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すごくいい子だと思います。それと……すごくいい子。 こんばんは、月狩様! 何故か子狸がこれから活躍しようかというシーンは場面変換しやすいのです。なんでだろう。本当に不思議……。おお、ユニコーン。なるほど、有名だ。それは思いつかなかったなぁ……あんまり魔物というイメージじゃないからかもしれません。それを言ったら天使もそうなのですが、あのひとはゴーレムも兼ねていますから。このへんは、やっぱりDQの影響だと思います。いや、天使とゴーレムがどうとかではなく、ゴーレム=魔物という考えです、はい。ファイブスターズに共通する特徴は不死性を喚起するイメージで、とくに最後の一人はどうしようもないほど不死でした。アンデッドは死を超越した存在なのですが、何故か倒される宿命にあるような感じですよね。すでに死んでいるから倒せない、逃げるしかないという設定も探せばありそうですけども。羽虫の軍勢というと、蝿の王さまかな?虫さんかどうかは……ノーコメントとしておきます。ふふふ……。最後の一人に関して、あんまり詳しく言ってしまうと魔物たちに悪い気がしますから。ああ、歩くひとは、そういう、触れてはならないみたいな感じが嫌だったのかなぁ……。彼女は人間社会と深く関わるひとで、気に入った人間もいたでしょうけど、寿命が違うからいずれはお別れすることになるんですよね。でも最後の一人は生きています。希望はある。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、立体交差点様!はじめて東京に行ったときはね、びびりましたよ。え、これ、渡っていいの?みたいな……。カルチャーショックというのは、ああいうことを言うんだろうなぁ……。 そうそう、最後の一人の相方はかまくらのーんです。宝剣の所持者は消去法で割り出せるとか何とか大きいひとが言ってましたね。精霊の宝剣は六つ。光(闇)、火、水、土(大地)、雷ときて……残る一つは氷(雪)です。山腹のーんには相方がいません。何故いないのでしょうか。それは、必要なかったからです。 あ、イエティ……?いえ、所在地はあまり関係ないです。かまくらのひとの場合、住みついたのが重要拠点だったのではなく、重要拠点になったので住みついたという流れなのですね。火トカゲさんは火山、巨人兵さんは秘境、不死鳥さんは空の上、人魚さんは深海、そして最後の一人は……おそらく南極。これらは、ある条件が共通した地域です。その共通点とは、人間たちが辿り着くのは困難で、しかし魔法を使えば不可能ではない、ということです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! でも、そこで少し見方を変えてみるわけです。騎士というのは社会的な信用度が高くて、とりあえず仕事がないから騎士になってみたという人間も、仕事はきつい、訓練はつらい、給料は安いと、そんな生活を送っているうちに人格が改造されて、気付けば他の騎士たちと一緒に「負けられないんだよっ!」とか何とか叫ぶようになってます。大隊長なんかは、もう完全に国の英雄という扱いですから、中隊長という時点で有名人なのですね。そして、しいて(略)世界はファンタジーと言うわりには作者がやりたい放題な世界観をしているので、きっと芸能界もあるのでしょう。少なくとも「アイドル」と呼ばれる存在はいるようです。作中には登場しないので、そのへんの設定は適当ですが、たぶん劇場絡みでしょう。国民的な女優さんとかもいて、リポーターの人に「好きな男性なタイプは?」なんて訊かれたら、その女優さんは「マイカル隊長みたいな人が好きです!」とか何とか言っちゃうわけですね。「ああ、不死身の……」みたいな。つまり、ひとことで言うと……中隊長はモテます。いえ、だからどうというわけではないんですけどね……。だからどうということは……。 ちなみに魔物たちの場合、家を出てお屋形さまがいたら、絶望する前に納得して、しずかに諦めます。さすがに名前を忘れられたことはないようですが……バウマフ家の人間は魔物たちのことを「メノゥ~」とか「メノッド~」という呼び方をしないのですね。へんなところで気がきく一族です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、takaja様! 聖剣がランクアップしました。子狸との別れを経て、勇者さんの中で何かが大きく変わりつつあるのでしょうか。 演出は魔物のひとのさじ加減ひとつですから、雰囲気なのですね。出現の仕方も一定ではありません。じつに便利です。なお、下手人は王都のひとです。これまで明記しませんでしたが、近くにいなくても問題なく起動するようです。トリガーが勇者さんの意思であることは確かで、申請を受けた魔法が王都のひとにピピッと伝える感じなのでしょう。空間的な距離というのは、魔法にとって大した問題ではないのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、sayself様! さあ、世界の鎧シリーズ第五世代こと、つの付きが再登場しました。長らく放置してきましたが、その間の出来事がついにあきらかになるようです。 魔物たちのコメントは色分けとか出来たら便利なのですが。……まあ、難しいでしょう。技術的な問題ではなく、ストーリー上の問題です。現在の方式に変えて負荷が軽くなったのは、魔物たちの言外のやりとりを封じることに成功したからです。発言者を特定できる、出張中か否かがわかる、という状況は、魔物たちのアドバンテージが大きいのですね。 そして……愛娘に知らないおじさん扱いされている不死身さん。たしかに可哀想ですが……べつの観点もあるのです。中隊長に選ばれるほどの騎士なら、大隊長と接する機会も多いですから、中隊長の実態も聞き及んでいた筈です。大隊長は未来ある若者に「中隊長の打診をされた?やめとけ、やめとけ。ろくなことにならねぇぞ」とか言っている筈なのですね。じっさいにろくなことにならなかったからです。出禁は食らうし、休日はほとんどないに等しい。経験者は強いですな。新たな中隊長が選出されるのは、基本的に欠員が出たタイミングになります。エウロの称号名を継承する条件を満たした騎士は、常に何人かストックがいて、そうでなければ騎士団の運営は成り立ちません。断っても代わりはいるのですね。それでも、自らの意思で称号名を継承したのが現在の中隊長です。自分なら他の候補者よりもうまくやれる、という強い自負があるのですね。少しでも多くの人間を救いたいという使命感の表れでもあります。その覚悟に、魔物たちも応えねばなりません。ぶっちゃけた話、新たな中隊長の候補者を決めるのは魔物たちなのですが、いえ、だからこそ、責任は果たさねば。娘さんも大きくなればわかってくれると思います。ひねくれる時期はあるかもしれませんが、たまの休日を家でごろごろして過ごす冴えない父親に軽蔑の眼差しを向けていたある日、魔物たちの襲撃に巻き込まれて、そこに部下を率いた不死身さんが颯爽と現れるわけですよ。胸が熱くなる展開ですね。まあ、作中で書くことはありませんけど。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! そうそう、しかも反抗するにも照れ臭さが見え隠れするものですから、心身ともに屈強な不死身の男は半端な生き方をするなと声高に叫びたくなるのでしょうね。街中では妖精さんに罵られ、出張した先では歩くひとにぶん殴られて、遠出した先では牛さんに一蹴されたりしてますから、生半可なことではびくともしません。そのへんは魔物たちもプロフェッショナルですから、家出した娘さんを追跡して襲撃するわけですね。そこで立ち上がる不死身の男。魔物たちの絶妙な力加減で、娘さんは助けてくれたのが騎士としかわからず、家で愚痴ります。お父さんも騎士の端くれなんだから、あの人みたいに格好良くしてくれたらいいのに、とか何とか。トーストをかじりながら肩をすくめる不死身の男。ふと妻と目が合って苦笑を交わす……~fin~みたいな。夢あふれる騎士物語。帝国騎士団は君を待っている。Let’sJoin! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狗尾様! ついに二人目の中隊長が登場しました。不死身の男、マイカルさん。さすがというべきなのか……何やら大人気。あ、でもね、魔物たちも中隊長と大隊長が大好きなのですよ。好きだから絡むのです。そしたら、気付けば公共施設から出禁を食らうようになっていたのです。むしろ大隊長が自粛していたら、勝手にそういう風潮になっていたのですね。まあ、じっさいに大隊長への昇格が確実視されている中隊長が学校に来たら、その日は休校になっちゃいますから。学校は子供たちを預かっている以上、責任があるし、へまを打てないのですね。どこに行っても魔物と遭遇するような人物が授業参観に来たら、子供たちは喜ぶかもしれないですけど、他のご父兄の方々は食ってかかるわけにも行かず、静かな決意を固めるしかないでしょうから。いざというときは子供たちだけでも守ってみせるとか、そういうのは授業参観日に求めてないのです。魔物たちからしてみれば、べつに授業参観くらい勝手に行けばいいじゃん、なんでわざわざ街壁を越えてまで授業参観にカチ合わなきゃならんのだ、てなもんかもしれませんね。……ただ、まあ、子狸は授業参観日に無職への熱い思いを語ってましたけど。語れるだけまだましで、ただならぬ気配を察して学校の地下(あるかどうかわかりませんが)で巨悪と対決していることも多々あるのでしょう。たぶん担任教師も急な出張で当日はいません。まだ担任教師がいるぶん、不死身さんの娘さんは恵まれていると言えなくもないような、そうでもないような……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、バニラ様! チームポンポコが完全に分離したことで、勇者一行のシリアス成分が高まったようです。子狸班も、ここしばらくはシリアスな感じでしたが……残念ながら持続しそうにありません。すぐに平常運転に戻るでしょう。突入部隊も……シリアス路線を貫いて欲しいのですが……魔物たちがね。 さて、ついに二人目の中隊長が登場しました。トンちゃんは例外中の例外という感じなので、トトくんには不死身さんをお手本にして欲しいものです。いや、まあ、それもどうかと思う程度には困った人ではあるのですが。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Saku_acht様! ええ、世界は広いですね……。中隊長、大隊長クラスの騎士は強烈なキャラクターをした人が多いです。魔物たちに絡まれやすいため、それに比例して実戦経験も豊富になるのですね。称号名は国際的な位階を示すものですから、どんなに優れた能力があっても実績を上げないことには叙勲できません。まあ、だからこそ逆に、たま~にふつうの人が中隊長になったりもしますが。ふつうだなっ的な。スルースキルが非常に高かったりするので、けっきょくのところそれが特徴になるようです。 さて……お気付きでしょうか。アイフォン~ヌッから打ち込んでおります。やはり半角スペースは反映されず……。魔物たちのコメントも、なんだか見にくいですな……。後日、修正します。まあ、こきゅーとすは今後も少しずつ改良されていくので、良い実験になったということで……うん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Yeti様! はい、まさしくそうです。マイカル隊長が不死身の男と呼ばれているのは、おびただしい死亡フラグを乗り越えてきたからなのですね。マクレン翁は高い志を持った騎士で、帝国軍人でありながら必要とあらば王国騎士団との連携も大切にした人です。ただ、基本的に半裸でした。身内からしてみると、その点がどうしても納得いかなかったのでしょう。マクレン家の騎士は、鎧が壊れたりして脱げると、「ああ、やっぱり……」という目で見られます。悲しいことだと思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蛇様! ブルース・ウィリスは最高でしたよね~。はい、元ネタはダイハードです。ああいう感じで事件に巻き込まれて、なんとか切り抜けてきたので、マイカル隊長は有名人なのですね。巫女さんの場合は、自らの才覚が厄介ごとを引き寄せていたわけですが(お屋形さまが解決していたので、本人は知らない)マイカル隊長の場合は偶然の要素がほとんどで、魔物たちもびっくりのハードラックの持ち主です。そのたびに死亡フラグを打ち立ててきました。そういう人物だったから中隊長に選ばれたし、作中に登場したのだという見方も出来ますね。 そのへんの因果はトンちゃんも同じです。一万からなる騎士団の上位に登ってくる人間には、たいていの場合、何かしらの非凡さがあります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、天魔幻想様! 必要だったのは、ほんのささいなきっかけだったのじゃよ……。というわけで、不死身さんにフラグが立ちました。いわゆる武門の生まれなのですね。ご先祖さまのエピソードはトンちゃんでは出来ないですから、たぴ岡も張りきって書きました。姓名がないことからもわかる通り、トンちゃんにはご両親がいないのですね。 王都妹は、話し方が女の子してる珍しい魔物です。人型のひとたちが女性の姿をとるのは開祖のお嫁さんにお世話になったからですが、王都妹はちょっと事情が異なります。それなのに、なぜ彼女が女の子なのかは、いずれ判明するでしょう。こきゅーとすの負荷をものともせず、最強の魔物と言われる庭園のひとを、もしかしたら上回るかもしれない王都シスター……そこには、やはり、そうなるだけの理屈があるのですね。 さて、ついに魔軍元帥の動向があきらかになりました。ずっと走っていたようです。たんに目的地につけばいいというものではないので、かなり能力を制限しているようです。魔物たちは、基本的に疲れません。でも、やろうと思えば人間とそう変わりない体力にも設定できるのでしょう。 トカゲっ娘の魔王就任ならず。やはりバウマフ家の人間が魔王役に抜擢されるのでしょうか……。それは内緒です。この物語では魔王を「ヨト」と言い、これは古代言語で二人称の「あなた」を意味します。英語で言うところの「You」。魔物たちは、同じ魔物に対してひんぱんに「お前ら」と呼びかけます。魔物たちの証言によるとバーニングされていたのは人間である……これは、まず開祖のことでしょう。魔物たちの反省文はバウマフ家の人間にあてて書かれたもので、その中での「ヨト」は管理人を意味しました。ただし、初代魔王は王都のひとです。「魔王」という単語は、もともと存在しなかったのですね。人間たちに見せる前提で書かれていたから、バウマフ家のことを書くわけにはいきませんでした。だから、ある意味「ヨト」は「管理人」を意味する言葉でもあります。本来、固有名詞ではないので、解釈しだいです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! 魔物たちは♀バウマフに甘いですからねぇ……。たぶん、ぽや~んとした感じだったのではないでしょうか。子狸が悲願を語ると「無理、無理。ねーよ」という感じなのに、これが女の子になると「うんうん……じゃあ、ちょっとがんばってみようか……」となります。扱いがぜんぜん違う。これは完全に開祖のせいです。 触手はありませんけど、それに近いことは出来たようです。多芸なひとでした。あ、くまさんではありません。くまさんは系列的に緑のひとの属性に含まれるからです。ファイズスターズは、五人それぞれが界の頂点に位置していて、緑のひとは陸上生物最強……つまり、地上のありとあらゆる動物に化けることが出来るという設定になってます。おれミストでコウモリに化けるのは、鳥類最強の火のひとがいて、飛行能力を持っている眷属が他にあまりいない(鳥類は火のひとの眷属なので、緑のひとは鳥類への変化を避ける)からです。コウモリは、ぎりぎり緑のひとの眷属なのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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フラグぇ……。 こんばんは、takaja様! きっちりとフラグを立ててきた不死身さんでした。魔物たちは決して生き物を殺しませんから、自分たちの存在がそのまま人生の在り方に直結している中隊長、大隊長を死なせてしまうのは本意に反するのですね。ところが不死身さんは、お構いなしに事件に首を突っ込んでしまうため、非常にめんどくさい人なのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! そう。放っておくと、しんじゃう……と魔物たちに心配されるほどアグレッシブで、決死にあっても魔物たちがフォローしてきたから不死身さんなのです。 いつだったか、以前に♀バウマフが主人公だったら~を想定してみたのですが、かなりゆるい感じになるという結論に至りました。開祖のお嫁さんの影響で、魔物たちは♀バウマフにひどく甘いため、こきゅーとすの進行はゆるゆる~のふわふわ~になると思われます。なにひとつ結論を下さないまま、低空飛行する感じです。それだと困るので、作中の出来事に関わってくるバウマフは基本、男ということにしてあります。♀バウマフはチョイ役ですね。古代の民とか、影武者とか、今回のお話に出てきたツッコミ役とかです。 旅シリーズ勃発時の管理人は、ふつうに考えたら男女比率が五分五分になります。歴代の勇者からしてみたら、♀バウマフはミステリアスな感じの女性で、まあ……電波ガールですね。人里離れた森の中で、目には見えない何かとお喋りしてる感じです。 たぶん半裸さんの場合もそんな感じのひとだったでしょうから、ふつうにお喋りしていて、ふと視線を向けたらアーマーオフしているものですから、「はだかっ」とか何とか言いながらビンタの一つでもくれてやったことでしょう。電波ゆんゆんの、ゆるふわ系なのですが、人型のひとたちの影響を強く受けるので、わりとすぐに手が出ます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! ざわ……ざわ……。三大国家の政治の根幹に携わる人間は、魔物たちと裏で通じていて、討伐戦争の参加者が死ぬことはないと知っています。王国騎士団から最強の男が出てくると予想した時点で、対抗馬を立てたのでしょう。帝国が旅シリーズに送り込んできた刺客は、フラグ男こと不死身のマイカル隊長でした。 ♀バウマフは魔物たちに蝶よ花よと育てられるので、良い言い方をすればおっとりした、悪く言えば電波系のひとが多いと思われます。性格はふわふわしていて穏やかな感じなのですが、人型のひとたちと極めて仲が良いので、ぽんぽんとひとを殴るのですね。いや、べつに設定でそうなっているとかではなく、考えてみたらそんな感じになるのかな、と。♀バウマフが主人公だと話が進まない(管理人の影響で、こきゅーとすの雰囲気が全体的にゆるくなる)ので、作中のエピソードと関連性が深いバウマフ家は男性にしておいたのです。筋道は決めておいても、じっさいに書く段になったら、脇道に逸れることもあるでしょうから。そしたら案の定、♀バウマフのエピソードも書くことになりましたよ……。まあ、歴代の管理人が男しかいないというのも不自然ですから。結果的には良かったのかもしれません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、sayself様! 呼吸がやばい魔軍元帥でした。不死身さん。なかなか熱い人みたいです。でも相手が相手だから……相当な無茶をするでしょうね。じつを言うと、たぴ岡の中で魔法の到達点は決まっていて、騎士たちの技術はその過程に位置するものです。過程と言っても、まったくの別物に等しいのですが……基礎となる部分は混ざってくるでしょう。ああ、心配だ……。まあ、魔物たちがんばれということでひとつ。 マクレン一族についてもそうですけど、南北戦争(第五次討伐戦争と言うと微妙に語弊がある)とか、チェンジリング☆ハイパー誕生の経緯とかも、あんまり書く気はなかったのですよ。王国に匹敵する二つの大国があるということと、チェンジリング☆ハイパーは術理を書けば済むかなぁと。歴史的な背景とかややこしい部分はカットしたかった。でも、やっぱり難しいですね。なんか、なんとなく流れで書くことになりました。 マクレン家は武門の一族です。帝国に貴族はいません(もともと貴族政治への反発で誕生した国家だから)が、名門と言っていい家です。ご先祖さまはリンドール・テイマア(影)率いる空中回廊突入メンバーの一人でしたから、魔物たちとは浅からぬ因縁があるのですね。当時のマクレンはニヒルなやつで、聖闘士星矢で言うところの一輝ポジションでした。数々のイベントをこなして、後半ようやく旅の仲間に加わりました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、ヒゲ博士! ご意見ありがとうございます!自分で考えた物語を読んでもらうのは露出プレイに近いものがあるとたぴ岡は考えています。これまでの人生で学んだこと、考えたことをどす濃く煮詰めて盛り込んでいけたらいいな、と思ってます。理想を言えば、日記を書いてしまうことがいちばんなのですが、わたくしの人生は平々凡々としたもので、とうてい人目を惹くことは出来ません。ですから主人公と、主人公が暮らしている世界が必要なのですね。 たぴ岡の中で、もっとも人生の無駄遣いをしたと感じているのが中学生~高校生くらいで、具体的には無意味な虚無感にとり憑かれていた時期でした。しいて(略)は、その頃の自分にあてた物語でもあるので、描写が伝わっていないのはまずい……表現の仕方かな?以前、同僚にさり気なく聞き込み調査したところ、活字を読むときは頭の中に絵を思い浮かべて、その絵を動かすとのことでした。……どうも、たぴ岡にはそれが出来ないんですよね。字は字です。だから、わたくしの場合、よほど複雑な状況でもない限り、文字に付随する……何と申しましょうか……イメージ?みたいなものを意識して書いています。頭の中で絵に変換することはしません。それが良くないのかもしれないですね……。工夫してみます。 いえいえ、それほど緻密な物語ではありませんよ~。必要のない部分は考えてませんし。あらすじに「壮大」の二文字を使ったのは、これが開かれた物語だから……という意識がどこかにあったのかもしれません。じつを言うと、しいて(略)は物語の根幹をなす一本の筋が抜けている状態で進行しています。つまりお屋形さまサイドですね。最終話ではそのへんがあきらかになるので、いろいろなものが一気につながるかも……そうだといいなぁ。そうなるよう書くつもりですが、あんまりくどくど書きたくない部分でもあります。大部分の解釈は読者の方々にゆだねることになるでしょう。青空と書かずに、日差しと書いて、晴れているんだな、とご理解して頂く感じです。極力、最終話はすぱっと書ききりたい。その練習を、ずっと作中でしている感じです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、肉じゃが様! とうとつにステータス表示が出ました。たぶん今後、書くことはないので省きましたが、「+」は何かしらのプラス要素があるという意味で使っています。実働騎士は特装騎士ほどの悪路耐性を持たず、しかし重武装に慣れているため上から「B+、B、B+、B」でしょうね。ちょうど特装騎士の反対ということになります。なお、チェンジリングの表記は省きました。魔物たちの分類で言うとノーマルチェンジリングはカテゴリのステージ1、チェンジリング☆ハイパーはステージ2ということになるのですが、作中でステータス表記をすることはたぶん二度とないので、「分類1」とか書いても放りっぱなしになってしまうからです。ちなみに基準になっているのはトンちゃんで、あの人のステータス評価はオールAです。王国最強の騎士は伊達ではありません。唯一、巫女さんのテクニックが「A+」でトンちゃんを上回っているくらいですね。性格的に損をするという意味合いでラックの項目も設けようかと思ったのですが、庭園のひとが凄く見てきそうなのでやめました。 お屋形さまのお嫁さんは……そうですね。かなりしっかりした人です。自分というものをきちんと持っていて、傷ついた魔物に手を差し伸べているところをお屋形さまに冷やかされて(さっさと立ち去って欲しかった)、魔物とか人間とかそんなことは関係ないとか、なんかそんな感じのことを言ったのだと思います。すごく芯の強いお嬢さんでした。当時は、まあ、一般人と呼んでも差し支えのない人だったのですが、お屋形さまに連れ回されるうちに、だんだんと固定砲台みたいになってきました。才能があったんでしょうね。悲しいことだと思います。 さて、ついに子狸がこれまでの集大成を示すときがやってきました。相手は特装騎士。スポーツもデキる。ポンポコ騎士団の命運を賭けて運命のリングに立つポンポコ。はたして主人公の名目を保てるのか?というところで次回。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! ええ、どうしようもなく王都のんでしたね。開祖の魔物たちへの接し方は、ちょうど子狸とコニタの関係に近いです。ナチュラルに家族扱いしていて、それが魔物たちにとってはくすぐったかったのでしょう。とても近しい間柄でした。照れ隠しもあって、魔物たちは開祖のお嫁さんに恭順の意を示したのですね。まあ、じっさい、適当なことしか言わない開祖よりも、お嫁さんのほうが魔物たちにとって有益な存在でした。いずれ解説することもあるでしょうが、魔物たちの名付け親でもあります。木漏れ日の下、母と慕う人間と一緒に勉強したのは、魔物たちにとってかけがえのない大切な思い出なのでしょう。その記憶に我が物顔で居座っている開祖はうざったく感じるものの、それもまた失いたくない思い出の一つです。(たぶん)王都妹が言っていたとおり、魔物を生み出す魔法=連結魔法が成立したのは、開祖が何も考えていなかったからです。だから魔物たちは開祖に恩義を感じていないし、完全に自分たちの意思でついていくことを決めることが出来ました。そうでなければ、どこかで魔物たちとバウマフ家の関係は破綻していたと思います。しいて(略)世界の魔法の在り方を省みたとき、魔物たちは奇跡的な存在なのですね。また、そうでなければ、この物語は成り立たないのです。 狸にかなう……だと?それは……まずいな……。いや、でも、こう……「理」は少しねじってみるとおうへんがへし折れて「狸」にならないこともないような気がしますね?理がねじれる……読みも同じ「り」だし……うん、いける。問題ないかと! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! つまり、いかにして子狸を料理するかという……焦点はそこなのですね。ふつうに考えたら、子狸は特装騎士に勝てません。ためしにステータスの比較をしてみましたが、じっさいは数値に表れる以上の実力差があります。すでに身体が出来あがっていて、魔物たちと本気で命のやりとりをしてきた騎士は、本来なら子狸が太刀打ちできるような存在ではありません。国境付近の街で、本気になったみょっつさんが、開放レベル3を温存したまま、一瞬で子狸を下したように、です。ただし、いまの子狸にはハイパー魔法の分類3があります。この「分類3」というのは、次話にてくわしく。アルファベットではなく数字で表したのは、さらにその先があるのか、魔物たちにもわかっていないからです。設定上は、ありません。分類3は究極の霊気の一つです。とはいえ、カテゴリが進んで良いことばかりとは限らないのが、この世界の魔法なのですが……。 ああ、寒冷地というのは、いったん忘れて頂いたほうがよろしいかと。魔物たちの最重要拠点は、作中に提示されているだけでも、マグマ、海水、標高に守られた地点です。でっかいのが暮らしている古代遺跡とやらも、たぶん険しい地形に囲まれているのでしょう。そして、よくよく考えてみれば、緑のひとと火山は何の関係もない(火のブレスは後付けでしかない。どうにでもなる)し、大きいひとも古代文明の超兵器という、旅シリーズの中で付与された設定しか共通点がありません。火のひとにしたって、空中回廊と火属性はまったくの無関係なのですね。重要拠点に共通しているのは、人間たちが辿り着くには困難な場所であるということです。だから、極寒の地、南極が重要拠点になりました。つまり、そこで何が起きても人目につくことは考えにくいということです。作中で、六魔天は決戦の地、南極へと赴き、そこで消息を絶ったとあります。これ、何から何まで適当なことを言っているわけではないのですね。いちおう、流れで第一次討伐戦争の結末みたいに見えるよう書きましたけど、事実は異なります。初代魔王と南極は、まったくの無関係です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、バニラ様! そして、もう一枚のイラストですが!インスピレーションがわいたので、小話をちょちょいっと書いてプラグインさせて頂きました!いやぁ、これだけイラストが並ぶと壮観ですなぁ。もしもよろしければ、第五十部あたりの「幼なじみっていいよな」をご覧になってください! 本当にありがとうございます! |
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先生、黒妖精さんもやれば出来る子だと思います! こんばんは、がお~様! さて、異色のコンビが誕生しました。ドキッ☆男だらけのポンポコ騎士団の団長に就任した子狸。微妙にテンションが落ちていたのですが、コアラさんの再登場と時を同じくして持ち直します。両者の因果関係は謎ですが、シミュレーションゲームで言うところのコメント欄が「ハードル高ぇな……」から「この戦いを終わらせなくては……」に切り替わる感じです。男前モードに早変わり。そんな子狸に魔物たちは大いに期待を寄せています。魔王役は、勇者さんのおしおきを免れません。庭園のひとが今回だけは絶対に嫌と言っていたのは、ドッキリのプラカードが出たときに勇者さんがどう反応するのか読めないからです。八代目勇者は、むしろ喜びました。九代目勇者は、どこか影のある男にクラスチェンジしたところ申し訳ないのですが、ふつうに邪神教徒がひょっこりと現れたので「はあ!?」という感じでした。魔物たちは、子狸さんに激しく期待しています。 ああ、もともとは王都のひとがラブコメ禁止とか言っていたのに、あの体たらくですよ。とはいえ、照れ隠しを多分に含んだやりとりです。子狸が照れると魔物たちも照れるのですね。難攻不落の羽のひとですら、メインテーマを贈るとか言われて照れてました。なんなの、この関係……。ええ、魔物たちはバウマフ家の人間に完全に依存してます。不老不死の存在なので、生きる理由が必要なのですね。バウマフ家は、魔物たちにとって最高のパートナーです。最高のパートナーがいたから、この世界は魔物たちによって滅ぼされずに済みました。バウマフ家はこきゅーとすの管理人を代々つとめてきました。「こきゅーとす」とは魔物たちの相互ネットワークのこと。別名を「嘆きの河」と言います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、sayself様! 誤字報告ありがとうございます!助かります! いやぁ、黒妖精さんはうまくやりましたねぇ。リングを用意されたら、子狸は戦わざるを得ません。魔軍元帥のパートナーということで、再登場のタイミングがリンクしました。コアラさんは独自に空中回廊の調査を進めたり、敵味方に分かれた筈のリンカーさんに檄を飛ばしたりと、フリーダムなようでいて明確な目的を持って動いているふうでもあります。魔物たちは旅シリーズのゴールを見据えた上で行動していますから、ルート次第では重要な役割を果たすことになるキャラクターなのですね。子狸のコントロールもある程度は可能な万能ユニットです。ある程度は。 子狸の過属適正は群を抜いていて、外法騎士たちからポンポコ卿とか呼ばれているようです。王都にいた頃から、なんだか怪しげな集会に参加して布教していたのかもしれませんね。フードをかぶると大人しくなる習性というのは、そこから来てます。なにをやってるんだろう、この主人公……。ハッ、気付けばツッコんでいるだと……?おそるべし。おそるべし、ポンポコ卿……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狂狗様!ははぁ、ゴクウ様と読まれるのですね。え?なんでわかったって?ふふふ……それは内緒です。ちなみに……わたくしのコードネームはたぴ岡と申します。一見すると、あのミルクの上にぷかぷかと浮いてるのを連想されるかもしれませんが……それは仮の姿でしかありません。そう、あやつの真の名前はタピオカパールと言います。わたくしの本体はデンプンなのですね。いま明かされる衝撃の事実でした。そうだったのか……。 つまり、それと同じことが作中で起きてしまいました。やっちまった……。ご報告ありがとうございます!完全に作者のミスです。正しくは「上級魔法」ですね。修正しておきます! ついでに解説。魔物たちがレベル判定を人間たちに伝えていないのは、開放レベル6以上の魔法は存在しないと思わせるためです。人間たちが用いる「下級」「中級」「上級」「超高等」「竜言語」という区分は、じつは理に叶っていて、口頭で伝えるぶんには混同しにくいという利点があります。英語の教科書みたいであれですが、「あの魔法はレベル2だ」とするより「あの魔法は中級だ」としたほうが確実に伝達できます。魔物たちの場合は、位階が九つもあるので数字に頼らざるを得なかったという事情があるのですね。あと、言ってみれば同胞の魔法を下とか上とか区切るのは嫌だったのでしょう。連合国ではレベル判定が過去にまったくなかったわけではなく、とくに義務教育制度が施行されてからは様々な呼称が実験的に為された時代もあったようです。ただ、「レベル3が使えるようになった」では味気がないので、けっきょく「上級魔法が使えるようになった」というふうに、最終的には統合されていきました。混同を避けるというのが第一優先になるので、地域によっては「上位魔法」あるいは「高等魔法」と呼びます。これは使っている言語の発音によるのですが……ややこしいので作中では「上級魔法」で統一してます。解説終わり。 さて、ついに子狸が完全体になりました。もう誤魔化せないと悟ったか、とうとう魔物たちも自白しましたね。連結魔法は、魔物を生み出す魔法です。ハイパー魔法の正体は「魔物の外殻を作る魔法」です。(アリア家の)退魔性と似た働きを持っているのは、彼らの退魔性が異能の影響を色濃く残しているからです。魔法と異能は、本質はどうあれ、表面上は似ていくのですね。子供が、内面はどうあれ、親の形質を継ぐように、です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、マイマイY@様! まさか野に帰ってしまうとは……。今回のお話は、作中で初となる無制限一本勝負でした。魔物たちはわざと負けるし、巫女さんは心のどこかで敗北を望んでいたふしがあります。そうした心理的なブレーキを取りはらったのが狸なべデスマッチ第三陣。やっぱり開放レベル3を使えないというのは致命的で、相手はそこを突いてきます。子狸は惜しいところまで行ったのですが、特装騎士は子狸が上級魔法を使える可能性を視野に入れて動いていたため、あと一歩が届きませんでした。けれど爆破術なら。 子狸が野に帰ったのは、たぶん複合的な要素によるものです。ハイパー化の影響もあるでしょう。「妖精」と呼ばれる光弾に追われて野生に目覚めたのと、あとは……巫女さんと一緒に編み出した技を武器として使うのが嫌だったのかもしれません。じっさいは巫女さんに利用されていただけなのですが、子狸からしてみると合体技という認識なのでしょう。二人のきずなが奇跡を起こすみたいな。珍しく頭を使ったので、処理能力がパンクしたというのが本当のところではないでしょうか。 それと……本人はまったく意識していないでしょうけど、子狸が自然回帰してしまうという結末は、あの場にいた誰もが望まなかったことなのですね。むしろ作者も含めて。子狸(主人公)を野放しにするとこうなるという教訓回でした。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Yeti様! すっかり禍々しくなって……。書いてみて思ったのですが、ハイパー魔法は特装騎士が相手だと、あんまり相性が良くないですね。このへんは作者の感覚なのでしょうが、パワーアップしてもすぐには捉えきれない感じ。騎士たちは「捕縛術」と呼ばれる格闘技を修めていて、素手で戦っても強いのです。作中で書くかどうかはわかりませんが……ああ、領主の館で書いたような……いや、さらっと流していました。 やはり子狸は大自然の中でこそ輝けると思うのです。まわりに木がないとだめですね。ある意味、ここからが本番になります。とはいえ、時系列的に次話は不死身さん率いる帝国騎士団のお話になります。子狸の本領発揮は次々話になる予定でする。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、七伏様! ひゅるり~らら~♪ブルースはカッコイイなぁ……。マフラーという共通点もあるし、個人的にはブルースを目指して欲しいですね。無理かな。ああ、リーフシールドか……。ジャンプの高さが絶妙でしたよね、ウッドマン。ボス戦のときのシャッター開閉と、ミーッと体力ゲージが伸びる演出がカッコ良かったなぁ……。 文字通り駆け抜けて行ってしまったわけですが……。どうもハイパー魔法は極まるにつれて怪しい方向に進むようです。魔物たちの検証も完璧ではありません。退魔性がある以上、人間たちの魔法には大なり小なり計算不能の領域があるのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、Saku_Acht様! 感動的な名場面でしたね。ちなみにアライグマさんはアライグマ科、TANUKIはイヌ科に属するらしいです。じつを言うと子狸のしっぽはアライグマさんのしっぽで、たぴ岡の中でアライグマさんとTANUKIのイメージがごっちゃになっていたためにジョイントされました。つまりアライグマさんには「いや、お前はTANUKIだ」と言われ、TANUKIさんには「いや、お前はアライグマだ」と言われる宿命にあります。野生の掟は厳しいですなぁ……。 まあ、子狸は動物に好かれやすい(魔法の基本的性質=意思伝達による)のでだいじょうぶかな。動物たちは条件を満たしていないので魔法を使うことは出来ませんが、まったくの無関係というわけには行かないのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ka-na様! あっ、そうですね。正しくはホームポジションでした。構えの「フォーム」とごっちゃになってたみたいです。ご報告ありがとうございます!修正しておきます! というわけで、フォームポジション改めホームポジションをちゃっかりゲットしていた王都のん。魔物たちの証言を整理すると、どうも緑の島あたりから挙動が不審になったようです。たぶん勇者さんを子狸がおんぶしたときから、勇者さんが妙な真似をしないよう、さらに上からかぶさっていたのではないでしょうか。いざというときに全身を拘束できるようにです。 それ以来、癖になったのでしょう。バウマフ家の人間だからと言って、退魔性がまったくないわけではないのですが、ちょっとしたマッサージみたいな感覚なのでしょうか。それ以前に、魔物の存在を完全に受け入れているというのが大きいのかもしれません。やっぱり家族なのですね。 紅蓮さんが乗っかっていたときは、凄まじい目で睨んでいたらしいです。アナザーの苦情というのは、ここだけの話ですけど……紅蓮さんのことです。王都のひとは、たぶん対抗して子狸の首からぶら下がっていたりしたのでしょうね……。いえね、これは作者の想像というより、設定上そうなるのです。王都のひとは、もちろん他の魔物たちを信頼していますが、信用はしないというスタンスを一貫しています。何故なら、同じ魔物であれば王都のひとの活動を一時的に凍結(ブロック)することも不可能ではないからです。だから妬ましいとかじゃなくて、お仕事の一環として、あくまでもプロフェッショナルの視点から、子狸にくっつくのが合理的な判断なのですね。だから仕方ないね……というふうに本人は言っているのですが、ついに「そんなの通らねーよ!」と言及されてしまいました。でも、理には叶っているのです。魔法は物理法則をほとんど無視しますけど、だからこそ究極の領域に達した魔法合戦は物理法則を味方につけたほうが勝ちます。具体的には、距離が近い、上をとる、背後をとるなど、有利な条件を手にしたほうに軍配が上がります。不利な条件を覆す魔法を使わなくて良いぶん、ひとつ手間が省けるのですね。まあ、あくまでも対等に渡り合える存在であるというのが前提の話ですから、勇者さんにはほとんど無関係なのですが。 ふっ、ついに本編がお便りのコーナーを完全に抜き去りました。というわけで次話を投稿してきます。そぇいっ! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! 作中では、ちょっとした事情から書けないのですが、じつはハイパー魔法の正体は「魔物の外殻を作る魔法」です。だから傷ついた魔物の肉体を補うこともできるし、人格が少しゆがむのですね。おそろしく強力な魔法ですが、やはり特装騎士の壁は厚かった……。とはいえ、本番はここからです。子狸のスピードとスタミナが高評価になっていたのは、悪路への耐性が抜きん出ているからです。こちらの方面では、特装騎士をも上回っているでしょう。魔物たちにとっては、子狸が素の状態でレベル3を開放することよりも、あらゆる環境で一定のパフォーマンスを発揮できるほうが重要でした。制限解除したなら、巫女さんが言う「イメージのずれ」とやらを織り込む必要はないからです。むしろ、そうした感覚は学ばないほうが混乱が少ない。だから、仮に子狸に才能があったとしても同じことなのですね。 うん?いえ、他の魔物が「最後の一人」になる可能性もあった、ということです。ただし青いひとは除外されます。むしろ、いちばん可能性が高かったのは大きいひとでした。目端が利くからです。そうならなかったのは、逆算魔法の影響です。幾つかの条件があって、その点でも大きいひとは適任ではあったのですが「最適」ではありませんでした。……こんなことを言うと魔物たちは怒るでしょうけどね。不死鳥さんは自分の殻に閉じこもっちゃってますけど、出て来ようと思えば出て来れるし、こきゅーとすへの参加も自由です。でも、最後の一人はそうではなく、出たくても出れない事情があります。だから当初の予定では存在すること自体を書くつもりはなかったですし、ただ、まあ、よくよく考えてみると、もう一人いないと整合性が合わない?程度にまとめるつもりでした。「ファイブスターズ」という呼び方は、その名残りです。本当に四人しかいないなら「レベル5のひとたち」で良かったのですね。わざわざ魔物たちが「ファイブスターズ」と呼んでいるのは、「五人でスターズ」という強い気持ちがあるからです。言ってみれば、らしくない甘い判断(ヒントを与えているに等しい)、ただし絶対に譲れない部分なのでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、末摘花様! 勝つか、負けるか。両者の違いはそれしかないとかドヤ顔で書いていたら主人公が野に帰ったでござる。びっくりしたなぁ、もう……。おかげで、じゃっかんタイムテーブルが狂いました。本当にありがとう。子狸ぃ……。 はい、作者も爆破術は良いアイディアだと思ったのですが。じっさいに使ったらどうなっていたか……さすがに子狸が勝ったと思います。あれは座標起点の、唯一の抜け穴と言っていい技ですから。魔物ありきの術なので、想定外……と言うほどではありませんが、まあ……いろいろとあるのですね。そう、爆破術さえあれば……かなりの長期戦にはなるでしょうが、持久力なら……いや、やっぱり無理かな。つっかえ棒でやられるような気がします。でも、そのネタは骨のひとがもうやったしな……。 いずれにせよ……じつはすでに次話が完成しておりまして投稿しておきました。もはや、たぴ岡は止まらないのか……。まあ、単なるスケジュールの問題なのですが。魔物も騎士も、そして作者すらも時間に追われる中、フリーダムな主人公。はたして……?というところで次回。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、sayself様! いやぁ、特装騎士って案外ちゃんとしてるんですね。てっきりもっと適当に戦うのかと思っていましたが……良くも悪くも堅実な戦いぶりで……なんだかんだ言っても国家公務員なんだなぁ……。というわけで、地球防衛軍(地球ではありませんが)と怪獣ポンポコの戦いでした。無事にポンポコを撃退した我らが防衛軍。しかし戦いは、まだ序章に過ぎなかったのです……。 ……うん。そういうフィルターを掛ければ問題ない気がしますね。ポンポコ騎士団のメンバーもどん引きしてました。子狸の魔法がエグいことは知っていたのでしょうが、その根っこにあるものを垣間見てしまったのでしょう。王都勤務の騎士たちは、王都襲撃の現場に居合わせた人間たちです。そのとき騎士団は惨敗していて、魔物たちから散々罵られているわけですね~……。作中の雰囲気が重くなるので、あまり書かないようにしていますけど、そういうときの魔物たちは本当に生き生きとしています。魔力を徴収するためとか、いろいろと理屈をつけてますけど、元を正せば本能みたいなものです。 そんな……イケメンへの憎しみが渦巻くファンタジー。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! 彼女いない歴と年齢が奇しくも一致している子狸でした。偶然というものは探せば転がっているものなのですね。 たぴ岡の考えだと、最強というのは何でも出来る、一芸に秀でるよりも汎用性が高いタイプなのですが、どうも子狸の場合は当てはまらないみたいです。魔物たちに鍛えられただけあって、条件は満たしている筈なんだけどなぁ……。とりあえず、結界と爆破術、ハイパー魔法のステージ3と、最終決戦に向けた準備はあと一歩のところまで来ています。あと一歩は、たぶん間に合わないだろうから……いや、間に合ったとも言えるのか。港町で王都のひとが言っていたとおり、子狸が魔物に対抗するためには最低でも開放レベル7を使いこなす必要があります。いまの子狸は深夜特訓で開放レベル8の練習をしていて、つまり開放レベル7はクリアしたということなのですね。バウマフ家の特異性は、制限解除に適応できる点なのかもしれません。だから、素の状態だとふつうに負けるし、内心で「制限解除さえあれば……!制限解除さえしてくれれば負けないんだ……!」みたいな、だめ主人公パターンですけど、そのへんはもういいよね……? お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! 異形と化したポンポコ。だーくひーろーというやつですな、うんうん……。どうやらハイパー魔法は極まると術者のイメージを乗っ取ってしまうようです。これは羽のひととのコンビネーション、あれの順序を入れ替えた現象です。ジャッジする魔法側からしてみると、子狸とハイパーさんは二人で一人の術者という扱いなのでしょう。だから、じつを言うとハイパー魔法は分類3よりも分類2のほうが使い勝手が良いです。まあ、そのへんは使い方しだいなので、いまの子狸にとっては、ということになりますか。意外と残念なハイパー魔法。その点、魔物たちがデザインした治癒魔法は立派ですね。いい仕事をしてくれます。 そして……ついに騎士たちの結婚事情があきらかになりました。国が全面的にバックアップしているようです。お見合いの席を設けたりしているのでしょうか。きっと結婚したいから騎士になる人間もいるのでしょうね。ポンポコ騎士団の長になった子狸にも、きっとチャンスが。難点を挙げるとすれば、非正規部隊ということでしょうか。わりと致命的ですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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まるで性欲の権化のような……因果!(びしぃっ) こんばんは、スルースキル様! 薄い本かぁ。いあ、誰これで終わるでしょうね。あまりにも申し訳ないので、二次創作は禁止ですっ!ばってん!でも、悲しいけど、これ無用な心配なのよね……。いや、まあ、熱い情熱が迸って止まらないということであれば構いませんが……責任は取りかねます。あと、子狸のハーレムは認めません。こればっかりは譲れない。いえ、べつに妬ましくて言っているのではなく、つまり世界には、いえ宇宙には無限の可能性があるわけですが、宇宙の真理に逆らうのは、さすがにまずいだろう、ということです。真理なので仕方ない。たぴ岡は従う他ないのです。いかに作者といえど、しょせんはちっぽけな人間の一人にしか過ぎないのですから……。 ガイバーかぁ。ああした、なんと申しますか、シビアな世界観というのは、何故か心惹かれるものがありますよね。いろいろと描写に気を遣うこともあるでしょうし、漫画媒体とかそういう点を差し引いても、たぴ岡には真似できそうにありません。どこかでボケてオトさなくちゃならないという意識が出てきそうで……。しいて(略)もね、できれば最終的には全世界のひとたちをずっこけさせたい。そういう気持ちで書いてます。ラブ&ピースです。ラブ。良い響きですよね。作中で憎しみに勝る感情はないとか書きましたけど、それもラブあっての話ですから。 というわけで、勇者さんへの恋心を大切に育んできた子狸。残念ながら作者は子狸の恋愛模様にあまり興味がないと申しますか、そのへんはせめて旅シリーズが終わったあとにやってほしいという願いがあって、ただし旅シリーズが終わると同時に物語も完結するので、まあ……問題ないわけですね。むしろ、ラブ方面はお屋形さまに任せます。あのひと、基本的にお嫁さんをお姫さま抱っこしてますから。過去、未来に干渉できる減衰特赦は、とんでもなく強力な魔法ですが、特赦を持たない生物を同行させることは出来ないのですね(つまりバウマフ家オンリー)。だから、旅シリーズがはじまって以来、ずっとお嫁さんと一緒にいます。本当は魔物たちに預けたほうがいいのですが……それがラブです。勇者さんは~……バウマフ家じゃあるまいし、さすがに子狸の気持ちを察してはいるのでしょう。たぶん、「で?」という感じ。恋愛=結婚という感性でしょうから、自分と結婚したい、それはわかった、いや、なんでわざわざ自分を選ぶのかはよくわからないけど、いずれにせよ後回し、そもそも生きて帰れるかどうかもわからないし、といった感じでしょうか。子狸の道は険しい。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、特連>特連投様! さあ、盛り上がってまいりました。勇者一行の前に立ちはだかる謎の老人……人間でありながら魔物の味方をすると言う。その正体は、いったい!? まあ、グランドなんですけどね。じつは当初の予定では、紅蓮将軍の役どころは古狸がこなす筈でした。(魔王の正体とか、魔力についてあれこれと教えてくれる。おもにカンペで)子狸が一行から離脱したので、バウマフ家訪問イベントのフラグが立たなかったのですね。ルート次第で敵にも味方にもなりうるという、ふわっとした信念が持ち味です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ROBOタカS;NOTES(ビームも出るよ!)様!長いっ……! ついに登場しました、第三のバウマフ……伝説狸を世に放った偉大なるポンポコです。魔物の味方をする人間もいる……。当たり前のようで、これまではなかった展開ですね。 旅シリーズ子狸編には幾つかの分岐があって、現在の旅立ってから二ヶ月~三ヶ月で決着をつけるパターンは、ほぼ最短のルートです。勇者一行が古代遺跡に立ち寄るバージョンでは、グランド狸のお宅訪問イベントが発生する予定でした。つまり没ったわけですが……。グランドな狸は連合国に住んでいるという話でしたね。大きいひとのおうちは、連合国と三角地帯の中間くらいに位置します。かつては大きな森があって、ラストダンジョンがあるという森は、その名残りです。湿地帯の侵食が進んだことで生態系の「壁」が出来て、もともとあった大きな森が幾つかの群に分断されたのですね。河川の氾濫など、まあいろいろと理由はありますが、原因のひとつになったのは人間たちの森林伐採です。土地に備わっている水資源のキャパシティが、修復可能な領域を越えてしまったのでしょう。三角地帯というのは、古くは魔物たちの自然保護区なのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Yeti様! 第二の獣人種、跳ねるひと登場!はい、つまり鱗のひとと戦ったときにトンちゃんがやったことを、十倍近い巨体で行うのが跳ねるひとのスタイルです。鱗のひとよりも柔軟な筋肉をしている(という設定になっている)のでしょう。人化が進んだときは力場を手で掴むことが出来るので、基本は縦の動きになります。満月のときは慣性を利用することになるので、あちこちに跳ねるものですから、騎士たちからしてみると厄介みたいです。縦方向への連続ジャンプは打撃力こそ凄まじいものの、やっぱりそれなりのリスクを伴うのでしょう。時間単位の接触回数が多いということですから。 アーマーオフ!ああ、あの場面はどちらとも取れるよう書きました。マクレン家の華々しい戦歴について触れたのは、そのためです。つまり「鎧の残骸」というのは、魔軍元帥のものかもしれないし、あるいは不死身さんのものという二通りの可能性があります。少し演出を凝らしたのは、あの場面が一つの分岐点になる予定だったからです。魔軍元帥の「影」は変形した魔力という設定になっていますが、もう少し詳しく述べると、あれはゲートです。没設定になってしまいましたけど……魔軍元帥だけが持っている追随式のゲートは、とある魔物の特性を利用したもので、早い話が魔人の魔力を利用したものです。当初の予定では、帝国騎士団の捨て身の戦法(サブタイトルにもありますが、「チェンジリング・ダウン」と言います。三大国家はチェンジリング☆ハイパーの発展技術をずっと模索していて、帝国の場合はマップ兵器の方向性に進んだようです)に、魔軍元帥が魔人を解き放つというイベントが用意されていました。影が空に伸びていく演出は、その名残りです。が、そうはならなかった。じっさいに何が起こったのかは……またいずれ。 さて、ついにグランドが出陣しました。管理人としての職務をまっとうしたひとです。ある意味、完成したバウマフとも言えますから、きっと子狸が目指すべき道を指し示してくれることでしょう。たぴ岡はグランドを応援しています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、D武生Q様! そう仰って頂けて嬉しいです。魔物たちの気持ちも少しわかるかな、便利な一族です。必要に応じて、自在に立ち位置を変えられるのですね。 そう、ついに三世代のポンポコが……。 子狸。この物語の主人公です。平均的なバウマフ家。わりとまとも。ただし魔法の素質は最底辺で、歴代最弱の管理人かもしれません。勇者さんに捨てられました。 親狸。元祖狸、伝説狸の異名を持ちます。魔物たちは「お屋形さま」と呼びますね。千年の歴史で唯一と言っていい常識人です。魔物たちの技術を常識的な範囲で習得しているため、その実力はワールドクラス。現在はお嫁さんと一緒に世界旅行をしていることになってます。いや、まあ、じっさいに世界をめぐってますけど。 そして古狸。能力は未知数ながら、管理人としての職務をまっとうしたポンポコです。魔王軍の特別顧問みたいな位置付けなのでしょうか。魔物たちの期待が高まる。いちおう王国大隊長の大将と同年代という設定になってます。三大国家は騎士の婚活を応援していますが、皮肉にも上級騎士(中隊長ないし大隊長、およびその参謀)は忙しすぎて、苦戦をしいられているようです。この世界では、わりと晩婚になるケースが多い。バウマフ家の人間も似たようなものです。魔物たちは、バウマフさんちのひとを鍛え上げることを最優先課題としているため、まあ個々人の才覚にもよるでしょうが、だいたい十代後半~二十代前半まで伴侶を得ないケースが多いのですね。中にはお屋形さまみたいに電撃結婚するひともいますけど。ちなみに古狸のお嫁さんは村の幼なじみ。爆発すればいいのに。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! おじいちゃんは、孫にいいところを見せたかったんだろうなぁ……。気合を入れて登場したのに……一方その頃、お目当ての孫は野を駆け回っているのでした……。 いえ、魔物たちは瞬間移動できますから。何らかの要因で瞬間移動できない、もしくは瞬間移動しても意味がない場所にいるということです。魔物たちが、最後の一人に関して(バウマフ家の人間に対してすら)口をつぐんでいるのは、彼らの力を以ってしてもどうしようもないからです。その存在をバウマフ家の人間に教えたが最後、悲願も何もかもかなぐり捨てて、なりふり構わずどうにかしようとするでしょうから。魔物たちはそれを恐れたのですね。だから、本当なら歩くひとは「五人目」の存在を匂わせるような発言をするべきではなかったのですが、魔物たちは今回の旅シリーズで決着をつける必要があったのですね。本物の治癒魔法が封印されたことで、もう旅シリーズに付随するリスクが許容できる範囲を越えたからです。それでも最後の旅シリーズ、子狸編が敢行されたのは、お屋形さまという「完成された魔法使い」がいるからです。お屋形さまの年齢は、学生結婚だったこともあり、二十代後半~三十代前半を想定しています。これは作中における戦士としての全盛期と一致します。 子狸編と銘打っていますが、しいて(略)の中心にいるのはお屋形さまなのです。だから作中には登場しません。お屋形さまは、最後の一人の存在を嗅ぎつけていて、なりふり構わずにどうにかしようとしているからです。そのへんは、やはりバウマフ家なのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、さんご様! 狸と狸の邂逅ならず。ちなみにバウマフ家の人間が群れを形成すると、とうとつにありもしない奥義を伝授しはじめたりするので、これで良かったのかもしれません。これで良かったんだ……。はたして子狸が勇者さんと再会することはあるのか……。いや、さすがにこのままというわけには行きませんから。ポンポコ騎士団のメンバーに期待ですね。 帝国騎士団の特攻。都市級に対抗するためには、手持ちの札を惜しみなく晒した上で最初から捨て身でぶつかるしかありませんでした。簡単に言うと、間断なく殲滅魔法を撃って詠唱破棄の優位性をつぶしながら接近、対象に組みついた人間が魔力の伝染を抑える(戦歌の途絶を可能な限り防ぐ)、振りはらわれたら次の人間が生贄になる、命が尽きるまで殲滅魔法を連発して、敵ごと生き埋めになるという自爆戦法です。欠員が出ることが前提の戦法なので、小隊の壁を取りはらった高度な連携を要する……最低でも中隊長クラスの人間を軸とした、究極の力押し。これが帝国騎士団の切り札、「チェンジリング・ダウン」です。「ダウン」は「倒れる」の「ノックダウン」と、「遮断」の「シャットダウン」から。生還の可能性をいっさい度外視した片道切符の玉砕戦法。魔物たちの急所を突いた渾身一滴のアタックです。 魔物たちは、過去の討伐戦争で一人として戦死者を出したことはありません。ただ生きるだけなら何も必要としない魔物たちは、自分たちが他者の命を奪うのは公平に欠くという気持ちが大変に強い。あと、人死にを許容してしまったら、「みんな仲良く」というバウマフ家の悲願は完全に破綻するのですね。だから、帝国騎士団の面々は(不死身さん含み)生きてます。これは確定事項。問題は、いったん死んだことにされて、このまま退場するのか、それとも何かしらの理屈をつけられて再登場するのか、という一点ですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、肉じゃが様! きっと肉じゃが様の推測はまとを射ています。と申しますのも、人間が味方になったところで、魔王軍には何らメリットがないのですね。だから王国騎士団は、ありそうでなかった事態に困惑しています。 考え方は人それぞれ。内心で魔王軍の応援をしている人間もいるでしょう。勇者を良く思っていない人間もいる。それでも、魔王軍に属する人間はいませんでした。人間たちが、魔物たちにはっきりと勝っている点はないからです。たとえば歴史に名だたる軍師が、魔王軍に策を授けてやろうと言ったところで、魔物たちは一笑に付するだけなのですね。必勝の作戦なんてなくても、都市級の魔物が動けば、それで終わりだからです。いえ、獣人なひとたちが攻勢に転じただけで、人類は敗北を余儀なくされるでしょう。過日の王都襲撃に対して、騎士団が何ら有効な対策を打ち出せなかった時点で、それはわかりきったことなのです。だから、唯一のウィークポイントである魔王を狙うしかない。魔王は「王」であって、兵士ですらない、つまり弱いのです。ただし魔王軍が侵攻する動機は魔王に集約されていて、大義は末端の兵士にはない。まさしく「王さま」なのですね。 魔物たちが誕生する以前、この世界の人間たちの社会では「集団の長」=「指揮官」あるいは「村いちばんの戦士」という認識でした。「王」という概念を、最初に作り出したのは魔物たちなのです。その概念を持ち帰った初代勇者が、周囲の勧めもあって「王」になり「国」を興しました。それは魔物たちに対抗するためのシステムで、世界で唯一の試みだったため国名は必要ありませんでした。いえ、「王」という名前の「国」なのだいう見方も出来るかもしれません。国に名前をつけるという考え方が、この世界の人間にはなかった。「呪い」と似たような働きを持つ伝播魔法が、この世界には存在したからです。 魔王軍に人間の軍師は必要ない。グランド狸には、それを覆す何かがあるということなのか……。 さて、バウマフ家に嫁入り(もしくは婿入り)する人々について。設定上のお話になりますが……彼ら、あるいは彼女らは、差しさわりのない範囲で魔物たちに真相を教えられています。バウマフ家の人間が、魔物たちを生み出した人間の子孫であるということ。魔物たちは不老不死の存在で、三大国家の首脳陣(一部)と裏でつながっていること。こきゅーとすの存在も教えられている筈です。そうでなくては、たまにふらっといなくなることの説明がつかないからです。ただし、この世界の人間は、どうもネットワークという概念が理解できないようです。通信手段が限られていて、伝播魔法で糸電話みたいに近所の奥さまと世間話することはあっても、その先はないのですね。作中で騎士団の尾について解説しましたが、専門的な教育を受けた人間でなくては、騎士団の戦術については知りませんし、また知る手段もありません。その点、お屋形さまのお嫁さんは、わりと話が通じるほうでした。もともと騎士団に拾われて育てられた人だったからです。ただし騎士にはならなかった。王都襲撃以前、この世界では人間同士の争いが頻発していて、その尖兵になることをポンポコ母は嫌がったからです。 だから、お屋形さまと結婚したあと、こきゅーとすの存在を教えられて、騎士団の尾が便利になったもの、というふうに理解したのでしょう。そのへんは想像するしかありませんでした。こきゅーとすに接続できるのは人間は、バウマフ家の直系だけだからです。たぶん一般庶民には、手紙という概念すらありません。発光魔法と伝播魔法があるからです。かつてはあったのでしょうが、義務教育制度の施行(連結魔法の普及)と共に廃れていきました。連絡事項は、直接出向いて「パル!」とか言うのがいちばん簡単で、ふだんから情報を共有していれば、齟齬をきたすこともあまりなかったのですね。 だから、自分の目には見えない連絡網があって、夫に代筆してもらうという発想が、ポンポコ母にはありません。むしろお屋形さまのほうから申し出ているくらいなのですが……正直、ポンポコ母はお屋形さまサイドの人間です。子狸よりも、ずっと真相に近い立ち位置にいる、ということです。完全に巻き込まれた……。なので、のちに事情もあきらかになるでしょうけど、我が子との接触を我慢しています。それとなく夫から近況を聞き出しているくらいでしょう。少々、込み入った事情がありまして……後ろめたい気持ちがあるのですね。おそらく最後の討伐戦争が勃発する時期も、大まかには教えられていた筈ですが……討伐戦争をコントロールしているのは魔物たちだと知っているので、多少は不安を紛らわすことが出来ます。子供も心配ですが、むしろいちばんやばいのは自分の旦那である。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、蛇様! 子供は風の子、わんぱくでもいいと言いますからね。きっとグランドさんも喜んでくれると思います。……たとえお孫さんが、多少野生化していたとしても。 失恋に関しても笑い飛ばしてくれそうですね。恋多き人生を送ってきた(グランド主観)ので、含蓄があります。いや、ないかもしれない……。 ちなみに王都出張版のポンポコ一家は、ちょくちょく本家ポンポコ宅に里帰りしていて、一緒に夕食を食べたりしていました。子狸と古狸の会話は……きっと異次元です。その点、親狸はふつうなので、逆に魔物たちに絡まれてそう。かわいそうに。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、がお~様! 知っていてボケたのか、知らずにボケたのか、意見が分かれるところですが……けっきょくボケるので同じことですね。いちおうフォローしておくと、跳ねるひとはレベル3でいちばん忙しいひとです。特性、環境などを考えると必然的にそうなるのですね。そんな跳ねるひとを心配して、優しいグランドさんは同じ河をたゆたっているわけですが……まあ……そのせいで余計に跳ねるひとの負担が増しているというか……うん。 トンちゃん率いる王国騎士団の精鋭がゲート開放戦線に現れたということで、一時的に跳ねるひとの身辺は膠着状態になりました。ここさいきん、ちょくちょく本流に顔を出していたのは、そうした事情からなのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、アジア様! 動物には優しい魔物たち。書いていて、たぴ岡がよく思うのは、動物たちを盾にすればいいんじゃね?ということ。……まあ、無駄なんでしょうね。むしろゲートをくぐる資格はないと魔物たちに判断されてしまうでしょう。魔物たちは自身の力に絶対の自信を持っているという設定になっているので、なんとか騎士団は互角に戦えていますが(油断という次元ですらない。戦いへの姿勢がまったく違う)、たとえば鱗のひとが圧縮弾などの基礎となる魔法を交えただけで、騎士団は対処不能になります。天才とされる巫女さんが同時に扱える圧縮弾は最低でも十五。子狸を圧倒することが目的だったので、あの場面ではそれ以上の圧縮弾を生成する意味はあまりありませんでした。じっさいは、おそらく二十発くらいが限界になるでしょう。巫女さんが圧倒的な手数を誇るのは、魔法を制御するイメージの仕方が通常とは異なるからです。ところが、二番目の街で、骨のひとは二十超の圧縮弾をさらっと撃ってました。人類最高峰の魔法使いですら、単純な撃ち合いでは、そこらへんにいる魔物に及ばないのですね。 魅せる、不死身の男。魔物たちからしてみれば、じつに嫌な相手です。命懸けすぎて困る。とはいえ、適正な判断ではあります。まともに戦ったところで、都市級に太刀打ちできる筈がないですから。じつは娘さんへのプレゼントはもう買ってあって、崩落した瓦礫の中にそれらしきものが混ざっているというシーンも考えたのですが、さすがに悲壮すぎるのでカットしました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、獅子王様! グランド狸は、ストーリーを円滑にするために投入されました。すでに次話が完成して投稿してあるわけですが……魔物たちの企みがあきらかになるのは、その次になるでしょう。ポンポコ祭りの開幕です。たぶん。グランド、がんばれ……!たぴ岡は古狸を応援しています。たぴ岡は。 お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、左京様! そんな、まさか子狸が現実に……?いや、さすがにそれは……まさかですよね? はっはっは(笑)。まあ、この世界は、魔法の原則さえ守られていれば……まあ、それすら心理操作でどうにでもなりそうですが……作者がやりたい放題できる世界観になっていますから。勇者と魔王、人間と魔物のお話には救いのない物語もあるでしょうけど、じつはすべて魔物たちの自作自演だったとすれば光明も見出せるのではないでしょうか。いや、さすがにだめか。やっぱりね、どんな悲劇にも、その根底には作者さまの熱い思いがあると思うのですよ。たぴ岡は、苦手なものを書きたくないのです。なので、しいて(略)世界はぬるい。ぬるま湯の世界。ぬるま湯の世界だから、魔物たちの意に反して面倒くさいことが起こる。某おけむら様の某組合に出てくる監査機構みたいなものがあれば、少しはましになったのかもしれませんね。夢ひろがりんぐ。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、rina様! ご声援ありがとうございます!おっと、またひとり文明崩壊を願う破壊者が……。人類の自然回帰を志す巫女さん。彼女の主張を正しいとしながら、作者は家で電力を消費する生活をしているという、この矛盾。このへんは、終盤のストーリーと絡んでくる面がありますね。正直、現代を暮らすわれわれは、もはや後戻りできないところまで来ていると思います。いったい何がいけなかったのか?巫女さんはこう考えてます。「知識」です。人類がやり直すためには、知識をリセットするしかありません。だから知識を継承する場を破壊するしかない。たぴ岡の個人的な意見では、それでもなお厳しいと思うのですが……巫女さんは人間を信じているのですね。子狸の影響でしょう。と申しますか、巫女さんは勇者さんと同じなのです。子狸の正しさを疑ってなくて、ぽややんと生きる人間を目の当たりにして「これだ!」と閃いてしまった人。子狸は巫女さんのことを「なんでそんなふうに育ってしまったんだ……」とか嘆いていますけど、まず諸悪の根源になったのは子狸です。こうして悲劇は本人のあずかり知らないところで生まれていくのですね。子狸ぃ……。 お便りありがとうございました!それでゃ!噛んだ!それでは! |
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こんばんは、真っ白な灰様! そう、跳ねるひとは夜になるとグランド夫妻と一緒にごはんを食べてます。身体が大きいままだと家に入れないですから……第九次討伐戦争では紅一点の……うさみみ娘を演じる羽目になっていましたし、たぶんその姿でお邪魔しているのでしょう。三角地帯は、三大国家の国境のど真ん中をでんと占領しているので、王国寄りに牛のひと、帝国寄りに鱗のひと、連合国寄りに跳ねるひとが居を構えています。設定上、大きいひとのおうちが本家バウマフに近しいことは確定事項でしたから、古代遺跡に必須の「秘境」という条件を満たすためには、世界最大級の洞窟「ラストダンジョン」と何らかのつながりがあったほうが自然でした。だから古代遺跡は三角地帯に程近く、しかも連合国寄りということで、必然的に跳ねるひともご近所さんになるのですね。魔物たちにとって空間的な距離はあまり関係ないのですが、王都のひとが子狸の世話を焼いているように、バウマフ家の面倒を見るのは近場のひとという暗黙の了解があります。 鱗のひとは……ええ、出てくるでしょうね。牛のひとのおうちは、彼女自身が人型ということもあり、あまり大きくなくて、鱗のひとと跳ねるひとは素のままだと出入り出来ないのです。二人の盟友からしてみると、「なんでふつうにおれたちが入れないような家に住んでるの?」と不満たらたらなのですが、そこは本人ベースの変化魔法があるので、小型化も思いのまま。ときどきは三人で集まって熱い議論を交わしているようです。 野生化してしまった子狸。正直、作者も意表を突かれました……。子狸の動向に関しては、考えても無駄なので(その場の思いつきで動く)、書きながら指に任せてます。それでも問題なくストーリーが進むよう、設定といふものがあるのですね。念のために作中でも猶予期間を設けてあるという徹底ぶりです。 ふふふ……残念ながら外れです。宇宙にはいません。原則の裏を突くと見せかけて、じっさいに魔法の原則は魔物たちを以ってしてもどうにもならない部分を含んでいます。成層圏外では作動しないというのは、とくに魔物たちの力が及ばないルールで、つまりは魔法を成立させている「何か」が成層圏外には無いのです。だから魔物たちは決して宇宙空間では生存できない……いえ、存在することが出来ません。ちなみに人間が魔法を使えば行けなくもない場所というのは、重要拠点の条件です。最後の一人がそこにいるとは限らないのですね。むしろ、そこからいなくなったから重要拠点になった……というのも、微妙に違うかな。すでに作中に、ほぼ全ての要素は出揃っています。魔物たちの中でさいきん流行しているのが、異能についてのお話。情報は多ければ多いほど良いのです。とはいえ、読者さまを混乱させるのは作者の本意ではありませんから……一つだけ。これも作者にとっては想定外のことでしたから、その穴埋めというわけではありませんが……たぴ岡は、あとがきで何かしらのメッセィ~ジを書くとき、(作者より)という文言を載せます。つまり、ふだんの注釈やら登場人物紹介は、作者の言葉ではないということです。魔物たちの証言と同じで、絶対的に正しい情報ではありません。どうしてそんなややこしいことをしたのかと申しますと……むしろヒントのつもりだったんだ……すまない……。中二病の業とは……かくも深いのか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! 意外と感情表現豊かなコアラさん。ハジけているようで何より。ありがとう、狸なべ。忘れないよ……。 はい、だいたい合ってます。正直、たぴ岡はニュアンスさえ伝われば細かい差異はどうでもいいのです。むしろ細かい差異はあってしかるべきだとすら思っています。さすがに作中ではややこしくなるだけなので自重していますが……。異能の元ネタになったのは、超心理学という分野で、超能力を四つに大別すると「テレパシー(遠隔通信)、プレコグ(予知能力)、クレヤボヤンス(透視)、テレキネシス(念動力)」になるという説です。なんでだろー……と考えたら、たぶん人間の願望に沿ったものなのではないかと。そのままだと面白くないので、たぴ岡なりに胡散臭くしたら、「あらゆる異能は念動力を祖とする」というルールが出来ました。しいて(略)世界で最初に実在を確認された適応者は、トンちゃんと同じ、おそらく酷似した異能を持ってました。異能には世代を重ねるごとに劣化する性質があるので、最初に生まれた異能がもっとも強力なのです。そこから三つの精神干渉に枝分かれしていったのは、まず物体干渉(手足・王)が欲したのが制御(統括・安息)を担当する異能で、次に受信(耳目・世界と色)を、最後に送信(声・仲間)を欲したからです。もう言っちゃいますけど、異能は適応者に寄生する生き物(一般的な生物の概念には当てはまらない)です。トンちゃんは適応者として別格なので、薄々と自分の中で息づく何かの存在に勘付いているでしょうね。ちなみに「ネウシス」というのは「傾斜」のこと。目的地に向かって歩くとき、まっすぐ横に行って直角にカーブしてまっすぐ縦に歩くよりも、斜めに進んだほうが早く着きます。一時期のたぴ岡は、どうしてもその点が納得できませんでした。一見、どちらも等しく無駄がないように思えたからです。でも、それは視点の問題なのですね。出発地点と到着地点を直線で結んだとき、その線から逸れて横に動くのは無駄な動きなのです。無駄があるから、まっすぐ進むよりも時間が掛かる。いつだったか作中で王都のひとが言っていた、完全な円は実在しないというのも同じ理屈です。曲線を描くのは無駄な動きです。わざわざ遠回りするのは非効率的だから、この世に曲線が発生する余地はなかった。ただし、もしもそうでなければ。何かしらの事情で非効率的な運動を選ばざるを得なかったなら……それが魔法の根っこにある理屈です。直接的な要因ではなく、きっかけになったもの。 狸である。いや、違った。狸ではなかった。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ROBOタカS;NOTES「平穏とはchosである,」様!おや、何か違和感が……? 謎の魔法使いを裏で操る魔物たち……。ちなみにグランドさんは、自分が言っていることを理解していません。異能については一通りの説明を受けている筈なのですが(異能そのものに関しては、隠す意味がない)、バウマフ家の人間が異能者と絡むことはあまりないのですね。ふつうの魔法使いよりも面倒くさいからです。どうやら魔物たちは異能に関連する情報の公開に踏みきったもよう。まあ……勇者さんの自覚を促すためでしょう。もっと言えば彼女の異能を刺激して活性化させるためです。 子狸の名前はですね、本当なら書く予定はなかったのですよ。なんとなく、そのほうがカッコイイかなと思って、明示しなくとも最後の最後にはわかるよう書くつもりでした。ノロ・バウマフと言います。「ノロ」というのは古代言語で数字の「0」を意味し、また「はじまりと終わり」を意味する言葉でもあります。そして詠唱破棄のスペルでもあります。詠唱破棄のスペルは作中で省略される(詠唱に要した時間を破棄するから)ので、最後まで隠し通せる算段でした。ついでに申しますと、「ノロ」というのは「メノ(魔物を象徴する)」と「メロ(わたし)」の中間でもあります。この場合の「メロ」は「人間」を意味する……つまり魔物と人間の中間に位置する存在ということですね。 そんな気合の入った名前の主人公ですが……魔物たちは退場させる気がないようですね。ここで逃げ出されては困るのです。魔物たちの見立てでは、この先、勇者さんを待ち受けているのは空前絶後の羞恥プレイで、誰かが生贄にならねばならないからです。管理人さん以外の、いったい誰がその大役をこなせるでしょうか。いいえ、子狸しかいないのです。きっと子狸さんが事情を聞いたなら、管理人として魔物たちにそんなことをやらせることは出来ないと言うでしょう。結果的に同じことなので、魔物たちは説明の義務を放棄したに過ぎません。これも、ある種の詠唱破棄と言えるでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Saku_Acht様! 残念ながら子狸は、精霊の宝剣の趣旨を理解していないようです。自分のドロップアイテムという認識なのでしょうか……。まあ、無理もないのかもしれません。子狸は幼い頃から魔物たちに、人として生きていく上で不必要な技術と、無駄な知識を仕込まれていて、その中に「精霊の宝剣」なる意味不明な物体が登場する余地はありませんでした。深刻ぶって大ぼらを吹く魔物たちに、子狸は耳をぴこぴこさせながら「また適当なこと言ってる……」とか思っていたのかもしれません。 それでも、それでもですよ、重要なアイテムなんだと理解している子狸は、やはりバウマフ家にしてはまともな思考回路の持ち主と言えるのではないでしょうか。これが邪神教徒だった日には、気付かず通りすぎる程度のことは序の口だったに違いありません。こうして書くと、魔物たちが子狸に期待する気持ちもわからなくはないですね。あきらかに重要とわかるイベントを、きちんと拾ってくれるのが子狸です。イベントアイテムとか口に出して言っちゃいましたけど、その程度のことは許容範囲どころかストレートを要求したらマウンドでお手本のようなワンツーを披露するようなものです。ストレートつながり、すごくわかりやすい。魔物たちは感動を通り越して戦慄したのではなかろうか。やはり天才……ざわ……ざわ……。ハードル低いなぁ。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、D武生Q様! さあ、ついに魔物たちが異能について言及しはじめました。グランド経由で。この世界の人間たちにとって、異能とは誰しもが秘めている潜在的な能力を拡大したものという認識なのですね。と申しますのも、退魔性と二番回路の影響で魔法使いの心には、かすかなつながりがあるからです。テレパシーと言うほどではありませんが、なんとなく響き合うという感じ。感情制御に至っては、訓練すれば再現できそう……じっさいは無理でしょうけど。精神干渉トップクラスというだけあって、受信系、送信系とは桁が違います。感情制御というのは、つまり心を操る異能だからです。むしろ、受信系と送信系は制御系が二つに分かれたものなのですね。能力をしぼったぶん、浅く広く……外部に干渉できるようになった(物体干渉の機能が部分的に開放された)というのが真相です。ストーリーには絡んでこないので、とくに意味のない設定ですけど。 トンちゃんと勇者さんは、表向きはともかくとして、古狸の話に興味があるだろうなぁ……。コニタの異能は、その特性上、彼女が成長すればするほど、ひどくなっていくからです。彼女の力を知れば、きっと家族以外の人間は寄り付かなくなる。でも、そんなことは本人にとってわかりきったことなのですね。だから自分たちの力を恐れないばかりか積極的に活用しようとする制御系の人間は、受信系の人間にとって理想的なあるじなのです。 一方その頃、バウマフ家は平常運転であった……。まあ、どんなにシリアスぶってみても、まず根本的に魔王が実在しないっていう……うん。凶斬りとはいったい何だったのか……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蒼衣様! 海のひとのプライベートがついに白日のもとに晒されました。家では、だるだるファッションらしい……。われわれの世界で言うところの、部屋着はジャージみたいな感じなのでしょうか。人魚というと、なんとなく上半身は裸というイメージですが、いちおう思春期の子狸に気を遣っているみたいです。たぶん陸に上がれない海のひとのために、人型のひとたちが流行の服飾品を持ち寄って、きゃっきゃとしているのでしょう。ついでに海底にお住まいの青いのも彼女たちに混ざってきゃっきゃとしています。 さて、ようやく特装騎士の切り札イベントを回収できました。原種と相対した特装騎士がやろうとしていたのは、あれなのですね。何かしらの要因で原種に進化したのなら、元に戻してしまえばいい。少なくとも、オリジナルと目される魔物の狙撃を任せられる立場にある特装騎士(分身魔法の存在を仮定している勢力)は、治癒魔法の正体が「時間遡行の魔法であること」を知っているということです。その勢力というのは、「学府」と呼ばれる機関です。健全な青少年の育成を目的とした機関だったらいいのに。魔物たちは、ぼかした言い方をしていましたが、天才的な狙撃手が偶然見つかるよりも、連弾の開発から運用までこぎつけた組織の中に、新技術に親しんだ人物がいたと考えたほうが自然です。だから山腹のひとは、両者を体内に取り込むという荒業を披露しました。あれは、青いひとたちが人間から情報を引きずり出すときに使う技です。めったなことでは使用しません。 無茶しやがって……な子狸。悲しいですけど、獣化って二軍っぽい特技ですよね。え?いや、うん……騎士たちは訓練を受けた人たちなので、ぶれにくくて扱いやすいです。「つながる」というのは、この物語のテーマの一つです。そのための連結魔法、そのためのチェンリング☆ハイパーなのです。つながるファンタジー。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狗尾様! そう!そうなんですよ。管理人はね、本当は強いんです。そこらへんにいる人をつかまえて、魔物たちが十年ほどみっちりと仕込んだら、特装騎士に負けないくらい立派な戦士になります。ふつうは。子狸にしたって、思考回路が……なんていうの……ちょっとあれなわりには、きちんと戦いますから。魔物たちの苦労がしのばれます。でも、子狸が発光魔法ではなく闇魔法に頼りがちなのは、魔物たちの真似をしているからです(魔物たちは人前では聖・光属性の使用を避ける傾向がある)。苦労は、きっと報われる。良くも悪くも。 はい、グランドのお嫁さんはすばらしい人です。グランドが若かりし頃、恋愛相談に乗ってくれたりいていました。面倒見の良い女性だったようです。グランド狸への恋愛感情はあったのかどうか、魔物たちにもよくわからないそうです。告白されて、あっさりと許諾しました。なにを考えているのか、よくわからない人。レジェンドが生まれたのは、偶然とも言えるし、必然とも言えるでしょう。たとえば、もしもお屋形さまが千年後に生まれたなら、物語のスタートも千年後でした。生まれたのが二千年後なら、スタートも二千年後。その場合、爆破術とかは現在よりも研究が進んでいて、豊穣の巫女だけが使えたという伝説の魔法みたいな扱いになっていたでしょうね。詠唱変換(チェンジリング)も、現在のハイパーより発達したものが主流になったかもしれません。チェンジリング☆オメガとか……?チェンジリングの開発、ハイパーへの移行が千年かかったというのは、作者の感覚によるものです。二千年経ってもハイパーの段階をうろうろしていたら違和感を覚えるでしょうから、もう四つか五つくらい段階を上げていたと思います。さすがにそこまで来ると作中で書くのが面倒くさくなるので、けっきょく王国暦1002年にしたほうが早いや、という結論に至ったでしょうけど。いずれ書くことになるとは思いますが、しいて(略)世界の魔法の完成形は決まっているのですね。少なくとも、たぴ岡が思いつく限りでは上限となる技術。あとは、そこにどこまで近づけるかです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、肉じゃが様! ああ、歴代勇者が何も語らずに去ったのは表向きの話です。じっさいは報告の義務とかあるでしょうから、凱旋したあと王さまに「魔王の正体は人間でした……」とか何とか言ったと思われます。ただ、王さまも魔物たちとグルなので……「そ、そうか」としか言いようがないんですよね……。九代目勇者は、邪神教徒と友だちだったので、それはふかくふかく傷ついたのです。そもそも勇者という自覚がほとんどなくて、他国に行って「おお、勇者よ!」みたいなイベントもまったくありませんでした。リアルに右手がうずいていたものですから、仕方なく旅をしていた感じです。なので、邪神教徒in魔王を倒して、ふつうに帰宅しました。その後、魔物たちはひまになったので、邪神教徒に邪神の着ぐるみを着せてエキストラダンジョンに放り込みました。どんな願いも叶うという魔の宝玉とか持たせてみたのですが……九代目勇者がお酒に溺れてしまいそうだったため、仕方なく邪神が出張することになりました。魔物たちは「イケる!」と思っていたのですが、さすがに無理があったようです。ひと目で看破されました。元勇者(酔いどれ)と邪神(着ぐるみ)が乾杯して~fin~なかなか美しいエンディングでした。 結論を述べますと、旅シリーズをクリアした勇者は魔物たちから真相を教えられます。まあ、勇者というのは、簡単に言うとバウマフさんちのひとと仲良くできる人間ですから(選定基準の第一項目に、幼児に接するように優しく見守ってくれる人格者とある)、真実を知った勇者は、それはもうバウマフ家の人間みたいなことを言ってくるのですね。なんで人間と仲良くしないんだとか、そんな感じのことです。正直、魔物たちは聞き飽きてるし言い飽きてるのですが、ありのまま話します。すると、たいていの勇者は納得してくれます。やろうと思えば一瞬で世界を滅ぼせる、人間とは隣人になれない。だいたいこれで済みます。そんなことはない、話せばわかるとかバウマフ家みたいなことを言って食い下がる勇者もいますが、不老不死だから面倒なのは嫌、その場その場で輝きたいと言えば、まず引き下がってくれます。 旅シリーズが終わった時点で、まず勇者はバウマフさんちのひとの親友と化しているので、そのまま家族ごと連合国に引っ越してくるようです。このへんは三大国家の首脳陣(一部)で協議し終わっている問題で、どうやらバウマフ家に勇者の血を入れることが目的のようです。同じ村の住人になれば、子孫が婚姻する可能性は高いですから。親同士が親友ともなればなおさらです。魔物たちには、バウマフ家の人間がもっとも勇者に相応しいという気持ちが絶対にある筈で、彼らが選んだ勇者はバウマフ家の人間と似たもの同士です。三大国家の偉い人たちは、魔物たちの管理人に未来永劫のほほんとしていて欲しかったのですね。そんな裏事情もあり、♀バウマフが管理人をつとめる旅シリーズは、一部の偉い人たちから「婿探しシリーズ」とか「姑討伐戦争」とか言われてます。 その点、子狸編はちゃんと魔王討伐戦争してますね。魔物たちからしてみると、勇者が女の子というのは避けたかったのですが(開祖のお嫁さんにお世話になったので女性に甘い)、いないものは仕方ありません。最後の旅シリーズの勇者は、アリア家から出すとあらかじめ決まってました。山腹のひとがアリア領に住んでいたのは、そのためです。なぜアリア家でなければならないのかと言うと、彼らが制御系の異能を発現した剣士の一族だったからです。その血が絶えてしまわないよう、山腹のひとはずっと見守っていました。そんな山腹のひとの不穏な活動に勘付いたお屋形さまが、王都への引っ越しを決めます。そして、のちの王都襲撃へとつながっていくのでした……。 ちなみにグランドさんは、まったく気付いてくれませんでした。スターズが「何か」を守っていることにも、ぜんぜん、まったく。まあ、そのあたりのシステムは多少ひねってあって、管理人の立場からだと逆に気付きにくいというのもあるかもしれません。緑のひとと大きいひとは、ちょくちょく家を留守にするからです。生贄さんに言われて、子狸(管理人)は美味しい食べ物を隠し持っているに違いないと推理したようです。悲しいことだと思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、猫まふらー様! めっじゅ~……。 ちなみに狸はあまり鳴かないそうな。鳴き声に関しても諸説ありまして、動画を見た限りですと、二間となりの部屋で赤ん坊がむずがっている感じです。ふええ……というか。子狸は主人公ですから、きちんと固有の鳴き声を持ってます。空のひとが「けー」と鳴き、鱗のひとは「おー」と鳴く、跳ねるひとは「きゅー」と鳴き、子狸は「めじゅー」と鳴きます。ああ、あと見えるひと(大)は「じぇすてっ」とか鳴いてましたけど、あれ本名です。「メノゥパル」を好意的に意訳すると「光のひと」。正直、勇者さんの称号名の元ネタになっているのは、見えるひとの雄叫びです。骨のひとと見えるひとは、本当に便利なひとたち。使い勝手が良すぎて将来が心配になります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、rina様! 章題がずれて……!?さっそく調査してみました。手元の端末では問題ないようです。機種によって食い違っているのかも。あとで、章題の再設定をしてみます。ご報告ありがとうございます! さて、ついに子狸が宝剣をゲットしました。つまりレベル4が開放されたということです。精霊の宝剣は魔物たちがねつ造したものなので、子狸にとってはわりとどうでもいいのですね。だからといって引きずって歩くのは、いかがなものか……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、アジア様! はい、元来、管理人というのは特装騎士よりも上手く魔法を使えます。王国暦600年前後に連合国が誕生しているのですが、それまでに小国同士の激しい主導権の奪い合いがあって(日本の戦国時代みたいなものです)、その間に特装騎士の魔法体系はほぼ完成しました。発光魔法による偽装、オプション、分身魔法、騎士団の尾など。百謀さんが活躍した時代ですね。元になる技術はすでに存在したのですが、それらをより騎士用にカスタマイズした感じ。その頃から、特装騎士の技術は管理人に追いつきはじめて、しだいに総合的な能力では勝るようになっていきました。騎士たちがどの分野でも及第点をとれるよう鍛えられるのに対して、管理人は制限解除が前提なので、習うことが多いのです。 外法騎士は分類3に到達できるのか。コアラさんも気にしていましたね。結論から言うと、現状では無理です。過去の討伐戦争で、魔物たちは、その図抜けた身体能力で人間たちを圧倒してきました。だから人間たちが二番回路を通じて最後に願うのは「魔物に負けない強靭な肉体」であることはわかっていました。それがハイパー魔法。「魔物の外殻を作る魔法」であり、この魔法の潜在能力を解き放つためには、それ相応のソフトを要します。つまり退魔性が低くないとだめなのですね。子狸の場合は、その条件を満たしているので、より魔物に近づくことが出来ました。 ただし、そう、仮に魔物たちが協力すれば可能です。おそらく、騎士たちの分類3は、霊気の鎧と「つの」が共通点になると思われます。あとは個性ですね。しっぽ、長い耳、たてがみ、などなど……現存する魔物の特徴を象ったものになると思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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ぽよよん頂きました。 こんばんは、sayself様! そう。こう、なんと申しますか……人間側のストーリーと、魔物側のストーリーが交差して脳みそが拒絶するような物語を書きたかった……ような気がします。さて、じつはすでに次話はほぼ完成してます。あとはちょいちょいと手直しして……ほい出来た。投稿してきます。めそっどめそっど。 というわけで、ついにグランドが本気を出すときがやってまいりました。若かりし頃は……「ラブコメ」とか呼ばれてました。ラブなコメディーのラブコメ。このグランド、何故か妙にラブコメイベントを頻発する癖がありました。転校生と曲がり角で衝突したり(その拍子にひじが顔面に入った)、お城を抜け出したお姫さまと街角でばったり出食わして街の案内を仰せつかったり(その後、騎士団に連行されて獄中ライフ)ですね。いかんせん退魔性が低いので、まわりの人間から無理難題を吹っかけられやすいのです。そうした要因もあり、本人は「おれってモテる?」とか勘違いしていました。基本的にモブキャラなので、完全に勘違いです。いいように使われていただけでした。そんな感じだったので、お屋形さまは幼少時に「ラブコメ王子」とか呼ばれていて、でもとくにラブコメイベントはありませんでした。幼い頃から、わりと一歩退いて考えるひとだったので、ハプニングに巻き込まれることが(魔物絡みでしか)なかったのですね。その時点で、歴代のバウマフ家とは一線を画していました。そんなラブコメ王子を、魔物たちは「壮大なボケなのかなぁ……?」とか考えながら見守っていたのです。 大きいひとはですね、あんまり人間たちに人気はありません。悲しいですけど、トレンドは緑のひとなのですね。これは性格の問題で、むかしは大きいひとが勇者に聖剣を授けたりもしていたのですが、「ただではやれんなぁ……」とか嬉々として言うものですから、いまいち不人気なのです。でもね、いつかきっと巨大ロボの時代がやってくるんじゃないかと、たぴ岡は思っています。だから大きいひとには、めげずにがんばってほしい。ちょっとくらい性格が悪くても(じつは真っ当なことを言っているだけなのですが)、きっと報われる日が来ると信じてます。 一方その頃、魔物たちは早くも巻きの展開に入っていました。六つの鍵とやらはどうするのかと思ったら、まさかの力業。まあ、さっさと勇者一行と合流させてあげたいという、魔物たちなりの親心でもあるのでしょう。あと二週間しかないので、宝剣を集める旅に出られても困るのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、rina様! おっほー!ご丁寧にありがとうございます!章題を再設定してみました。これで、たぶんだいじょうぶ。割り込み投稿には、まだまだ人智の及ばない何かが潜んでいるようです。冒険者にでもなったようで、わくわくしますな。ちなみに機種によって、というのは……たぴ岡の勘違いでした!ごめんなさい!ずれるなら、割り込みしたあとだろうなぁと思い込んでいて、五十部以降を繰り返しずっと眺めてました!いやぁ、これはわたくしがディレクターから聞いた話なんですけどね、自分で書いたお話の目次をずっと眺めるというのは、けっこう羞恥心を刺激する作業なのですよ。なんだろう、こう……注視するのがためらわれる何かがそこにあるのですね。本当に助かりました。ありがとうございます。 そうそう、勇者さんと子狸は将来的にクラスメイトになります。そこまで書きませんが……新しく放り込んだ「幼なじみっていいよな」のお話で、勇者さんが学校の視察に出向くというエピソードがありましたでしょう。なぜ彼女がそんなことをしたのかと申しますと、狐娘たちを学校に放り込んではどうかと考えたからです。アリア領にも学校はあるのですが、せっかくなら最高水準の教育を受けさせたいと考えたのでしょうね。そのへんの絡みがめぐりめぐって勇者さん本人が通学する羽目になります。ちなみに、そこではじめて勇者さんは子狸が年上であることを知ります。作中では、確実に年下だと思い込んでいて、わざわざ年齢を確認したりしていないのですね。クラスメイトに子狸がいることは前もってわかりますから、同い年だったのか……と意外に思って、いざ登校日になったら……まあ当日は急用で子狸がいないため、後日ではありますが……対面した日に何故か転校生みたいに壇上に立たされるポンポコメイト、そして……という流れなのですね。ちなみにちなみに、かつてのポンポコメイトたちは、のちに黄金世代と呼ばれることになります。能力的にどうこうではなく、やたらと面倒見がよく、人当たりがマイルドなので重宝されるのですね。子狸は、そう……さしずめ幻の黄金世代といったところか……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、bibliomania様! おほっ、これは完全なる誤字。作者の手落ちでございました。ご報告ありがとうございます!まわるところを、しんにょうを消して……さしずめムーンウォーク。さしずめ……ムーンウォーク……!よし、これで覚えた。ときに、いっしゅう、にしゅうと続けて書くと、勢いで「にっしゅう」と書きたくなりますよね。たぴ岡のパソさんだと、にっしゅうの変換候補は「日収」しか出ないのですよ。お金は天下の周りものと言います。さしずめムーンウォーク。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! あ、それ誤字です!はい、正しくは「二周」ですね。修正しておきました。ご報告ありがとうございます!投稿の前後にチェックはするのですが、誤字った本人だけあって物の見事に注視点をくぐり抜けてきます。そこかぁ……みたいな。もうね、誤字に対して「こやつめ……」という感情を抱いている自分がどこかにいる。まあ、なくせるに越したことはありませんが。推敲は孤独な作業。さしものたぴ岡も、魔物たちが人間たちをいたぶって喜んでるお話を知人に見せて、「コイツを見てくれ。どう思う?」とか言う勇気はありません。 魔物たちにとって人前でヒールを演じるのは、もはや演技という意識はないのでしょう。むしろストレス解消になっている筈です。だから、単体種の魔物が人前で出会うというのは新鮮で、きっとテンションが上がってしまうのでしょう。 そして戦う子狸。おそらく、知らない人についていくな、いざというときは先手を取れと魔物たちから教えられていたのでしょう。 ああ、こきゅーとすはあんまり関係ないですね。こきゅーとすには、雛形になったものがあって、まあ魔物たちの反省文なのですが……これは「二十三章からなる」そうです。つまり、こきゅーとすが完成するより以前、もっと言えば魔物たちの反省文が出土する王国暦53年には、すでに最後の一人は反省文を書けない状況になっていたということです。まったくの無関係と断言しないのは、そうですね….…魔物たちは最後の一人とこきゅーとすでつながっていると信じているのかもしれません。だから面白おかしく盛り上げようとするし、ネガティブな情報はカットしようとする。ようは、魔物たちの立ち位置は語り部と言うより作者に近いのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ROBOタカS;NOTES「平穏とはchaosである」様! 謎の自信に満ちた古狸でした。びっくりするくらい前向き。きっとバウマフさんちのひとは、内心で自分たちの思考回路が少しおかしいことを自覚していて、そのたびに魔物たちから「自信を持て!」とか言われて育ったのでしょうね。要望通り絶対の自信を身につけました。 というわけで、きっちりとストーリーに絡んできたグランド。偉大なる知恵と魔物の力が組み合わさったとき、人は奇跡を目の当たりにする……!ような気がします。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、狗尾様! 魔物たちの天地魔闘シリーズも、ついに胡蝶まで来ましたね……感慨深いものがあります。ちなみに大魔王さんの構えにはきちんと理由がありましたし、ゲームの複数回攻撃を紙面で再現するという「おお!」というギミックがありました。が、魔物たちの構えには意味がありません。「猛虎→大蛇(おろち)→胡蝶」と、だんだん無理のあるポーズになってきました。……そう、開放レベルと比例してひどい構えになっているのですね。 隙だらけなのに、どう考えてもふざけているとしか思えないのに、勝てない。弱い弱いと見下されて、じっさいに喧嘩したら基本スペックに差ありすぎ……これが、この世界の魔物と人間たちの関係。レベル3以上の魔物は勇者を基準にして能力値を少しずつ調整していったという面があって、いささか強くなりすぎました。がんばれ、騎士団。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! 転んだ子供が自力で立ち上がるのを見守るのも、またヒーローの在り方の一つなのです。さらに段階を進めて、ヒーローが自宅でごろごろしていても自力で立ち上がれる「強さ」を子供たちに学んでほしい……そう思っています。つまりヒーローというのは、みんなの心の中にいるのです。まあ、そんな冗談はさておき。さすがにレベル5が出てきたら一瞬で終わってしまいますから。レベル4のひとたちが総掛かりでも勝てないだろうなぁ……それくらいの明確な戦力差があります。 さて、ポンポコ騎士団のほうがひと段落ついたところで、次回は第二ゲート開放戦の本格開戦になります。偉大狸がついに牙を剥く……! お便りありがとうございました!それでは! |
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はじめまして、ユーシェ様! ああ、そちらは大変でしたね……たぴ岡もニュースを見てびっくりしました。停電は怖いなぁ……本当にどうしようもなくなる。電力の確保についてはよく取り沙汰にされますが、送電の面は盲点でした。たぶん世界のどこかでそのあたりを研究している人がいるのでしょうね。むしろ、そちらが主流なのかもしれません。さすがにわたくしは素人なので詳しいことはわかりませんが……こうしてちまちまとお話を書いてきて、それがほんの少しでも気紛れになれたなら嬉しいです。 GJ頂きました。次回はグランドのお話です。以前にバウマフ家は人類社会に存在してはならないレベルの知識を持っているというお話がありましたね。深遠なる智謀に王国騎士団は挑むことになります。そのとき、はたして勇者さんは……!?というところで、次回。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、朝鳥様! ひと足先に次話が完成したので放り込んでおきました。本編を投稿する、お便りのコーナーで返信する……つまり挟み撃ちということになるな……。挟み撃ちは置いておくとして。走り出したグランド。きっと管理人はかくあるべしと行動で示してくれることでしょう。いえ、すでに示しているわけですが。さすがに子狸にあそこまでの完成度はありませんが、ポンポコデーモンはああいう感じで投下されるのですね。さしずめポンポコアークデーモンといったところか……。ちなみに作中でデーモン、デーモンと言ってますが、あまり気にしないでください。正しくは「ポンポコディーン」なのでしょうが、たぶん連合国語です。字面を優先しました。いかんせん作中でポンポコデーモンが登場することはないだろうと……ないよね?ない筈……と判断したためです。 こきゅーとすの変動にともない、満を持してカンペが導入されました。そして儚く散りました。もはやグランドを止めることは叶わないのか……。続きは本編で! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Spark様! ああ、ココイチのカレーは美味しいですよね。たぴ岡はぶたしゃぶカレーが好きです。量も辛さもふつうで食べるのですが、これがまたちょうどいい按配なのです。さすがバウマフと申しますか、もう両局面でボケ放題ですね。勇者さんは、なんだか謎の軍師の正体に心当たりがあるようです。元パーティーメンバーの小さなポンポコが、実家は連合国にあるとかぺらぺらと口走ったせいです。 そう、元パーティーメンバー。どうやら子狸は完全に立ち直ったようです。じっさい問題、落ち込んでいる場合ではなく、さっさとあとを追うべきだったのでしょうが、そう簡単には割り切れなかったようです。ちなみに子狸の頭の中で、今回の旅シリーズはパンの精霊とごはんの精霊の代理戦争ということになっています。魔物たちが余計な設定を継ぎ足したせいです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! どうなのでしょうね?正直、あんまり深く考えてないです。騎士たちの、家庭に居場所がないというエピソードは、チェンジリングの設定が発展したものです。詠唱変換はイメージで詠唱を誘導する技術なので、魔法の汎用性が犠牲になります。彼らは軍人ですから、真っ先に何を犠牲にするか選べと言われたら、まず戦闘には必要のない、あるいは使用場面が限られる魔法から削ることになります。結果、火力の微調整とかが出来なくなります。ガスコンロで言うところの常時火力全開状態。特装騎士は、多少は調整できるようですけど。実働騎士たちのごはんを作るのは特装騎士のお仕事だからです。 そのへんの事情を、騎士のお嫁さんは納得した上で結婚しています。新婚さんだったときは申し訳なく思った旦那があれこれと手伝おうとして色々とやらかして、奥さんも「仕方ないわねぇ」という感じで微笑ましく見守るのですが……悲しいことに人間は慣れる生き物です。自分が張り切るとむしろ邪魔になると悟った夫は、だんだん置き物と化していき、気にしないでねと微笑んでいた妻は、やがて「あの頃は良かった……」と過去に……いや、そこまで生々しくはないですけど、とにかくそんな感じです。 んで、独身貴族の後輩に、先輩の騎士は言うのですね。結婚はいいぞぉ……とか。いえ、べつに後輩を陥れようとしているとかじゃなくて、なんだかんだで妻子を愛しているのでしょう。その可能性が高いです。なぜなら、騎士は常日頃から魔物たちと戦っていて、自分がいつ死んでもおかしくないと思っているからです。騎士たちはよく酒場で「うちの嫁はさ~」とか愚痴りますけど、ほわわんと幸せオーラを放っているので、そういうのを後輩たちは敏感に感じ取っているのかもしれませんね。いや、よくわかりません。たぶん、しいて(略)世界の結婚適齢期は現代日本よりもぐっと若くて、家庭を持たない男は一人前じゃないとか、そうした考え方が根強いとか。少しエグい話をすると、国が結婚を奨励しているというのは、ほとんど圧力の域なのかもしれません。騎士の子供は、総じて騎士になる確率が高いからです。国は騎士を増やしたいし、何より安定した動員数を確保できるというのは大きなメリットになります。世代にばらつきがあると、将来的に困るのですね。騎士団の最低単位は八人。これは騎士団の人員が不足していることを意味しています。人間が開放レベル3まで持っていくには大まかに五つのスペルを連結する必要があって、実働部隊の理想的な人員は八人ではなく十人なのです。現状の人員で十人単位の小隊を組ませてしまうと、業務が破綻するのですね。非戦闘員に対する戦闘員の比率が不足しているということです。だから、国側としては多少強引な手を使ってでも独身の騎士を結婚させようとする筈。婚活に人手を割いている余裕は正直ないのですが……この世界には使い減りしない便利なひとたちがいます。こう……なかなかくっつこうとしないじれったい間柄の男女を、物陰やら屋上にひそんだ恋のスナイパーたちが「こちらブラボー。標的がポイントA8に向かって接近中」とか何とかやっているのでしょう。彼らにとっても、騎士は多いに越したことはないからです。 愛。それは永遠の輝き……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、クロウサギ様! いやいや、大層シリアスだと思いまふよ。ただ、そう、ボタンを一つ掛け違えただけなのです……。 迷言集かぁ……。あれですよね、よく「~を評して」とか書かれるの。どうでしょ……。それっぽいことを言ったときは、たいていあとで青いのがつじつまを合わせてくれますけど、騙されてはいけません。ほとんど何にも考えずに言ってますからね。まったく意味がないのかと言えば、そうではないときもあるから余計にややこしいのですよ……。まず根本的に、書いている作者がエンディングまで頭の中にありますから。子狸の言動は(古狸もそうですが)頭の中をからっぽにして書いてますから、無我の境地に達した作者からぽろっと嘘か誠がこぼれたりもします。バウマフ家の人間は特赦を持っているので、そういうことがあってもおかしくないのですね。 とりあえず、ぱっと思いついたのはこのへんです。 ・「メルシー」 一番街にて。「了解」という意味合いで使用するが、正しくは「ありがとう」の意。勇者さんに禁止されるも、のちに「感謝」へと転生する。 ・「学校で面白いことがあって」 一番街にて。現役の学生であることをカミングアウト。冷静沈着な勇者さんをして「この国もおしまい」と言わしめる。 ・「そんなへまをするとでも?」 二番街にて。クリスくんに寝起きドッキリを敢行。合い鍵は持っているのかと魔物たちに問われて。抜かりはなかった。 ・「別件に違いない」 二番街にて。街道に出没した魔物。騎士と商人の目撃証言の食い違いについて。勇者さんは耳を貸さなかったものの、じつは本当に別件。 ・「子供たちが泣いている」 港町にて。魔軍元帥の魔力に絡めとられた大人たち。子供と動物たちは対象外。中央広場を目指して歩いていたお馬さんたちは、誰も止めてくれなかったので、ぽくぽくと運命の交差点を通過。 ・「ぐあ~!」 幽霊船にて。光の散弾100HIT。以降、多くの魔物たちに愛用される断末魔となる。 ・「もう騙されないぞ」 緑の島にて。巫女さんの口車に乗せられまいと。舌の根も乾かないうちに騙された。 ・「その質問は秘書を通して欲しい」 緑の島にて。子狸の絶対防御。あらゆる詰問を弾き返せる。弾き返す必要があるときに用いられる。 ・「やってくれ」 空のひとモデルにて。羽のひとに一服盛られる。やられたのは魔いちごと魔りんごをジャムって遠心分離した成分。一時的に見えるひと化できる。スピードの向こう側が見えた。 ・「希望は花(以下略)」 国境街にて。聖木盗難事件発生。発言の意図は不明。最終的に王都のひとが「希望=奇跡の子」という感じで、やや強引にまとめた。 ・「犯人はこの中にいる」 国境街にて。聖木盗難事件の真相を究明。権力に屈することをよしとせず、政治の闇に鋭く切り込む。逮捕、連行、拘留の3コンボ。その翌日、公務執行妨害で6コンボ。 と、まあ、そんな感じでしょうか。こうして振り返ってみると、いろいろと良いことを言ってるような気がしないでもないです。さすが主人公ですな、うんうん……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ROBOSタカS;NOTES「私はダンボール100%です」様! 安心と信頼の聖剣でした。ちなみにこのとき勇者さんは右に鉄剣、左に聖剣の最終戦闘フォームだったわけで、古きポンポコの知略の前になすすべなく佇んでいたわけですね。しかし彼女とて聖騎士の末裔です。とっさの判断でツッコミました。ほんのわずかでも歯車が狂っていたら、立場は逆転していたかもしれません。いつの世も現実とは残酷なものです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、D武生Q様! 正義の勝利!ですな。なにげに勇者さんのポンポコ耐性が上がっていて悲しくなりました。ひとはなぜ戦うのか。愛ゆえにと、かつて小さいほうのポンポコは言いました。トンちゃんはどう思うかな……。少なくとも、彼ら騎士団はゲート開放戦の勃発と推移を事細かにシミュレートしていて、日頃から訓練していたことでしょう。その中で、跳ねるひとが高跳びの新記録に挑戦するという事態を想定していたとは考えにくいです。まったく予想外の出来事なのですね。今後のことを考えると、これはちょっと恐ろしいことです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、yeti様! 青空に散るうさぎ。ああ、座頭市!懐かしいなぁ….…。なんだろう、余韻みたいなものがずっと残る作品ですね。ずっと前に見たきりなのでストーリーの詳細を覚えているかと言われれば、ほとんど覚えていないのですが、劇中の空気みたいものはしっとりと頭の奥でひずんで残っている感じ。 ええ、もちろん勇者さんは空気を読みません(笑)まあ、あの場面で勇者さんが躊躇うとは考えにくいので、逆に放置されても困るのですが。はたして跳ねるひとの安否は? お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、末摘花様! 跳ねるひとも、きっと本望でしょう。望月だけに。ぺったんぺったん。いや、まあ、まん丸ボディになるのは満月時ですね。設定上は。個人的には、だらしないお腹もセクシーだと思います。魔ひよこも、あれでなかなかセクシーなのですよ。たぶん。まさしく、とっておきの秘策でしたね。ひそかに根回しを終えていたようです。というわけで、あえなく魔哭斬の餌食になった跳ねるひと。 はい、やっぱり牛のひとがゲート開放戦の最大の難関になりそうです。最後の希望は牛さんに託された! お便りありがとうございました!それでは! |
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古狸ぃ……。 こんばんは、左京様! まったく、火口のーんには困ったものですな……。あ、でも、よく考えてみたら、あのひとたちにかかとはありませんね。無罪放免。 トンちゃんは……あまり詳しくは言えませんが、予定を一つ前倒しにするつもりでした。ただ、魔軍元帥が幾つのゲートをくぐっているかわからなかった(第三のゲートをすでにくぐっている可能性は高かったけど、理屈に当てはめるなら魔都を離れること自体がおかしい)ので、どうしても賭けになります。出来れば、それは避けたかったのでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、3310様! お褒めに預かり恐縮です。ケータイさんの無事を祈って。たぴ岡より。 まさかグランドが敗れるとは……。魔物たちは戦々恐々としていることでしょう。勇者さんは成長しましたね……。いつの間にここまでのツッコミを……。 フラれ狸側の珍道中は次話かな……?うーん、微妙です。ご声援に感謝! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、月狩様! はい、どるふぃんに罪はありません。愛嬌のある顔立ちをなさっておりますし。 たぴ岡は走り高跳びの授業が好きでした。どう好きなのかはうまく表現できませんが、どうすれば高く跳べるのかとか考えるのが楽しかったような気がします。ベリーロールという言葉の響きもカッコ良かったですし。背面跳びは危ないからやるなと先生は言ってましたね。ああ、そうそう。当時の情景を思い出していたら頭の中が整理できました。走り高跳びの授業だと、運動が得意な子が最後まで残って記録に挑戦するような感じになっていたのですよ。その、みんなで応援する感じが好きでした。これが原風景というやつなのでしょうか。なんだか微妙に違うような気もします。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、あいち様! 管理人、おそるべし。 一人前の管理人はですね、まず次代の管理人にあとを託せる状態にあることが条件の一つです。魔物たちの教育課程を修了していること。魔法使いとして成熟しているというのが一つ。王都のひとが傍を離れるわけですから、これは絶対条件です。 それから、魔物たちのシナリオを、ある程度のまとまった本数をこなしていること。子狸は心情的に魔物寄りで、作中には書かないようにしていますが、人間を嫌っています。本来、管理人には、そういう偏りがあってはいけません。バウマフ家の人間が魔物たちに傾倒するのは仕方のないことなのですが、本来であればシナリオをこなしているうちに緩和されていきます。魔物と人間の間でバランスを取れるようになっていくのですね。 たとえばグランド狸は、今回完全に魔王軍の手先になりましたけど、そういう筋書きの中でも、しっかりと自分を見失わずにいられるので安心して見守れます。シナリオが終われば、すっぱりと割り切って人間側につくことも厭わないでしょう。子狸には、そういう割り切りの良さが足りないのですね。 と、そうこう言っているうちに次話が完成しました。投稿しておきます。ぽちっとな。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! 顔面崩壊するグランドさん。ひとの本質には表層にはないということですね。きっと。 伝説かぁ……。こういうエピソードがあります。二代目ないし三代目勇者のお供は♀バウマフだったのですが(二代目か三代目かを決める前にカットされた)、当時はまだ旅シリーズの概要がふわふわしていたこともあり、勇者=お婿さんという側面はありませんでした。ただ、バウマフ家の影響でしょうね、魔物たちは「心優しい人間」が勇者に相応しいという考えを持っていて、結果的にバウマフ家と同調しやすい人間を選んでしまいました。その頃、魔物たちは管理人を旅シリーズに参加させるつもりはなく、正統派のヒロイックファンタジーを目指していました。魔王がお姫さまを誘拐して、勇者が救い出すというものです。ところが王国の重臣に反対され(当然)、ストーリーラインを崩すのも面倒だったため当時の管理人に白羽の矢が立ちました。その時点で、そこらへんの町娘を誘拐する魔王という謎の設定が生まれたのですが、外に出たいと管理人さんが言ったため、誘拐されたけど自由に外をうろつけるという、さらなる謎が追加されました。道中のことまでは詳しく考えていなかったのですが、勇者と合流した管理人さんは「魔物に誘拐された女性を救出しに行く」と聞いて「ならば自分も!」と決意を固めます。 つまり勇者は早々に目的を達成していたわけですが、勇者はおろか誘拐された本人も気付くことはなく、数々の難関を乗り越えていきます。魔物たちも何だかおかしくなっていて、絶対に嫁にはやらんと、最終防衛ラインを固めます。それが現在の魔都です。ただ、新魔都が建設されたことで第二次討伐戦争が勃発したという設定も作者の考えにはあって、どっちにしようかな~と迷っていたのですが、けっきょくお蔵入りになったので問題ありませんでした。 お蔵入りしたのはですね、まあ時系列をまとめる前に決まったのであれなのですが、なんか勇者は誘拐された女性が自分の身を犠牲に人々を救おうとしていた現場にいて(勇者選定の儀?)、力及ばずに誘拐されたものですから、救出にこだわりを持っていて、道中に誘拐された本人(魔物たちが認識をぼかしていた)から「そのひとのこと、好きなんだ……?」とかむずがゆくなるようなエピソードが発生しそうだったからです。ラブコメは難易度が高すぎました……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、moto様! ああ、火口のんが勇者さんを評して言った言葉ですね。ここは前話の注釈とリンクしていて、「本人の許可があればリアルタイムで五感を共有できる」という部分に掛かってます。設定上そうなっているというだけで、以降あまり活用されなかった悲しい設定です。王都のひとが、この共有現象を悪用して他の魔物たちに自分と同じ責め苦を味あわせた程度でしょうか。リンクを切る、切らないは感覚の共有を受け入れているほうが主導権を握ります。 つまり……わかりにくくて申し訳ない!あの場面では、助言を求めた山腹のひとが共有を開放したので、ごっつぁんです……と他の魔物たちがこぞってリンクしたシーンになっています。山腹視線で、火口のひとは「動きはまあまあ」とか何とか評したのですね。千里眼を使えば良いだけの話ではあるのですが、感覚の共有は魔法の基本的な性質にあたる(魔法は術者の強い意思に感応する=退魔性が「0」の魔物同士なら五感を共有できる)ので、もっともお手軽な手段ではあります(わざわざイメージする必要がない)。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! あ、「や」が抜けていましたね。ご報告ありがとうございます!修正しておきます!「アリス」というのは庭園のひとのことです。古代言語で数字の「3」という意味らしいです。まあ……古代言語は魔物たちがねつ造した言語なので、当時のバウマフ村で「3」という意味の言葉を少しひねったものなのでしょう。「三郎」とか、そんな感じの言葉です。命名したのは開祖のお嫁さんで、ただし彼女自身には青いひとたちの見分けがつかなかったので、ひとまとめに「青い子」という意味で「ポーラ」と呼んでいました。 ちなみに各数字の元ネタは 「ノロ=0=ノル(スウェーデン語の0)」 「イド=1=アンドゥ(フランス語の1と2。潜在意識のイド)」 「トワ=2=トロワ(フランス語の3。永久。アンドゥトロワでセットという考えから。王都のひとの補佐)」 「アリス=3=スリー(英語の3を逆読み、頭がイだと牛のひとの名前(イリス)とかぶるのでアに。アリア家とトンちゃんがそうであるように、頭文字のアにはとくべつな意味がある)」 「ウノ=4=ウーノ(イタリア語の2。4であえて戻る)」 「ジ=5=ジ(ギリシア語の2。火口のひととかまくらのひとは名前を交換しているので元ネタは同じ数字)」 「ドライ=6=ドライ(ドイツ語の4。おもに山腹のひとを補佐する役割を持つことから)」 となっております。いちばん最初に考えたのは、頭文字が重複しないこと。あとは、まあ……語感ですね。 そして……ついにポンポコ騎士団が妖精の里に入境しました。まさかの少林寺である……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、末摘花様! 美少女なら仕方ないね……。いや、生き様だとわたくしも思いますよ。もしも人の内面が透けて見えたら、心のきれいな人がいちばんモテると思います。まあ、ふだん心は目に見えなくて、その前提での話でしょうけど。子狸がリスペクトしたせいで薄っぺらくなりましたけど、王国宰相も「ひとの本質は内面」とか何とか言ってました。 ああ、ハイパーな騎士さんはですね、当初はBとDにするつもりでした。ブラックのBと、デスのDです。でもBCとまとめたほうが覚えやすいかなと思ったのと、もしも自分が外法騎士を束ねる立場の人間なら、一人くらいは外法騎士であることを隠す人間がいるだろうな、と思いまして。つまりBとCは確定として、Dも外法騎士の可能性があります。さすがに八人中三人は多すぎるとも感じるので、作中で確定することはないと思います。 そして、これは作中の設定上の話なのですが……魔物たちがより重要視するのはもちろん小隊長です。次に重要視するのが外法騎士。だから、騎士A~Dまではポジションが決まっていて、A=隊長、BC=外法騎士、D(E)=BとCが正体を現すとリアクションする、と大まかな役割を振られています。魔物たちは魔法そのものなので、ハイパー魔法を修めている人間が誰なのかわかるし、そう、小隊長は隊長の資質を持った人間(人をまとめる力がある)なので、ハイパーへの耐性が高いのですね。たまに外すこともあるでしょうけど、魔物たちは長年の経験から誰が小隊長なのか大まかにわかります。位置取りとか、会話の振りかたとかが根拠になっています。あとは、まあ、すごく根も葉もない話ですが、会ったことがあるから最初から知っていたとか。 はい、グランド狸もハイパー魔法を使えます。ハイパー魔法が誕生したのは、早く見積もってもチェンジリング☆ハイパーの開発以降、じっさいはハイパー論争とかあったので、200~100年前くらいを想定しています。二番回路から生まれた魔法なので、本来はバウマフ家が使える魔法ではありませんが、極めて相性が良いため使わない手はないということで魔物たちにデータを移植されています。分類3が使えるかどうかは微妙かな……?魔物たちはハイパー魔法の検証を熱心に行っていて、分類2にとどめておいたほうが有用だと思っています。よくゲームとかで、上級スキルよりも中級スキルのほうが使い勝手が良かったりするでしょう。あれです。ハイパー魔法は、がっかり属性なので、極めると残念になるのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! ついに本編に登場した王都シスター。モデルは……いません。たんじゅんに外見は戦力に直結しないから何でも良くて、ただし真っ当な大人なら女性を殴るのは躊躇うだろうし、それなら美しい外見にしたほうが効果が上がる可能性は高い、理想は子供だろうけど手足が短くなるのはデメリットが発生するかもしれない……などの複合的な要素から美少女になりました。どうして人間の姿に固執するのかは……またいずれ。 魔物たちは、本心からもっとも美しいひとは開祖のお嫁さんだと思っています。じつは子狸は美少年説が飛び出すほど。でも、王都シスターはそうは思っていないようです。兄に似て素直に認められないのか、それとも。 勇者さんの猫耳には~……ちょっとした仕掛けがしてあります。魔物たちは、とくに猫耳に興味はありません。ですから、ママンに猫耳を装着させる理由がないのですね。王都のひとがやることはいつもそうです。ふだんはやらないことをするなら、それは何かしらの企みなのです。ろくでなしブルース~蒼き伝説~。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、狗尾様! ふふふ……アリスというのは庭園のひとのことです(どーん)。ああ、でも、それはそれでいいかもしれない……。青いひとたちの本名は、順に「イド(王都)」「トワ(山腹)」「アリス(庭園)」「ウノ(火口)」「ジ(かまくら)」「ドライ(海底)」となっております。元ネタは外国語の数字で、「アリス」は英語の「スリー」を逆さにした「イリス」の「イ」を「ア」に変えたものです(「イリス」は牛のひとの名前)。漢字って便利ですよね。というわけで魔物たちの本名(とくに青いひとたち)は書くつもりがなかったのですが、そうも言っていられなくなりまして。はい、王都シスターは魔物たちを本名で呼ぶのですね。作中で極力フォローはしていきますが。 ピンクの不定形生物さんもアリですね!なんだろう、とても女の子らしいですね。やはり色というのは大事です。まあ、じっさいはぜんぜん不定形生物っぽくなかったわけですが。不定形生物なので姿かたちはどうにでもなる、と考えることも出来るのではないかと。そうですね。魔物たちは、生まれた順番をあまり意識することはありません。最初から確固とした自我を持って生まれてくるので、庇護を必要としないのでしょう。王都のひとと王都シスターの間柄は、極めて例外的なケースと言えます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、Saku_Acht様! 子狸さん美少年疑惑発生。いや、まあ、たぴ岡は子狸の容姿についてほとんど考えてないんですけどね。はっはっは。勇者さんなんかは貴族ですから、わりと整った容貌をしている可能性は高い(特権階級だから配偶者は美形の可能性が高い)だろうな、と理屈で判断できますけど、子狸の場合はそういうのがいっさいないですから。勇者選定の儀についてあまり深く考えたことはありませんでしたが、たぶん何かしらの方法でふるいにかけるのがいちばん理に叶っていると思います。おそらく夢でしょう。ある程度まで人数をしぼってから、魔物たちがちょっかいをかける感じで決まっていくのではないでしょうか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、rina様! おっほー!ご報告ありがとうございます!助かります!確認して修正しておきます!あ、「ありあけ」の「平穏に暮らしたい」だけは誤字ではありません。山腹のひと(背後にお屋形さま)の策略で激戦区に送られることになった亡霊さんの、ささやかな抵抗です。魔物たちがこきゅーとすの件名を自由に変更できることを、どこかで書いておいたほうがいいかなと思って、ただ……たしか「ありあけ」を書いていたときは、訳あってストーリーラインの練り直しに着手していましたから、作者の誤字という言い訳が出来る程度にとどめておいた……ような?さすがに記憶があいまいです。まあ、結果的に王都シスターが出てきたので、誤字ではなくなりました。つまり、魔物たちは件名をさらっと変更したりします。本編に登場した王都シスターは、人型の、不定形生物ではありませんでした。困った兄妹です。 それにしても「さん」の脱字は多いですね。敬意が足りていなかったに違いない(笑) お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、ROBOタカS;NOTES「なら私はダンボール120%です」様! 早々に次話が完成したので放り込んでおきました。ママン……。 ちなみに……アリスというのは庭園のひとの本名です(どどん)。ご近所さんということもあり、庭園のひとと火のひとはコンビなのですね。わかりにくくて申し訳ない。王都シスターと他の魔物たちの関係は微妙なのです。なにを言い出すかわかりませんから、慎重になって上っ面のやりとりになります。あまりにも自由な妹君。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! ついに里イベントが発生しました。発生条件は子狸と妖精属が揃っていることです。いやぁ、子狸が離脱したときはもうだめかと思いましたけど、なんとかなりました。 最新話で王都のひとが一生懸命に説明してくれましたけど、ポンポコ騎士団は突入部隊よりも先に魔都入りしなければならないのですね。そして、それは魔軍元帥からしてみると好都合なのです。だから黒妖精さんはポンポコ騎士団に接触しました。緑の島で長々と結界の説明をしたのは、このためです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、マイマイY@様! 残念ながら意味はありません(笑)どうでもいい設定の半分くらいは途中まで書いてカットされた部分だったりします。残り半分は、書くときに悩まずに済むよう決めておいた下敷きですね。魔物たちの生まれた順番とかがそうです。じっさいに書いてみたら、「ん?ここはどうなってるんだろう」というところが出てきますから、一度、下敷きの設定にバックして、理屈の上だとこうなると結論を下して、でも書いてみたら「いや、この説明はいらないな」とカットされてストックされる……その繰り返しです。 まあ、古代言語は魔物たちがねつ造した言語ということがあきらかになりましたから、次世代には「めっじゅ~」=「光あれ」とか仰々しい翻訳があてられるかもしれません。古代言語に旧語と近語があるのは、たんに説得力を増すためです。「はじまりと終わりは同じものである」という概念が過去に打ち込まれているという時点で、かなり出所が怪しい言語ではありました。これも、わりとどうでもいい設定なので、いっそ墓の下まで持っていこうかと思ったのですが、魔物たちの本名が作中に出てきましたから。名づけたのは、開祖のお嫁さんです。つまり、その時点で古代言語は存在しなかったということになります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! 作者にもわかりません。たぶん願望なのでしょう。勇者と魔王に仲良くしてもらいたいのかなぁ……。魔物たちは自分の味方という認識が先にあって、ちぐはぐになったのではないかと。ちなみに「秘書」というのはクリスくんのこと。ちゃんと勇者さんの横に魔王がいます。 羽のひとは同胞よりも勇者さんとともに歩んでいく道を選びました。黒妖精さんとの再戦は避けられないでしょうね……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! ああ、なるほど。つまりレクイエムゼロですね?言われてみれば、たしかに……というかこれ、よく考えたら現状そのままですね。魔王は実在しませんけど、いなかったら人類に勝ち目はないので、ある意味、人間側の駒と言えるのかもしれません。 子狸はお屋形さまみたいにはなれませんけど、お屋形さまはお屋形さまの、子狸は子狸のできることを精一杯やればいいと思うのです。きれいなたぴ岡。 子狸の理解者である騎士たちが三行で説明することを要求する一方、魔物たちはさらなるステージへ。ついに絵本へと究極進化を遂げたこきゅーとす……。タイトルコールでさんざん遊んできた経験がここで活かされることとなります。もはや口が避けても小説とは言えません。 親狸は常識的な観点を備えたひとなので、むしろ読者の方々と同じ目線を持ってます。平凡な少年が魔物たちに鍛えられて、何度も挫折して、そのたびに立ち上がって、やがて「完成された魔法使い」と呼ばれるようになった……それがお屋形さまです。どうせ作中には登場しないので、成長過程はすっぱりカットしましたが。 羽のひとは(つまりコアラさんも)なんだかんだで子狸に期待しているんだろうなぁ……。きっちりとストーリーに絡めようとしてきます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、sayself様! ツッコミどころしかないではないですか(笑)ぽよよん。 まあ、魔王軍と騎士団がそうであるように、トップは飾りでいいのです。でも、いなくなると困る。そんなバランスでちょうどいいのではないでしょうか。適材適所というやつです。大隊長が会議しているところに宰相がやってきて、元帥(置き物)の心の声を代弁する程度でちょうどいい。トップの席が埋まっているというのは、心得ている人間からしてみると、なかなかに便利なのかもしれませんね。ワンクッション置いて口論できるからです。「閣下の命令とあらば仕方あるまい……」「ご再考を、元帥閣下!」とか遊べます。 つまり子狸は名ばかりのリーダーですが、ポンポコ騎士団の旗しるしなのですね。sayself様のおっしゃることも当たっていると思います。つたないからこそ、うまく回ることもある。騎士団の指揮系統について作中でも触れましたね。トップが目的地を決める、その部下が道を決める、さらにその部下が進み方を決める。じっさいは情報のバックとかもあって、もっと複雑でしょうけど、シンプルなほうが書いていてラクです。 子狸と古狸のコンビ芸……案外、一周してまともになるかもしれませんね。そうだといいな。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、rina様! 深遠……!あまりにも深遠……!子狸め、いつの間にここまでの力を……!ちなみに「ストライド」というのは「またぐ」こと。日本では「ストライドを大きくとる」といった使い方をしますね。歩幅……?「ストライダー」を翻訳エンジンに放り込むと「闊歩するもの」と出ます。たぶん誤訳でしょう。大またで歩く、ことから転じて、何かを乗り越えたもの、超越者とかそういった意味になるのではないかと。早い話が歩くひとです。ウォーク・ウォークとかでも構いませんが。 え、声ですか?声……考えたことありませんね。全員が同じ声だと(おもに管理人が)混乱するでしょうから、個体別になっていると思われます。ただし青いひとや鬼のひとの場合、人間たちにオリジナルの人数を教えてもデメリットしかないため、おおよその(設定上の)年齢を決めて、それに応じた声をあてていると考えるのが自然かな?幼体ならこの声、成体ならこの声と決まっている。 もちろん、バウマフ家の人間と接しているときはべつです。設定上、美声とされているのは海のひとで、それは元ネタの人魚がそうだから。大まかに言って、身長と声の低さは比例していると思われます。鬼のひとたちは例外的なケースで、意外と低い声をしていそうですね。いえ、なんとなくですけど。あとは……んー….…火のひとの声はたぶん変です。変と言うか、複数の声が重なり合っている感じ。人間たちが実在を確認している王種は三人で、緑のひとは悪魔、大きいひとは天使に例えられます。火のひとの場合は、命の集合体です。寿命とロウソクの逸話がありますでしょう。たぴ岡のイメージだと、フェニックスの炎はあれなのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、月狩様! 久しぶりに妖精奥義が炸裂しました。今回は黒妖精バージョン。どうやら属性に拘らず習得しているようです。個体によって速度がまちまちなのは、体内の並行呪縛の使い方の違いということになっています。人間で言うところの神経。 さて、子狸に鬼殺しを体得できるのか。……たぶんできます。やる、やらないはべつとして。予備動作でくるくると回るのは、助走だったり、空気抵抗を低減するためだったり、可憐な妖精アピールだったりと、さまざまですが、基本的には無意味です。 豆芝さんは出来ておるのう。あのポンポコは少し目を離すと連行されるので、心配でならないのでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、末摘花様! ついに現れました、連合国騎士団。そして三人目の中隊長。三者三様、ということで、部下ががんばるタイプの指揮官です。不死身のマイカル隊長は、参謀との距離が近くて一緒に考えるタイプ。わりとオーソドックスな型です。トンちゃんは特装部隊の出身ということもあり、部下を引っ張るタイプです。 神父くんの場合は、出撃回数が多いだけで、とくべつ部下から尊敬されていないのですね。このへんは、連合国の政治形態との絡みもあります。神父というのは……いずれ作中で! お馬さんは、もともと賢い動物らしいです。われわれの世界で交通手段とした馬が用いられたのは、おそらく複合的な要素によるものでしょう。馬よりも速く走れる動物がいて、長く走れる動物もいる。パワーがある動物もいるでしょうし、より賢い動物もいることでしょう。ただし、総合的に高い水準で安定していたのがお馬さんだったのではないかと。黒雲号と豆芝さんは、体格こそ騎馬の平均に劣りますが、かなり賢いお馬さんたちです。とくに豆芝さんは……賢さというのは相対的なものですから、パートナーとの意思の疎通が出来ていれば、結果的に賢いとされる行動をとれるのですね。子狸の退魔性の低さは、こういうところでも影響してきます。勇者さんは動物たちとの交感に難があったため、素で賢い黒雲さんを相棒に選びました。 一方その頃、鬼のひとたちは妖精さんに撃破されていましたとさ。懲りないひとたちです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、肉じゃが様! うんうん、子供たちの声が世界を救う……素敵なお話だと思います。物語の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。ただ、まあ…….じっさい問題、知識も力も足りませんから、裏でどうこうするのはまわりの大人たちで、子供たちが世界を変えるとすれば、まず設定の段階で子供にしか出来ない何かを想定しなくてはなりません。そういうのがとくになかったため、この物語は親狸が裏でがんばるストーリーになりました。 肉じゃが様がおっしゃる通り、ストーリー全体を見据えたときに中心となっているのはお屋形さまです。作中でこきゅーとすが異常をきたしはじめた頃から、だんだん胡散臭さが増してきましたが、それらは基本的にお屋形さまというフィルターを通してから成否判定が行われている感じです。 でも主人公は子狸なのですね。子狸がいなくてもストーリーは成り立つけど、たぴ岡が書く必要はなくなると申しますか、読者の方々がお気になされる必要のない部分で整合性を保っているのがお屋形さまです。そういう意味では、不要なひとなのですね。都市級の大蛇さんとか魔人が、いまだ登場しないのはお屋形さまと一緒に行動をしているからです。そういうのは、べつに出てこないんだから仕方ないで済まされる問題ではあります。まとめて、どばっと登場人物を増やしても混乱するだけでしょうから。大蛇さんと魔人がお屋形さまのお供をしているのは、都市級の二強だから。王都妹が言ってましたね。王種は人間を基準にした魔物ではありません。都市級も同じです。戦歌なくして、人間は獣人に対抗できません。人間を基準にした魔物は、同じ開放レベルにとどまるレベル3までです。王種は連れ歩けない事情があったから、王種を除いた魔物で、人前でも開放レベル4を使える都市級がお屋形さまのお供に選ばれました。 お屋形さまが息子に期待しているのは、きっと子狸が管理人として不完全だからです。心情的に魔物寄りで、勇者一行のメンバーでありながら、どちらかを選べと言われても決断できない。たぶん本当は人間を嫌っていて、それでも人間のために戦えるのか、戦うとしたら、それはいったい何のためなのか。そんなところでしょう。子狸に自覚はないし、ややこしくなるので、作中で取り扱うことはないかもしれませんが。それらしきことは、ちらほらと。国境付近の街で、暴走したしっぽが吐き出した夢のひとつがそれです。子供たちが勇者ごっこするとき、魔王役(魔物役)になりたがる子供はふつういません。そういう、ちょっとしたことの積み重ねが現在の子狸の人格を形成しています。本気で人間の友達を作ろうとしていれば、作れました。無意識のうちに距離を置いていたのは子狸のほうです。巫女さんに友達を作れと言っておきながら、立候補しなかったのも同じです。無意識のうちに自分を除外していたのでしょう。せつない話です。が…… そのぶん動物たちへの執着は並々ならぬものがあります。勇者さんはとくに何も言っていなかったのですが、お馬さんたちのお世話は完全に子狸の担当でした。至れり尽くせりだったため、港町についた頃にはエンディングが確定するほど好感度を稼いでいました。まず、作者からしてお馬さんエンドに行くものとごく自然に思っていたふしがあります。危ない、危ない……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、Yeti様! うん、そうなんだ。携帯なんだ……。というわけで、ちまちまと返信しながら、ちまちまと本編を書いて、昨日に次話を投稿しておきました。ある程度までお話が進むと、もう何がなんでも完成させたくなりますね。 あら、格ゲーは好きですよ。どちらかと言うと、スマッシュブラザーズみたいなのが好みかな。反射神経とか鋭いほうではないので、考える時間が欲しいのです。紫電三連のコマンドは、たぶん「↑↑↓↓←→←→BA」です。いわゆるコナミコマンドですね。術後、硬直が発生するのでご注意ください。奥義というのは、決まってリスキーなものなのです。ハイパー魔法は能力値が1・5に上昇、分類3で2倍といったところでしょうか。トンちゃんは素の状態で1・5倍です。なんたる。 ちなみにたぴ岡には、何故か花の蜜を吸って食べた記憶があります。ふつうに甘くて美味しかったような….…記憶が美化されているかもしれません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、ROBOタカS;NOTES様!……あれっ、短くなった! ついに三位一体の奥義が放たれましたね!破られましたけど。 王国、帝国にはいないし、連合国にもいないと思ったら、どうやら妖精の里に潜伏していたようです。作中でもちらっと触れましたが、妖精の里はどこにでもあると言える一方、どこにもないとも言えます。妖精そのものが里を構成する一部だからです。永続魔法は封印されてしまっているため、以前の設定をそのまま流用できる構造にしたのでしょう。デザインしたのは、究極汎用型の青いのと魔ひよこです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、アジア様! ポンポコ王の野望。取らぬ狸の、という言葉もあります。皮算用はともかくとして。言われてみれば、たしかに妖精たちは強大な勢力ですね。魔王軍は妖精たちと事を構えるつもりはなさそうだし、人間たちは言うまでもなく。残す問題は一つかな。妖精の敵は、しょせん妖精なのです。最新話で軽く触れたとおり妖精の女王は三人います。理由は伏せておきますが、彼女たちは定期的に抗争を繰り広げていて、全ての妖精の頂点に立つことで、さらなる高みに昇ろうとしています。 そうした彼女たちの向上心に、騎士たちは感心して、うまくカリキュラムに取り込めないかと考えています。洗脳と言うと聞こえは悪いですけど、騎士候補生の興味や関心の方向性を意図的に誘導できたなら、訓練の効率は上がるだろうし、結果的にみんなが幸せになれるとか何とか……うん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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巨星、墜つ……! こんばんは、がお~様! そういえば、初期の段階では子狸(主人公)もここまでひどくはなかったような気が……いや、大概ですね。登場した回にはすでにメッキが剥がれていました……。いや、心なし賢そうな気も……。勇者さんと違って、子狸の人格は完成しているので、ぶれません。悩みがないというわけではなく……言葉に表すのは難しいですが……書くときに変動値を計算に入れなくてもいい感じと申しますか。早い話が、劣化バージョンの魔物なのですね。魔物たちに育てられた人間なので、人間ならではの悩みとかはありますけど、根底の部分でトレースしていても問題なかったのです。「塔」の中でも言ってましたね。管理人は、魔物たちがやりたくても出来ないことを実行に移す人間です。もっと言えば、バウマフ家の人間が困る、嫌がるだろうということは、魔物たちにとって排除する言いぶんになります。それは不公平じゃないのかと言われても、だっておれたちの管理人だし、て言うか生みの親みたいなもんだし、と言えてしまう。バウマフ家の人間をとくべつ扱いできるというのは、魔物たちに残された数少ない自由なのでしょう。つまり口実です。理由は在ればいいのです。趣味全開で生きる魔物たちを、管理人は叱りつけたりもするのですが、「お前のためを思ってやったんだ」とか開き直ると、「そ、そうか……」となる。そして魔物たちは、こう思うのです。チョロい……と。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Saku_Acht様! ためしに騎士を仲間にしてみたら主人公の座が脅かされる不思議。いや、でも、よく考えたら、パーティーの中心になって未来を切り開いていくよりも、見えないところで縁の下の力持ちをやっているほうがカッコイイような気もします。うん、問題なかったです。主人公がフェードアウトするファンタジー。 ついにポンポコ騎士団が自分たちの辿るべき道を見つけました。そして、それがどう考えても踏破できない道のりであることも判明しました。わかりやすく言うと、法律を変えないと無理とのこと。ちなみに、しいて(略)世界では、あらゆる悪事が魔物たちによるものとされています。逆に、悪事を働くのは魔物だけなので、人間ではない、と判断されるほど。だから人間たちは魔物を憎悪するのがふつうで、魔物に対しての過剰防衛なんて認められる筈がないのです。当の魔物からして、その風潮を煽るどころか主導するありさま。難易度EXの無理ゲーですが……ポンポコ騎士団がんばれとエールを送りたくなる物語になるといいな。がんばったらどうにかなるのかと言われると、どうにもならないのですが。作者権限でどうにかしてあげてもいいのですが、たぴ岡は夢と希望にあふれる物語が好きなのです。そうしたお話で、よく主人公のみなさんが仰ってました。自分たちの力で勝ち取ってこそ価値があるのだと。大切なのは結果ではなく過程なのだとも。結果、不可能なことはやっぱり不可能だったとしても、そこに至るまでの道筋が大切なのだと、きれいなたぴ岡は思います。なんの問題もありません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、D武生Q様! さらなる進化を遂げるグラン狸!すぐに戻りましたけどね……。らしいと言うか、なんというか。せっかくの貴重な、なのじゃキャラなので有効活用しようと思ったのですが……その必要がないことに気が付きました。今回の発言は、その名残りです。 そう、その必要はなかった……。フィナーレに向けて、だんだん魔物たちが集結してきました。あっちへふらふら、こっちへふらふらしていた鬼のひとたちも、ついに合流。長かった……。二百話いくかな……?と思ったけど、たぶんぎりぎり行くか行かないかくらいでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、立体交差点様! はっはっは。いや、ややこしくて申し訳ないです。王都妹の立場が微妙すぎるため、本編であんまり突っ込んだことを書けないのですよ。(子狸の手前、魔物たちは「当然」王都妹について深くツッコまない。王都妹は暴露しても構わないというスタンスでいるが、絶妙なバランスを保って低空飛行を続ける魔物たちを面白がっている)お詫びというわけではありませんが、ここで少し整理しますね。 まず、「アリス」というのは空中庭園在住の青いひと……の本名です。片仮名の名前は、よほど頻度が高くない限り忘れさられると思ったので、そのまんまの理由で伏せていました。誕生してからしばらくの間は全員が一緒にいたので、本名はあってしかるべきなのですね。「アリス」は古代言語で数字の「3」……つまり、おそらくは現在で言うところの連合国一帯で使われていた言語の一つが元になっている筈です。元ネタは英語の「3(スリー)」の逆さ読み。そのまま「イリス」だと牛のひとの名前とかぶるので、「アリス」としました。「ウリス」にしなかったのは、火口のひとの名前が「ウノ」で頭文字がかぶるということと、頭文字の「ア」は(アリア家がそうであるように)とくべつな意味を持つからです。緑のひと(アイオ)も同じですね。まあ、あのひとはアルファベットで「IO」と書くという設定もあるにはあったので、微妙な線なのですが。 ちなみに頭文字がかぶらないようにという試みは、没ネタとはいえ、かなり初期の設定にあたるため、いろいろと名残りがあります。たとえば鬼のひとたちの本名は「キングダム」「ユニオン」「レジスタンス」と言い、アルファベットで「K」「U」「R」と表記します。彼らの総称はディン(D)。海底のひとは「ドライ(D)」なので、むかしは鬼のひとを単体表記していたのでしょう。そもそも別種の個体でした。緑のひとの登場人物紹介で書いた、過去に目撃された光の蛇、海の蛇というのは、それぞれ連合小鬼と帝国小鬼の本性です。海に関わる魔物は、ほとんど最後のほうに生まれた魔物で、彼らの末妹は人魚さんということになります。 その他にも、牛のひとの頭文字は「X」。これは緑のひと(アイオ「I」)とかぶらないようにしたものとか、空のひと(ヒュペス)の頭文字が「Y」となっているのは、他に「H」と表記されていた魔物がいたからとか、無駄な設定がしぶとく生き残った結果です。 その頭文字「H」にあたるのが王都妹です。彼女の名前(じつは本名ではないのですが)は「ハロゥ」と言います。元ネタは「こんにちは(Hello)」。赤いのは……ニレゴルですね。火のひと、赤いの、と呼ばれる不死鳥さんです。このへんがじつにややこしくて、不死鳥さんは庭園のひとのご近所さんです。王都妹は「出迎え」と言いましたが、べつに迎えに来たわけではありません。あの状況だと王種が出るしかなくて、その相棒をつとめるのは庭園のひとが最適でした。王都妹は非常に強力な個体で、彼女を退場させるためには最強の魔物が出るしかありません。ステルス状態の魔物は、ステルスを解除した魔物に対して不利になるので、開放レベル5の王種が出てきたのですね。ただし開放レベル6以上は使えない(使わない)ので、ステルスした庭園のひとが補佐に回ったと、そうした裏事情になっています。 どう見ても人型の王都妹が「不定形生物」を自称しているのは、王都のひとへの嫌がらせと……まあ、いろいろです。嫌がらせというのは……王都のひとが本当は「方舟のひと」であると暴露したことです。王種は「何か」を守っていて、緑のひとには火口のひとが、海のひとには海底のひとが、火のひとには庭園のひとがついていますが、大きいひとには誰もついていない……たんなる偶然なのだろうという、バウマフ家へのトラップを、王都妹は崩しました。王種には例外なく青いひとがついています。王種が守っている「何か」との関連性があるのでしょう。このへんの相関図は、最終話ではっきりします。もともと最終話は書くつもりがなかった(魔王戦できっぱり終わらせるつもりだった)ので、本当ならそのまま設定だけで終わる筈だった部分です。王種の付近に青いひとたちが住んでいるのは何故かとか、空中回廊や海底都市、古代遺跡とは何なのかとか、魔物たちの細かい配置に関してのロジックなどですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、左京様! 獲ったど~!いや、獲りませんがっ。子狸は、たぶんいかなる状況でも妖精たちに危害を加えようとはしないでしょう。そういうふうに調教されているからです。せいぜい縛るくらいかな……。女王は……強いです。妖精たちの頂点に立っているということは、設定上のスペックをフルに使えるということなのです。人間を一撃で戦闘不能に陥らせるほどのパワーを持ち、的が小さく、高速道路をびゅんびゅん走る車よりも速く飛びます。もともと人間に負けない存在としてデザインされているので、敵に回ったらどうしようもなくなる特性を備えています。登場人物を考えるにあたって、たぴ岡は色々な魔物を調べたのですが、その中でいちばん「あ、こいつには勝てない」と思ったのが妖精でした。ドラゴンあたりは、たぶん爆弾で倒せるでしょう。生物という縛りがある以上、爆発の衝撃と熱に耐える生物というのは、まず考えられません。現実世界にドラゴンがいたら、それはもう大変な脅威になるでしょうけど……たいていは賢いので、そこらへんがどう転ぶか。ただ、面白いのが、生態系というものを考えると、必ずと言っていいほど対抗できる種が他にいることですね。最初からドラゴンの一人勝ちなら、そもそもドラゴンは生まれないでしょう。恐竜が大きくなったのは、他に大きな恐竜がいたからです。人類が生まれたのも、他に賢い動物がたくさんいたからでしょう。切磋琢磨ですな。 というわけで、生態系の頂点に立ってもおかしくないスペックの妖精たち。女王の戦闘スタイルについては……とくにこれと固定するつもりはありませんが、その実力の片鱗をきっと見せてくれることでしょう。 視点はですね、もうある程度まで統一してしまおうと思っていまして、現在の子狸班は王都のひと、勇者班は山腹のひとが担当しています。あとは、ちょこちょこと状況に応じて。いま考えているのが、語り部になる二人の考え方を少し変えてみようかと。急に変えてしまうとわかりにくいでしょうから、ちょっとずつ、いまの書きかたに適したものになるように。形式が変われば、出来ることも変わっていきます。大した変化ではありませんが、積み重ねれば大きな変化になる。魔法がそうだったみたいに。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! いい……狸鍋でした……。うぅむ、なかなか次話がばしっと決まりません。というわけで、お便りのコーナーに避難してまいりました。 久方ぶりの鬼のひとリメンバー。鬼のひとたち(オリジナル)の長い旅が、ようやく終わりを告げました。はたして子狸班は無事に鬼のひとたちを救出することが出来るのでしょうか。今回は特装部隊という心強い味方がいます。ひと味違うポンポコ騎士団……を、書けたらいいな、と思っています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、タカさんは今日から異端(リア充)審問官だ。様!ちなみに、たぴ岡は敬虔な非リア充です。 さっそくですが次話を投稿してきました。久しぶりに三回くらい書き直しましたよ。はっはっは。 さて、女王の説得に出向く実働部隊。そう、以前に作中で触れましたね。空中回廊だったかな……?妖精の女王は、一族で最強の戦士です。その意味について、次話では解説しています。どうなっちゃうんだ、騎士A。がんばれ、騎士A。なお、捨て駒はむしろ子狸(主人公)のほうなので、そのあたりはご安心ください。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、マイマイY@様! ポンポコ団長への強い期待が伝わってきます。じつは子狸が女王の説得にあたる筋書きも考えてはいたのですが、なんだかあいまいに成功しそうだったので、それではつまらないと思って外しました。たまには、まともな人のパートを書きたくなるのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蒼衣様! いまさらですけど、子狸は天才キャラで行こうと思うのです。これまでは巫女さんとか特装騎士がいてくれたので良かったのですが、この先は比較対象がいなくなっちゃうのですよ。親狸は出てこないし。いや、出てきたとしても、あのひとの魔法はネタバレがひどすぎて書けないのですが。魔物たちがそこまで考えているのかどうかはわかりませんが、懸命に子狸をヨイショしてます。この調子で、どんどんハードルを下げていきたいものです。 一方、ハードルがどんどん高くなっているポンポコ騎士団。法律を変えるのはさすがに無理でしょうけど、きっかけにはなれるかもしれませんね。そうした意味では、討伐戦争という一大イベントに立ち会う機会を得たのは幸運なのかも。無理矢理にでもプラス要素を探そうとしたら、そんなところでしょうか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! いやあ、面白いくらい勝率が落ちて行きますね……。ここぞという場面でも負けるし。まあ、物心ついた頃から魔法の訓練をしていて、とくべつなスキル(魔属性とか)も持っている、でも負ける……それくらいのバランスでちょうどいいと思っています。バウマフ家の人間は、専門的な訓練を受けているので、制限解除すると一気に強くなります。トンちゃんなら対抗できるとか、そうした次元ではなくなる。だから、それは確かに努力による部分もあるけど、魔物たちの協力あってのものという点を忘れて欲しくないのです。 その点、裸エプロン先輩は自力ですから、立派だと思います。いえいえ、肩を並べるだなんて、とんでもない。子狸は、後ろに魔物たちが控えているから無茶が出来るのです。逆説的に、魔物たちがいなければ、もう少しまともだったのかもしれませんが……。 騎士Aさんはですね、今後ともポンポコ騎士団のかじ取りをお願いしたいところです。猫には鈴をつけろと言いますでしょう。魔物たちも、彼にはそのあたりを期待しています。あと二週間しかないと言ってるのに、某ポンポコに野に帰られると困るのです。そういう意味では、騎士Aのみならずポンポコ騎士団の面々には面倒を掛けることになりそうです。ポンポコ騎士団、ファイト! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、スルースキル様! 女王の登場まで四話か……。なんだか思ったよりも長いお話になりそうです。いまの章は獣人戦の最後まで行く予定なので……ざっと見積もって、あと……六回くらい?でも、なんだかんだで二話くらい伸びて……合計で十二話くらいでしょうか。そこを過ぎれば、残す章は二つです。来年の夏くらいには完結するかな……?もうちょっと早いかもしれませんね。 羽のひとは、歩くひとと同じく分身魔法で苦労するタイプの魔物です。開放レベル6以上の魔法が存在することは内緒なので、同じ外見、性格で統一するリスクが高すぎたのですね。だから個体ごとの設定はあらかじめ決まっていて、人間たちの世代交替にあわせて複数のパターンを繰り返しているのでしょう。自作自演の極致です。だれも見ていないところでは演技する必要もないですから、裏で集まって「ッあ~。だりぃなぁ」とか言ってぐだぐだしています。心がなごむ光景ですね。 うん、子狸は基本的に捕まえておけば間違いないです。どのみち捕獲することになるでしょうから。信頼があるんだ。絶対的な信頼が……。もう、あれですね。鳴き声で会話が成立するところまで来てしまいました。驚くべき進化です。もはや以前の子狸とはわけが違います。 お便りありがとうございました!それでは! |