験した話なんですけどね……おっと、話の流れで怪談に突入しかけましたよ、危ない危ない。ほっと胸を撫で下ろした、そこのあなた!ココロのスキマ、お埋めします……ドーン!ああ、久しぶりにどどんぱちをやりたくなってきた……。そうそう、シューティングつながりで打ち明けますが…… わたくしは対地レーザー使いです…… お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、桜花様!前回は長々とごめんなさい。お便りのコーナーで登場人物一覧とか……ここだけの話、かなり楽しかったです。同士たちならわかってくれると信じてるのですが、登場人物紹介って作中では自重してる中二心をいたく刺激するんですよね。……信じられるか?あれ……ぜんぶそらで書いたんだぜ……コピペみたいだろ……?読者の方と作者の温度差をまざまざと見せつけた結果でしたね。そういえば没案の一つではありますが、作中で感情と記憶の関係を書こうとしたこともありました。わたくしが思うに、記憶というのは入力と出力がワンセットになっていて、ある状況に対して何を思ったかというのが記憶なんじゃないかと。つまり酷似した印象の出来事は、記憶の中で同じフォルダに入るわけですね。アリア家の人間は感情を制御できますから、大事な記憶は忘れないようコントロールできる……という話だったのですが、不要な設定だと思ったのでカットしました。たぴ岡カッター! さて、子狸は何気に泳ぎが達者です。運動神経は良くないようなのですが、魔物たちに鍛えられたおかげで人並みにはこなせるのですね。教えることが多すぎる、お屋形さまの血を引いてるんだから大丈夫だろうという油断から、スポーツ万能というほどではありませんが、等身の低い小さな子供ならともかく、何もないところで転ぶようなドジッ子は実在しないとたぴ岡は考えてます。そして実在しないからこそイイのだとも。フォームを少しいじっただけで、かなりタイムが縮んだという話もありますし、正しいトレーニングさえ積めば体育の時間で活躍することくらいはできるであろう……たぶん。だから子狸はそこそこ足が速い。少なくとも勇者さんよりは速い。ただ……作中でもしつこいくらい書いていますが、戦闘で重要な要素は、もちろん経験と……そしてスタミナだと思ってます。瞬発力も大事ではありますが、経験に勝るとは思えません。勇者さんの、というよりアリア家の剣術は、自分の肉体を支配下に置いて無裡から力を引き出す性質のものですから、体力の消耗が激しい。本人も自覚しているので、常に短期決戦を心がけてます。その点、子狸の持久力は同年代の平均を大きく上回ってます。倉庫さえ脱出できていたら、案外うまく逃げ切ったかもしれませんね。問題は、羽のひとをどうやって振りきるか、なのですが。子狸包囲網に死角はなかった……。 勇者さんはスパルタですから、訓練が終わったあと子狸はお馬さんたちに泣きついたことでしょう。子狸はお馬さんたちのお世話を率先して買って出ていて、そうした面を勇者さんは高く評価しているわけですが、そのことが港町では結果的に勇者さんの身を危うくもしました。黒雲号は勇者さんをあるじと認めていて、とても忠実なのですが、子狸の危機に動揺してしまったのですね。ヒロインか。や、ヤムチャー! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、惟猫様!ゴールデンだぜ!たぴ岡だぜ!(模索中)ご質問ありがとうございます!子狸は生後何年なのか……じつは考えてません。えへ。絵を書く必要がないので、明確に身長とか体重を考えてもあんまり意味ないですし、ただあんまり発育はよろしくないようですね。遺伝的に母方の血が濃いというのと、夜更かししすぎです。適正な時間に睡眠をとらないと背は伸びにくいそうですから……。子狸に教えること、教えておかなければならないことが多すぎて、魔物たちはそこまで配慮することができませんでした。作中ではさらっと流しましたが、バウマフ家というのは何人かの勇者の血を引く一族です。なぜか勇者はバウマフ家の人間と馬が合うことが多く、旅シリーズに同行したバウマフさんちのひとが女の子の場合は例外なく婿入りしてくるのですね。過去の勇者は魔物たちの厳しい審査をパスした人物ですから、結果的に婿探ししたようなものです。バウマフさんちのひとが男性だった場合でも、旅シリーズが終わったあと無二の友人として生涯を共にするのが通例で、連合国にあるバウマフ本家(農家)の向こう三軒は勇者の末裔です。異様な勇者率。勇者の多くは魔法使いとして優秀な人物なので、子狸がお屋形さまとちっとも似てないというのは、子狸が魔法使いとして最底辺の素質しか持ち合わせていないということと通じます。才能という才能を持たず、面差しが開祖の嫁と似ているという我が子に、お屋形さまは運命を感じたようです。「あー」とか「うー」とか無邪気に言ってる子狸を腕に抱き、管理人としての最後の仕事、王都襲撃を決意したのが子狸生後0~3歳の頃の話です。そのへんの年表があいまいなのですよ。勇者さんは子狸よりも一つ年下という設定なので、あいまいな子狸年表に引っ張られて年齢不詳になってます。さらに学校の入学年齢と卒業年齢もあいまいになってます。べつに学園物語ではないので、まあいいか……と。「少年」とか「少女」という言葉から連想するイメージは人それぞれだと思うので、子狸と勇者さんの年齢は読者様のご想像に委ねてます。容姿に関しても同様ですね。演出上、必要と思われる部分は書いてますが、魔物たちから見れば人間の容貌は目鼻口の配置が違うという程度の認識なので、ことさらに容姿について触れません。自分の外見には大層こだわるのですけどね。「どうだい……おれのボディ、他の連中とはつやが違うだろ?」みたいな。 まあ……つまり今回の旅シリーズは、かなり根深く仕組まれたもので、本当なら王国暦1005年あたりにスタートするのがベストだと魔物たちは考えていました。あと三年もあれば子狸を完全に仕上げることができそうだったからです。あらすじと作中で王国暦1002年と明記しているのはそのためで、年号の表記に嘘はないという証拠になってます。子狸の身の安全を考えるなら未熟なまま出荷するのはありえませんから、何かしらの事情でスケジュールを前倒しにせざるを得なかったということです。しいて(略)は少年と少女の物語なので、なぜ「少年」と「少女」なのか、肉体的に成熟したおじさまたちの物語ではいけないのかと考えたとき、そのバックボーンを考えておく必要がありました。でも、よく考えたらべつに理屈はいらなくないかと思ったので、余計な設定をひとまとめにして押し入れの奥にそっと仕舞い込んだのですが……たぶん作者の中でもうイメージが固定してたからでしょうね、作中の舞台は王国暦1002年ですし、子狸の年齢はあいまいになってます。このへんの事情は作中では話題にさえならない予定でしたが……どうやらそうも行かないようで……物語の終盤には明らかになると思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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アーマードおはようございます、末摘花様!勇者さんの乗馬教室、はじまるよ~!いやぁ、東方プロジェクトの曲は良いですな。原曲だとチルノのBGMがいちばん好きかもしれない。情景が伝わってくるようで。じつは東方プロジェクトにはあまり詳しくなくて、せいぜい知っているのは、おれの右手が輝き叫ぶくらいでしょうか。弾幕シューティングがあんまり得意じゃないんですよね。というかゲーム自体もう何年もやってません。十代の頃はこれほど素晴らしいものはないと考えてましたが、社会に出て安眠こそ最強と知ってしまうと、もうだめですね。 勇者さんは作中で少しずつ成長していくキャラクターなので、かつて子狸を踏んでいた少女が、子狸を鞭でおしおきするまでになりました。感慨深いものがあります。意趣返しという面もたしかにあって、これは口うるさい子狸を「うざい」と思えるようになったということです。羽のひとが子狸をうざったそうにしている様子をずっと見てきて、人間らしい感情を取り戻しつつあるのですね。勇者さんにとって子狸はほとんど対極に位置する人間なので、良くも悪くも感情を刺激する存在です。勇者さんが子狸に優しく接しているのを見て王都のひとは最大に警戒しますが、たんに万全の状態で訓練をしたかったという感じだったので、縄で縛られて吊るされる子狸にほっと安堵しました。魔物たちの襲撃を警戒しなくても良い(骨のひとたちが裏切ったら打つ手はないに等しいので、その可能性は逆に無視できる)ので、航海中に子狸改造計画を発動するというのは理に叶ってる……はず。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、アリノ様!おお……故郷のおっかさん、たぴ岡はなろうに貢献したよ……。いや、お手を煩わせてしまい恐縮です。小説家になろうは大きなサイトですし、お便りのコーナーを開放してしまうと、ほら……ある種の業者さんに美麗な文句で官能ワールドへの扉を開きにご来訪されるかもしれませんしね……。お便りを頂けるのは嬉しいものです。削除は絶対にしたくないですし、きちんとご返事を差し上げたいので、わたくしも対抗してガチムチレスリングせざるを得ないというか……「やらないか?」「アッー!」的な。もしかしたら業者さんを装った世紀末レターかもしれませんしね。なんというファイナルレター……。ゴールデン!(じゃきーん!) いいえ、やつはとんでもないものを盗んでいきました。……あなたの心です。キャッツアイ勇者さんですね。常に魔物たちの襲撃を警戒してるため、なんだか怠け者みたいになってる勇者さんですが、じつは努力家です。庭園のひとは勇者さんが最低でも二回か三回は余分に聖☆剣を発動している筈と推測していましたが、あれは勇者さんの退魔力が低下していないこと、宰相が(子狸つてに)聖☆剣の存在に触れていたこと(少なくとも宰相の前で聖☆剣を披露している)から導き出したことです。本当は旅立つ前に実家で聖☆剣の性能を徹底的に検証していて、軽く百回以上は起動してます。王都のひとはそうと知りつつ、(聖☆剣に仕込んだ二番回路とのバイパスは知られないに越したことはなかったため)黙っていました。勇者さんは効率を重視する子ですから、勇者になった以上は強くなる必要があって、そのためには聖☆剣を使いこなせるようになることが一番の近道だと考えたようです。いまのままだとレベル3のひとたちには一蹴されて終わりだということをきちんと理解しているのですね。でも、聖☆剣の開放は王都のひとのさじ加減ひとつっていう……。現実って残酷なものですね。 勇者さんが死霊魔哭斬を使いこなせるようになったら、子狸はますますいらない子になるなぁ……。魔属性(発電魔法)の縛りが消えたから、多少はましになるんだろうけど……。未登場の属性は残すところあと三つですね。四大属性といえば火、水、風、土ですが、しいて(略)世界の魔法に風属性を冠する魔法は存在しません。槍魔法(侵食魔法)があるので、必要なかったのですね。子狸がよく使う無印の投射魔法(チク・タク・ディグ)が風魔法に近いのですが、投射魔法に付加する衝突性質を人間たちは属性とは捉えませんでした。 さて、勇者一行の航海は続きます。勇者さんに足りないのは必殺技だと思った骨のひとたち。子狸の隔離に成功し、魔界のプリンスが船内を疾駆する……というところで、次回。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!勇者カッター!先生、勇者カッターは正義だと思います!イメージ的には羽のひとのおれカッターを強化した感じですね。でも勇者さんは自分の前だと羽のひとが猫をかぶっているのを知っていて、彼女をイメージの基にあてたため、演出的には従来のものとはまったくの別物になってしまいました。骨のひとは否定していましたが、死霊魔哭斬が生まれたのは、ほとんど羽のひとの功績です。の、ゴルディオンハンマーたぴ岡です!光になれぇぇぇっ! ところで先日、光速よりも速いニュートリノが実在するかもしれないというニュースが話題になりましたね。アインシュタインもびっくり。宇宙の法則がみだれる……。もしもアインシュタインが生きてたら「まじかよ!?」って感じで、すごくわくわくしたんじゃないでしょうか。もしも死後の世界があるとしたら、世に名だたる偉人たちが集合して、ああでもないこうでもないと日夜議論してるんでしょうね。お前の理論はおかしい!いや、お前のほうがおかしい!みたいな。科学は面白いですよね。自分たちが生きている世界のことがぜんぜんわからないというのは、かなり面白い。 さて、ひそかにがんばる勇者さん。港町までは万全のコンディションを保ち続けることを重視してましたが、子狸を鞭打ちする一方、自分にも厳しく。勇者さんの弱点は体力ですが、魔物たちに有効なのはやはり聖☆剣です。子狸バスター扮する庭園のひとが実演してみせたように、本来は攻防一体の武器なのですね。まあ使い手しだいではありますが。聖☆剣は勇者の象徴みたいなものですが、基本的に勇者と魔王はワンセットなので、歴代旅シリーズを抜きにしても「光輝の剣」として人類史上にたびたび登場してます。それらは勇者の功績にあやかって作られた贋物だったり、魔法で作られた真っ赤なニセモノだったりします。発光魔法と侵食魔法を混ぜれば、聖☆剣の外見は簡単に再現できるのですね。でも、たいていは実用性が皆無です。詠唱という縛りはあれど、魔法は使い減りしない銃器みたいなものですから。わざわざ剣の体裁をとる意味はありません。状況的に近接戦を余儀なくされたとしても殴ったほうが早い。 勇者さんは大貴族の子女ですから、ナチュラルに平民を見下しているのですが、あんまり自信が強いタイプじゃないのかもしれませんね。同じ大貴族で、やたらと勇者さんをライバル視している女の子がいるのですが、突っかかってきても華麗にスルーしていたようです。たぶん物語の途中で一回くらいは登場するでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狗尾様!死霊魔哭斬で決定ですねコツン……。魔物たちのネーミングは時代と共に移り変わっていて、いまは氷縛殺界千刃陣よろしく禍々しい感じの技名が流行しているようですポツン。子狸に知られたのが致命傷でしたねトツン。盟友の見えるひとにあやかった名前をつけるのが、いかにも骨のひとらしいというか何というかドスン!口では反対しているものの、羽のひとも案外カッコイイとか思ってるのかもしれないですねズガン!宇宙刑事ギャバン。ゴールデン!(モイィッ) ほほう!狗尾様は乗馬をたしなんでおられる!実体験頂きました!ごっつぁんです!なるほど、股関節か……関節とは意外ッッ!でも言われてみれば確かに、お馬さんの背中って案外広そうですもんね。座りっぱなしだと荷重が股関節に集中するのか。つまり現在のメニューに加え、重石を背負わせてまた裂きを敢行すれば完璧なのですね?素晴らしい!拷問じゃないですかぁ~!(泣)予想以上にハードなのですね、乗馬……。陸の上でやらせなくて本当に良かった……。 ちなみに本物のお馬さんが同行しているのだから、じっさいに乗らせてみればいいという案もありましたが、海上は揺れるということで却下しました。無理をさせて骨折したら大変ですしね。お馬さんたちに優しい勇者さん。山腹のひとがさらっと暴露してましたが、彼女はアリア家の人間としては異端の存在なのですね。技術者集団の管轄を任せられているというのも、追い出されそうになっているのを勇者さんがさりげなく庇った結果ですし、少し重いエピソードですが、自分の子供を愛せない、恐ろしいと感じてしまうアリアママに、幼い頃の勇者さんが少し歩み寄ってあげたという裏話もあります。その様子を目にして、物陰でそっと頷く青いのがいたとか、いないとか……。天才剣士でも、希代の軍師でもない勇者さんが選ばれたのは、一族の中で彼女がいちばん、子狸に刃を向ける可能性が低かったからです。このへんのエピソードは作中に登場することはないです。比較対象となる、ふつうのアリア家を書こうとすると、流血沙汰になるからです。それは作者の本意ではありません。そうでなくとも戦争は残酷なものですから、魔物たちは神にも等しい力を持っているという設定が必須でした。魔法の原則に関しても同様です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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アイスが食べたい。 ふおおっ!?まさかの絵描きさん現る!はじめまして、yagami様!これはしぃじぃというやつですか?しぃじぃというやつですね!?いや、すごいな!思慮深げな表情といい、どこかあどけない手つきといい……。ところで二枚目のロバと書かれた獣はいったい……黒雲号ぉ……。いやはや、自分の書いたものが絵になるというのは嬉しいものですな。ふつうに永久保存して額に飾って子供に「あれなぁに?」と聞かれて「あれはね……?」と語り出してスタッフロールが流れるレベルですよ。本当に、本当にありがとうございます。嬉しいです。 登場人物たちの細かい容姿に関して、作者は考えてません。サウンドノベルさながら、ぼんやりと輪郭を思い浮かべる程度なので、「じつは男だったんだよ!」「な、なんだってー!?」とかでもない限り、間違いということはありません。誰が何をして、どうなったというのが主題だからです。わたくしには絵心がないと申しますか、練習すれば上手くなるのかそうでもないのか知ることも出来ない段階でネット小説にハマッてしまいましたからね……。少なくとも、いま本気で書いたら小学、中学生時代よりは上手く描く自信はありますが。絵を描くのに必要なものはたくさんあるでしょうけど、そのうち一つに当たるのが総括的な視点だと勝手に思ってます。何を描きたいのか、まず極めて、槍通す……ああ、またガンダム種のフラッシュが脳裏をよぎった……どこまで立ちはだかる……。とまれ、絵描きさんは凄いなぁということです。 ついでに申し上げますと、しいて(略)世界の「剣」に統一の規格は存在しません。完全オーダーメイドの品なので、使い手にもっとも適した形状をしていると思われます。勇者さんの場合は、腕力も体力も低いので、おそらく刀身はあまり長くないでしょう。たぶん「剣」といえば多くの方が思い浮かべるのはロングソードだと思いますが、勇者さんが使っていたのは片腕でも扱えるような、比較的重量が軽いもの……イメージ的にはショートソードが近いです。それでも言ってみれば金属塊ですから、だいぶ重いですけどね。うちには何故か謎の錆びた鉄棒があったので、それをイメージの元にしてます。だいたいあれの半分くらいの重さですね。片手で自在に操るのは、相当難しいです。だから勇者さんは、歩くひとと戦ったとき、重量のない聖☆剣をメインで使って、鉄剣の方は刺突あるいは防御を想定した使い方をしてます。歩くひとが勇者さんの剣を回って避けた時点でノルマ達成だったので、ほとんどカットしましたが。 そんな勇者さんが子狸の同行を許していたのは、連れ歩くぶんには損がないからです。あきらかに無能だったので、人間側が放った刺客である可能性が低かったのですね。子狸が道中で何かやらかしても、そのときは見捨てれば済む話です。彼女は勇者の使命に対して忠実であろうとしました。でも、じっさいに見捨てることはできませんでした。子狸は「正しい」人間で、見捨てるのはアリア家の理念に反するからです。機会は幾らでもあったのに王族を討つことをしなかった、アリア家の生き方を踏襲する結果になりました。同じ大貴族たちが警戒しているのは、アリア家のそうした部分です。仮に王族の血が途絶えた場合、国民が望む次の王さまはアリア家なのですね。王都襲撃のときも、アリアパパはイの一番に王都に駆けつけてレベル4のひとたちに立ち向かってます。勇者さんは足手まといになるからと実家でお留守番。 羽のひとは、勇者さんのことがだいぶ気に入っているようですね。山腹のひともそうですが、勇者さんにはアリア家のそれとはまた違った魅力があるようです。だからアリア家を継ぐには相応しくないと思われていて、……まあ良くできたお姉さんがいるんですね。このへんは子狸との共通点になってます。 文章は~……極力必要ないことは書かないようにしてます。童話に憧れてまして。教訓のあるお話ではないので、さすがにある程度は入り込まないと自己満足で終わってしまいますから、最低限の肉付けはしていますが。ダビデ(?)。お褒めに預かり光栄です。文に限界はない……本当に面白いよ……ところで話は変わりますが、チャンピオンでブラック・ジャックの連載をしてますね。助手くんがいいキャラしてます。ピノコはどこへ行ったのか……知るのが楽しみなような……怖いような……。 イラスト感動しました!写メしまくってニヨニヨしてます!これはなぁに?これはね……?そう、あれはわたしがまだ若かった頃の話だ……たぴ岡という一人のネット中毒者がいた……。時は20××年……。胸に七つの傷を持つ男「み、水を……」たぴ「ひゃっはー!水だー!」 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!ポロリといえば、にこにこぷんですね!じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりですよ!ちなみに三人のフルネームは「ふくろこうじ・じゃじゃまる」「ふぉるてしも・ぴっころ」「ぽろり・カジリアッチ3世」らしいです。あきらかにポロリは格が違う。にこにこ~ぷん!の、ゴールデン!(キラッ☆)アーマード!(ガシーン!)たぴ岡です! さて、ポロリはあるのでしょうか。ありません。そもそも水着という概念がありませんし、もちろん海水浴というイベントもないのです。交通手段がお馬さんですからね。ところが魔物たちにはあります。海底都市に遊びに行くときなんかは、海中での動きの妨げにならないよう、ちょっと可愛らしい感じの水着を装着するのですね。陸上でまっぱのひとたちは、まんまですけども。子狸なんかは専用の耐水、耐圧のポンポコスーツを装着して潜水します。着ぐるみですね。今回のお話を書くために、たぴ岡は水着の歴史とかを調べたりしたわけですが、やはり水着が生まれたのは18世紀とか19世紀のことで、その背景には交通手段の発達があったようです。水着とかで検索してるとあれですね、軽く変態みたいですね。船出のパートで骨のひとがセパレードとか言い出したのは、きっとそのせいです。おかげでちょっと水着に詳しくなりました。上下が分かれてる水着をセパレートタイプって言うんですね。ワンピースの反対です。さいきん耳にすることが多いなぁと漠然と感じていたので、少し意外でした。水着にはちょっとうるさくなったたぴ岡。たぴ岡の人生に関しては置いておくとして……連結魔法は便利な魔法で、あらゆる物質を破壊しうる魔法は難易度が低いのに、高速移動したり空を飛んだりするのはけっこう難易度が高いもよう。このへんは原則が絡んでいて、明文化はしていませんが魔物たちもなんとなくそうなのかなぁと感じているようです。魔物たちが人間にも使いやすいよう調整したのが連結魔法なので、スペルを与えられていない未分化の魔法がたくさんあるのですね。連結魔法が成立する以前は、ほとんどすべての魔法が未分化の状態でした。ただしイメージを少しいじるだけで一気にレベルが上がったりするので、その条件を研究したり、魔法の限界を探求していた人々が、かつては「魔法使い」と呼ばれた人たちです。バウマフ家の開祖もその一人です。発想力はあったのでしょうね。子狸に関しても魔物たちがそこそこで妥協していたら、今頃レベル3くらいならふつうに使えたのかもしれません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、久保田様!ポエム、可愛らしくて良いと思います。タイトル「君」とかは本人からしてみると、ちょっとツライかもしれませんね……。わたくしなどは世界を救った少年が別の世界でも悲壮な運命を背負う小説を書いて送りつけたこともありますよ~。いま思えば可哀相なことをした……。そりゃあポロリもあるさ。の、ゴールデン!アーマードゥたぴ岡です!ドゥ! さて、孤独な戦いに身を投じたライフワークズ司令と議長。お気づきでしょうか、自覚している自覚していないの違いはあれど、やってることは勇者さんと一緒です。歩くひとなりに彼女を気遣って、ずっと罰ゲーム状態の勇者さんにお仲間を作ってあげたのですね。歩くひとは優しいひとです。バウマフ家のご先祖さま、開祖の、いちばん根っこにある色濃い部分を受け継いだのは彼女なのかもしれません。能力的に子狸バスターの側近に一人いていいかとも思っていたのですが、骨のひとの犯行があきらかになったので却下としました。人型のひとたちの姿には、ほぼ例外なく雛形になった人間がいて、ちょっぴり切ないエピソードがあったりもするので、あんまりぽこぽこと登場させたくないんですよね。魔物たちもそう思ってます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、御紋様!二度めまして!元気が出ますか!それは何よりです!元気がいちばんですね。やればわかるさ、ありがとー!チャットだと難しいかもしれませんが、TRPGとかはノリが近いような気もします。RPGの原点らしい。ロードス島戦記が有名ですね。アニメ版は、囚われのエルフ嬢に懸けるスタッフたちの情熱が画面越しに伝わってきます。熱い時代でした。 で、こん棒。手があって物を掴めるタイプの魔物は、たいていこん棒を持ってます。対する人間は、基本的に素手です。武器はあるに越したことはないと考えることもできるのですが、そのメリットを魔物たちがことごとく潰してきたのですね。いまでは剣=貴族or勇者、こん棒=魔物という印象が根づいているので、積極的に武器を持とうとする人間はいません。貴族とか勇者は望んでなれるものではありませんから、子供たちが憧れるのは騎士たちで、彼らは両手を駆使してびしっと魔法を使います。おかげさまで経費が浮いて国の財政は潤うという完璧なシステム。じつは鎧もなくしたいと考えている。でもなかなか口実が見つからず困ってます。対人戦だと圧縮弾を弾けるというのはけっこう大きいんですよね。定例会議でも触れましたが、レベルが上がりにくい圧縮弾は自由性が飛び抜けて高く、人間同士の撃ち合いだとほとんど回避不能の領域に達します。子狸も愛用している。こん棒に対する憧れは……やっぱりあるんだろうなぁ……。魔物たちは他人事のように言ってますが、子狸のこん棒に対する思いはかなり複雑なもので、しかも根が深いです。回りまわって人間批判に辿り着くのですね。 原始時代、そこに愛はあるのか。どうなんでしょうね。近親婚のリスクは、かなり早い段階でわかってたと思います。恋は三年で冷めるというのは、きっと慣れから来るんでしょう。あの人のことをもっと知りたいっ、というのが恋なのではなかろうか。恋は冷めても愛が芽生える。さて、保健の授業のようで気恥ずかしいのですが……魔物たちは性教育に関してはほとんどノータッチだと思われます。恋愛感情というものが備わっていないので、知識として知ってはいても、恋愛とか訳わからん状態なのですね。バウマフ家の人間は、同じ人間に対してどうもあまり良い感情を抱いていないケースが多く、かといってお家断絶されても困るので、大きくなったら適当にお嫁さんを見繕ってやるからまずはカルシウムをとれ程度の教育ではないでしょうか。このへんはアリア家と相通ずるものがありますね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、yuitiro様!腹筋と聞くと、「はじめの一歩」の唐沢戦を思い出しますね。腹筋を固めろ――この日のために鍛え上げてきたんだ……。お、おれの腹は――ある……!ボクサーのボディブローなんて浴びたら、たぶん一発で意識を持っていかれるんでしょうね。痛すぎて気絶もできないという話も聞きますが……想像を絶してます。でも努力は嘘をつかないと申しますし、さあ腹筋運動だ!割れてる腹筋とか憧れるなぁ……。わたくしなど、お腹ぷよぷよですよ。ぷよぷよ通ですね。SUNかもしれない。脳みそこねこね。コンパイル!の、ゴールディたぴ岡です!こんばんは!BECKの登場人物、レオン・サイクスの忠実なる片腕、ゴールディ。危ないヤツだと思ってましたが、身を挺してボスを救ったと聞いたときは、ちょっとじんと来ました。いいやつだったんだなぁ……。 さて、とどまるところを知らない子狸。勇者さんによる尋問タイムは軽く飛ばしましたが、今回のパートが終わったらまとめを書けると思います。リアルタイムで書いていったら無意味に長くなるので、まず時間軸を先に進めました。だが盲腸ではないとも限らない。いやぁ……まだ盲腸クリアしてないんですよね……。一昔前は、スイカの種を飲み込んでると盲腸になるとか言われてましたが、迷信らしいです。じつは原因はよくわかっていないそうな……。でも、めちゃくちゃ痛いというのは本当らしい……。なので、わき腹が痛くなるとドキッとするのですが、最初はみぞおちのあたりが痛くなるらしいと自分をなぐさめる……。おれたち人間は、誰しもが腹に爆弾を抱えてるのさ……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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日本科学技術大学教授の上田次郎氏ですね。もちろん知ってます。俳優の阿部寛さん似の男前です。じつは長男で一郎と名付けられる筈だったのですが、お父さんが大学受験で一浪していたので、イチロウという読みを嫌って次郎と名付けられたらしいです。ちょっと調べればだいたいわかる、たぴ岡の豆知識でした。どやっ。 テレビドラマ「トリック」の登場人物。詳しくはトリックの登場人物を参照。 うむ……。 はじめまして、タナトスの鎌様!なぜベストを尽くさないのか。良い台詞ですね。ニコニコ動画のエヴァンゲリオンのMADでタグについていて、これがまた面白い動画だったので印象に残ってました。たぶん元ネタはトリックの台詞なんですね。どうやら本来は自分に言い聞かせる用途で使うらしいです。じつはトリック、一回か二回しか観たことないんですよ。トリックが面白い、やれ面白いと聞いてはいたんですが、放映されていた当時、わたくしは「流行に流されない自分」アピールの真っ只中でして。たしかウクレレを弾いてました。流行に流されないたぴ岡……で、ウクレレ。あえてギターを避けた結果が……そう、ウクレレ。良い楽器だと思います。その確信はいまだ揺るぎません。色褪せない思い出は~セブン~♪ お便りありがとうございました!それでは!ジュワッチ! |
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はじめまして、末っ子長男様!ミスター味っ子ですね。だいじょうぶ、わかってます。ファミレスでボッチつきの鉄板(くっつけるとお肉が焼ける)を目にしたときは、衝撃を受けました。味っ子が駅弁に挑むというお話で、同じ発想があったんです。卵が先なのか、それともニワトリか……。当時は「凄ぇ!さすがミスター!」と純粋に感心したのですが、いまになってみればお弁当に発熱の仕込みをするのはやばそうですね……。それ頂きだよ母さん! ポンポコドルフィン?ふーむ……薄々は勘付いていたのですが、やっぱり読みづらいですか。視点がころころ変わりますからね。骨のひとたちに至っては件名まで同じですし。それともあるいは、別地点でイベントが同時進行してるのが問題なのか……。現時点で、勇者一行は騎士団と比べて問題にならないほど弱小です。港町のパートでは歴史の節目にちょろっと関わりましたが、勇者さんの存在が大っぴらに公表されるまでは、大きく歴史を動かしていくのは人類最大戦力の騎士団と、彼らと敵対する魔物勢の猛者たちになるでしょう。レベル3とレベル4のひとたちですね。でも多くの民衆は勇者を「いつでも歴史の中心にいる無敵の戦士」と捉えているので、現在の勇者さんでは役不足なわけです。だから王国宰相は勇者さんの存在を隠そうと、港町襲撃事件を一種の英雄譚にすり替えました。後世、大部分の人たちは「つまるところ魔物が気紛れに立ち寄って、勝手に飛び去っただけじゃねーか」と考えるかもしれません。ファミリーと騎士団を味方につけている勇者さんの足跡は、少なくとも彼女が勇者と称されるに相応しい功績を残すまでは日の目を浴びることがないのですね。しいて(略)はハッピーエンドで終わることが確定していますが、仮にそうでなかった場合、後世に残される歴史はところどころで違ったものになるでしょう。歴史はおもしろい。ふぇっふぇっふぇ。ちょっとキャラ立てしてみました。ないか。ないな。ゼハハハハ。 とりあえず、骨のひとたちはノーマル、アイアン、シルバー、ゴールドの四人が一時的に勇者一行に加わってます。じつはあと一人いるのですが、このひとは機関長とは名ばかりの幽霊船運搬係で、さりげなく河に参加するくらいです。魔物たちは当然のように使っていますが、ステルスはおそろしく高度な魔法です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、桜花様!うぅ……休日だからと寝すぎて頭が痛い……。こういうときはバファリンですね。たぴ岡は敬虔なるバファリン教の信者です。胃が荒れないよう軽く何か食べて、バファリンを投下、あとは40分ほど安静にしていれば、あら不思議!さあ、これが40分後のたぴ岡です。治った!ウヴォーギーン!改めましてこんばんは、ゴールデン・アーマード・バファリン改たぴ岡です! ふへへ、遅ればせながら、ようやくブラック・ジャック創作秘話を入手しました。いっそアメィゾォ~ンで買ってしまおうかとも悩んだのですが、やっぱり書店でお目当ての品を見つけたときの胸の高鳴りは捨てがたいものがあります。学校で「尊敬する人物を書きなさい」とかいう課題を出されると、たぴ岡はいつも内心「他人は他人、自分は自分」といった感じに内弁慶さながらとんがってたのですが、この歳になってようやく尊敬する人物を見出せました。これまでだいぶ人生を損してた気がします。やっぱり漫画は素晴らしい。小説を投稿するサイトの片隅で何を熱く語ってるんだろう、このたぴ岡……。 征くよ、この獣道を……。しいて(略)は三人称と見せかけた一人称の集合体なので、語り部に応じて呼称が変わったりします。時間の制約があって、さいきんちょっとおざなりになってるかも。反省せねば……。王都のひと以外は、もう完全に「前足」「後ろ足」が定着してますね。その他、例えば自宅で超生命体との戦いに身を投じた魔ひよこの視点だと、何故か過激な発言はなくなる傾向があったりします。逆に羽のひとは過激派で、常に勇者さんの味方をしようとする。当初の予定では、魔物たちの性格は没個性にするつもりだったんですけどね。魔物たちもそうあるべきと考えている筈。個性が出てくるのは仕方のないことなのかなー……。かまくらのひとは迷走してるみたい。ツンデレを確立しようとしているが……? 青いひとたちは基本まっぱなので、そのまま海に潜りそうですが、自己主張の強いひとたちですからね……自分のスタイルに絶対の自信を持っていることもあり、実用的な……例えばダイバースーツとか着てきてもおかしくない気もします。ツッコんだら負けみたいな感じで。人型のラバースーツに身体の端っこから詰めていって、頭(?)の部分だけにゅるっと出すのですね。ただし、自分を過剰に飾り立てるようなことはしないでしょう。彼らは管理人の保安を担当する近衛だからです。青いひとたちの生態は、ターミネーター2に出てきたT-1000を、さらに「これをやったらストーリー上、成立しない」というレベルまで収縮性を持たせたものです。奥義のレクイエム毒針なんかは最たる例で、あれは全生物で最強の体術という位置付けになってます。 子狸の水着……と申しますかマリンバージョンの子狸は桜花様のおっしゃる通り着ぐるみです。ポンポコスーツと呼ばれる最先端の技術を詰め込まれた物騒な代物で、鬼のひとたちが過去に製造した「世界の鎧シリーズ」に用いられた技術をフィードバックしてます。勇者さんの手前、作中で子狸が海に潜ることはありませんが、年々バージョンアップしていくポンポコスーツの中で、直立不動の子狸は延々と「……なんぞ?」とか言いながら海の底に沈んでいきます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、末摘花様!子狸はねぇ……作中では勇者さんに恋していることになってるのでべつにいいのですが。魔王の腹心ルートも没ったし。当初の予定では、子狸が勇者さんに恋をしているというのは錯覚で、勇者への期待と無意識下での勇者さんへの恐怖がごっちゃになったものという設定でした。二番回線による同期を、アリア家の人間は意識的に断ち切ることが出来るのですね。勇者さんと羽のひと(魔物)が仲良くしている光景は、子狸にとってずっと見続けていたいもので、だから勇者さんに対する錯覚をこじらせていたというのが、これまでの現状です。そのへんの設定が、作中ではなかったことになっているので、今回のお話では、子狸の微妙な心境の変化をそう読み取れなくもない範囲で書きました。エロ狸の覚醒と解放です。 勇者さんも勇者さんで自覚がないのですが、歩くひととの出会いは彼女にとって衝撃的なものでした。ありとあらゆる書物で魔物は「悪」として描かれています。旅の冒頭では魔王の暗殺が目的だときっぱり言っていました。けれど歩くひとは、やろうと思えば人間との共生は難しくなく、あまつさえ人間との友情を感じているようでもありました。骨のひとに関しても同様です。人類と魔物が共存できないというのは勇者さんの中でとうに結論の出た事柄なのですが、子狸は「そうじゃない」と言うし、じっさいに歩くひとの心を動かしたのは子狸のようである……。ためしにこん棒を預けろと言ったらあっさり預けてくるし、なんだか妙な気安さがある。魔物たちはいかんせん不老不死なので、自分の身を守ろうという意識があまりにも低いのですね。いまは手元にありませんが、もしも勇者さんが同じ立場で「剣を預けろ」と言われたら、絶対に拒否したでしょう。まさしく魔物はふしぎな生き物です。 さて、いよいよ大隊長が始動しました。いや、作中に書かれていないだけで、大隊長は常に奔走していますが。順番からいって、まずは中隊長を、とも思ったのですが、中隊長たちは大隊長が打ち出した方針の中で動くし、何より開戦は重要なイベントですから。とはいえ、じっさいに大隊長が登場するのは時系列からいって少し先の話になります。代わりに魔都で決起集会をやってもらいました。同時期に、人間たちのほうでも大きな動きがあったと思って下されば幸いです。王国騎士団の元帥は登場させるかどうかが微妙なので、今回のパートでは黒いのにがんばってもらいました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蒼衣様!大隊長!大隊長!すごく……大隊長です……。冬の足音が忍び寄ってきましたね、たぴ岡です。ゴルディオーン!おーん! さて、大隊長。わたくしはあまり軍事に明るくないものですから、いちおうインターネッッでいろいろと調べてはみたのですが、すごく複雑なんだなぁ……ということしかわかりませんでした。工作部隊とか兵站部隊とかいろいろあるのですね。しいて(略)は魔法がある世界なので、だいぶ簡略化できるとは思ったのですが……本来なら騎士たちの役割はもっと小分けに分割されるのでしょうね。魔法があることで、逆に複雑化する可能性もあると思います。あまり掘り下げていくと訳がわからなくなるし、完全に別の物語になるので、けっきょく思い切って簡略化しちゃいました。じっさいに大隊長がどんなふうに働いているかはのちほど……。 主人公の前足に肉球があってもいい。自由とはそういうものだと、パラダイムシティお住まいの腕利きネゴシエイターも言っていた気がします(THEビッグオーより)。肉球は正義だと思うのですが……うちのニャンコは肉球をさわると嫌がるんですよね……というか抱かれるのも嫌がる。毛並みを整えるように撫でると喜ぶのですが……あきらかに利害関係!まったく、少しはワンコを見習ってほしいものです。ワンコはワンコでテンションが高すぎて仕事明けにはつらいものがあるのですが……。あとパワーが半端ない。散歩に連れていくとき、ストレス発散にはいいかと思って全力疾走すると喜びます。ふだんは家族が面倒を見てるので、たまには威厳を示さないとね。我が家のお犬さま事情でした。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、久保田様!FF3の楽曲も懐かしくて良いものですな。ラスボスに勝てた記憶がないのはどうしたことか……クリスタルタワーは長くて辿り着くのが大変だったという記憶しかないです。あの頃は何にも考えずに遊んでたから、詰まったらそこでおしまいというのが多かった……。サンサーラ・ナーガ2はちゃんとクリアしましたが。緑竜が可愛かった。ご主人さま、きいてますよ! さて、ご質問ありがとうございます!父狸にこん棒は似合うのか。んー……どうでしょうか。さすがは例外中の例外。あんまり似合う気はしませんね。剣とか槍よりは似合う気もしますが……。あのレジェンドは、千年の歴史で史上唯一、特赦を使いこなす領域に達したバウマフでして、ぼくが考えた最強魔法の「ナビゲート魔法」という妙ちくりんな魔法を使います。高校で「究極の魔法とは?」というお題目で研究をしていた設定になっているのですが、たぶん作中には出てこないでしょう。じっさいに本人が使ってるのはほとんど別物で、詠唱を半魔物化した魔法に任せて同時に複数の魔法を並行処理するという荒業です。定例会議で触れた、無意識下から魔法を引っ張り出す技術ですね。二つの視点から魔法を突き詰めていくと、3D映像みたいに変なのが見えるそうで、高校を卒業したあとに理論を完成させたみたいです。 勇者さんが使ってる聖☆剣のエフェクトは、その場その場で王都のひとが細かく調整してます。勇者さんが慣れてくると、イメージが固定してくるので王都のひとはラクを出来るという寸法になってます。ふつうのこん棒は単なる木製の棒で、しいていうなら鬼のひとたちの魂がこもってます。つまり、とくにエフェクトはありません。52年モデルについては特殊なこん棒なので、エフェクトがつくこともあるかもしれません。これに関しては何とも言えませんね……。いまのところは、とくにそうしたことはないようです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、地空乃様!ほほう、フラグとな……。つまりこうですね?「何が可笑しいのかしら?」「あ、いえ……」「見せてご覧なさい」触れ合う手と手。「あ……」見つめ合う目と……目。もう十時か……そろそろ深夜のテンションに突入してきたな……。こんばんは、あなたの町のダイヤモンドジョズことたぴ岡です。ブリリアント・パンク!すごく……体当たりです……。ちなみにダイヤモンドが硬くて衝撃にもろいことはわりと有名ですが、天然物だとロンズデーライト(六方晶ダイヤモンド)の方が硬いそうです。六方晶とは言うものの、炭素結合が別物だとダイヤモンドの定義からは外れるので、ロンズデーライトも別物ですね。人工物だとハイパーダイヤモンドという3倍もの硬さを誇る物質もあるそうで……科学って凄い。 さて、ご質問ありがとうございます!魔物たちがこん棒に傾倒する理由は、三つあります。いや、四つか。 一つは、演出上の理由。これはレベル3の牛のひとが登場したらわかると思います。それまでは内緒さ! 二つ目は、武器なら何でも良かった。ただし殺傷力は低いに越したことはなかった。具体的に言うと、人間たちの文明から「武器」を取り上げるためです。人間同士で戦争するなら、魔法で戦って欲しかったのですね。何故なら、武器による攻撃は逆算能力の適用外だからです。魔物たちは子狸の将来を危ぶむあまり詳しい説明を避けていますが、勇者の聖☆剣が剣の形状をとっているのは、貴族から剣を取り上げることをしなかったからです。貴族は平民から恐れられる存在なので、そこは構わなかったのですね。でも槍とか弓は何とかしたかったので、「魔物=こん棒」というイメージを人間たちに根付かせて、武器は野蛮なものだという印象を一般的なものにしました。武器を持っている人間には「おれたちのパクりか?あ?」とかいちゃもんをつけて絡んだりもしました。物語の舞台になっている王国歴1002年は、そうした魔物たちの地道な活動がだいぶ実を結んだ世界になってます。じっさいに人間たちは、弓よりも軌道を自在に操れる投射魔法を、盾魔法であっさり防がれる槍よりも身軽に動けて連打も可能な魔法による殴打を選びました。何よりも魔法によるダメージは逆算能力で回復できます。大規模な戦争には魔物たちが介入するので、けっきょくは人類対魔物という構図になります。 三つ目は、木製の武器である必要があったから。魔物たちが誕生したのは太古のジャングルで、そこで彼らは、まずいったん定住の地を得ようとして動物たちと交渉してます。協議のすえ、致命的な天災が起こった場合、魔物たちは生きとし生けるものたちに分け隔てなく尽力するという契約が結ばれました。その代償として、動物たちは魔物たちに木々の所有権を与えました。縄張りの譲渡ですね。魔物たちは生きていく上で食べ物も水も必要なかったので、先住民たる動物たちは寛容だったようです。この契約は、のちに魔物たちが世界各地に散るとき大いに役立ちました。だから魔物たちは武具を所持しようと決めたとき、鉄器という選択肢をあえてとらず、また殺傷力を抑えるという意味では相応しかったのもあり、木を伐採し自らの一部にするという、ある種の信仰に身を委ねました。 四つ目は、これはネタバレに該当するので伏せさせて頂きます。蛇足みたいなものなので、おもな理由としては上記の三つです。とくに三番目の理由なんかはあんまり深くツッコむと魔物たちの誕生秘話みたいになってしまうので、作中で説明しようとしたら「某レベル3が~」とか「某レベル4が~」とかなって、さらに登場予定すらない某レベル5まで関わってくるので、完全に作中からは除外しました。なので、あまり難しく考えず「魔物といえばこん棒!」という認識で構いません。作者と致しましては「こん棒」という、なんだかだめっぽい響きが好きなのですよ~。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、ヨヌフ様!ああ、今年も冬が近付いて参りましたね……。防寒対策は完璧でしょうか。いかがでしょう。ニュースで耳にするたびに思うのですが、防寒対策という言葉には違和感を覚えます。防寒への対策っていうふうに解釈しちゃったら、これもう完全にポケモンの所業ですよ。いつもそんな下らないことを考えてるわけです、はい。よぉし、張り切って行こう!慎ましくな。 グランド降臨!そして退場。そういえば横のつながりをあんまり書いてこなかったなぁと遅まきながら気付きまして、今回はちょいちょいと名前だけ出てたグランド狸さんにお越し願いました。ご壮健のようで何よりです。このひとは大隊長とだいたい同年代なので、スローライフを満喫中のグランドを登場させてうまくバランスをとれたらいいなぁと目論んでおります。人生いろいろですね。 羽のひとは新しい芸風を身に付けつつあるようです。やはり旅はひとを成長させるのでしょうか。青い空。青い海。薄暗い倉庫と閃く鞭。子狸の乗馬訓練と勇者さんの鞭術スキルアップの間に因果関係はないことになりました。勇者一行に訪れたひとときの休息ですね。まったりまったり。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!そう、グランドです!こよなく孫を愛するおじいちゃんにして、レジェンドを生み出した一級戦犯でもあります。とうとう作中の河に出没しましたね。どうやら別の河で決闘を要する何かがあったようです。子狸の実父、親狸はバウマフ家としては極めて特異な人間なので、その比較を兼ねてグランドはふつうに登場する予定です。たぴ! あかさたな様がおっしゃるとおり、全部おれに数量的な限界はありません。と申しますか、魔法そのものに数量的な限界は設定されていないのですね。子狸が複数の圧縮弾を同時に撃ってるように、同じ現象を起こすぶんには自由です。とくにレベルが上がるということもありません。魔法を使うというのは制限を解除するということなので、圧縮弾が一発でも千発でも扱いは変わらなくて、ただしイメージするのが大変になります。子狸が同時に扱える圧縮弾は3~5発が限度というのは、作者なりにパッとイメージしてみて、とっさに軌道をイメージできるのはそれくらいだろう、というのを基準にしてます。戦闘行動中に並行してイメージするならもっと減るかなとも思ったのですが、ちっちゃい頃から練習していればたぶん出来るかな、と。本当に小さい子供にはそれが出来ません。イメージが稚拙ということもあるのですが、じつは攻性魔法にはコツがあって、どこまでも飛んでいくというイメージだと射程超過という制限に引っかかって(開放レベル3を越えてしまうため)発動しないのですね。ある一定以上の意思の強さもなくちゃだめです。そのへんをきちっと教えてあげて、ちゃんと練習をすれば、まあ個人差はあるでしょうが、たぶん3~4歳くらいなら魔法を使えます。ただ、分別がつかない年頃の子供に魔法を教えるなら、仕事から帰ってきたら家がなくなってるくらいの覚悟は必要でしょうが……。 青いひとたちは人前だと飛んだり跳ねたりはしませんし魔法も使わないので、十倍、百倍の数なら、騎士団は一方的に攻撃して余裕で撃退できます。それが億となるとどうなるのか……。騎士団の奮闘に期待したいところです。 一方、歪みない子狸。年齢はさほど変わりませんが、勇者さんとは比較にならないほどとろみのある人生を送ってきたので、人格が完成しているのですね。そのへんが小さい子供たちに人気がある一因になってます。接し方に余裕が感じられるのでしょう。つまり、いじりやすいんでしょうね。わたくしには年の離れた従兄弟のお兄さんがいたので、なんとなくわかるような気がします。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、マイマイY@様!V、V、V、V、ビクトリー!いやぁ、VガンダムのOPは名曲ですな。たぴ岡が生まれてはじめて買ったCDがVガンダムのOP曲なのですよ。CDの小ささにびっくりしましたね。家に帰って開封したら、なんか違くね!?とちょっと焦ったのも良い思い出です。いろいろとあったけど、この町が好きです……の、ダイヤモンドジョズたぴ岡です! さて、ご質問ありがとうございます!はたしてバウマフ家に女子は生まれるのでしょうか……でろでろでろ……生まれます!ちゃちゃーん!序盤で羽のひとが懸念していたように、女の子が勇者になるというのは、これまでの旅シリーズにはなかった出来事です。魔物たちは総じて女性に甘い(開祖のお嫁さんにお世話になったから)ので、歴代の勇者は例外なく男子から選ばれました。魔物たちの好みに合致する人間というのは、きっと心根が優しい人間なのでしょうね。勇者一行に同行するバウマフ家の人間は、たいてい勇者と仲良くなります。女の子だった場合は、なんと100%で割合で勇者と結婚してます。驚きの勇者キラー。と申しますか、二代目の勇者がバウマフ家に婿入りしてきたので、それ以降、現管理人が女の子だった場合、魔物たちは勇者を誰にするか決めるとき、ほとんど婿探しする勢いで品定めしていて、魔王討伐とは名ばかりのお見合いの旅が展開されるようです。作中だと、古代文明の超兵器を鎮めたということになってる、なんちゃって古代の民が女の子でした。先々代、先代、今代と男の子バウマフの旅シリーズが続いていますが、旅シリーズの半分くらいは女の子バフマフです。そのときの現管理人が既婚者の場合は、お嫁さんお婿さんに気を遣って旅シリーズ勃発のタイミングをずらしたりしてます。世論をコントロールしたり、直接干渉してうやむやにしたりと、魔物たちにとってはさして難しいことではないのですね。だから、子狸が学校も卒業してないのに旅シリーズが勃発したというのは、じつはけっこう大きな意味を持ってます。詳しくは終盤に……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは!ばわ!たぴーです!いい……夜だな。いかがお過ごしでしょうか、長月様。たぴ岡は久しぶりにカップ焼きそばを作って食べていたのですが、底の部分に穴が空いていてポカーンとなりました。人間、いざというときには硬直して何も出来ないものですね。ついでに賞味期限も切れてました。ふつうに美味しかったとです……。 バレバレなようなので言ってしまいますが、緑のひとの正体は、ええ、おっしゃるとおりドーラゴーン!(あんぎゃー)です。少なくとも通常形態は。じつは最強の魔物は不定形生物さんたちでして、何も考えずに魔法をフル活用できる形状でぽこっと生まれると青いのになります。それぞれの役割に応じて何かしらに特化した形状が、それ以外のひとたちなのですね。ファイブスターズは人間が何をどうやっても勝てない、分身魔法や瞬間移動に抵触しない範囲での最強を具現した形状です。海のひとは所在地が所在地なので、おそらく人類と接触することはあるまいと、ほとんど人型ですが、緑のと大きいのと赤いのは人間たちに喧嘩を売られても単なる時間の無駄なので、ひと目で洒落にならんとわかるよう超ド級です。かといって度を越えて大きいと住まいに困るので、ほどほどにしてはいるようです。ちなみにオオサンショウウオは両生類だよ!だよ!わたくしも気になって調べてみたのですが、ツチノコの正体はアオジタトカゲという手足がちっちゃいトカゲさんなのではないか、という説があるらしい……。Wikiの写真で見ると、手足がいい感じに迷彩してて、「ツチノコだー!」とテンションが上がります。なんたるツチノコ……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、WhiteSeal様!アザラシぃぃぃっ!空なのにアザラシ……これいかに。ちょっとドキッとしました。理由は内緒だ!アザラシ可愛いですよね……。少年アシベのゴマちゃんは、正直かなりうらやましかった……。 言われてみれば、一発で変換できないですね。わたくしはずっと「こ」と「たぬき」で変換していて、「子狸」と打ち続けたせいでマイパソが完璧に調教されてます。「こたぬき」と打つと、いかにも仕方なくといった感じで「子狸」に変換されるようになりました。はいはい、いつものね……みたいな。悪いね、いつも。ホント……。だがお前を愛そう。ちなみに章区分にはたぶん作者以外は目にすることがないコメント欄がありまして、「おれたちの船出」パートの章区分は「うっかり子狸調教編」となってます。今回の章区分は……おっと、こいつはネタバレが著しい。あぶないあぶない……。 さて、羽のひとはじまりましたね。役割上、子狸を殴ったり蹴ったりしてますが、本当は優しいひとなのですよ。ちょっとストリートファイターのリュウっぽいと申しますか、「おれより強いやつに会いに行く」みたいなところはありますが、それはそれ、これはこれ。ツッコミ役がいないと、勇者さんと子狸の会話は今回のお話みたいになるのですね。というわけで、今後のためにも多少あざといくらいアピールしてみました。思えば、歩くひとは妙に愛嬌があった気がする。その秘訣は何かと考えたら、「も~っ」とか「う~っ」だったのかもしれない。ためしに「む~っ」と拗ねてみたら、子狸が釣れたでござるの巻き。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、久保田様!おっくせんまん!おっくせんまん!ジョジョ四部の億泰はいいキャラしてたなぁ……。お兄さんが形兆だから、兆、億となって、制服とスタンドの$マークもあってお金の単位を連想していたのですが、億は人偏に意だから、「億泰」というのは「心おだやかな人物」という意味でも解釈できるんですね……ええ名前や。 山腹のひとは六人の中でも穏やかなひとで、ふだんの言動はわりと大人しめなのですが……何があったのでしょうか。作中では魔物たちが明言を避けているので、はっきりと明記はされていませんが、今回の旅シリーズはあらゆる意味で特殊なケースです。人間同士の戦争を起きて、そこに干渉するという導入になっていないのですね。最終的に三大国家が強調し合って魔物たちを撃退するから国民は納得するのであって、もしも魔物たちが勝ってしまったら責任を取らされる人間が出てくるでしょう。今回はそうではないから、落としどころは必ずしも魔物たちの敗戦である必要がない。でも負けるんだろうなぁ……。人間たちをコントロールするなら、名実ともに自分たちが支配するよりも、人間たちの上層部とつながって裏から操ったほうが何かと便利で、無理も生じないと思われます。目に見える外敵がいたほうが団結しやすいというのもありますね。 さて、「バーサーカーソウル!」「遊戯やめてー!」「HA☆NA☆SE」の件ですが。人間のおれナックルは逆算能力の適用外だから、ということですね。そうだなぁ……超生命体の魔物たちのライフを削りきるまで殴るというのは現実的ではないので考えたことはありませんが……魔物以外の生物には最低限の退魔性が保障されているというお話は作中でしましたね。人間は魔物にはなれないということです。電気回路で言うところの「抵抗」が魔物たちにはないのですね。厳密には魔物たちの身体は血肉で構成されているわけではないので、自分の傷は変化魔法で簡単に治せます。が、あえて何もしなければ退魔力が蓄積していってお亡くなりになるでしょう。ところが魔物たちは魔法そのもの……魔法回路から出力され続けている魔法の集合体です。「魔法の見ている夢」みたいなものなのですね。だから魔法が存在する限りは完全に消滅するということがなくて、仮に外殻を砕かれたとしても完全に同一の個体がぽこっと生まれます。死という概念がないのですね。例えば、万有引力の法則。ある日、万有引力の法則に心が芽生えたとします。万有引力から生まれた生物は重力を自在に操れて、とっても神さまじみているわけですが、それでは困るというので人間たちが一致団結してやっつけたとします。そのまま万有引力の法則そのものが滅びたらあれですが、そうでなかった場合、ふたたび神さまが生まれると……そういう感じです。魔法というのは法則であって、本来は現象を表す言葉ではないのですね。でも人間たちにとっては有史以来、身近にあったものですから、「ここに何がある?」「何もない」「ぶぶー。空気があります」みたいに、魔法を法則とは捉えてません。しいて(略)世界で「魔法を使う」という誤った表現がまかりとおっているのは、そのためです。作者としましても、わざわざ訂正して何か造語を作るよりも、わかりやすいだろうと思って「法則」に「現象」両方の意味で用いてます。むしろ説明するとややこしくなるだけだろうと思っていたのですが……拙著を読み返してみたら、ふつうに「射程超過の制限が解除されていない」とか書いちゃってたので、やむなく作中でもさりげなくこそっと説明することに……真夜中にはこれがあるから恐ろしい……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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高速レスポンス!たぴ岡は帰ってきたぞぉぉぉーっ!こんばんは、マイマイY@様!ひゃっはー! そう、バウマフ家の性質の前には性差などなきに等しいのですよ。うん、開祖は男ですね。お嫁さんはまともなひとで、魔物たちも大変お世話になったようです。でも爺狸は直系のバウマフです。先代の旅シリーズはおよそ百年前の出来事でして、しいて(略)世界の人間の平均寿命は60歳くらいですから。魔物たちがやろうと思えば寿命を無理やり伸ばすことも可能だったでしょうが、そういう魔法の使い方を魔物たちはやらないのですね。魔物たちが本気を出せば、世界から病を根絶することもできます。だから、やりません。細菌も命だからです。バウマフ家以外に親しくしていた人間が不治の病に罹っていたとしてもです。そこのルールを曲げてしまうと、とりとめがなくなると気付いていたのですね。魔物たちは動物たちに敬意を払っていますから、病に倒れた人間は救うのに、弱った動物を救わないというのは筋が通りません。 爺狸は自分の息子(レジェンド)のことを「変わったやつだ」と思っていて(失礼)、ふだんは「育て方を間違えたかなぁ」とか言ってるくせに、魔物たちが「お前の息子やばい。ふつうに話が通じる」とか言ったときは「おれに似たんだ」と急に手のひらを返します。グランドぉ……。父狸は父狸で、子狸に「お前はおれの若い頃にそっくりだ」とか「きっと将来はおれみたいに大物になる(パン屋)」とかわりと本気で言ってます。似てないと自覚はしているのですが、どこか深いところで通じ合えてると信じてるのですね。そのへんはそっくりです。 作中に♀バフマフが登場することはないと思います。前々回の旅シリーズに同行したバウマフ家はともかく(作中でバウマフ家の親友だったと明記しているため)、前回の同行バフマフはべつに女の子としても構わないのですが、もしかしたら作中でエピソードに触れることもあるかもしれないと思って、設定上は男としてます。♀バウマフは歴代勇者には魅力的に思えたらしいのですが、基本的に魔物たちは♀バウマフの行動に激しくツッコんだりしません。「そうだね。うんうん……いいんじゃないかな?でもさ……」みたいなノリになるので、なんだかわけのわからないお話になりそうだからです。しかも♀バウマフ特有の感覚と申しますか、何かと女の子同士で群れたがるらしく、青いひとたちを変身させて美少女戦隊を作ろうとします。一行の男性陣(勇者含む)がとてつもなく肩身の狭い思いをするのですね。共学化した女子校さながらです。魔物たちに性別はないので、女装して……という意識はとくにないのですが、青いひとたちは己を棄てて「やっだー!」とか「夜更かしはお肌の大敵だもん☆」言ってるわけで、当時のことにあまり触れたがりません。悲しい過去ですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、みゅね様!おっと、先に次話が完成してしまった。ルパンⅢ世の曲を聴きながら書いた影響かな?今回はわりとすらすら書けてラクでした。勇者王ガオガイガー。書いてから何ぞ?と思いましたが、そうか、ゴルディオンハンマーですね。光になれーっ!ぜんぜん関係ないけど、仮面ライダーのクモ怪人がけっこう好きです。スパイダーっッッ……あぶなーい!あぶないあぶない……あっちは版権が厳しいですからね……本当に危ないところだった……。 ははぁ、なるほど。異性の目がないと……という話はよく聞きますね。何事もバランスが大事ということでしょうか。男子校なんかだと逆に健全かもしれませんね。いかんせん女の子の目があると、男子は如何にしてカッコつけるかというのが主題になるのですが、何故かそこから世界を救えばカッコイイという発想に飛ぶんですよね。他の子たちがどうかはわかりませんが、少なくともたぴ岡はそうでした。かめはめ波の練習なら、まだしも笑い話になるんですが、超能力の練習とか完全に黒歴史ですよ。 男子が少数だと、男同士の結束は固そうですね。休み時間のたびに集まって、教室の片隅でまじめに予習、復習してそうなイメージが……。女子校のイメージは本当になんとなくです(笑)。自分がその境遇に置かれたら、数少ない同胞たちと話し合って、せめて有益な時間を過ごそうと内職を流行させようとするでしょう。電子機器の組み立てとか楽しいかもしれない。いわゆる一種の、おれは女子に興味ないぜアピールですね。熱中することに熱中すると申しますか。 一方、教師はモテるイメージがありますね。在学中に浮いた噂を聞いたことはありませんが、学校の先生は公務員ですからね。大学に行って、おそらく将来を見据えて、きちっと勉強した人たちなのでしょう。高校生ともなると自分の世界を持ってますから何とも言えませんが、子供たちに物を教えるというのはやりがいのある仕事だと思います。わたくしは壇上に立つと開き直ってしまう性格らしく、大学の助教授に教師に向いてるとか言われましたが、そもそも教職課程をとってないし、持続して勉強できない性質なのですね。だってつまらないんだ、勉強ってやつは。自分なりに楽しんで勉強する方法でも見つければ良かったな、と今になってみれば思いますが。たとえばタイムスリップして過去の自分にお説教しても説得力は皆無でしょうね。自分自身に優しく接するのも何だかおかしいし、かといって突っぱねるのも逆に意識してるみたいで変だし、全部おれ同士のやりとりはむずかしい。けっきょく自分を演じるしかないのかなと。さて、ご質問ありがとうございます!おっと、なんだか産婦人科みたいになってきましたな。どこかで書いたかな?いや、書いてない気がする。うん、書いてない。時間に干渉するというのは、作中に登場する魔法の中で、ほぼ最上位の性質です。話せば長くなるのですが、魔法には「魔法を使えば使うほど魔法の干渉を強く受ける」という原則があって、これは作中でも何度か、定例会議でも触れましたね。退魔性と絡めて考えると、なんとなく薄っすら見えてくるのですが、退魔性が低くなるというのは、言ってみれば魔物に近付いていくということでもあります。肉体の働きが魔法の働きに置換されていくのですね。それでも最低限の退魔性が保障されているので、例えば剣士と魔法使いで身体能力に極端な差がついたり、不老不死の人間が生まれたりするわけではありません。では何が変わるのかというと、イメージの伝導率が上がる、共有感覚の優先順位が上がるといったことが起こります。作中でお馬さんたちが異様に賢い反応を見せているのはそのためで、元々の素養もあったのでしょうが、極端に退魔性が低い子狸となんとなく以心伝心してるのですね。対照的に退魔性が高いアリア家は、この共有感覚を意識的に断ち切る(結果的にそうなる)ことが出来るため、そこだけぽっかりと穴が空いてるように人目を惹きますし、たいていの人間は無意識に「わかり合えない」と感じて恐怖を抱きます。バウマフ家の人間は、その真逆です。子狸の激しい感情は、周囲の生物に感染しやすい。少し話が逸れましたが、バウマフ家は訳あって減衰特赦というある種の呪いを打ち込まれてます。そのため、バウマフ家には分家が生まれることがなく、ずっと一子相伝の家系として続いてきました。同時に魔物たちの管理人であるため、退魔性がほとんど人類の最低値(お屋形さまが限界値)です。限りなく魔物に近い人間なのですね。ですから、まあ、少し生々しいお話になるのですが、ほぼ最上位の性質を持つ逆算魔法には抗えませんから、「子供が一人しか生まれない」というのは「時間に強制された結果」であって、生物学的に~というより、もう「運命」に近い感じです。バウマフ家の血を引く人間が増減するというのは、しいて(略)世界の他のどの人間が増えるよりも歴史に与える影響が深く強いのですね。だから極限まで制限される。それでもいちおう子孫を育むことができているのは、魔物たちが全力で抵抗したからです。結論を言いますと、バウマフ夫妻とその子供は、生まれる前から干渉を受けてます。時間に干渉するというのは、そういうことです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、あかさたな様!愛しのアイフォヌのOSをアップデートしたら軽く27時間くらい掛かったでござる。音信不通に陥るたぴ岡。現代の陸の孤島とはこのことか。アップデートは計画的に。みんなは気をつけるんだぞ!追加のアップデートはそんなでもないらしいですけどね。機種変更したからなのか、それともOSを変えたからなのか、微妙にタッチパネルの反応に変化が……。同じ字を打つときにちょいと不便だぬ……これ修正されないかな……要望を送っておこう。 さて、勇者一行の一週間をぎゅっと濃縮してお送りしました。勇者さんの意外なドジッ子ぶりを書くのは楽しかったのですが、あまりストーリーとは関係なかったので思い切って凝縮しました。子狸と違ってカットされなかったぶん、かなり待遇が良いです。勇者さんにこだわりすぎだな、たぴ岡……。まじめな話、しいて(略)世界で剣術使いが絶滅危惧種に陥った理由の補足回でした。ここしばらくジャンプさながらバトル路線だったので、勇者さんの活躍が目立ちましたからね。剣士の退魔力は攻防一体の武器で、レベル4の魔☆力を完全に封殺できます。ここだけ抜き出してみると、騎士団には専門の剣士部隊がいてもおかしくない……。ところがそうも行かない事情がある、というのが今回のお話。 しいて(略)世界の熟練した魔法使いというのは、冷蔵庫と洗濯機、掃除機とオーブンレンジ等の家電が一体になったような存在なのですね。魔法が一般に広く普及したことで、それは確定的になりました。厨房に火を起こすような器具はないし、箒やチリトリというのは未熟な魔法使いのためにあるものであって、公共施設では学校くらいしか置いていない。連結魔法が普及する以前ならともかく、いまや剣士は粗大ゴミにしかならないという現状。身の回りのお世話を他の人間にやってもらえばいいという問題ですらなくて、身の回りのお世話が「他の人間の仕事」という環境でしか剣士は生まれません。勇者さんにとって身の回りのことは放っておけば勝手に何とかなっていることでしかなくて、じっさいに旅立つまでは、あまり真剣に考えたことがない事柄でした。子狸がいなかったら、やっぱり他の人間に任せたでしょう。彼女の中ではファミリーの構成員から人手を借りて、それを隠れみのにする手筈になっていました。王都を出発した際、一人旅をしていたのは、魔物側の何らかのアクションを期待してのことです。勇者さんが聖☆剣よりも鉄剣に頼っていたのは、聖☆剣はその特性上、暗器に向いていると考えたからで。剣士と魔法使いは互いに補い合えると考えていて、魔法使いでは解決できないことが剣士なら解決できるケースもあるかもしれないと。そうした考え方は、生活を第一に考える平民にはない発想です。暮らしに困るということがまずない貴族の考え方なのですね。 不定形パンが当たりつきというのは、けっこう際どい企画ですね。子狸は知りませんが、青いひとたちのオリジナルはとくべつな存在です。どんなパンなのでしょうか。製法が気になるところです。その情熱をパンの形状以外に向けていたら、お屋形さまはパン屋としても大成できたかもしれません。わざとなのか?それとも天然なのか?魔物たちはお屋形さまの意図を計りかねています。ただ、はっきりしてることは……あんまり美味しくないです。 たいていの変人は礼儀正しい。まあ一概に言いきれないとは思いますが、礼儀というのはコミュニケーションを潤滑にしてくれるものであって、真の姿を隠すためのヴェールなのですね。騎士団の構造からいっても王国は年功序列の社会ですから、とくに王都なんかだと礼儀を標準装備している人間が多い。つまり都市部の人間は公私の使い分けがうまい。もともとバウマフ家はのどかな農村で暮らしていたので、王都の人間は魔物たちからしてみると選ばれた変人たちなのかもしれません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、dgo様!うむ、繰り返し一粒は良い曲だ。ボカロは凄いですね。作曲できる人の頭の中っていったいどうなってるんだろう。びっくりするくらい何にも思い浮かびませんよ。でも音楽は良いものだなぁと思います。マクロスですね。すまぬ……音楽の素晴らしさをアニメでしか表現できないたぴ岡を許せ……。 羽のひとのパーフェクト発電魔法教室!素晴らしい!と言いたいところですが……残念ながら羽のひとは発電魔法を使えないという設定になってまする。無念だ……!妖精は魔物ではないということになっていて、これは魔物たちにとっても都合の良い設定なのですね。住所不定……どこにいても不思議ではないということは、諜報員として非常に優秀であるということです。子狸は王都にいたとき、よく騎士団に連行されては宰相の依頼を受けていたわけですが、これは子狸が王都に住んでいたから出来たことです。そうでなかった時代、バウマフ家と各国首脳陣(一部)の渡りをつけていたのは羽のひとだったのですね。発電魔法は教われば使えるようになるのかという疑問も残る……。たぶん無理です。人間が発電魔法を扱えないというのは、魔物たちが二番回路の働きを検証したすえに起こったことです。発電魔法は他の属性魔法と違ってあまり生活に役立たない(科学が発達していない世界では)から、二番回路の実験に適していました。魔物たちの発電魔法を真似ようした人間に、「ばかめ!人間に起雷魔法が扱えるものか!」とか言ってブロックしておいて、一般常識として浸透させたらどうなるのか……ということが知りたかったのですね。その結果、バウマフ家の人間しか使えなくなるということがわかりました。どうやら魔法回路の存在を知っているというのが大前提になるようです。 発電魔法は、強靭な外殻を持つ魔物たちにも一定の効果を望める、強力な魔法です。もしも他の人間にも扱えるすべがあるなら、勇者さんはためらうことなく実行に移すでしょう。まったく惜しいことをしました。でも人間たちには土魔法とハイパーがある。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、コブラツイスト様!技を借りたぜぇ……。コブラツイストは文化だと思います。シンジくんはカヲルくんにエヴァンゲリオンで挑むのではなく、燃える闘魂のプロレス一本勝負を挑むべきでした。そうすれば、きっと未来は変わっていただろうに。キャラクターも崩壊する。でも、監督はきっとそれを望んでいたと思います。(※個人の感想です) さて、子狸に隠されていた意外な才能。動物たちが何を望んでいるのかなんとなくわかるし、それに子狸は応える。だから動物たちも子狸の期待に応える。ビーストテイマーの素質がありますね。魔物たちはそこから先を見据えて動くので、あまりうまく行ってないようです。人間たちと仲良くしたいという気持ちは、彼らの中に確かにあって、でもそれだと大多数の人間が不幸になるということも理解してます。魔物たちに言うと激しく反発されるので作中では書かないようにしてますが、じっしつ彼らは神にも等しい力を持っていて、けれどその心は人のものですから、神さまにはなれない。魔物たちは人間が羨ましいのかもしれませんね。魔物たちは永遠を強要された生き物です。ゴールのない人生というのは、どういったものなのでしょうか。死の概念がないということは、生きる意味を自分たちで見出さなくてはならないということでもあります。責任を自分たちで負わねばならないということです。ちょっと切ない話ですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、数札様!お腹が空いてきたのぅ……。今日のお昼ごはんは何を食べようかしらん。炒飯がいいかもしれない。炒飯は正義。たぴ岡は卵炒飯がお気に入り。卵をといて、ごはんと一緒に炒めて、塩胡椒で味つけして出来上がり。簡単で美味しい、たぴ岡の3分クッキング。 さて、意外と役立つ子狸さん。歴代の旅シリーズで同行者のバウマフさんちのひとが家事担当に落ちついたというのも頷ける話ですね。勇者さんは特装騎士に近いと言ってましたが、あれは言葉を選んだ結果で、より近いのは魔物たちの魔法です。こと家事となると、魔物たちの魔法は絶大な効果を発揮します。家事最強。それもその筈で、もともと連結魔法は生活の知恵をふんだんに盛り込んだ形式なのですね。開祖のお嫁さんの家事を手伝っていて、主婦の心強い味方になる魔法を、というのが根っこにあります。定例会議の魔法の項目でところどころ所帯じみた解説をしているのは、そのためです。子狸と勇者さんは、片方が知らないことをもう片方は知っているという感じです。子狸は生きていくのに必要な知識の他に、不要としか思えない知識も魔物たちから仕込まれていて、知識量だけなら並外れたものがあります。でも自分が「正しい」と思ったことに一直線で、心の底に眠る本音をぶつけ合った先にしか真実はないと感じているから、他者との会話が成立しない。コミュニケーションの一環として漏らした愚痴を、MAX150km/hのストレートだと思われたら困りますよね。なぜベストを尽くさないのか。これは子狸の本音を羽のひとが代弁したようなものです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、末摘花様!コンビニで冬季限定のアーモンドラッシュEXを見つけました。EXですよ。おのれブルボン……なんでも限定、限定って言えば買うと思うな。ホワイトチョコは甘すぎてあまり好みではないのですが……アーモンドの食感が良いですね。こりゃうめえや。さすがEXと言わざるを得ない。 たぴ岡は板チョコにかじりついている一方その頃……第十次討伐戦争、開戦。まあ、まだ少し開戦まで間はありますが……人間模様、魔物模様がだんだん複雑になってきましたね。 悲しいことに、勇者さんにとって大事なことは子狸にとってはどうでもいいことです。勇者さんが幽霊船に乗っていて、骨のひとたちと一緒にいる。そのことが子狸にとっては何より大きい意味を持つのですね。発電魔法がどうとか興味なっしんぐ。これはいい機会と脊髄反射で思って、魔物たちのことをいいひとアピールしようと目論みましたが、まずバラすなと骨髄に叩きこまれてるので、魔物たちと相談した結果、国外活動はダメ、国内活動はいいのかというとそれもダメ、騎士団が絡んでくるのはダメ、もちろん宰相もダメ、言うまでもなく特訓もダメ、ダメダメ尽くしで最終的にポンポコ学園の学級便りになったようです。 さて、ご質問ありがとうございます!山腹のひとが逃げたというのは、別の河に流れて行ったということですね。本人は自宅にいます。なぜ家にいるのかというと、今回の戦いに関して山腹のひとはかなり本気だからです。人間たちはどうやって勝てばいいのか考えるのですが、魔物たちにとっての戦争はまったくの別物です。まず勝つか負けるか、勝った場合どうなるのか、負けた場合のメリットは?戦後の国内状況、各国の対応、戦費の試算、負けるとしたらどう負けるか、華々しく負けるにはどの戦場が最適か、どのような戦術をとるか、その戦術に対して大隊長はどういった手を打ってくるか、それに対してどう返すか……課題が山積みなので、落ちつける環境で思索にふけっています。王都のひとのタイムスケジュールでは、討伐戦争(勇者と魔王を頂点とする、人類と魔物の戦争をこう呼びます)の初戦はレベル3のひとたちと中隊規模の騎士団の衝突からはじまる予定でした。でも山腹のひとには別の考えがあるようです。それは山腹のひと独自の感覚によるものなので、他のひとたちには反対されると思ったのですね。鞭で叩かれるのは子狸でじゅうぶんということです。歩くひとと王都のひとがもういいと判断したみたいなので言ってしまいますが、山腹のひとは王都のひととグルでした。直接的に対話せずとも王都のひとの意を汲んで、その手足として働いてきたのが山腹のひとだったのですね。短期決戦を目指す王都のひとに対して、長らく腹心を務めてきた山腹のひとが自らの意思で反旗をひるがえしたというのが今回のお話の裏話です。このへんを語りはじめると、今回の子狸編が最後の旅シリーズということにつながっていくので、作中ではなんだか熱い展開とお説教されそうな雰囲気で誤魔化してます。 ちなみに家事万端な子狸。本人も言っているとおり、簡単な調理なら出来ます。洗濯は分業ですね。勇者さんの服に子狸がよからぬ妄想を抱きそうなので、道中は羽のひとが担当してました。子狸の服は子狸本人が。お掃除に関しては、ずっと街から街、宿から宿へ移動を繰り返してきたので、いままでは必要ありませんでした。この先、必要になったとして……子狸には難しいですね。箒とチリトリで掃除するぶんには構わないのですが、屋内の掃除は繊細な魔法コントロールが求められます。急きょ出張することが決まった両親に代わってお留守番の子供に家事をしろと言っても無理なように、ふだん家事をしているお母さんたちの魔法には数々の奥義が秘められてます。子狸の魔法は家事に特化しているので素質はあるでしょうが、経験不足といういかんともしがたい壁が立ちはだかるでしょう。結論。子狸はお馬さんたちのお世話と調理担当。あと自分の服は自分で洗っていた。勇者さんの服くんかくんかの危機は羽のひとの手で未然に防がれた。勇者さんは読書担当。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、さんご様!珊瑚礁といえば……そう、みんな大好きなカラムーチョですね。あえてカラムーチョですよ。ムーチョ(もっと)!でもCoCo壱番屋のカレーは1辛が限度。美味しいですよね、ココイチのカレー。30歳になる前に心臓発作が起きてもかまわない人は、カツとチーズを一緒に注文することができる。私は、そういう食べ方が可能と知って以来、ずっとそうしてきている。 一週間に渡ってためにならないポンポコ学園物語を聞かされる勇者さんでした。魔物たちはダメだダメだと言いながら、バウマフ家の性質を助長するような真似をします。真剣に矯正するつもりがないんでしょうね。その結果、生まれたのがレジェンドというのが何とも……らしいと申しますか。作中では全編カットされているのであれですが……本当にレジェンドになったなぁ、おっきなポンポコは。ふつうの人間が正しく努力して相応に成長したならこうなる、というのがお屋形さまです。ぜんぜんバウマフらしいひとではありませんが、がんばるひとを変人たちは応援してます。 子狸ぃ……。これで、いちおうバウマフ三世代が登場しましたね。親狸は河に出没しただけでしたが、グランドに関しては旅の途中で勇者一行に絡んでくる予定になってます。ポンポコ合戦はじゅうぶんありえる……。それとも共闘するのか……。いよ~っ!ぽん! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、草様!ほう、もうすぐ晩ごはんだのぅ……。今日は近場のイオンでアイフォヌのケエスを買ってきたのですが、どうも手に馴染まない……これも慣れの問題なのでしょうか。フィルムだけ貼っておいて、汚れたら剥がして新しいのをまた貼ればいい気がしてきた……。だが、うまく貼れぬ。表はまあまあ綺麗に貼れたのですが、裏がね……カメラのふちに引っかかってるのかな?でも、これ剥がしたら全てが終わるような気がしてならない……。 子狸は見ているぶんには面白い子なんでしょうけどね。何かと目立つので、学校の怖い先輩に呼び出されて当然のようにボロ負けしたりもしてます。それでも、まったく先輩の言うことを聞かない上になんだか心に響くことを言うので、とうとう番長が出てくる事態に発展して、その頃には子狸をノした先輩が何故か味方についていたりと、バイオレンスで波乱万丈な学園生活を送っていたようです。クラスメイトの男子はそれとなく子狸を気遣ったり、子狸をかばって他クラスと衝突したりもしていたのですが……どうも陰ながら子狸を守る自分たちのポジションが気に入ってしまったらしく……。女子は男子とはまったく勢力が別なので、小さい頃から一緒の子狸とそれなりに仲良くやっていたようですが、友達と呼べるかどうかと言うと……?魔物たちは子狸に人間の友達は不要と考えているようですね。一緒にいる時間が長ければ長いほど余計なことを口走る可能性が高くなるからでしょう。たぶん親友ともなると子狸の道づれで社会からドロップアウトしちゃうでしょうし。子狸にとって魔物たちは歳の離れた兄弟という感覚が近いですね。もしくはソウルメイト。港町ではブラザーとか言ってました。魔物たちにとってはどうでしょうか。もう「愛」のひとことでしか言い表せませんね。「家族」というのがいちばん近いでしょう。よく「おれたちの子狸さん」とか言ってますね。千年間ずっと見守り続けてきた一族という関係は……正直、作者の想像を超えてます。およそ考えうる全ての感情をぎゅっと凝縮したら、ぽろっとこぼれ落ちたのが愛情だったという感じでしょうか……? 親狸の友人は変人尽くしですね。親狸がパン屋さんの道を歩もうとしたとき、まあ将来有望な生徒でしたから、ひと悶着あって、お屋形さまも考え直そうとしたのですが、面白がって夢を後押ししたのは変人もとい友人たちでした。まさしく「変人」と書いて「ともだち」と読むに相応しい関係です。ファミリーの眼帯の人しかり、お屋形さまは何気にたくさんの人に支えられてます。人間は一人でも生きていける。でも、そんな人生はきっとつまらない。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、地空乃様!あらまあ……そうやってフラグを立てるんですね。困ったものです。よござんす!ならばガキ使の笑ってはいけないシリーズでたぴ岡が学んだ感情制御法を教授させてもらいまひょ!心をね……平らに保つんだ。平らに平らに……さざ波ひとつない海をイメージして……広く平らに……。ゼロシステムを飼い慣らそうとするんじゃない……一定の距離を置いて……寄り添う。道なりに……歩く……それだけでいい。 さて、珍しくまとめっぽく書いてみました。『全国の平民の~』のくだりは、読み返してみると何だかメタっぽいですな。地空乃様は感受性が豊かでらっしゃる。捉え方は人それぞれ……だから面白い。……音無の親分!そろそろ竜……哭きの竜を呼んできたらどうなんです!?ふむ……監視カメラを意識した台詞なのですが、これを電車の中で言ったらどういう空気になるんだろう……話しかけてくる人はいるのでしょうか?群集心理と好奇心の綱引き……なかなか興味深いテーマですな。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、時雨様!次話を書いていて色々とシュミレートしてたら頭がパンクしそうになったので逃げてきました。安らぎのお便りのコーナーへようこそ。さあ、クラシックでも聴こうか。クラシックといえば、エヴァンゲリオン弐号機と初号機がシャフトを落下するときのBGMがクラシックで、あれは衝撃的な印象を受けました。さいきんのアニメは見ていなくて、エヴァンゲリオンを語るコーナーになってすまぬ。コミックスの続きはまだか。言ってることはおかしいのに内心を吐露するゲンドウパパが格好よくて困る。親子なんだなぁと思う。 さて、子狸の肝心なところが飛び飛びの自分語り。勇者さんはまたあらぬ方向に話が飛ばないよう、まじめに聞いてます。けど子狸が学校で発電魔法を披露したことは一度たりとてありません。土魔法もそうですが、魔物たちに「学校では使うな」と言われていたのですね。仮に使ったとしても記憶が改ざんすれば良かったのですが、やはり子供たちの記憶に手を加えるのは気が引けたのでしょう。使うなと言っておかないと、子狸は発電魔法をばんばん使うでしょうし。発電魔法は非殺傷の無力化を目的とした場合、非常に有効な魔法です。子狸は魔物たちが発電魔法で華麗に、そしていかにも邪悪な感じで人間たちの意識を落とすのを何度も目にしているので、発電魔法に対する安心感があるのですね。ちなみに勇者さんは便宜的に「雷魔法」と言いましたが、魔物たちは発電魔法のことを人前では「魔属性」とか「起雷魔法」と呼びます。「起雷魔法」と言うと人間たちにも意味が通じてしまうので、バウマフさんちのひとがうっかりバラしても大丈夫なよう、こきゅーとす上では「発電魔法」で統一しているのですね。魔☆力しかり、魔改造の実しかり、そうした呼称のトラップを魔物たちは幾つも仕込んでいます。ほんにややこしくて申し訳ない。作者としましては統一したかったのですが、しいて(略)世界の文明レベルを間接的に表したりするのに便利かなぁと思ってそのままにしちゃいました。現在の人類社会に電気という概念は存在しないのですね。そして発光魔法が存在し、発電魔法は魔物専用の魔法として浸透している以上、おそらく今後も電気を利用する手段は発達して行かないでしょう。魔法を越える利便性を持った発明がない限り、実用化はされない。それは電気に限った話ではありません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狗尾様!うむ、爽健美茶はやはり美味しい。伊右衛門も美味しい。焙じ茶はとくに好きです。と申しますか、嫌いな日本茶はありません。コーラばっかり飲んでるたぴ岡ですが、同じくらいお茶も飲みます。糖分が入っている飲み物は血糖値が上がって、けっきょくすぐに喉が乾いてしまうという話を聞いたことがあります。それとは別に「お茶を飲む自分は大人」みたいなところがあって、飲み続けてたら本当に好きになってたという感じでしょうか。玉露最高!もう「玉露」っていう字がね……もう……なんていうか凄い。玉露は凄い。 さて、勇者さんとジョーもとい骨のひとたちは仲良くやっているようですね。勇者さんが何を考えているのかはさておき……ふつうに会話が出来るというのは素晴らしいことです。人類と魔物は共存できるのでしょうか。現状では無理、というのが作中を通した一定の結論です。これは魔物たちと人間たちに共通した認識で、それにバウマフ家の人間だけが異を唱えています。唯一、お屋形さまは別の可能性を追い求めている感じですね。つまり、やっぱり、現状では難しいのでしょう。あるいは現在、すでに人間たちが知らないだけで、共存関係にあると見なすこともできます。狗尾様のおっしゃるとおり、おそらく現状維持がもっとも無理のない落としどころだと思います。ただ、しいて(略)の主人公は子狸ですから。たぴ岡にとっての主人公とは、物語でもっとも欠かすことの出来ない登場人物です。とても大きな役割を担っているのですね。お屋形さまの代わりを務めることのできる人物がいるのかと言えばいないし、非常に重要な役割を持った人物でもありますが、整合性を度外視すればいなくても何とかなります。でも子狸がいないと物語のテーマが崩壊します。 そんな子狸がじつは人間嫌いというのは、本来なら魔王の腹心ルートが没った時点で一緒にお蔵入りした設定です。本人も自覚していません。ですから、おそらく予定になかった最終話の追加部分に掛かってくると思います。それまでは作中で明記することはないでしょう。子狸は魔物も人間も好きという前提でお話が進んでいくのですが、途中で「あれ?」と思えるくらいの感じにとどめるつもりです。玉露は凄いぞぉーっ! 全部おれ!ちなみに人間は、たとえそれが制限解除したバウマフ家の人間であろうと、魔物たちの全部おれを忠実に再現することはできません。わずかでも退魔性があると分身魔法は成立しないのですね。おれ参上(瞬間移動)に関しても同様ですが、こちらは超スピードで結果的に似たようなことはできます。もちろん制限解除していることが大前提ですが。おっきなポンポコは……ふつうの人なら思い付くであろう裏技をさらっとこなすので……。 グランドめ。本当にご面倒をお掛けします。グランド狸は作中で二、三回名前が出てきただけですし、だれも覚えてないかなぁとも思ったのですが、同じパートであっちこっちの河にお話が飛ぶのもわかりにくいだろうと。並行していろんな河があるんだなぁとご理解頂ければ幸いです。 おっと、そうこうしているうちに次話が完成した。そして「再開」を「再会」と書いていた気がする。大丈夫だろうか。いや、自分を信じるんだ。スパロボ対戦の二回行動はテンションが上がりますね。いまのスパロボ対戦にもあるんだろうか。それにしても、やはりニューガンダムは伊達ではなかった。ちなみに、たぴ岡のボスボロットはミノフスキークラフト完備です。ボロット、宇宙(そら)へ。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、指がテカテカ帝国様!ほほう、小説のタイトルのようなお名前ですな。まったりとしていて、それでいてしつこくない……。週刊少年サンデーで連載していた「焼きたて!!じゃぱん」は面白かったですね。料理漫画というよりは……リアクション漫画という新境地を切り開いていたような気がします。ミスター味っ子の味王さまが元祖なのだろうか。うーまーいーぞー! さて、セブンイレブンのくじ引きふたたび。くじボックスに一般用と書いてあった謎。気になったけど、あえて何も言わなかったたぴ岡、晩秋の出来事である。それにしても……それにしてもですよ。アイフォヌとデジタルオーディオゥの充電ケーブルが頻繁になくなる!もういっそのこと二、三本用意して、常時パソコンに差しておこうかしら。たった一つの冴えたやりかたですね。でも負けた気がする……。 子狸め……子狸め……。魔物たちの怨嗟の声が聞こえてくるかのようだ。お褒めに預かり光栄です!個人的には二人、ないし三人で話を回すのがラクなのですが、やっぱり頭数が多いといろいろ出来て楽しいですね。じつはもう次話が完成していて、投稿してきました。とうとうお便りの速度を越えたたぴ岡。ついに到達するのか、光速の領域へ……。一秒間で地球を七週半でしたか、学校で習ったときも思ったのですが、いまひとつぴんと来ませんね。地球一周でおよそ4万kmらしいので、自宅から学校までの通学距離が……往復で平均4kmくらいでしょうか。つまり1万回往復すれば地球一周と同じくらいになるわけです。いまは週休二日で、長期休校が合計で50日くらい。祝日は17日か18日といったところですから、一年を通した登校日がだいたい180日くらい。部活動もあるだろうから、仮に200とすると……50年ほど学校に通った距離を、光は一秒間で踏破しちゃうんですね。考えただけで嫌になる距離です。これは敬意を払うしかない……。ちなみに羽のひとが地球を一周すると、設定上は時速200kmということになっているので、200時間かかる計算ですね。八日と少しで一周できるってけっこう凄いかもしれない……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、マイマイY@様!カシューナッツが食べたい食べたいと思って一日を過ごしたのに、いざコンビニに行ったらすっかり忘れててショック。仕方ないから、もう一度コンビニへ……行くと見せかけて行かない……フェイントで行ってきました。なんだか凄く損した気分です。でもカシューナッツおいしいよぅ……はぐはぐ。 さて、ご質問ありがとうございます!えろいひとです。本当はもっとねちっこく描写したいんですけどね。いつか封印が解ける日を夢見て、いまのところは我慢してます。生きるって素晴らしい。そしてエロスは美しい。おっと、話が逸れた。魔物たちが人間を殺害することはあるのか。ずばり、ありません。魔物たちが優しいからというよりは……バウマフさんちのひとに怒られるから、というのは表向きの理由です。魔物たちは他の生物の生き死にに直接干渉することはしないのですね。何故なら、特定の種族の肩を持つと筋が通らなくなるからです。たとえば草食動物が庇護を求めてきたからといって守ってしまったら、肉食動物は飢え死にしてしまうかもしれません。だから魔物たちは自然界のサイクルを崩すようなことは避けます。人間に対しても同様で、人間同士のいさかいに手を出すことは基本的にはしません。ただしこれが大規模なものになると、魔物たちの目的に影響を及ぼしかねないため、街を滅ぼしたり旅シリーズが勃発したりします。その際、魔物たちは絶対に人殺しをしないので、いろいろと工夫を凝らしたりするのですね。気絶させた人間を死んでいるように発光魔法でデコレーションして、戦いが終わったあとに雲間から光が差し込むようなエフェクトを入れて、復活したように見せたりとかです。それを見て、人間たちは「奇跡だ!」「神のご加護だ!」とか勝手に解釈します。魔物たちは負け戦が大得意なので、めったにないパターンではありますが。そして人間の犯罪は、たいてい魔物たちのせいにされます。殺人事件が起こった場合、下手人は魔物ということにされて、魔物たちもそれを否定しないのですね。むしろ、魔物たちのほうから濡れ衣を自分たちに着せるよう指示が出てます。真犯人は騎士団がとらえて、まあ……処刑されます。とくに騎士が犯罪を犯した場合、それが軽犯罪だったとしても処刑されます。作中で触れることは絶対にありませんが。人間たちは魔物たちと違って万能ではないので、生と死の線引きをきっちり引きます。罪には罰が必要であり、法を犯したものは見せしめに、血は血であがなうしかないというのが人間たちの一般的な考え方です。ところが王国の場合、大貴族を裁く法律はありません。貴族に対する刑法もだいぶゆるいです。世襲制なので、抜けた穴を埋める人間がいないのですね。だからといって、あまりにも目に余るようだと……ある朝、唐突に真人間になったりします。記憶という記憶に魔物たちの精査が入って、場合によっては人格まるごとフォーマットされるのですね。心理操作の行き着く先がそこです。そこに来るとアリア家というのはじつに厄介で、私利私欲では動かないため矯正の対象にはならないし、それでいて(だからこそと言えるのかもしれません)さらっと過激な行動に走ります。 というわけで、魔物たちは決して人を殺したりはしませんが、ファミリーの眼帯さんみたいに勘の鋭い人間にはバレてるかもしれません。大隊長クラスともなると、とくに怪しいですね。ご参考になりましたでしょうか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、ラテ様!おれたちゃ海のバイキング~♪いやぁ……雨が降ると寒いですね~。昨日は暖かかったのに、一夜で別世界になってしまった……。もう人類はエアコンを作ってる場合じゃない。一刻も早くハイパースーツを完成させねば。夏は涼しく、冬は暖かい、これからのスタンダードは全身タイツ改めフルタイツ!いまならお洒落なシュノーケルもついてくる!会社員「ハイパースーツなしの生活なんて考えられませんよ(しゅこー……しょこー……)。いまではお巡りさんと目が合うだけでまたお前かみたいな顔をされちゃいますし、ちょッとした有名人になッた気分ですね(しゅこー……しゅこー……)」ハイパー♪ハイパー♪ハイパースーツ~♪ さて、法律なんて関係ねえとばかりに突き進みはじめた勇者さん。自分で納得できることなら、必要とあらばやりますし、必要なければやりません。彼女なりにいろいろと考えたすえの結論なのでしょう。何かと勇者一行の足を引っ張ってきた印象が強い子狸ですが、ところがどっこい次回あたり、久しぶりに輝きそうな予感がします。魔物たちはどう考えているのでしょうか。ふだん何でもないことで失敗してる子狸ですが、いかにも困難なミッションを逆にあっさりとこなしそうな感じもします。無理だろ……と思ってたらふつうにクリアしたみたいな。いや、そこは失敗しとけよみたいな。次回、ポンポコギアソリッドなるか? お便りありがとうございました!それでは! |
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宇宙の法則がみだれる。こんばんは、草様!いま、ちょうどFF5のバトル音楽を聴いてました。一人でゲームをしていると親があまり良い顔をしないので、仲間内で集まってコミュニケーションの一環的な雰囲気を醸し出しながら、でもやってることはレベル上げみたいな少年時代を過ごしたたぴ岡ですが、ゲームはたくさんの思い出をぼくらに残してくれました。ミンウ……。 アルテマ(究極魔法)はさておき、ここに来て勇者さんがダークサイドの片鱗を見せつけはじめました。港町で子狸バスターと戦ったときもなんだか不穏なことを口走ってましたね。経緯や目的はどうあれ、あれはアリア家の人間にとっての「生きる理由」を端的に表したものです。死という概念を持たない魔物たちがそうであるように、自らの命に執着できないアリア家の人間は生きていく上で強烈なモチベーションを要するのでしょう。でも子狸さんは生きるのに理由なんていらないとか言う。いずれ、どこかで舌戦させてみたいものですな。 勇者さんが頭脳労働担当なら、羽のひとが切り込み隊長、子狸がオチ担当といったところでしょうか。ツッコミ待ちみたいなところがあるので、たいていオトすのは羽のひとなのですが。一方、意外とアグレッシブな勇者さん。じっさいは海の上なので、剣術使いの彼女は活躍できないのだけれど。まさかの死霊魔哭斬、炸裂はあるのか?いや、まあ、ないんですけどね。勇者さんも薄々は勘付いているのですが、聖☆剣は対象の退魔性によって稼動範囲が異なります。けっこう扱いが難しいのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!お風呂は気持ちいいですよね~。しっかり体の芯まで温まって、お風呂上りにコップを片手に食べるアーモンドがまたうまい。この一杯のために生きてるって感じです。ファンタオレンジ。 宇宙は良い。死ぬまでに一度くらい宇宙から地球を見てみたいものです。もちろん写真で見る地球はとても美しいのですが、自分の目で見たら凄く感動するんだろうなぁ……。しいて(略)世界の魔法には成層圏を突破できないという原則があって、つまり魔物たちは成層圏外では生息できないのですね。無理やり突破しようものなら、大気圏に突入した隕石のごとく燃え尽きて流れ星みたいに消滅してしまいます。すぐに成層圏内でぽこっと再生しますけど。こればかりはどうしようもないので、より一層に憧れが募るのでしょう。宇宙は美しい。生物の故郷は海なのでしょうが、生物という枠組みを越えてもう少し遡ってみると宇宙に辿り着く。それを知らないまま、知る機会をも失ってしまうのは悲しいことだと思ったのかもしれませんね。二番回路にはリバウンドという機能があって、例えばもしも自転が止まったとしても、惑星の運行に支障が起こらないよう魔法でフォローする仕組みになってます。そうなったとき、自分たちの星が宇宙から孤立してしまうという危機感を覚えたのではないでしょうか。 設定上(作者の頭の中では)青いひとたちは究極の魔物という位置付けにいます。あらゆる環境、あらゆる状況にも適応できるアルティメット生物ですね。ですから、羽のひとが言った極地戦仕様というのは言葉遊びの範囲を出ないものなのですが、同じ青いひとでも得手不得手はあります。これは経験から来る学習時間の差です。そうした意味では、かまくらのひとは極地戦仕様と言えるのかも。ふだん住んでいるところだから、地形に即した効果的な魔法の使い方ができるのですね。 例えば火口のひとは、岩肌が露出した火口付近でもそもそと這って暮らしているので、見晴らしの良い開けた空間での戦いが得意です。前衛タイプですね。海底のひとは水中戦が得意で、これは上下の概念を取り入れた戦い方が出来るということです。わりとバランスタイプ。山腹のひとは起伏に富んだステージが得意。身を隠したり、急襲したり、罠を使った戦い方をします。庭園のひとは、とくに得意なステージはありませんが、不得意なステージもないという感じ。たぶん魔物たちで総当たり戦をしたら、いちばん勝ち星を稼ぐのはこのひとです。最強の魔物ですね。王都のひとは防衛戦のエキスパートです。なにしろずっとバウマフ家のお守をしてきましたから、この分野にかけてはずば抜けています。そのぶん自由に戦っていいと言われても戸惑うことでしょう。初代魔王の時代はだいぶやんちゃだったようで、当時は最強の魔物といえばこのひとでした。ご参考になりましたでしょうか。何の参考になるのかという点は置いておくとして。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、末摘花様!シューティング☆スターふたたび!ちなみにシューティングスターというのは流れ星のこと。自分を中心に光の散弾が全方位に放射されるという妖精魔法なので、流れ星というのも変かなと思ったのですが、人差し指を突き上げて「シューティング☆スター!」とか叫んでる羽のひとが作者の脳内で定着してしまったので、流れに身を任せました。第三者が見るぶんには流れ星っぽいので、まあいいかと。 勇者さんは個人的に骨のひとたちに恩を感じているようです。でも彼女は政治的に人類と魔物の共存は不可能だと考えていて、その点に関しては今後も一貫して変わりないと思われます。じっさいに現状では不可能だからです。魔物たちは(人間たちから見るぶんには)個体ごとの力量差が非常に大きく、とくに魔王軍の幹部クラス、都市級に至っては単独で軍隊を壊滅しうるほどの力を持っています。そんな生き物たちと健全なお付き合いをしていくのは、ふつうならまず無理なのではないかと。 さて、現在の人間たちに海戦という概念はありません。魔法使いというのはひとりひとりが大砲を持ち歩いているようなものなので、海戦を仕掛けても共倒れに終わるのが目に見えていて、陸地側が圧倒的に優勢なのですね。そうした常識を裏手にとった戦術もあるにはあるのですが、警戒されたら終わりという脆い側面を持ってます。そのあたりの事情にも勇者さんは通じていることでしょう。はたして打開策はあるのか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、桜花様!ドラクエとかだと勇者は問答無用で魔物たちをやっつけて強くなって魔王を成敗するわけですが、幼心にそれって正義としてどうなの?と思った記憶があります。ドラクエ4まで来ると、敵には敵なりの考えがあって、事情もあるというのがクローズアップされましたね。勇者の登場が最終章という構造にびびりました。第一章のメインはひげですからね。相棒はホイミスライムですよ。魔物と支え合って事件解決に奔走するライアンの章をいちばん最初に持ってきたのは、けっこう大きな意味があるんじゃないかと。現実でも神話に登場する勇者は「強ければいい」という感じです。まず第一に強いというのが必要な資格で、優しさというのはあまり重視されない傾向があります。だから勇者さんの中の勇者像も「正義!」というよりは「無敵!」というイメージが強いのかもしれませんね。 大切なのは助け合うことだと思います。そう、お金は天下の回りものと言いますし、船の積み荷は誰のものということはないのだ……天から賜った甘露をみんなで分け合おうと……きっとそういうことです。お前のものはおれのもの、おれのものもおれのものですね。せめて剣が手元にあったら他の手段もあったのでしょうが(貴族の証明になる)……子狸バスターは大切なものを燃やしていきました。さて、どうなるのでしょうか。きっとろくでもないことになるでしょう(おもに子狸が)。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、タナトスの鎌様!備蓄してあるカップラーメンたちの賞味期限が過ぎそうということで、本日はカップラーメンフェアを開催しました。やはり一平ちゃんは美味しい。マヨとソースのコラボがニクいですね。マヨがソースを、ソースがマヨを引き立てる。ハーモニーというか、味の調和というか……。空間を――削り取る!ガオンッ! さて、RPGとかだと困った人を助けて旅に重要なお宝ゲット!ちゃらら~ん♪というのが定番なので、それにあやかってイベントを発生させてみました。「食べ物がない→ころしてでも奪いとる」という、いささか夢のない内容になってますが。海上にいるうちにこなしておきたいイベントではあります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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エラルドこんにちは、惟猫様!アカシックレコードというとあれですね、死海文書みたいなものですね。いかんせん、しいて(略)には逆算魔法なるいわくつきの大魔法が幅をきかせているので、わたくしも未来やら過去やら時間軸のモデルをあれこれと考えたことはあるのですが、いちおう過去と未来は連続していて、お互いに影響し合っているという考えで書いてます。書いている間にタイムマシンが完成して根本的に否定されなければ良いのですが……いや、タイムマシンの開発チームにはがんばって欲しいと願ってますが。ある日、ひょんなことから政府の陰謀に巻き込まれて、妙な格納庫に連れて行かれて、エディ・マーフィー激似のタフな相棒に「これ、何だと思う?ご存知、タイムマシンだよ」みたいなこと言われても良いよう、心の準備はしておかねばなるまい。時間とは何ぞやというのは、非常に興味深いテーマですし、たくさんの人が考えてくれているでしょうから、考察はそちらに任せるとして、たぴ岡はコブラのサイコガンみたいなのが欲しいです。精神力がパワーと直結しているらしいので、懐中電灯の代わりくらいにはなるのではないでしょうか。あら、便利。でも仕事帰りだと精神力が尽きてるので、いちおう手巻き式の発電機能はとりつけて欲しいですね。ラジオも聴ける。だいぶ具体性を帯びてきました。ふつうに電気屋さんで売ってそうです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ピリピリ様!歩くひとが吟遊詩人に身をやつしていた関係でさまざまな楽器の曲を聴いているのですが、バイオリンの調べを耳にするとどうしてもブルジョワを連想してしまいます。もちろん音色は美しいですけど。バイオリンに限らず、楽器というのは凄いですね。ふとしたきっかけから特定の条件をそろえると音が出るとわかって、ひとつひとつ検証していった結果なのでしょう。奇跡の結晶みたいなものです。みっくみくだぜ。 うろたんだーはともかく、ついに勇者さん親衛隊が旅シリーズに関わってきました。肥後もっこすー!(頑固者の意)よし、もっこすは関係なかった。続けます。狐っ子の登場。本人の心境、海上の船という閉じた環境、そして物語の展開上から、彼女が表舞台に出てくるタイミングはここしかありませんでした。異能に関してはもっとあとで触れようかと思っていたのですが、書いては修正して書いては修正してを繰り返しているうちに、なんだか既視感に襲われまして、まさかと思って拙著を読み返してみたら、案の定ですよ。紫術(発電魔法)のくだりでごく当然のように暴露してました。なんてこったい。まあ……そもそもアリア家が異能者(という呼び方を魔物たちはしませんが)の家系なので、避けようのない部分でした。旅の仲間に狐っ子を加えて、ますますアニマル化が進行する勇者一行。となればいいのですが、たぶん彼女はパーティーの一軍にはなれないと思います。今後ちょこちょこ解説することになるので、今回はだいぶ端折りましたが、あらゆる点で未熟すぎるのですね。でも二軍だからこそ出来ることもある……という役どころになるかと。 そんな未熟な女の子を魔法合戦で圧倒して存在感を示した子狸。久しぶりの子狸無双回でした。これぞまさにポンポコギアソリッド。魔物たちとの特訓を十二分に活かせればああなるようです。いつも失敗するとも限らないのがバウマフ家の人間の恐ろしいところで、失敗に備えて入念に計画している魔物たちの努力をあっさりと無駄に終わらせたりします。今回も、船内でハプニングを演出する予定で待機していた匠の職人芸が華麗にカットされました。ちゃっかりと勇者さんの執事におさまったノーマルはまんまと出番を獲得したというのに……。光と影ですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、uen様!ありがとうございます!いや、ありがとうと言うのもおかしいのですが……子狸の進級については物語にあまり深く関わってこない事柄(それもひどい)なので、作者なりに色々と救済策を考えてはみました。宰相が学校に圧力を掛けて進級させる、魔物たちのほうでポンポコダミーを用意して登校させる等ですね。まず前者は無理でした。国としては、子狸を学校にとどめておく期間は長いに越したことはないからです。正当な理由で進級を取り下げることができるなら、宰相が私情を優先するとは思えません。べつに子狸をどうこうするつもりはないのですが、魔物たちの管理人が王都に住んでいるという状況は、王国にとって非常に大きなメリットがあります。ポンポコダミーに関しては、魔物たちの心情を考えると自ずと却下されました。子狸の担任教師を務めてくれていた教官を騙すことになりますし、そもそも本人のためになりません。というわけで、確定した子狸の留年。教官はがんばってくれたようですが、やはりどうにもなりませんでした。さぞかし無念であることでしょう。悔やまれます。せめて魔物たちがもう少し自重してくれていれば良かったのですが、そうも行かない事情があります。もともと魔物たちは子狸を学校に入学させること自体に反対していました。そのわりには子狸の留年を心から祝福しているようです。きっと学校で勉強している子狸を見て心変わりしたのでしょう。さあ!回復してやろう!ルビガンテは男前、いやさ武人じゃのぅ……。でも勝利のために全身全霊を尽くすのもまた武人……難しいところです。 さて、無事に留年した子狸。人生には軽く王手が掛かったものの、勇者一行の旅はまだ続きます。最初に投稿したのが4月だったから、七ヶ月掛けてようやく幽霊船とかたぴ岡のシナリオにはないぞ……でもめげずにがんばる。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、八百奈様!おそろしいことに作者にも違和感がなくなってきました……。え!?留年しちゃいそうなの!?い、いや……だいじょうぶですよ、うん。本当に立派な大学や会社は、経歴よりも人間性を見てくれるはずです。もしもわたくしが人事の担当だったら、順風満帆な人生を送ってきた人よりも、一度は挫折しても乗り越えてきた実績を持った人のほうが魅力的だと思います。大切なのは、くじけないこと、自分の人生に誇りを持つことではないでしょうか。学校の先生方は、折りに触れて「誰にも負けないというものを一つでもいいから作りなさい」とおっしゃってました。当時は「ふうん」と聞き流してましたが、いまになってみれば「根拠のない自信にすがるのは良くない」という意味だったのではないかと思います。自分を過信せず、あとからついてくる自信を大切にしなさいということですね。 我ながら、じつに良いことを言いました。その直後に、自分を過大評価している人物を主人公に据えたお話のするのは誠に心苦しいのですが…… 正解(にこっ)。勇者さんは常に最適な判断を心掛けて行動する女の子ですから、手元にある情報をきっちり有効活用します。海賊行為に手を染めるというのは、子狸が言うところの「でっかい鼠」を誘き出すための発言でした。三週間ぶんの食糧が一週間ほどで尽きるというのは、あまりにも不自然だったのですね。会議中に子狸の様子をうかがっていたのは、どうも他者の気配に敏感らしい子狸なら、密航者の存在に気付いているのではないかと思ったからです。じっさい、子狸は自分たち以外の存在をなんとなく感じていました。まんまと誘き出された狐っ子は、敬愛する勇者さんが魔物たちの船に乗っている現状に大きな不満を感じていました。魔物たちは彼女の異能を「タマさんと同じタイプ」と説明しましたが、勇者さんは狐っ子の能力をもっと詳しく知っています。自分の発言に対して何らかのアクションを起こすことを予測していたのですね。そうでなかった場合は、やっぱり「→うばう」しちゃったかもしれませんけど。ちなみに……備蓄が底を尽いたというのも嘘です。食糧が激減しはじめた四日前から羽のひとに命じて極秘でこっそりと蓄えてました。少なくともトロピカルジュースを作るくらいの余裕はあったようです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ヨヌフ様!昨日は忙しくてパソコンヌを開けませんでしたが、今日は圧倒的スピードで家に帰ってきました。映画って本当に面白いですよね。製造が追いつかなくなって巷で話題になったのがゴパン、たぴ岡が古本屋で購入したのが怪盗紳士リュパン。学生時代、毎年のように金曜ロードショーで放映される劇場版がとても面白かった。何重にも仕掛けられた防犯セキュリティをスマートに掻い潜っていくシーンがいちばん好きでした。仕事に就いたら、まあ当然のように夏休みはないわけで、テレビを観ること自体がほとんどなくなってしまいました。ごはんを食べながら観るくらいでしょうか。いつかひまが出来たら、レンタル屋さんに行きたいものです。 さて、怪盗紳士ポンポコ。天職が泥棒というのも物悲しいですが。魔物たちは高レベル環境(開放レベルの限界を突破した状態)での特訓も子狸に施していますから、偶然にもシナリオと行動が噛み合った場合は素人離れしたポテンシャルを発揮することもあります。詠唱破棄が完全に開放された状態だと、魔法合戦はとんでもなく高速化するのですね。旅立つ直前の段階で、レベル7くらいまでは開放状態で戦える(ボードゲームで言うところの「定石」はレベルが上がるごとに加速度的に増える)という設定なので、よそさまの船にお邪魔して戻ってくる程度のことは本当なら難なくこなせる……筈なのですが。きっと練習だから上手く行ったという面もあるのでしょう。断言は難しいですが。 怪盗ものに必須といえるのが、やはりライバル。怪盗紳士ポンポコのライバルキャラは……まあ勇者さんなのでしょうね。意外といい勝負かもしれません。ルパン三世の原作では、ルパンと銭形警部は不倶戴天の天敵同士なのですが、アニメシリーズだと好敵手という感じでほのぼのしてますね。ああいう感じでどたばたしながら一時的にコンビを組んで巨悪に立ち向かうという展開が熱いのですよ。問題は、その巨悪が勇者さんの身内になりそうなのが何とも……。ままならないものです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、みゅね様!ユークリッド!ユークリッド?ユークリッドとは何ぞや。(検索中)ああ、ユークリッド幾何学か。幾何学って何だろうと思って調べたことがあったので、頭の片隅に残ってたんですね。QED。ちなみに幾何学というのは図形に関する学問の総称……だったと思います。魔法陣グルグルですね。 さて、ご質問ありがとうございます!だがしかし、学校についてはあまり深く考えていないたぴ岡なのであった。理屈の上では、ポンポコ学級は子狸を含めて17人、33人、49人のどれかですね。騎士団の最低単位が八人で、男女の比率が五分五分とした場合、十六の倍数+子狸になるからです。じつのところ実働部隊が最大の力を発揮できるのは十人なのですが、人手が足りないため王国暦1002年現在では八人編成が基本になってます。17人だとメンバーのシャッフルができない(小隊長の資質を持った子供が特定しにくくなる)ので、33人か49人が妥当かな……?49人だと担任教師の負担が大きくなるので、現実的な線が33人といったところでしょうか。ただし学年の生徒数がきっちり割り切れるとも限らないため、34人という説も捨てがたい。まあ、これらはあくまでも理屈の上ではそうなるということです。ストーリー上、学園物語にはならないので理屈をこねこねしましたが、じっさいに書くとなれば作者の都合も関わってくるので、17人が採用されることになるでしょう。そうなると小隊長候補が育たないので、低学年のうちはクラス合同で授業を行い、ある程度の目安がついたところで選出された小隊長候補を軸に最終的なクラス分けを行う感じでしょうか。でも、それだとあからさますぎますね。表向き、学校は社会に出るための必要最低限の教養と魔法の扱いを学ぶ場ということになってます。クラスを男女別に分けるしかないかもしれませんね。作中の表記と完全に矛盾しますが。とりあえず理屈上は子狸含め33人になるということでひとつ……。 理屈上は33人の生徒を担当していることになった教官。なんだか鬼軍曹なイメージですが、じつは女性です。というのも、作中ではあまり深く触れることはないと思いますが、魔物たちが子狸の担任教師に特装騎士を要求したのですね。騎士団は男社会であるため、八人編成を作ることの困難さから、たいていの女性騎士は特装になります。国は魔物たちの要求を呑んだものの、「いま現場で実績を上げている騎士」を出すくらいならと、魔物たちが納得する範囲で「将来、方々で活躍するかもしれないカタログスペック上は優秀な騎士候補生」を差し向けました。教官は、もともと特装騎士を目指していた人で、しかもかなり優秀な生徒だったのですね。軍学校で優秀な成績をおさめて、さあ晴れて念願の騎士だというところで、上から「学校で先生やっておくんなまし」みたいなことを言われて、もちろん拒否したけど受け入れられず。紆余曲折あって黒幕が宰相であるということを突き詰めて(情報をリークされて)直談判に持ち込みましたが、まあ例によって例のごとく「騎士とはいったい何なのだろうか……?」とか「どう思うかね?」とか言われて丸め込まれてしまいました。バウマフ家に人生を狂わされた一人です。可哀相に。もちろん教官本人は知る由もありません。ますます可哀相に。これはもう美容クリームとスペシャルマッサージ券を進呈せざるを得ない。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!マフマフ!マフマフ!さあ、とうとう子狸の敵対勢力が現れました。登場させないで、ひたすら裏方に徹してもらうという選択肢もあったのですが(少なくとも魔物たちはそのつもりだった)、勇者さん親衛隊の性格上ありえないというのと、のちのちの展開で「因果律がみだれる……」になってしまうため、今回の運びとなりました。ランキングがすべて同票一位だったのは公開アンケートだったためです。留年確定したクラスメイトの良いところを探そうとして、「じつは……」という流れになったらしい。ちなみに第二位は「右のフックに光るものがある」、第四位は「お前の治癒魔法、嫌いじゃないぜ」、第六位は「不定形パンに第三の刺客あらわる」、第八位は「いまだから言うけど、家庭訪問に同伴してきた謎。ツッコまないうちの親もどうかと思うがっ」でした。一回はぜんぶ書いたのですが、話が変な方向に飛びそうだったので自重しました。 狐っ子は親衛隊で最年少なので、何かとつたない印象です。子狸は年上の威厳を示せるのでしょうか。それにしても勇者一行はどんどん凸凹になっていく。前世からの因縁を背負う運命の戦士たちはどこへ行ったのだろう。不思議でなりません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、数札様!怪盗といえばルパン三世もそうですが、怪傑ゾロを思い出します。タキシード仮面ですね。いや、タキシード仮面はカテゴリーが違うか。ふだんは実力を隠してるけど、じつは!というのは心が躍るものがありますね。じっさいに真似たら声とか体格でバレてしまいそうですが……案外そうでもないのだろうか。少なくとも知り合いなら分かりそうです。ボイスチェンジャーをフルフェイスのヘルメットに仕込んで女装もしくは男装すれば何とかなるだろうか……?現代の怪盗はいろいろと大切なものを捨て去る覚悟が求められるようです。なかなかルパン三世のようには行きませんね。 というわけで、善良な一般市民にはいっさい必要ないスキルを発揮した子狸。なんとなく作者も騙されかけましたが、やってることはあまり凄くないかもしれません。ちなみに服を着て泳ぐのは手足が服に絡むのが怖いくらいで、むしろ浮力として働くため、練習すればあまり難しくないそうです。もちろん水の抵抗は増すでしょうから、体力はいるでしょうけど。本当に恐ろしいのはパニックと、体温の低下なのでしょう。子狸の場合はどこへ行くにも王都のひとが一緒なので、常に命綱をつけた状態、恵まれた環境にあることも挙げられます。むしろ驚くべきなのは、見つからないよう船に潜入するという趣旨を理解していたことなのかもしれない。以前に霊界のひとたちのミッションでも正面突破を避けようとしてましたし、魔物たちは子狸をどこへ連れて行こうとしているんだろうか。学校を追放されたら、あれですね、王国の重鎮は子狸を(というよりバウマフ家を)手放したくない(手元に置いておきたい)と考えているので、案外いいところに就職できるかもしれません。でも、たぶん国に頼ることはしないでしょう。パン屋を継ぐのか、それとも祖父母のもとで農業に励むのか、夢はひろがります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蛇様!ここがおかしいよ日本人ならぬアリア家ですね。今回、存在が示唆された勇者さん親衛隊はたしかに少し変わった人間が多いです。とくにアリア家の教育がおかしいとかそういうことではないのでご安心下さい。けどアリア家がまともなのかと言われると……変は変でも方向性が違う感じでしょうか。バウマフ家はいろいろとあれですが、それでも表向きはどこにでもいるような、いやいねーよという感じの一般家庭ですからね。アジェステが英雄号と称されていることからもわかるとおり、アリア家は表向き「王国を守護する剣」という位置付けをされています。国民の多くは、大貴族で騎士団の元帥と同じくらい偉いという認識ですが、まったくそんなことはなくて、むしろ騎士団とはほとんど無関係です。王国騎士団は公式には国王の所有する軍隊で、アリア家は命令系統に属していないのですね。自国、他国を問わずして騎士に命令できるという権限は結果的にそうなるというだけであって、聖騎士位のいちばん変なところは好き勝手に動いても良いとされる点です。ああしろこうしろと命令してもぜんぜん言うことを聞かないのに功績を立ててくるので、もう勝手にしてくれとさじを投げたのが称号名「ア(ジ)ジェステ」のはじまりなのですね。あってもなくてもやることは同じなので、アリア家はとくに喜びませんでした。苗字と称号名がどちらも「ア」からはじまるので、なんとなく名前も「ア」からはじめる習慣が生まれて、なんだか面倒くさいなぁとか思ってるかもしれません。「ア」多いねん……みたいな。 一方、バウマフ家の期待の星、子狸はとうとう留年が確定してしまいました。これが学園物語だったらクラスメイトたちと一緒に卒業するためにがんばって、でもどうにもならなくて、さあどうするというところで何かしらのウルトラで大逆転するのですが、いかんせん本人が学校に来ないので教官の奮闘むなしく進級に至らず……。元気がない教官をクラスメイトたちが励まして「お前たち……」とか感動のドラマもあるでしょうに、問題の子狸は海でギアソリッドしてました。両親は夫婦で旅行してるし。バウマフ家の業は深い。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、dgo様!執事なら、ハンター×ハンターのゾルディック家でお仕事をしているゴトーさんとかカッコイイですよね。いかにもプロフェッショナルという感じです。はい、子狸には無理ですね。ひたすら試しの門に挑んでガチムチになってそうです。ヒソカの性格分析を参考にすれば、どう考えても強化系(単純で一途)なのですが、本人は操作系(理屈屋でマイペース)に違いないとか勝手に思い込んで間違った方向に突き進みそう。筋肉量を操作する能力とか。ポンポコ母が見たら、きっと泣く。 シーフ……ゲームとかだと地味な役どころですね。以前から思っていたのですが、戦士、魔法使い、僧侶と来て、盗賊というのは何だかおかしいような……。犯罪前提ですよね、うん。身のこなしが素早くて、罠を解除できるというイメージなので、むしろ戦士のカテゴリーに入るような、そうでもないような。イメージ的にはカンダタが近いかな。身軽になるために脱いでみた、筋肉が鎧みたいな。敵が人間よりも屈強で、しかも通路が狭いかもしれないダンジョンとかだと、武器は斧とかハンマーがメインになるのでしょう。あとは槍が欲しいところ。剣は取り回しが良いし、突けるしで万能選手なのですが、耐久性が低そうですね。もちろんナイフのたぐいは便利ですから、必須でしょうけど。パンイチでナイフを腰に巻いて斧と槍で武装した冒険者がダンジョン内部ではひしめき合うわけです。しかも理知に富み、罠なんてひと目で看破しちゃう。やばい、かっこいい。そんなリーダーについていきたい。たぴ岡はパンイチで戦う勇者の父を応援してます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、長月様!そういえば褒められてました。じっさいに子狸にレクチャーしていたのは舎弟の方々で、タマさんはあまり魔法が得意じゃありません。体格も平凡ですしね。ただ、とにかく勘が良くて、何かと厄介事に巻き込まれやすい(トラブルを察知できる上に自分から首を突っ込む)らしく、気付けば裏社会の人間になっていて、やっぱり勘が鋭いですから、望む望まないに拘らずどんどん出世していった人です。異能者の人生は両極端で、まず平凡な人生は送れません。他の人が持たない力(超能力と言ってもいいです)を生まれ持った人間が、そのことを隠し通して生きるのはたぶん無理です。自慢したくなるでしょうから。子狸も発電魔法を使えるというのがバレました。子狸バスターに対抗するためというのもあるのですが、勇者さんに自慢したいという気持ちもきっとあったのでしょう。 ちなみにカチコミの才能というのは、遠回しに国のエージェント(特装騎士)か何かじゃないのか……でもそれにしては……うーん?ということです。目を配るポイントや、距離感の掴み方といった点が子供離れしているのですね。魔物たちの特訓は子狸の中でたしかに息づいているので、胡散くさいシチュエーションになるとそういった部分が顕著に表れます。非日常的なスキルなので際立って見えるのでしょう。本当に将来はどうなっちゃうんでしょうか。子狸の将来についてわたくしも妄想してみたことがあるのですが、教師を目指したけど無理だったから家庭教師になったりしてるかもしれませんね。親狸は高校時代、魔法で伸び悩んでいる子たちに的確なアドバイスをしたことで有名になったという背景があります。子狸もきっと……パン魔法を教えるぶんには向いているかもしれません。クロワッサンとか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、マイマイY@様!たぴ岡の地元では、そろそろ雪が降りそうな按配です。我が忠実なるしもべ、セラミックファンヒーターをクローゼットから召喚し、準備は万端。ファンつながりでファンネルといっても過言ではないでしょう。エアコンもあるのですが、寝る前にちょろっと暖をとる程度なら最終奥義エアーコンディショナーを繰り出すまでもありません。さいきんのエアコンは人感センサーがついていたりフィルターを自動でお掃除してくれたりと高性能なのですね。可変機能の搭載が待ち遠しいです。 さて、とうとう大隊長が本編に登場しました。魔物たちの関心が薄いのであまり詳しく書いてませんが、大隊長は騎士団の実質的なトップで、名目上は元帥(マリアン)というのが頂点に君臨してます。称号名が制定されたことで、騎士団の上位指揮官は国内のみならず国外においても一定の指揮権を持つようになりました。元帥の称号名はマリアン、大隊長はネウシス、中隊長はエウロといいます。称号名というのは国際的な位階を示すものですから、たとえば魔王軍との戦時中、大隊長は、元帥の名において発令された命令に、国籍を問わず逆らってはならないと国際法で定められているのですね。そこらへんの上下関係をあいまいにしたままだと、ふだんから仲が悪い三大国家は互いの足を引っ張り合って、さいあく共倒れに終わるということがわかっていたからです。 元帥は、世界に三人しかいない騎士団の最上位です。これはどういうことかと言うと、万が一、連合国の元帥が倒れたとき、王国と帝国は連合国の騎士団を自由に使えるということです。だから三大国家は、元帥を「不死の存在」として祭り上げる必要がありました。つまり甲冑を着せて、正体が誰かわからなくしたのですね。背格好が同じくらいなら、中の人が入れ替わることも可能で、でも大隊長のように長年の経験を持った騎士というわけではありませんから、めったに人前に姿を現すことはありません。ボロが出るからですね。 魔物たちからすると実績を持たないぺーぺーの素人(しかも中身が入れ替わる、実在すら怪しい)に過ぎないので、彼らは元帥に興味を示しません。ところが大隊長は、若い頃から魔物たちが何かと目をかけて、小隊長→中隊長→大隊長と出世していった人材たちなので、とても思い入れがあります。 大将は、その大隊長の一人です。中隊長時代は、まだ自分の不遇を呪うくらいで済むのですが、これが大隊長となるともはや諦観の域を通り越してしまうようです。王都を発って五秒で魔物と遭遇するほどのハードラックに加えて、名前も顔も知られた有名人ですから、公共施設の利用は何のかんのと理屈をつけられて丁重にお引き取りを願われます。「まあまあ、おじいちゃん。わかってるから。ね?まあまあ……」みたいな感じです。騎士団で最大の功労者であることは確かですから、敬愛はされてはいますが、それとこれはべつということですね。でも部下たちからは絶大な信頼を寄せられてます。まず例外なくおじいちゃんなので、強いとか弱いとかではなく、大隊長が率いる軍隊は一体感があるらしいです。だから大丈夫!可哀相じゃないよ! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!お気に召したようで何よりです!たぴ岡なりに、おもだった登場人物は全員が主人公になれるくらいのラインナップを揃えたつもりです。そのぶん名前には悩まされました……。一回の投稿で一週間以上も掛かったのははじめてかもしれない……。とくに大隊長。もともとは「ジョン・ネウシス・ジョンハーレー」という名前になる予定でした。うん、苗字が変わった。わたくしは登場人物の名前を響きで決めることがほとんどなのですが、じっさいに書いてみると「ジョンハーレー」というのが、なんだかしっくり来なくて……。読む感覚と書く感覚は違うと申しますか……。自覚はなかったのですが、どうもわたくしは長音符(「ー」←これ)を人名に使うのが苦手みたいです。ジョン・ジョンと続く感じは気に入っていたので、悩んで悩んで悩んだすえに「ジョン・ジョンコネリ」と命名しました(「ネウシス」は称号名なので、除外して考えてます)。 その点、アリアパパことあーちゃんは予定通り……いや、計画通りです。松田ァーッ!アリア家の人間の名前は、「ア」からはじまる、きれいな名前という伝統があるので、お父さんの名前は「アーライト」と決めてました。計画通りです。手先が器用だからね……。 登場人物を一挙に増やすのはどうかと思ったのですが……幾つかの事情から今回はこうした形式をとりました。できる限りシンプルになるよう書きましたが、たぶんちょっとわかりにくかったと思います。ごめんなさい。ああした書き方を、もちろん工夫を交えながらですが、今後もこそっと混ぜていくと思います。たぶん、このままお話を進めていくと最終話の情報量が多すぎるからです。 それはそうと、いよいよ子狸が本気を出しはじめましたね。今回のお話では狐っ子とアリアパパ、大隊長の登場を優先したため、だいぶ端折りましたが、目覚まし勇者さんは王都のひとが水の精霊に声をあててたのを見てラーニングしたものです。羽のひとは「おそろしく高度な魔法」と言ってましたね。どういった理屈が働いているのかは、読者様のご想像にお任せしたいと思います。なぜなら、しいて(略)世界の基本構造に関わっているからです。これも最終話に関連した案件ですね。勇者さんに焼かれましたけど、構成は子狸の頭の中にあるので問題ありません。目覚まし勇者さんは不滅です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狗尾様!いやはや、まったく、錯綜してきちゃいました。本当に、本当にわかりにくくてごめんなさい!投稿ボタンを前にして悩んだのははじめてです。それくらいわかりにくい。魔物たちの相互ネットワークを舞台装置に組み込んだ時点で、いずれこうなることはわかっていたのですが……作者の力量不足です。本当に申し訳ない。じつはですね、次話すら書いてないのにあれなのですが、最終話を頭の中で組み立てはじめてまして、それ自体は珍しいことではないと思うのですが、これがまた複雑なお話になりそうなのです。だから、いまのうちに試行錯誤しておかないと、とんでもないことになりそうな予感がひしひしと……。場面があっちこっちに飛ぶぶん情報量を抑えてみようという、うん。 とりあえず、状況を整理してみましょう。 港町を脱出した勇者一行はお船に乗って航海中です。さいきんジョーたちが大人しいですね。他の河からたくさんの魔物たちが流れてきているので、自己主張を控えているようです。子狸を危険視しているらしい狐っ子が登場しました。異能とかいう超能力じみた何かを使えるようです。自称、忍者。あと子狸が留年しました。勇者のお供が留年するファンタジー。 ところ変わって、陸の上。アリア家に幽閉された友人たちを救い出すために山腹シリーズが決起しました。山腹のひとの家は、アリア家の領内にあります。思うところがあったのでしょう。分身と和解したことで、億単位の青いのがアリア家を目指して行軍中。大所帯がおれ参上(瞬間移動)するのはまずいので、わっせわっせと這って進んでいます。もちろん目撃者が多数なので、大隊規模の騎士団が出撃しました。騎士団の方でもいろいろと考えているらしく、本隊をおとりに大隊長は重役出勤。これを察知した青いのに5秒で絡まれました。この青いのは、本当にどこにでもいます。 がんばる青いのを尻目に、囚われの身となった鬼のひとたちはアリア家当主のあーちゃんと交渉中。子狸バスターが真っ先に勇者さんの剣を破壊したのは、分身たちと鬼のひとたちの密約によるものでした。鬼のひとたちの真の目的は、勇者さんの剣を打ち直すことにあったようです。そのためにはアリアパパを説き伏せる必要があると、彼らは考えているもよう。とはいえ、そこは王国の黒幕と称されるアリア家の首魁。一筋縄では行きません。五分やると、それだけ言われて困ってしまいます。はたして鬼のひとたちは本懐を遂げることが出来るのでしょうか。 以上の三点が同時進行している出来事です。 ちなみに親狸は奥さんを連れて絶賛旅行中。所在地は定かではありませんが、あちこちに出没しているようです。子狸が旅立って寂しがっている奥さんの気晴らしにと言ってましたが、じっさいは怪しいものです。二年前の王都襲撃を企てたのは親狸で、人類と魔物の存亡を賭けた戦争に至るまでの流れを作り出しました。バウマフ家の伝家の宝刀「うっかり」は、レジェンドバウマフこと親狸には適用されません。分身たちの子狸バスター強奪を後押ししていたあたり、こうなることを予期していたのでしょう。また望んでいたということでもあります。一連の行動は、討伐戦争の果てにあるものを見据えてのものなのかもしれません。作中で明記することはありませんが、親狸が何を思い、何を目指したのかは、お話が進みにつれて、なんとなく見えてくると思います。そうだといいなぁ……がんばります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、みゅね様!大将は子供っぽいところがあるみたいですね。これは大将に限った話ではありませんが、どうやら魔物たちと接しているときは若い頃の感覚に引っ張られやすいみたいです。今回は、とりあえず登場させただけのお話なので、どういった人物なのかはまた後日。 さて、あーちゃんはいったい何を企んでいるのでしょうか。アリア家の人間は先見性に秀でているようです。自分の感情をコントロールできるため、一度やると決めたことに対して高い集中力を発揮できるのですね。アリア家の感情制御が精神作用でトップクラスの異能とされているのは、先天的に備わるものであり、大半は遺伝によるという異能の性質と相性が良いからです。鬼のひとたちに剣を打たせた場合、優れた武器が手に入るという直接的なメリットの他に、その技術を盗めるかもしれない、魔王軍とのパイプができるかもしれないというメリットがあります。問題は、それがバレたとき民衆の支持を一気に失うであろうということ。正体を隠そうともせずに堂々と正面から乗り込んできたことから、そうなる可能性は高いと考えるべきでしょう。冒頭で、勇者さんが領地を見て回っていたというのはアリアパパの指示によるものです。過去にアリアパパは山腹のひとと接触していて、自分の娘が勇者に選ばれる旨を了承していました。そのことから、魔王軍は勇者の存在を歓迎しているということが推測できます。黒雲号の本名がノロというのは偶然の一致とは考えにくいですから、アリアパパか、あるいは魔物たちが名付け親である可能性が高いです。仮に前者とするなら、ノロという名前は魔物たちへのメッセージと捉えることもできます。バウマフ家のことは調べがついてるという意思表示ですね。後者であるならば、魔物たちからのメッセージでしょうね。お嬢さんの前にノロという名前の人間が現れたら、それは自分たちの差し金だから手出ししたら容赦しないよということです。いずれにせよ、アリアパパと魔物たちは互いにけん制し合っていて、とうてい仲良しとは呼べない間柄のようです。アリア家の人間は感情制御の弊害により自分たちの命に執着することが出来ないという致命的な欠点を抱えていて、魔物と戦って果てるならそれでも構わないと考えます。自分の娘が勇者になる、言ってみれば魔物たちに利用されることにアリアパパが合意したのは、両者の間で何かしらの取り引きがあったからでしょう。アリアパパが交換条件として提示した内容はどういったものだったのでしょうか。 今回、アリアパパは鬼のひとたちの申し出に交換条件を提示することはしませんでした。勇者として旅立った娘の新しい武装や、鬼のひとたちの技術力、魔王軍とのつなぎ役にあまり大きな魅力を感じていないのですね。どちらに転んでも良いという感じの態度です。だからではないでしょうか。執着心を持たない人間は、目的を悟られにくいのですね。正解のないパズルみたいなものです。はたして鬼のひとたちに勝機はあるのか。 それにしても、早起きして目覚まし勇者さんを起動する子狸というのは物悲しい光景ですね。くるりとターンして挨拶とか本物の勇者さんは絶対にやらないですから。変化魔法は入っていなかったので、その場の思いつきではなく、そう動くよう構成を組んだということです。子狸さん……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、草様!書きたいこと、書かなくてはいけないことが入り乱れてきてテンションが上がってきました。カットするか、しないか悩むのもまた一興ですね。何を言いたいのかというと、一話まるまるカットの悲劇が起きようとしているのですが、ない知恵を絞って何とかしようとしてます。ろくに登場もしてないのに、教官には苦労ばかりかけます。子狸が欠席しがちな理由は「病弱なので」ということになってますが、もう誰も信じてないので、けっきょく不明ということになっていて、学校ではけっこう大ごとになってます。熱心な先生からしたら面白くないでしょうね。授業中に騎士たちが突撃してきて連行することも珍しくないので、軍人が学び舎に入るのを好ましくないと感じている人もいて、「留年させても繰り返しになるだけなのでは……?」みたいな。でも子狸はお年寄りには受けがいいので、「あれはなかなか熱心な生徒ですよ。低学年の面倒見も良いですし」みたいなフォローが入って、教官が嬉しそうにする……というようなエピソードもあったことでしょう。じっさいは子狸を退学させるという話になったら、学府から視察が入って、「おや、これは……?」みたいな寸劇が起きて未然に防がれるわけですが。そのへんの事情を教官は知らないですからね。 さて、大将は青いひとたちを「青いの」と呼びます。子狸は「青いひと」と呼ぶし、作中には出てきませんけどお屋形さまは「ポーラ」とか数字で呼び分けます。他に「青いの」と呼びかけるのは、同じ魔物たちと、あとグランド狸くらいなものでしょう。人間たちが冗談交じりにそう呼ぶことはありますが、大隊長の場合は少なからぬ親しみを込めて「青いの」と呼んでいるようです。 魔物たちが一人称や口調が統一されているのは、開祖の心をコピーした存在だからというのが根っこにありますが、統一したままの方が分身魔法の存在に気付かれにくいという事情もあります。女性の姿をしている牛のひとの一人称も「おれ」なので、魔物たちの口調に性差は表れない、性格も似たような感じで個性がない、というのが一般的な認識になってます。その点、大隊長は、かなり深いところまで勘付いていると見て良いでしょう。細かい検証は不可能なので経験則によるものなのでしょうが、例えば青いひとたちの微妙な性格の違いに気が付いていて、同じ青いひとでも幾つかの系統に分かれるのではないかと。同様の特徴は鬼のひとたちにも見られますが(オリジナルが複数人いる)、骨のひとや見えるひとは全員が同じなのですね。しいて(略)世界にはびこる魔物たちは、レベル1~2が圧倒的な多数を占めます。木を隠すためには森の中とは良く言ったもので、仮に青いひとたちの核とも言えるオリジナルが存在するとすれば、個体を特定して探し出すのは実質的に不可能と言っても良いでしょう。だから本当に重要な役割を担っているのは(あるいはそうならざるを得ないのは)王種でも都市級でもなく、下位騎士級と呼ばれるレベル1の魔物たちなのではないかと、それくらいのことは気付いているかもしれません。ある意味、大隊長たちは子狸よりもずっと魔物たちに近い視点を持ってます。討伐戦争が魔物たちの八百長だとしたら……というところまで来ているのですね。勇者さんも似たような推論を持っていますが、魔物たちを「敵」と認識しているうちは確信に至らないでしょう。魔物たちが「絶対悪」であり「人類の天敵」という認識は、本来なら疑うべく余地もない「一般常識」だからです。歴代勇者の中でも、とりわけ先代勇者と先々代勇者は、バウマフ家の人間と触れ合う中で「本当にそうなのか……?」という疑問を抱いて魔王軍に立ち向かいました。時代と共に価値観が揺らぎ、命の大切さが見つめ直されていったのですね。勇者さんはどうなるのでしょうか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アリノ様!目覚まし時計というものは心強い味方であると同時に強大な敵でもある、と思います。時計というのは人類社会には欠かせないもので、「一定のリズムを刻む」ということを人類はずっと研究してきました。起源は太陽の位置を計るというもので、たぶん地面に棒を立てて日陰の位置を時計の短針みたいに判じるものだったのではないかと。もしかしたら地面に目印を刻んで、影がここまで来たら飲みに行こうぜ、うまい酒場を知ってるんだ……みたいな使い方をしてたのかもしれません。ぱっと思いつく、いちばん簡単な方法でも、なんとなく時計っぽい構造になっていて面白いですね。曇っていると機能しませんが、雨が降っていると狩りに行くのもしんどいので、さして問題なかったわけです。晴れた日は、疎らに集まって「狩り行くぞー」「うぃー」「正直だるいっす」「飲みすぎた……吐きそう」「キャベジンいっとく?」的な感じでしょうか。 さて、今回は魔法の可能性について(間接的ではありますが)少し触れました。魔物たちの魔法合戦は超人バトルになるわけですが、人間たちが扱える魔法には明確な限界が設定されてます。それがレベル4以上の魔法で、詠唱破棄、座標起点、射程超過、並行呪縛に抵触する魔法は人間たちが使おうとするとイメージ変換の時点で齟齬をきたして発動しません。並行呪縛がどういった魔法なのかは作中で明記していませんが、強力なよりしろを編み上げたり、魔法で高速移動できるようになったりするらしいです。スターズが登場すれば詳しくご説明する機会もあるかと思われます。それらに抵触しない範囲で、目覚まし勇者さんは非常に高難度な魔法です。音声を届けるのではなく生み出すという性質のものだったからでしょう。減速魔法(シエル)は、時間に干渉しない(減衰のペナルティを避けるため)、肉体に直接的な干渉をしない(肉体の組成をいじる魔法は危険すぎる)、といった縛りの中で研鑽されていった魔法であるため、複雑で、そして世界の基本構造に通じたものがあります。ネタバレになるので、あまり詳しくは触れませんが……。 明日は服を買いに行こうかなぁ。これだけケータイが普及した世の中で、目覚まし時計は今後どうなっていくのでしょうか。これは時計が新たなるステージに進むための試練なのかもしれません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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ぽ、ポンポコラーメン……だ、と?な、なるほど……ロゴを見る限りお腹がポンポコなのでポンポコラーメンという感じですが……きっと社長さんはTA☆NU☆KIのおかげで九死に一生を得たとかそんなエピソードがあるのではなかろうか……ひとに歴史あり。ポンポコ情報ありがとうございます!はじめまして、mmm様!いやぁ、トップページを開いたときはポンポコの干し肉とか使ってるのかと思ってぎょっとしましたけど、そんなことはないみたいでホッとしました。豚肉ならいいのかって言うと、それもまたう~んって感じなんですけど。世の中には答えのない問いみたいなのがたくさんあって、「けっきょく人間って何なの?」と何度も何度も問いかけられることになるのではないでしょうか。 さて……どうなんでしょうか。魔王がじつはいい人で……という題材は面白いですよね。つまり人類の敵は必ずしも悪ではないということなのでしょう。子狸は魔王という感じではありませんが、魔物たちにとってのトリガーであることは確かです。少なくとも各国の首脳陣(一部)は、もしもバウマフ家の血が絶えたなら、高確率で魔物たちは地上から永遠に去ることになるだろうと予測していて、魔物たちは王国の上層部にバウマフ家を快く思わない勢力が必ず存在すると決めつけていますが、じつはまったくの的外れです。しいて(略)世界のありとあらゆる「国」は魔物たちの存在を前提として成り立っているので、魔物たちがいなくなるとまず間違いなく成立しないのですね。王国なら騎士団は内部分裂するだろうし、似たような組織を貴族たちが私設しはじめるでしょう。チェンジリング☆ハイパーを修めた集団というのは、寄せ集めの傭兵集団とは比較にならないほどの戦力を持ってるからです。騎士団が国に帰属するという仕組みになっているのは、貴族が私財を投資したところで「じゃあ、お前んとこは自分の身は自分で守れるね」とかなって損をする上に、大貴族には警戒されて睨まれるし、魔物たちには絡まれるしで、メリットがほとんどありません。 あれ?何の話でしたっけ?ああ、そうそう、子狸は魔王の資格を持っているということです。子狸は勇者さんを立派な勇者に育て上げようとしていますから、魔王が勇者を育成するお話と言えなくもないです。つまり、そうではないという見方もできるのですね。主題に関わってくる点なので、いつか本編で触れることができればいいなぁと夢見てますが、さて、いつになるやら。 王都のひとは我慢の子ですね~。作者の頭の中では、王都のひとは魔物たちの長兄(長姉でも可)という設定が固定しちゃってるので、知らず知らずのうちにいちばん損なポジションを割り振ってることもあるかと思います。結果、どうしてもストッパー役に回るし、他の魔物たちも王都のひとを信頼してるから安心して騒いでる部分があります。今回の氾濫事件なんかでは王都のひとも一緒になって騒ぐという案もあったのですが、けっきょく違和感が拭い切れませんでした。こればっかりはどうにもならないと思います。だから魔物たちの長兄は、やはり王都のひとなのでしょう。そうじゃないと整合性が崩れるということも確かなのですが。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、蛇様!ゆんゆんですね。ゆんゆんゆん。「ゆ」というひらがなには、人を狂わせる何かがあります。真ん中の棒のぴょろっとしたところなんて最高ですよね。個人的には「み」もなかなかの逸材だと思います。プードルみたいで可愛いですね。まあ、それはともかく…… 布団の上でごろごろしてたら気付けば昼のミステリー。今回のお話は、久しぶりに鬼のひとたちの活躍が書けたので楽しかったです。どうやら五分やると言われて芸人魂に火がついてしまったようですね。おそらく絶対の自信を誇る持ちネタだったのでしょう。アリアパパの感情制御はほぼ完成したものです。勇者さんの感情制御は未完成で、突発的な事態には動揺したりもするのですが、アリアパパにはそれがない。完成した感情制御がどれほどのものか、けっきょく鬼のひとたちの挑戦は失敗に終わりました。これが勇者さんだったら、ひとことくらいコメントしてくれたかもしれませんね。子狸なら自分も参加しようとしたでしょう。 さて、久しぶりに見えるひとが登場しました。本当に森とか沼が似合うひとです。折り畳み式ヘルに収監されたひとたちは、むしろ、なんだかそれっぽくなってましたね。どうやら騎士たちは「第一のゲート」とやらを目指しているらしく、そうはさせじと見えるひとが立ちふさがっている……というのが現状みたいです。「第一」というからには「第二」もあるのでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様!いやぁ、それにしてもデジタル技術の発展は目覚ましいものがありますね。デジタルオーディオの充電器を買いに行ってきたのですが、目移りしてしまって何ともかんとも。とくにチンジャオロースーが美味しかった。 わたくしはバラエティ番組が大好きだったので、いつか作中でショートコントをやってみたかったのですよ。インターネットもなかった頃、いや、あったにはあったのかもしれませんが、いまほど一般的じゃなかった頃、クラスメイトと話すことと言えばゲームに漫画、バラエティ番組のことでした。そこで折り畳み式ヘルですよ……くすくすくす……。冗談はさておき……やろうと思えば一瞬で人類を「滅殺ぅ!」できる魔物たちですが、彼らのウィークポイントは精神なのですね。開祖から写しとった心は人間のものですから、どこか脆い面があります。だからこそ、バウマフ家に寄り添うように生きてきたのでしょう。千年あれば何でもできそうなものですが、精神的な脆さはどうしようもなかったようです。こきゅーとすはその象徴で、仲間たちと結びついていたい、ひとりは嫌という思いが形になったものなのかもしれません。いや、よくわからんが……。折り畳み式ヘルの責め苦も、アリア家の人間ならさらっとこなしそうですね。それ以外の人間だと無理そうです。大隊長とかは偉大な人間ですが、とくに超人というわけではないので。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、芹久様!ええ、じつに息のあった小人劇場でしたが、五分という時間制限があったためか、いろいろと破綻してましたね。今回、三人が披露してくれたのは、いちおう三位一体の奥義、そのバリエーションという位置づけになってます。千年間も人類と争い続けていてるので、もちろんお笑いグランプリもあったのですね。むしろ、ない方がおかしいというか。ごはん食べてきます。 食べてきました。さて、ご質問ありがとうございます!そうですね。羽のひとは基本的にキャラ崩壊してます。今回のお話で敬語を貫いたのは、狐っ子が見ていたからでしょう。自分が可愛くて万人に愛されるキャラであることを自覚してるのですね。とんでもない妖精です。だからといって敬語で話してるときは演技なのかというと、それも微妙な線です。平常時、人前では敬語なので、慣れ親しんだ話し方でもありますし。バウマフ家の人間は魔物たちにとって本当にとくべつな存在で、他の人間たちとはまったく別の生き物という感じなので、他の人間に対して素の口調で話そうとすると逆に無理をしてる感じになります。事実、身内と言ってもいいポンポコ母と話すとき羽のひとは敬語です。それが自然なことなのですね。英語と日本語、両方とも話せる人が海外に行くと英語モードにシフトする感覚と近いのではないでしょうか。たぴ岡は日本語しか話せないのでわかりませんが。アンダスタン、プリーズ?イエァ~。 という感じで、妖精さんのみならず、牛のひととか歩くひと、あと人魚さんは男勝りとかそういう次元ですらないおれっ娘なわけですが、性格上どうなのかは難しいですね。魔物たちが「おれおれ」言い出したのは、そもそも魔法が開祖の心を写しとったことで誕生したのが魔物たちだからです。ただ、魔物たちには性別がありませんし、むしろ開祖の奥さんにお世話になったので(何を聞いても適当なことしか言わない開祖は役に立たなかった)、人間の姿をとるときは原則的に女性をモデルにします。歩くひとあたりは人類社会に潜入することも多いので、お洒落やお化粧の知識もあるでしょう。そうした情報は、同じ女の子の姿をしているということで、こきゅーとすを通じて人魚さんやミノさん、妖精さんにもフィードバックされていきます。そういった積み重ねで、性格的に女性に近付いていくことはあると思います。羽のひとなんかはよく子狸のことを「エロ狸」とか言って成敗しますけど、そういう潔癖さは青いひとたちにはなくて、むしろ健康的で良いことだと捉えています。 けっきょく性格的なものは身体に引きずられるものであって、それが全てではないでしょうけど、時代に即した女の子らしさ、男の子らしさがあると思うんですよね。当然ながら羽のひとをはじめとする人型の魔物たちは他の魔物たちに肌を見られるのを嫌がるでしょうし、そうした部分を女の子らしいと感じる人が多いなら、性格的に女性であると言えるのかなと。これという明確な解答はありませんね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、uen様!進研ゼ○のというと公式は病気シリーズですね!あれが実物だとしたら、だんだん目的がわからなくなってるような……。ラピュタの滅びの言葉がツイッター瞬間風速の世界新を記録したりと……この国はいったいどこへ向かっているのだろうか……。 ちなみにアリアパパの最後の台詞は含みを持たせたものにしてあります。アリアパパは、何らかのルートから仕入れた情報により港町で起こった出来事を把握しているようですね。「出来損ない」というのは、どちらのことなのでしょうか。まあ、アリアパパがどこまで知っているかで意味合いが変わってくるので、あまり気にしないで下さい。魔物たちにとってアリアパパは「知りすぎた人間」に分類されるので、作中に登場する機会はあんまりないと思います。両親に溺愛されて育った子狸と比べて、勇者さんが育った家庭はけっこう冷めた感じである……というのを書いておいた方が良いと思ったのです。でも勇者さんはお父さんの期待に応えようとしてるみたいですね。けっこう前に、自分が勇者になって父親が喜んでいたみたいなことを言ってました。だからがんばる……というのはアリア家の人間としては変わった考え方なのですが。 3ポイント……だと?全人生を賭けるというのか……good!その心意気や良し……。まあ、魔ひよこは飛行能力を持っている上に変身できますからね。庭園のひとは純粋なガチンコではトップクラス(おそらく最強)の魔物なのですが、鎧に憑いているという縛りがある以上は厳しいでしょう。問題は、この黒いのが魔軍☆元帥で、魔王に忠誠を誓っているという設定上、避けては通れない難関だということです。火の宝剣を自在に操れるつの付きは、勇者さんとは文字通りレベルが違うのですね。魔都に入ったことで、体調もだいぶ良くなったようです。はたして勇者一行に勝ち目はあるのでしょうか。たぶんないのです。困りましたね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、桜花様!五分という限られた時間内で何が出来るのか、鬼のひとたちが下した結論はショートコントというものでした。やはり魔物たちにはボケに回りたいという欲求があるのか、トリプルボケでしたね。正直、鬼のひとたちが何を言いたかったのかは作者にもわかりません。ただ、五分あればアリアパパに渾身の持ちネタをぶつけることも可能なのではないかと。むしろ、しっかりと考えているのはアリアパパの方で、港町で自分の娘が空のひとに五分の猶予を与えられたので、今度は自分が五分を返したという感じみたいです。鬼のひとたちのアリア家訪問から対面まで一週間を要したのは、彼らの要望を叶えるため、彼らが持参した剣を解析するための期間、そして下準備を整えるのに必要な時間でした。鬼のひとたちが自分たちの腕をアピールしてきたことと、港町で破壊された剣を回収するよう伝えたことから、彼らが何を望んでいるのかはじゅうぶんに推測できました。よって、アリアパパは面談に臨んだときには結論を出していたのでしょう。娘可愛さに許可した……という感じではありませんね。 王都のひとが最初から勇者さんを勇者に仕立て上げようと画策していたなら、最低でも二人の協力者が必要になります。山腹のひととアリアパパですね。王都のひとは分身魔法を使わないので、山腹のひとは過去にアリアパパと接触していたのでしょう。黒雲号の本名が子狸と同じなのは、だからです。少なくとも作者の頭の中ではそういう設定になってます。こきゅーとす上のやりとりは、あくまでも主観に基づいたものなので、真相はわかりませんが。たぶん他の答えもあるのでしょう。魔物たちは子狸に隠し事をしていて、必要とあらば嘘もつくという前提で書いているからです。本当なら正直者という前提で進めても構わなかったのですが、それだと最終話とつながらないのですね、困ったことに。気軽に楽しめるファンタジーを目指していたのに、どうしてこうなったのだろう……。たぶん逆算魔法のせいです。大人しく治癒魔法にしておけば良かったんだ……ちくせう。 逆算魔法といえば、新たなる開放レベル9が登場しましたね。折り畳み式ヘル。折り畳み傘みたいで愛嬌があります。お茶目なところもある極限魔法。たぶん詠唱破棄してるでしょうから、じっしつは開放レベル6ということになりますが。バウマフ家の人間は特赦というバックドアを持っているので、人間の限界レベルを開放できる青いひとたちのオリジナルが六人そろえば、子狸は折り畳み式ヘルの完成版を使える……はず。いつでも六人そろうとは限らないので、魔物たちは子狸に順々に魔法を教えているのですね。開放レベル9は原則を除いた制限がいっさいない状態なので、初期の段階でレベル9を教えてしまうと変な癖がついてしまうのでしょう。とくに開放レベル7以上の魔法は、特赦なしだと詠唱しないと対抗できないので、魔物たちも慎重にならざるを得ません。たぴ岡の、ちょっとためになる話でした。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ヨヌフ様!やはり初代魔王は偉大であった……。あまり本編には関係ない話なのですが、王国の初代国王に仕えて初代魔王に立ち向かったのが大貴族のルーツ。つまり、初代勇者は現在の王国を興した初代国王なのですね。現在の年号が王国暦1002年ですから、王都のひとが反抗期に突入したのは生まれてすぐということになります。まあ、連結魔法が成立する以前の魔法を生後0歳の魔物たちは「効率悪いことしてるなぁ……」とか言って、すぐに魔法の再編集に取り組んだので、そこは超生物の魔物たちのことですから、タイムラグを設けるのも変かなと。じつにどうでもいい裏話でした。 さて、最強の魔物は誰なのかを決める魔物天下一武闘会。どこへ行ってたんだ、チャンピオン。僕らは君を待っていた。ふわっと~♪不破には陸奥の知らぬ技がある……。修羅の門はともかくとして、魔物たちの実力はほぼ互角と言っていいです。ただ、やはり経験学習した差というのが出てくるので、平等な条件で総当たり戦をした場合、いちばん勝ち星を稼げるのはたぶん庭園のひとでしょう。そうなる確率が高いというだけであって、じっさいにどうなるのかはやってみないとわからないでしょうけど。下馬評では、最強の魔物は庭園のひとになるということです。機転がきくし、オールラウンダーなのですね。王都のひとは長年バウマフ家の護衛を務めてきたひとなので、何かを守りながら戦うという状況では、ずば抜けたポテンシャルを発揮します。そのため、まず第一にバウマフ家の傍を離れて戦うという事態がありえないのですが、仮に一対一で戦ったら、むしろ実力を発揮できずに全敗しそうです。魔物たちの中でも一、二を争うほど頭の回転は速いのですが、ひたすら護衛に特化したひとなのですね。初代魔王をやってたときは、まだそこまで役割の分化が進んでいなかったので、当時は最強の魔物だったと言えるかもしれません。もちろん別の見方もできます。暴れ狂う王都のひとには誰も逆らおうとしません。分身たちも王都のひとには手出ししようとしませんでした。代わりを務める人材が他にいないため、発言権が強いのですね。魔物たちはあまり意識していないでしょうが、設定上は魔物たちの長兄であるため、作者が知らず知らずのうちに格上であるように書いているということもあるかと思います。まあ……魔物たちが全力で戦ったら、まず世界が滅ぶので、あまり意味のある仮定ではありませんが。ブラックホールを作り出すことも出来るでしょうし。しかも無詠唱。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、ピリピリ様!とうとう雪が降ってしまいました。雪国育ちにとって、雪はロマンティックの使者ではなく明確な敵なのです。どちらかが滅びるまで戦い続けるしかあるまい。シリアスたぴ岡。 さて、お話が錯綜してきたところで一気に二週間ほど飛ばしてみました。狐っ子はさりげなく呼称変更して、「狐面→狐娘」になりました。狐娘は小さな子供をイメージして書いているのですが、すると結果的に子狸と同じステージに立っている不思議。狐娘は異能と呼ばれる不思議な力を持っていて、彼女のそれはファミリーの眼帯(叔父貴)と同じタイプだと山腹のひとは言ってました。けれど狐娘の発言は「勘が鋭い」というだけでは説明がつかないので、本質的には同じものということなのか、もしくは魔物たちが嘘をついているかのどちらかです。 だが、ひとの心を~うん、どこかで聞いたような台詞ですね。しいて(略)には「感情」という言葉がたくさん出てきます。勇者さんは感情を制御できる少女ですし、子狸は感情のままに生きている少年だからでしょう。作者の語彙が少ないのも原因かもしれません。お世話になった骨のひとたちを幽霊船ごと沈めようとした勇者さんですが、子狸が邪魔することを見越していたようでもあります。子狸に防御の余地を与えたということは、たぶん最初から本気で沈めるつもりはなかったのでしょう。どちらに転んでも構わないと考えたのかもしれません。 ところで話は変わりますが、本日のランチはどん兵衛(カップ麺)でした。ときどき無性に食べたくなります。感情を制御できたなら、この熱いどん兵衛欲もセーブできるわけで、それは少し悲しいことなのかもしれません。なお、「どん兵衛」の「兵衛」は「ひょうえ」で変換しました。兵衛ってカッコイイですよね。兵衛ーっ! おっと、脱線した。とにかく、ここで勇者さんと子狸の仲を完全に引き裂いてやろうかとも思ったのですが、勇者さんにとってデメリットが大きいので、今回は見送りました。いずれ本気で引き裂いてやろうかと画策してます。たぴ岡の愛の鞭なのですよ、うん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、マグネシウム様!なぜか大人気の教官……。登場人物の容姿(とくに人間)については自由にご想像して頂いて結構ですよ~。人間たちは容貌を気にしますが、魔物たちからしてみると人間の顔は特徴と呼べるほど目立つものではないので、身体が大きい、小さい、眼帯をつけている、お面をかぶっている、といった大雑把な特徴くらいしか意識しません。なので、作者も登場人物の容姿についてはあまり深く考えてません。教官の場合は、生徒を苗字で呼ぶ(例えば子狸なら「バウマフ」と)、軍学校の後輩がわざわざ連れ戻しに来るくらいだから面倒見は良い、軍学校に在籍していたときの癖でさばさばした話し方をする、同じ理由できびきびと動く、先生になってからは生徒たちを怖がらせないよう髪を伸ばしている、といった感じです。子狸が教官にコスプレさせたのは、「自分たちだけで決めていい問題ではない」と思ったからです。「みんなの意見を聞いてみよう」ということですね。当時の教官は、まだ国を守る騎士になるという自分の夢に未練を残していて、現実と夢の板挟みになってました。宰相に説き伏せられて、一時は納得して教職に就いたのですが、それでも自分の手で未来の騎士たちを育てるという職務に半信半疑でしたが、生徒たちと接する中で徐々に教師の自覚が芽生えていきます。特装騎士になるべくして磨き上げたスキルも、いやに自由度の高い魔法を使う子狸を教え導くのに役立ちそうでした。でも騎士になりたいという気持ちもある。本人にとっては非常に深刻な問題だったのですね。 子狸は、その間隙を突いた感じになってます。身動きをとれずにいる教官を置き去りにして、後輩と結託して迅速に広告を終え、舞台を整えました。お題目は「生徒に怖がられない先生になる」でした。呆然としているうちに事態が進行してしまって、呆然としていた教官は、とりあえず手渡されたメイド服を着て、言われるがままにステージに立ちました。いつの間にか集まっていた全校生徒を前にして硬直した教官でしたが、子狸のカンペで一礼して「お帰りなさいませご主人さま」とか言ってしまいます。潔く敗北を認めた後輩は、子狸と握手を交わして颯爽と学校をあとにしようとしたのですが、正気に戻った教官に子狸ともども捕獲されて吊るされました。子狸が鞭打ち芸に開眼した瞬間です。 事件の全貌は、だいたいこんな感じですね。ご参考になりましたでしょうか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、Boss様!アニメ化か……夢がひろがりますね。たくさんの方に見てもらえるのは嬉しいですし、いや性癖の話ではありませんが、まあ……いやらしい話、$も貰えるわけで。作者の端くれとして映像化を妄想することもありますが、どうなんでしょうね。ニコニコ動画みたいな感じになるんでしょうか。しいて(略)はネット上でしか意味をなさない書き方をしているので、なかなか想像しにくいです。文章を映して要所でアニメーションという発想はなかった……。野生の天才現る。いずれにせよ、たぴ岡は完結を目指してがんばることしかできません。しいて(略)は多重構造になっていて、その表層部だけをさらっと綴っているお話です。お話が進むにつれて複雑になっていくし、たぶん最終話は全編シリアスになると思います。それまではコメディ成分が混ざるので、最後の最後で読者の方々のご期待を裏切ってしまうかもしれません。むしろ、そちらが本題なので致し方ない部分ではあるのですが。そんな変なお話にお付き合いして下さって、本当にありがとうございます。 さて、ついに勇者一行は緑のひとの家がある島に到着しました。いびつなものを抱えながら、子狸と勇者さんは先へと進みます。おや、火口付近在住の青いのが出てこないようだが……というところで、次回。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、草様!そして次話が完成しました!投稿ボタン、ぽちっとな。な☆る☆とですね。ナルトは好きです。嫌いな漫画というのがそもそもないのですが……。サスケはカッコイイですねぇ……。復讐に生きるって虚しいけど一途な感じがして……良くないことなんでしょうけどね。本人にとっても。ああ、分身の術についてはあまり気にしないで下さい。忍法ということで誤魔化しましたが、幽霊船に密航した勇者さん親衛隊は狐娘含めて三人いて、残り二人は狐娘が表舞台に飛び出したあともずっと隠れてます。羽のひとのチャクラが開いたらしいので、分身の術がアリな世界観ということでも構いませんが。しいて(略)には二番回路という、世界の在り方を根本から捻じ曲げかねないものがあるので、気の存在とかを絶対に否定することはできないのですね。つまり、身長とか体格とかがまったくちがう狐面が三人いたけど、子狸は「分身の術」とか言われて納得してしまいました。悲しいことだと思います。 子狸の調理実習に関しては、勇者さんが手伝ってくれる→彼女の手料理を食べられるかもしれないということで、だいぶ張り切っていたようです。「ゴル」は火を生成する魔法で、「ロッド」は対象を指定する魔法、「グノ」はそれらを放射する魔法なので、釣ったお魚さんたちをまとめて香ばしく焼き上げていたようです。本当はその前に水圧カッターでわたを抜いたりしていて、高い共感力を持つ子狸が涙ながらに命の尊さを説いてたりもするのですが、可能な限り出血シーンを省いているので、作中では調理場面にしぼって書きました。 そして問題のシリアス場面。幽霊船での骨のひとたちと勇者さんの交流は、この場面を書くためのものでした。作中であんまり多くは触れてきませんでしたが、子狸の思想は異端なのですね。その点、勇者さんと魔物たちの見解は一致していて、人類と魔物は共存できないという結論に至ってます。子狸は違うと言う。それはあきらかに勇者さんとは異なる、敵対しうると言ってもいい考え方なのですが、そんな人間がいてもいいのだと勇者さんは一歩を踏み出しました。子狸は骨のひとたちを庇いましたが、道中ではけっこうな数の魔物をやっつけてます。勇者さんが知りたかったのは、そこです。子狸がどういう人間なのかがだいたいわかってきて、それなのに魔物に対しては平気で命を奪う(勇者さんから見たらそうなる)姿に、いつ頃からか違和感を覚えていたのでしょう。勇者さんが知りたいと願っている真実は、子狸の中にあります。彼女はたぶんそのことに気がつきました。魔物たちにとってそれはあまり喜ばしくない、正確には少し早すぎる……というのが、水面下で起こっている出来事です。おちょくられたから、というのも、もちろん考えられます。本気ではなかったようですし。ただ思慮深い人なので、子狸が防ぎきれない場合も想定していたことでしょう。どちらに転んでも、やはり勇者さんにとって魔物は「敵」なのですね。そして勇者さんが骨のひとたちに攻撃し続けたら、おそらく子狸はどこまでも邪魔をしようとしたでしょう。決定的な破局もありえた場面でした。トリコロール! お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、ミヤ様!ご声援ありがとうございます。次回のお話を書いていると、ともどもなくつらつらと……長い。長いぞ。あんまり長時間に渡って書いてると、後半ダレてくるのでお便りのコーナーに避難して参りました。安らぎます。 面白くなってきましたか!それは良かった!最初の頃は内輪でごにょごにょやってるお話でしたが、港町襲撃事件をきっかけに人間側も動き出したので、そのおかげかもしれません。人間たちは、タリアの子の奇跡とか呼んでますね。タリアというのは、港町の中央広場で騎士たちの治癒にあたろうとして、でもだめだった女の子の苗字です。彼女は奇跡の子として王都に招かれて、次代を担う存在として祭り上げられていきます。あらすじにある「星と詠の時代」というのは、じっさいにその時代を生きている勇者さんとか子狸よりも、その次の世代を生きる人々が主役になるのですね。登場人物が増えてくると世界が広がるので、書くぶんにはラクなのですが、独りよがりにならないよう気をつけなくては。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、みゅね様!ほほう、なかなか鋭い考察ですな……。じつは世界を狙える料理人だった子狸。いや、そうでもないみたいです。義務教育が施行されたのが連合国樹立以降のことなので、連結魔法が成立してからも魔法を使えない人間はいたのですね。また、便利なものは残ります。標的指定(ロッド)を使いこなすには知識が必要で、条件さえ満たせれば貫通魔法の使い勝手は包丁を上回りますが、総合的には包丁を振るう手間と見合わないのですね。これはたぴ岡の頭の中の設定になるのですが、一つの魔法を使いこなせるようになるためには相当な反復練習が必要です。子狸の魔法はさりげなく精度が高いのですね。学校で子供たちが習う魔法は、応用力を犠牲に精度を高めたものなので、子狸マジックはあまり評価されてません。先生方は「おおっ」と思うのでしょうが、他の子供たちの手前、高い評価を与えるわけには行かないのですね。学校では教えていないことですから。魔物たちの評価はふつうに厳しくて、自分たちと比べてしまうとどうしても精度が低く見える……かと言ってスペック上、不可能な領域であることも理解しているので……可もなく不可もないという評価におちついてます。 しかし包丁……言われてみれば確かに、怪我をしても治せるというのは大きな魅力ですね。なんとなく包丁と剣だと求められる技術が違うんじゃないかと思って、ふつうに作中で鍛冶屋さんを登場させましたが(羽のひとと合流する直前のお話です)、じつはあんまり儲かってないのかもしれません。なんてこった……。文化か?文化なのか?ちなみに貴族お抱えの剣匠が高い機密性を有しているというのは、彼らの打っている剣がオーダーメイド品だからです。仕えている貴族の家族構成と、その貴族がどういった剣術を使うのか、またどれほどの腕前なのかを把握しているのですね。また、そうでなければ、その人間に適した剣は作れないでしょう。高い技術を持っている鬼のひとたちが、わざわざアリア家を訪ねていったのも、自分たちだけでは最高の仕事はできないと判断したからです。 そして舞台は学校に移り……どんな魔法を教えているのでしょうか。設定上、学校は未来の騎士を育てる施設なので、あまり専門的な魔法の使い方は教えていないことになってます。子狸みたいに汎用性の高い魔法は便利な半面、イメージが散らばりやすいためチェンジリングには向かないのですね。現時点において作中で登場しているぶんには、騎士たちが使うチェンジリング☆ハイパーは人類最強の手札となってます。とにかく早い。烏合の衆が詠唱している間に殲滅魔法を撃ち込んで、さらに防御壁を展開することまで出来ます。手数で圧倒することは出来ても、最初の撃ち合いでぼろぼろにされるので、対抗しようにも決死の覚悟がないと一瞬で指揮系統が崩壊するのですね。げに恐ろしきはハイパーよの……。つまり連結魔法というのは、形式としてあまり強力なものではないのです。むしろ……魔物たちは明言を避けていましたが、しいて(略)世界の魔法の特徴は「魔物」そのものなのではなかろうか。 そして次話が完成した……。長すぎたので、きりのいいところでまとめてみた。こうして、また一つのパートが作者の予定を越えて長くなっていくのであった……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、マイマイy@様!あわわ、引いちゃいましたか。なんだか申し訳ない。生理現象ばかりはどうしようもないので、軽くさらっと書けるうちにこなしておきたかったのですが……なんだか申し訳ないです。でもご意見ありがとうございます。火口のひとは訳あって(設定が許す限り)本気で勇者一行を迎え撃っているようなので、まず子狸を孤立させる状況を作り出す必要がありました。彼女たちも人間なのでご容赦して頂けるとありがたいです……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、桜花様!久しぶりにまじめな戦闘シーンを書き書きしております。争いを肯定するわけではありませんが、いつの時代も魔物たちは人を戦いへと駆り立ててきました。この世界で「魔物」という語には「メノゥ」という読みがあてられます。「メノ」というのは魔物専用の指示語で、悪性のニュアンスを込めた言葉として用いられていて、そこに「ゥ」が加わることで「(悪い)~するひと」という意味になるのですね。モンスターとは呼びません。魔物や魔法に関連する言葉は統一されたいたほうが便利であるため古代言語が使われていて、だから作中で「モンスター」という言葉は一度も使われていません。魔法のスペルにも使われている古代言語。じつに怪しい言語です。人類には伝わっていないスペルを子狸は魔物たちから習ってほとんど網羅している筈なのですが、とくに疑問は抱いていないようです。そのぶん勇者さんにはがんばってもらいたい。 なので、うん、彼女がギャグ要員になることはないです。まあ子狸も真剣なのでシリアスと言えばシリアスなのですが。勇者さんは、狐娘に甘いみたいですね。子狸には何度か敬語で話すよう言っていたのに、同じ屋敷で生活していた(と思われる)狐娘は一部を除いてふつうにタメ口でした。世間一般で「思いやり」と呼ばれるものは、アリア家では不要なものとして扱われます。それなのに一方で、思いやりに欠けた人間を「悪」と断じて裁いてきた一族です。大貴族の自分たちはとくべつなのだという思想があるのですね。そのあたりのジャッジが、きっと勇者さんは甘いのでしょう。子狸のタメ口についても、どうこう言わなくなりました。何かしら影響を受けているのは確かなようです。でも子狸と違って無意味な言動はとらないので、魔物たちからすると対処しやすい相手なのでしょうね。そんな彼女なので、言動に違和感を感じたら、まず裏で何かを企んでいると見て良いです。詳しくは次回のお話で……。 お便りありがとうございました!それでは! |