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こんばんは、タカ茅@松葉杖だけど受かったぜ!あと教材多すぎて目が痛いよお!様!おおっ、受かったのですね!おめでとうございます!そうか、もう四月ですものね……。 教材はね……あんまり深く考えると負けなんですけど、こちらでお金を出して買っているのに、忘れると怒られるとか意味がわかりませんよね、正直……。そうした、何と申しますか、いびつさ?に、親御さんも薄々は勘付いていて、教師に自分の子供を叱る権利はないとか色々と考えてしまうのでしょう。じつは、そう、叱るのは親御さんというのが正しい。筋が通っていると、たぴ岡は思います。義務教育だから、法律で決まっているからと、我が子を他人に預けるという判断を下したのは親御さんだから。そこは、たぶん、反発するべき部分なのですね。けれど、まあ、親御さんとはいえ、スーパーマンではありませんから、そこは子供のほうから歩み寄るしかないのでしょう。情報を制すものは世界を制す。タカ茅様の学園生活が実りあるものになるようお祈りしております。 くれぐれも、王都のんの真似をしてはいけませんよ?長いものには巻かれろ、という言葉もありますが、たいていの場合、その選択肢を突きつけられた時点で両方とも不正解です。王都さんは華麗に地雷を回避しましたが、もはや方々で色モノ扱いでございます。ぽよよよん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! しばしば子狸がそうであるように、魔物たちもまた因果律を超越した存在……。作中では軽く触れたにとどまりましたが、旅の途上、子狸の宿代、食費、衣類に至るまで、すべて勇者さんのポケットマネーから支払われていました。アリアパパは厳格な人ですが、勇者にひのき棒を渡して、さあ魔王を倒して来るんだとか、千尋フォールをキメるタイプの厳しさではありません。うちの勇者さんは常に所持金MAX。金策の必要性が皆無なので、たぴ岡はしいて(略)世界の貨幣単位すら考えていないという鉄壁のディフェンサー。早い話が、子狸はヒモ生活。これはいけない、と鬼のひとたちは考えたに違いありません。そこで、お金には代えられない価値を持つポイントを課すことで、彼らは子狸を救ったのですね。そんな気がしてきました。伝説か……。たぴ岡は、日々の繰り返しに幸せがあるのだと思います。鬼のひとたちが輝くのは、やっぱり物作りをしているときなんじゃないか……欲をかくべきではない……そう思うのです。鬼のひとたち天昇記は、またいずれ。 一方、ついに覚醒する妖精の血!熱くたぎる狂戦士の系譜……!……コアラさんだけは、まともだと思っていたのに……。ああ、王都のんはいいんです。ふだんはクールぶっていても、一皮剥けばあんなもんです。あのひとは、いつも子狸の横にいますから、実況役になっていますけど、語り部ポジションというのは、いちばんやりたい放題なのです。とくに王都のんは子狸に構ってほしいという気持ちが強くて、たびたびステルスを解いては勇者さんの背後で猛虎の構えとか、ポンポコダミーと称して1/1スケールTANUKIぬいぐるみ(見えるひとから没収した)を巣穴に置いたりしていました。ろくなことをしません。そもそも勇者さんを猫耳キャラに仕立て上げたのは、やつです。本当にろくなことをしません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! あ、いえ、半々ですね。およそ半々です。まあ、確率上そうなるというだけであって、具体的な比率までは考えていません。歴代の勇者は、一部の例外を除き、人格で選ばれています。(十代目、つまり勇者さんも例外に含まれる)この「人格」というのが曲者で、魔物たちが理想を追求していくと、どんどんバウマフ家の思想に近づいて行きます。はっきり言って、魔物たちはバウマフ家の人間が最高の人格者だと、口には出しませんが、そのように考えているのですね。ですから、必然的に勇者とバウマフ家のお供(家事担当)は似たもの同士になり、良好な関係を築き上げて行くことになります。正直、たぴ岡は性格が合うから恋に落ちるとか、そんなことはないだろうと思っているのですが、魔物たちの監視下では、そうならざるを得ません。旅シリーズがはじまった時点で、♀バウマフには他に選択肢がないと言っても過言ではないのです。勇者=魔物たちの厳しい審査をくぐり抜けたお婿さん候補だからです。たぴ岡は、そういう、ラブストーリーとか本気で苦手なので、正直なところご勘弁願いたいのですが……設定上どうしてもそうなってしまいます。♂バウマフが生まれるまで引き伸ばすという手もあるにはあるのですが……そこまで嫌なら、もう旅シリーズとかやらなければいいでしょという話になりますし……。とにかく、勇者のお供が♂バウマフでも♀バウマフでも、旅を終えた勇者は現バウマフ村(伝説狸の生家がある)に引っ越してきます。いまのところ例外はありません。魔物たちは善良な村人を歓迎しますし、三大国家としても魔王を討伐した勇者に居座られても困る(聖剣を手放した勇者は、民衆が期待するほど強くないし、政治に関してもまず素人なので邪魔にしかならない)、バウマフ家にはのほほんとしていてほしい(伝説みたいなのが大量生産されると困る)ということで、積極的に送り出してくれます。そしてバウマフ村では、村社会ですから、父親同士が親友、祖父同士が親友ともなれば、二世代目、三世代目で結婚する可能性は高いだろうなぁ……ということで、バウマフ家=勇者の末裔ということにしています。少なくとも、南北戦争時代の管理人(リンドール・テイマアの影武者)が♀バウマフであることは確定しているので、勇者の血がまったく入っていないということはありません。その他にも、蘇った古代文明の超兵器を鎮めたのが♀バウマフという証言もありますから、まあ、順当に考えて、やはり半々くらいなのでしょう。 おっと、重要キーワード「古代」来ました。『ロストテクノロジー』より。もうここまで来ると、王都のひとが何を言っても嘘くさいですね。この物語は、そういうお話なのです。子狸が「パンの精霊」とか適当なことを言い出してぺらぺらと機密事項を打ち明けたように、魔物たちは、あらゆる疑問に表向きの回答ができる仕組みを作り上げて来ました。人間たちは、決して真相に辿り着くことはありません。神にも等しい力を持ち、寿命という概念を持たない魔物たちに、人間たちが長期的な知恵比べで勝てるわけがないからです。そうした前提で設定を組んでいるので、もしも抜け穴があれば、それは作者のミスです。 そして宝剣に無関心の王都のん。このひとは、本当に勇者さんへの興味が薄い……。デレる日は、いつかやって来るのでしょうか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Saku_Acht様! 子狸にとって、聖剣は大きな価値を持つものではないようです。まあ、仕方のないことなのでしょう。魔法で作る武器は、剣である必要性がありませんから。「勇者=絶対的な強者」という先入観を持っている騎士たちですら、割りきって「鞭」をメインウェポンにするくらいです。この世界の魔法だと、近接戦闘でもっとも有効な形状は鞭になるのですね。と言うより、変化魔法で思い通りに動くよう剣を伸縮させたら鞭になったという感じなのかもしれません。魔物たちが言うように、青いひとたちの触手の影響もあるでしょう。 そうした便利な武器を作れない剣士。剣士として生きるということは、どういうことなのか。作中で何度か触れてきましたが、いま一度確認しておいたほうがいいかな~と思って残念エピソードを入れました。純粋な剣術使いは少ない、おそらくは世界中を探しても王国貴族の中にしか存在しない、というのがキモになるからです。そのへんを印象付けたところで、魔物たちは宴会会場へ……ルールなので仕方ない……べつに好きこのんでお祭りに参加するわけではない……もちろん旅シリーズのほうが重要であることは言うまでもなく……。魔物たちもつらいのだと、ご理解頂きたいのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、omega11様! いやぁ、はっちゃけましたね〜。ネタバレモードに移行した王都さん。正直、隠せるところまで隠すのかと思っていたのですが、心境の変化があったようです。よくよく考えてみれば、遅かれ早かれの問題でもあったのでしょう。 古代遺跡と地下通路。さあ、胡散くさくなってまいりました。とくに地下通路。これに関しては、最終章まで触れるつもりはありませんでした。しかも古代遺跡とつながっているという設定は書く必要がないと思っていました。開帳したのは、王種イベントが前倒しになった所為。つまり子狸の所為です。くそっ、やられた……! 自在に瞬間移動できる魔物たちにとって、地下通路は不要なのですね。魔物用ではないのです。でも子狸は、地下通路の存在を知らなかったようです。王都さんからしてみても、苦肉の策だったのでしょう。子狸は、もっと王都さんに優しく接してあげるべきだと思います。ぽよよん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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神反煉堕様! 主人公にやる気がなくて誰がびびったって、一等びびったのは作者です。もう、途中でがんばったから間に合いましたとか、そういう次元を越えていました。ですが、肉を切らせて骨を断つ。主人公がストーリーを捻じ曲げるならば、作者はネタバレで応じるまでのこと。つらく険しい戦いでしたが、今回のところはたぴ岡に軍配が上がったようだな子狸ぃ……。 ところがこの小さなポンポコは、宝剣の重要性を理解してくれていなかったようです。王都のんともども、勇者さんに謝るべきだと思います。とくに青いの。勇者さんに聖剣をドッキングしておいて、まさかの無関心。王都のひとは、なんでこんな子に育ってしまったのでしょうか。言うまでもありません。悪いのは、すべて開祖です。自業自得は世代を越えました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、朝鳥様! 地味に限界突破してました。じつは妖精の里でも、ひそかに詠唱破棄をやらかしてくれています。ポンポコ騎士団はどうおもっているのでしょうか。そのへんは、のちにあきらかになります。特赦さんは便利だな~というお話でした。減衰特赦を扱える子狸は、レベル4を開放された時点で聖剣を再現できます。本当は、減衰というペナルティがあって、それを克服できる特赦という魔法がある、でも魔物たちは「何故か」特赦を使わない、というふうに進めたかったのですが……。まあ、でも、詰めが甘い設定だった(減衰特赦の存在自体を魔物たちは隠していない)ので、結果オーライだったのかもしれません。内輪ネタで終われば、それがベストだったのですが。 王都のんは、気付けば俺様キャラになっていました。護衛に特化したひとなので、最善を求めていったら自然とそうなった感じです。性格というのは、条件反射の集合だと思っています。山腹のひとなんかは、わりとまわりを立てるひとなので、自分勝手な王都のひととはベストパートナーである一方、対立関係に陥りやすいのです。その点、魔ひよこは誰とでも仲が良い。没個性になるよう設定したのに、どうしてこのような差が生じてしまったのでしょうか。不思議でなりません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! 宝剣に関しては、手抜きして一気に集めちゃいましたからね……わかりにくくて申し訳ないです。光(闇)の宝剣、火の宝剣は港町でどんぱちやってくれましたから、わりと印象に残っていると思うのです。精霊の宝剣は全部で六つ。残り四つは、水、氷、雷、土です。これは属性魔法に対応しているのだとご記憶頂けると嬉しいです。なお、ハイパーの宝剣はありません。ハイパーの精霊とか意味がわからないからです。ちなみに、氷の宝剣とか書くと、もやっとするのは、たぴ岡の独りよがりなのでしょうか。「水」に点がひとつ付いただけだし、見分けにくい、すごく気に入らない……というわけで、氷の精霊は雪の精霊にしました。正しくは冷気の精霊ということになります。でも一人だけ二文字なのも、それはそれで、もやっとするので、暫定的に雪で固定しました。そうしたら、今度は「雷」と雨冠でかぶりますやん、ということで、雷の精霊は魔精霊にクラスチェンジ。ついでに土の精霊とかぜんぜん可愛い感じがしない、それ以前に「土」という漢字の、すごく理不尽なことを言いますけど、余白の浮いてる感じからして気に入らない、というわけで砂精霊にシフト。 かくして四つの宝剣は、水の宝剣、雪の宝剣、魔の宝剣、砂の宝剣になりました。作中でそれとなく明記を避けてきたのは、たぴ岡の中でいまだに納得がいってないからです。魔の宝剣とか字面で何なのかイメージしにくいし……かといって、冷の宝剣と言うのも……うぅむ……。 おっと、失礼。少し脱線してしまいました。たぴ岡は、カレーパンマン好きですよ。食パンマンもさることながら。勇者さんのお姉さんは、アテレシア、と言うそうです。まあ、ひとことで言えば、アリア流剣術の完成例です。具体的には、他流剣術の技をちょこちょこと見て、魔改造した奥義を撃ってしまうようなひとです。推定で、勇者さんの二倍か三倍くらいは強いでしょう。と申しますか、現時点で、すでにアリアパパを越えています。彼女の感情制御は完全なものなので、可愛らしく振る舞うこともできます。こう書くと、とたんに可愛げがなくなるものですから、人間というものは誠に不思議なものです。でも、やろうと思えばドジッ娘にもなれるし、ツンデレだってお茶の子さいさい、好感度をMAXまで持って行っても、それはそれ、これはこれと主人公を平気で切り捨て御免できる、なかなかお茶目なお姉さんです。当然、いなかったことになりました。ところが、そこは天才剣士のアテレシアさん。土壇場で復活を遂げました。これだから、たぴ岡のプロットは当てにならない。 いずれにせよ、魔物たちの予定では、本命はアテレシアさんでした。ですから、子狸はもっと勇者さんに感謝すべきなのです。ラブうんぬんの話ではなくて。切実に。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! エンディングはおれたちが決める。良い台詞ですね……。じつは、子狸のせいで予定が狂ってしまいまして。その影響で、あの場で最終章に突入する可能性もアリでした。少なくとも王都のひとは、その可能性がいちばん高いだろうと踏んでいました。つまり当てが外れたのですね。はっきり言って、勇者さんガン無視の暴挙です。これだから、あのぽよよんは……。まあ、そのへんの事情は、うっかり魔都突入編の最後らへんに回すとして…… 勇者さんが上げて、子狸が落とす。すっかりお馴染みの芸風になってきました。離れていても、心は一つということなのでしょうか。そんな、魔法じゃあるまいし……。しいて(略)は愛と勇気のファンタジー。夢も希望もなくて良いのだと言い換えることもできるでしょう。獅子は我が子を崖からパワーボムという言葉もあります。それは、もちろん愛ゆえに。……いやいや、だめ。そんなことではいけない。弱気になるんじゃない、たぴ岡。やっぱりファンタジーには夢がないと……見つめナイト。プレエしたことはないけど……悠久幻想曲なら……アレフの兄ィと無敵のバディを組んで喜んでいたたぴ岡はあほであった…….まず根本的に趣旨を理解していなかった……最終的に転んだのはマリア、魔女っ娘……でもよく考えたらみんな魔女っ娘……。 あれっ、でも勇者さんは魔女っ娘じゃないな……ど、どういうことなんだ?というわけで、流れるように勇者さんの話題に移りますが……彼女はヒロインですから、あんまり暗い面は書かないほうがいいかなぁという思いはあったのです。けど、勇者さんの中でいちばん汲み上げやすい感情は何なのかと考えたら、どうしてもアリアファミリーに触れざるを得ないと申しますか、やっぱり彼女の人格の基礎になっている部分はあれなのですね。港町で、なんか叫んでましたけど、つまりそういうことなのだと思います。 ちなみに、エンディングはもう決まっているのですが、本当にこれでいいのかと少し不安タジー。なんちゃって。うん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、タカ茅@久々の運動=筋肉痛(重度)は必然様!顔文字は再現できなんだ……どれがどれだかわからぬ……。アイフォンッヌゆえ許されよ……。コピーのしにくさ尋常ならぬ……。 ああ、作中では「~ぞく」という場合、「属」のほうで統一しています。たとえば「魔属性」を略して「魔属」と言うように、「ポーラ属」は「ポーラの一族」ではなく「ポーラの属性を持つ魔法」という扱いだからです。下らないこだわりなのでしょうが、しいて(略)で用いられている言語はもちろん日本語ではありませんから、「属」と「族」はべつの読みになっている可能性が高いです。したがって、意味が混同しないよう考慮していまする。お便りのコーナーでは、作者と読者さまの遣り取りなので「族」を使っているケースもありますが。「妖精族」とかがそうですね。本当は違和感があるので、作中でもそうしたいのですが、魔物たちの気持ちを考えると、作中では間違いなく「妖精属」と読んでいる筈です。子狸も同様ですね。魔物たちは、バウマフ家の人間を「魔物側」の、つまり「自分たちの側」だと強く認識しています。決して口には出しませんが。ですから、「狸の一族」は良くても、「狸族」はだめで、「狸属」なのです。まあ……身も蓋もない言い方をすれば、そうやって、ひそかに独占欲を満足させているようです。作者は、べつにどっちだっていいじゃないかと思っています。むしろ、ばっと見で意味が伝わりやすい「族」派です。とはいえ、たしかに「ポーラ族」だと微妙にニュアンスが違うんですよね……「妖精族」はともかく……。ともあれ、そうした魔物と作者の視点の違いから、作中ではたまに妙な書き方をするケースがあります。当然ながら、作者は魔物たちが知らないことも知っているので、結果的にそうなることもあります。ややこしい話になるのですが……異世界を題材とした場合、作者は翻訳者という立場を取らざるを得ないのです。いちから設計した異世界の言語で書かれたものを誰が読むのか、ということです。いや、それはそれで読みたいですけど。さすがにそこまでやると、サイボーグ化技術とどっちが先かみたいになるし……少し分の悪い賭けになるかな、とたぴ岡は思うのです。包み隠さず話せば、ラクがしたいのです。 ぽにょんか……なんだか崖の上にいるひとを連想してしまふ。ぽにょん。ぽにょん。サイズ……か?水色がぽにょんっていう感じですね。ぽにょんと言うには、青いのはあまりにも横綱であった……。どすこい! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Yeti様! 俗に言うワープ航法である。宇宙……やはり宇宙にはロマンがある……。 というわけで、子狸は宇宙的な魔法を使います。少し魔物たちの趣味が混ざっていますが、基本的にはいちばん簡単な方法だから、というのが理由になります。移動中は無防備になりやすい、先に空間に干渉するため見切られやすいという欠点があるので、センスのある管理人はべつの魔法を使います。ちなみに、お屋形さまは並行呪縛で複数の魔法を同時に管理して高速移動するそうな。そんな器用な真似は、残念ながら子狸には無理でした。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! 牛さんは、魔物界きってのだめなひと。やれば出来る子という設定も、いちおうありますが……はてさて。 『さらば王都のん。永遠に』より。本当は『さらば王都のんよ。永遠に』にしたかったのですが、語呂が悪くなるので「よ」を削りました。ちなみに、魔物たちの構えは四つあります。猛虎、大蛇、胡蝶、そして鳳凰の構えです。微妙にレベル4のひとたちとかぶっていますが(大蛇=蛇のひと、胡蝶=羽のひと)、偶然です。形から入ったら、たまたまそうなっただけで、とくに意識はしていません。「鳳凰の構え」というのは、身体を思いきり反らして天を仰ぎ、さらに両腕を交差、ないし両翼をぴんとひろげる、あるいはブリッジ寸前という究極のポージング。猛虎(隙だらけ)→大蛇(体勢がつらい)→胡蝶(ついに片足立ち)→鳳凰(完全無防備)と、上位の魔物ほどひどくなっていくという特徴があります。なんだかそういう雰囲気ではなくなりそうなので、鳳凰の構えはお蔵入りするかもしれません。悲しいことだと思います。ぽよよんぬ。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! みょっつは、しいて(略)界、最大の謎です。いっさい元ネタがありませんし、なんの前触れもなく、突如としてこきゅーとす上に現れた新星、それがみょっつ。言い出したのは鬼のひと(泥酔)ですが、子狸がリンクしていた理由もよくわかっていませんし、庭園のひとが布教しはじめた経緯も不明。まず中身がまったくありませんから、この謎が解き明かされることは永遠にないでしょう。ですから、こうも言えます。波乱に満ちた生涯を余儀なくされながら、歴史の裏に埋もれていった謎の一族、みょっつ。彼らの物語を紡ぐのは、がお~様、あなた自身なのです……。 あ、みょっつさんはですね、どうかな。チョイ役で出るかもしれませんし、出ないかもしれません。まず間違いなく出るとは思うのですが、断言はしかねます。子狸しだいです。そう書くと、もう出番がなくなる予感しかしないので、あえて断言しますね。出ます。 銀冠王ぽよよん。六魔天とはいったい何なのか……。ポンポコ騎士団のメンバーは、じつはけっこう色々と考えていて、でもあまり表には出してきません。魔物たちも、あまり深くは触れません。「バウマフの騎士」というのは、バウマフ家の、と言うよりは、魔物たちにとって重要な存在だからです。 王国の建国記とも言える最初の討伐戦争は、伝承が途絶えているようです。勇者さんも六魔天についてはまったく予備知識がありませんでした。第一次討伐戦争と第二次討伐戦争の間に大きな事件があって、世界規模の魔法が複数回、最低でも二度、使われたためです。その空白を埋めたのが、『ハイリスク・ハイリターン』と題される魔物たちの反省文でした。ですから、人間たちは最初の討伐戦争があったこと、のちに王国が誕生したことは知っていても、当時の魔王軍で権勢を誇っていたはずの六魔天に関する記録は残っていないという、奇妙な現象が起きています。そんなことは、ふつうに考えたらありえない、というのが六魔天にまつわる謎掛けです。しかし……よく考えたら、わざわざ遠回りにする必要はないかな、ということで、たぶん作中では六魔天に関してこれ以上は触れません。ちなみに「銀冠」というのは、巨人兵さんの輪っかと対になるお洒落アイテム。あのぽよよんは、大ちゃんの元ご近所さんなのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、神反煉堕様! 最後の砦とか言われていましたが、しょせんは青いのでした。どんどんツッコミ役がいなくなる……。ある種のホラーですね。 でもね、たぴ岡は信じているのです。まじめにがんばっている勇者さんのために、魔物たちはふたたびツッコミ転生してくれることを……。魔物たちがだめでも、子狸がいる。あの小さきポンポコは、しいて(略)の主人公。バウマフ家の使命に目覚めた子狸なら、きっと立派につとめを果たしてくれるはずです。散々ボケ倒してくれましたけど、必ずや貴重なツッコミ要員になってくれるはず……。信じるということは、心を預けるということ。理解して任せるということ。人が人として生きる上で、もっとも尊い徳の一つなのではないでしょうか。「人」という字は、支え合って出来ている……しっぽではない……決して……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、アジア様! 王都さんは、ぽよよんぽよよん言いはじめたあたりから何かがおかしくなってきたような気がします。ぽよよんという響きには、青いひとたちを惑わせる何かがあるのでしょう。ちなみに、大阪といえばたこ焼き。ああ、たこ焼きが食べたい……。さいきんのたぴ岡は食べ歩きが趣味なのです。なかなか遠出できないので、もういっそたこ焼き機を買って自分で作ってしまおうか。店頭で、こう、金属製のつまようじみたいなのでくるんと回してひっくり返すのとかカッコイイですよね。くるん。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、月狩様! さあ、いよいよ魔獣戦に突入しました。魔獣種というのは、獣人種と違って人間の要素があまりない魔物。基本的には、怨霊種→獣人種→魔獣種の順に人間から懸け離れていく。そして、どんどん強力になっていくというイメージです。作中で触れたこともありますが、人間というのは決して直接戦闘に適した肉体構造とは言えないのですね。 『勇者の試練』より。ここで、ついに本流と支流が完全に分離します。本流というのは、現管理人が張り付いている河のこと。子狸側のお話は、たぶん書きません。あとで補足できる内容ですし、細々と書いていたら話が進まないからです。なので、思いきってカットしました。 かまくらのんが逃亡を図ったのは、海底都市で海底のんがひどい目に遭っていて、次は我が身だと察したから。地下通路の終着点が古代遺跡であるなら、参拝ルートの順番は「海底都市→南極大空洞→火山内部→空中回廊→古代遺跡」ということになるでしょう。まあ、順番はどうでもいいのですが。どうでもいいので、同じくどうでもいい、青いひとたちの生まれた順番にしました。なお、このとき、庭園のひとは自分だけは被害を免れた気になっています。子狸は、火の宝剣を持っていないからです。 一方その頃、魔ひよこと勇者さんは宿命の母娘対決。勇者さん本人を含め、周囲の人間は、彼女のねこみみを認識しているようです。どうしてこうなった。じつは子狸の所為です。あまり具体的には言えませんが、めぐりめぐって、というやつですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、がお~様! こんなことになるとは、作者も思っていませんでした。ネコミミの使い道は別にあります。どちらかと言えば、魔ひよこが話の流れが誘導して合わせたのでしょう。 実力を発揮しきれない屋内戦、宝剣を次のステージに進めた勇者さん、新技術を持ち寄る騎士団、これだけ揃っていてもキツかったので、魔ひよこには加減してもらいました。魔ひよこの元ネタはグリフォン。獅子の身体能力と鷲の飛行能力を持つという、生物として破綻しているひとです。もっと言えば、キメラですね。つまり状況に応じて形態を変えることができるということです。分類上、下位都市級ということになっていますが、獣人さんたちを一蹴できるほどのパワーを持っています。凄いぞ、魔ひよこ。だが、戦闘シーンはカットする。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、Yeti様! 育ての親と生みの親が我が子をめぐって綱引きをするというお話がありますよね。大岡越前でしたか。大切なのは、愛なのです。つまり極論を言えば、赤の他人でも愛さえあれば問題ないのです。さらに、愛というものは時間さえ掛ければ良いというものではないという話も聞いたことがあります。出会ったその日に深い愛情が育まれたのであれば、まったく問題はないということ。魔ひよこと勇者さんの共通点は猫耳しかありませんが……いえ、むしろ共通点があるぶん確実に一歩リードしていると言っても過言ではない筈。一例を挙げるのであれば、ダイの大冒険。額に竜の紋章がある少年が、自分と同じ紋章を持つ男性と出会うわけです。「まさか!?」となるでしょう。同じことです。トンちゃんからしてみると、勇者さんと同じ猫耳を持つ魔ひよこというのは「まさか!?」な存在なのですね。しいて(略)世界に、エルフとかドワーフとかケモナーみたいな夢あふれる人々は存在しないので、致し方のないことなのです。誤解もするのさ。 そんなトンちゃんの妹たちは、全員が全員、自宅警備員。いつだったか、アリア家に住みついている他国の技術者集団が情報誌を作ろうとしている、というお話があったと思います。あれがトンちゃんシスターズです。彼女たちは、一方的に他者へとイメージを送信して、そのイメージから想起した情報を盗み見ることができる、五人で一組の恐ろしく相性が良い異能者集団です。彼女たちが自分の能力を利用してお金を稼ごうと思ったら、自然と情報誌はどうかという話になったのですね。 トンちゃんは、妹思いの良いお兄さんです。トンちゃんが騎士になったのは、妹たちの能力と、その能力に付随する価値を理解していたからです。正確には、アリアパパにそう教えられています。トンちゃんと狐娘たちがアリア家に拾われたのは十年くらい前の出来事で、当時のトンちゃんは十代の半ばということになります。それくらいの年頃の少年が、自らの置かれた立場を見つめ直すのは難しいでしょうから。 あと、不死身さんが復活しました。劇的、半裸。不可抗力なので、セーフだと思います。正直な話、帝国騎士団と魔軍元帥のカラーリングが同じなのは、まあイメージの問題でもあるのですが、あえて誤解を恐れずに言うのであれば、不死身さんを剥くためでした。さすがに女性を剥くようなことは魔物たちはしませんから……しないよね?ええ、しないでしょう。ですから、娘さんには大いに期待したいところです。他の騎士たちは別の意味で期待しそうですけど……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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じつはヒロインなのです。 こんばんは、神反煉堕様! 可愛さというのは難しい……とても難しい……。とりあえず感覚で書いていますが、いちおうヒロインなので、たまに気を遣っています。いや、まあ、さすがに二年も三年も書いているとキャラクターが定まってくるので、ほとんど無意識さんに任せてますけど。勇者さんは体力がないので、まわりの人間(たぶん魔物たちも)はけっこう気遣っています。領主の館では、ペース配分を覚えました。(彼女の体力がすぐに底をつくのは、疲労を感情制御で誤魔化していたからという面もある)その点をもう少し突き詰めようかと思っていたのですが、残念ながら時間が足りませんでした。と申しますか、まず土台となるスタミナが低すぎたため、やれることに限りがありすぎて無理でした。よく小さな子供が凄い体力を持っているという話がありますが、それは身体が小さくて体重が軽いのと、精神が肉体を凌駕しているからだと思っています。勇者さんの体力ゲージがぐんぐんと減っていくのは、小さな子供と同じ理屈です。たぴ岡が学生時代に事あるごとに「だりぃ……」とか言っていたのは、体力の消耗を抑えるためだったのですね。理に叶っています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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不死身の男は、家族のために戦う愛の戦士。 こんばんは、アジア様! 勇者さんは、何かと死霊魔哭斬に頼りがちですね。まあ、頼らない理由もないので、ばんばん連発させていますけど、魔ひよこに一度見た技は通用しないのです。書く機会がなかったので書きませんでしたけど、盾魔法というのは非常に便利な魔法で、不可視の滑り台にもなります。透明なジャングルジムのような使い方もできるため、上下左右、自在に大車輪することも。じつは三角地帯で、トンちゃんが鬼のひとたちを力場の家に閉じ込めて一網打尽にする場面を書く予定があったのですが、あの時点ではトンちゃんの正体はまだ内緒だったので、さすがにバレるかなと思ってカットしました。 魔ひよこの本名がヒュペスというのは、もちろん騎士たちは知っていますから、都市級のヒュペスが魔都にいるのは当然で、そのへんの折り合いはどうなっているのか作者にもよくわかりません。心理操作は便利だなぁ……としか。どこかで書いたかな?書いたかもしれませんが、魔物たちの切り札、心理操作は、原理的にアリア家の感情制御と同じものです。感情制御を魔法で再現したものが心理操作なのですね。「心」操作や「精神」操作ではなく「心理」操作としたのは、魔物たちは他人の心を意のままに操ることに抵抗があるからです。「心理」というのは、「心の働き」のこと。心そのものではない、ということが魔物たちにとっては重要な違いなのでしょう。ですから、反射的な感動を持たない人間に心理操作は意味をなしません。トンちゃんは、たぶん魔物たちも、勇者さんの感情制御はほころびつつあると考えているようですが、正しくは生まれ持った異能を取り戻しつつある、というのが真相です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、moto改め乱読家求む良い作品様! 勇者さんは、たぶん子狸と一緒にいたときは自分がしっかりしなくちゃいけないという気持ちがあったのでしょう。つまり裏を返せば、自分はまともだというふうに考えていたのですね。羽のひとは便利なひとですし、しかも子狸で慣れているから、すごくハードルが低いわけです。子狸は子狸で便利なものですから、黙っていればごはんは出てくるし、家事なんていっさいしたことのない勇者さんが気付かないような不備も勝手に埋めてくれていました。何かと問題ばかり起こす子狸という認識があったので、心理的なバランスは取れていました。ところが本当に何でも出来る騎士たちと合流したことで、「あれっ?」と思ったのではないでしょうか。オブラートに包んだ表現ではあったでしょうけど、狐娘たちと一緒くたに扱われたんじゃないかな……。座って待っててくださいね、的な……。狐娘たちは、あれで年齢のわりには優秀な魔法使いなのです。トンちゃんの妹ですから、素質だけで言えばトップクラスの筈なのです。具体的には、コニタとか、怠惰な生活に甘んじているくせにトトくんとマヌさんよりも、よほどうまく魔法を使えます。巫女さんみたいに特化した感じではないですけど、満遍なく能力が高いのですね。ある意味、子狸とは対極に位置する子です。 ちなみに、魔王の腹心ルートでは、子狸は踊っちまった緑の楽園編以降、ずっとパーティーから外れない予定でしたから、そちらでは騎士にも出来ないことが出来る子狸ということで、やっぱり勇者さんは「あれっ?」となります。なお、子狸がいるぶん、勇者さんは現在のルートほど強くなりません。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、omega11様! よみがえるトリコロール。 『逆心の彷徨』より。ちなみに「逆心」というのは「謀反するぞ」という意味です。それがさ迷う。じつは、あそこの廊下は特定のブロックに乗れば全自動で先に進めるようになっています。ごんごんと上の階に昇っていって、入れ替わりで上昇してきたブロックに後押しされる仕組みになっているのですね。他のブロックが視界を塞ぐため、初見では絶対にわかりません。 個人的には、ここで「魔王の仕業に違いない→魔王は目覚めてるんだよ!」という流れに持って行きたかったのですが……そうか、トリコロールか……。まあ……魔都は改装されていて、魔王は眠っているという前提だと、そうなりますよね……書いていて気が付きました。じっさいに永続魔法を掛け直したのは親狸なのですが……トリコロールなら仕方ない……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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シュークリーム! こんばんは、月狩様! むしろおれ。カタカナにしてみました。ある意味、ムシロオレさんのピークは登場時だったわけで……。新メカよろしく……。ただ、このままなかったことにはならないので、このへんで復習してみました。 あの剣には、騎士剣(ジェステ・メロ)と妖魔剣(ムシロオレ)、二通りの未来があります。われわれの世界で聖剣と言えばエクスカリバーが有名ですが、あれはアーサー王が抜いたから聖剣たりえたわけで、もしかしたら順序が逆なのかもしれませんが、じっさいに聖剣あるいは魔剣が実在したなら、分岐点がある筈なのですね。分岐する以前の状態にあるのが、現在のむしろおれさん。このへんは、アリア家にオーパーツがある(鬼のひとたちが持参した剣)ので、たぶん伝承はひねくれていくと思いますが……必ずや国宝級に登りつめてくれると、たぴ岡は信じています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! 一時期、トンちゃんは商人に身をやつしていましたが、当時の子狸への態度は何から何までが嘘というわけではなかったりします。子狸はあれでも主人公ですから、その主人公にひどいことをしたという印象をなくしておきたかった、というのが作者の本音です。主人公がポンポコすぎて、あまり意味がない気もしましたけど……先のことを考えると色々と。 そういえば、コニタのお姉さんたちが全員そろって発言したのは、はじめてですね。あまり登場人物は増やしたくなかったので、シスターズの人数と名前はぼかしておきたかったのですが、出てきてしまったなら仕方ない。三女のレチアと四女のルルイトは、いちおう旅の途中でコニタの分身として登場はしている、という設定になっています。長女(イベルカ)と次女(サルメア)は、諸事情あって別行動していました。まあ、アリアパパの命令で伝達を請け負っていたのですね。そういう設定にしておかないと面倒なことになりそうだったため、そうしました。バウマフ家の人間に隙を見せたら負けなのです。 勇者さんは……コニタに家に帰れとか言ってましたけど、けっきょくなかったことになりましたね。便利な子たちなので、そもそも帰らせようとするほうがおかしかったのです。じっさい彼女たちがいなければ、港町で詰んでました。 セパレードがフレイミングして養子縁組。勇者さんがトンちゃんの養子になったら、狐娘たちは義理の叔母ということになりますね。家族ということで、狐娘たちの依存がますますひどくなりそうですが……。トンちゃん的にはOKみたいです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、神反煉堕様! 古今東西、主人公は途中で行方不明になると相場が決まっているのです。というわけで、巣穴に潜った子狸。水面下では、元気に活動しているようです。 訳あって河が分岐しました。いつもみたいに山腹のひとと王都のひとが交互に実況すれば済む話ではあったのですが……理想を言えば、王都ルートと山腹ルートを別窓で開いてもらって、二つの画面を同時に読んでもらいたかったのです。けど、人間のスペックを超えた所業を読者さまに求めるのは、どうかと思いまして。……色々と知恵をひねりました。左右で分割するとか、子狸ルートは下から上にスクロールするとか。でもパソコンとケータイだと、そもそも一行あたりの文字数が違いますから、必然的に改行の箇所は環境によって異なるでしょうから……諦めました。子狸ルートまで網羅すると、くどくなりそうですし……あとで子狸に自白させます。記憶力が心配なので、だいぶ端折りますけど。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、タカ茅@春眠中様!春眠暁を覚えず、ですね。言ってみたかっただけです。ごめんなさい。 実働騎士というのは、それはもう壮絶な訓練を積んでいるのです。壮絶なあまり、学校で本人の許可もなく騎士になる訓練を施しているほどです。悪いのは、ぜんぶ三勇士です。チェンジリング☆ハイパーとか作るから……。いちばん簡単なのは、もうスペルを完全に固定してしまうことなんですけどね。騎士Aは「パル」、騎士Bは「タク」、騎士Cは「ロッド」とか。ただ、それだと対応するのが簡単になってしまうので、最低でも暗号化する必要があって、ただしそれも解読されたら終わりですから、最終的にはもう対処不可能なやり方にするしかないのかなと。実働騎士さんたちには血反吐を吐くほどの猛特訓をしてもらうことにしました。実働騎士さんだけだと寂しいので、ついでに特装騎士さんたちにも血反吐を吐くほどの猛特訓をしてもらっています。よく考えてみたら、治癒魔法がありますから、かなり無茶が出来るんですよね。作中では、さらっと書いて誤魔化してますけど、治癒魔法は死者の蘇生も可能です。と申しますか、負傷と死亡を分けて考えるとややこしすぎて処理する自信がありませんでした。 つまり何が言いたいのかというと、騎士というのは、がんばり屋なのです。作中では、さも子狸が努力家のように書かれていますが、それにしたって騎士たちのカリキュラムほど無茶なスケジュールではありません。いま思いついたのですが、トレーニングメニューを箇条書きにすると殺伐としてしまうので、可愛らしくデコレーションして丸文字で書いてあげるというのはどうでしょうか。大切なのは癒しの精神だと思うのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、肉じゃが様! しいて(略)世界では、残念力が高いひとほどぜんぶ持っていく傾向にありますから、王国最強の騎士であるトンちゃんに勇者さんが太刀打ちできないのは仕方のないことなのかもしれませんね……。 狐娘たちは、ふだん食っちゃ寝してますけど、心より兄を尊敬しているので自分たちは良い妹とか思ってそうですね。その一点で、トンちゃんも全て許してそう。じっさいどうなのでしょうね?たぴ岡には妹がいないので正直よくわからないのですが、ふだん家でごろごろしている妹たちがいたとして、帰宅したら一斉に寄ってくると……そんな感じなのでしょうか。あっ、なんだかきゅんとしました。許せるかもしれません。たぴ岡は許せるかもしれない。まあ、いわゆる妹萌えに否定的な意見もよく耳にしますから、そちらを多めに参考にしています。ふつうの兄妹をたぴ岡が書こうとしたら、たぶん互いにあまり興味がないけど縁は切れないからバレない範囲で助け合う間柄になると思います。魔物たちが、もしも人間に生まれていたらそうなったでしょう。トンちゃん含む狐一族は、特殊な例です。運命共同体という意識が非常に強く、能力的にも精神的にも長男のトンちゃんが前に出て妹たちを守るという役割になっています。やはり、いびつなのでしょうね。 その点……ええ、まったく、グランドさんは立派ですね!子狸は歴代バウマフ家ではまともな方とか言われてますけど、グランドさんと比べたら疑わしいものです。何よりグランドさんにはお屋形さまを育てた実績がありますから、きっと良識ある狸さんに違いない。たぴ岡は、そう信じています。 おっと、過保護ランキングですか。 TOP3は、ええ、当たっていると思います。正解!でっででー。もうちょっと突っ込んで考えると、魔物たちには暗黙の了解みたいなのがあって、子狸への接し方が違うのだと思います。さほど意識して書いているわけではありませんが。 王都のひとは、管理人の近衛ですから、子狸を害する可能性があるものに敏感で、たとえば勇者さんに対して否定的な立場をとることが多いですね。他の魔物たちにとっては、わかりやすい目安になるひとです。孤立しがちなイメージがありますけど、反対立場をとることで互いの死角を補っているというのが正しいです。 羽のひとは、わりと常識的な観点から、叱るべき場面ではきちんと叱る、それが子狸の為になるという立場のひと。あと、子狸を甘やかしていると思われるのが嫌なのでしょう。こっそりとフォローしたりしますけど、度を越すと一気に子狸寄りになるみたいです。 牛のひとは、甘さ全開のように見えますけど、じつは作者は、彼女がお屋形さまに寄り添うイメージがぜんぜん湧かないです。管理人に対して甘いのではなく、子バウマフに対して甘い、というのが正確なところなのでしょう。人型の魔物には、多かれ少なかれそうした面があります。おそらく人間の姿をとる魔物は、バウマフ家の人間が人類に対して悪印象を抱かないよう調整する役目を持っているのだと思います。とくに相談して決めたわけではなく、自然とそうなっていったという感じですね。 ですから、子狸に対して過保護に見える魔物ということであれば、第四位、第五位には海のひとと歩くひとがランクインするでしょう。歩くひとの場合は、少数派につく傾向があるので、その時々で浮き沈みはあるかもしれません。代わりにランクインするとすれば、空のひとでしょうか。魔ひよこです。このひとは、とにかく温和なひとで、波風を立てるのを嫌います。設定上、レベル4の魔物は仲間意識が強くて、その反面、あまり人間に興味がありません。ただし、関心の向きと優しさは別物ですから、興味がなくても優しく接することはできます。そして、いったん身内と見なしたものに対しては強い興味を注ぐ傾向があるようです。 あとは、だいたい横一線でしょうけど、唯一、大きいひとは最下位に甘んじるかもしれません。と言うのも、このおれガイガーは、王都のひとと仲が悪いです。王都のひとは、もともと「方舟のひと」と呼ばれていて、ガイガーのご近所さんでした。二人は似たもの同士です。王都のひとは分身を作らないという話がありましたね。理由は色々とありますが、その一つに最適解を譲ることができないという性格的なものがあります。確実に喧嘩になると自覚しているのでしょう。王都のひとと大きいひとは似たもの同士。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! トンちゃんが駆ける。トンちゃんが跳ねる。このブロックトラップは、二番街で見えるひとが地下室に仕込んで骨のひとに撤去されたものの流れを汲んでいます。これまで魔物たちはトンちゃんを超人と呼ぶのを避けていたのですが、あまりの無双ぶりにとうとう我慢できなくなったようです。やっていることは、おひげがダンディーな配管工さんでしたが、感覚的には弾幕シューティングの初見クリアに近いです。一行で済ませましたけど、力場を蹴ってブロックを回避したり、壁走りに近いことをやったり、空中で回転しながら周囲の状況を把握したりと、魔物たちも唖然とするアクロバットを平気で連発してくれました。往路で、ブロックの配置と法則性をほとんど記憶してしまったため、帰路はやることがなくてお土産を採取する徹底ぶり。迷宮で牛のひとから「他の人間は足手まとい」というようなことを言われて、言外に否定していましたけど、じっさいにトンちゃんが全力を発揮できるのは単独行動しているときだけです。牛のひとは、一つも間違ったことを言ってません。ただ、トンちゃんは特装騎士時代に他の騎士たちを見下していて、大将にこっぴどく叱られた過去がある(ぶつかり稽古を通して諭された。ちなみにトンちゃんの圧勝)ので、いまの自分はあのときとは違うという意識が強いのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、さんご様! 子狸(主人公)は、人里に降りると流れるように騎士たちに捕獲されますから、本当に世界中に巣穴を持っているのです。そこらへんはバウマフ家のお家芸みたいなものですから、魔物たちは子狸が拘留されたり自宅で就寝したり、とにかく活動不能に陥ることを「巣穴に潜る」と表現します。転じて、「牢屋=巣穴」という等式が成立してしまったのでしょう。悲しいことだと思います。 まあ……魔物たちの真心ですね。バウマフ家の人間は、自分が正しいと思ったことを曲げないですから、よく逮捕されます。魔物たちは人類社会に属しているわけではないですから、彼らは子狸の判断を支持します。逮捕されたのではなく、別荘に泊まったのだと解釈しているのですね。 『“”の騎士』より。訳あって本流と支流が分岐してしまったので、サブタイトルは表裏一体になっているという設定になっています。いえ、子狸ルートのサブタイトルを書くことはないのですが、なんとなく。「“”」とぼかしたのは、そのためです。支流では「“”」の中に「黒炎」が入りますが、子狸ルートでは「茉莉」が入ります。茉莉というのはお花のジャスミンのこと。つまり王国のひとのこと。王国騎士であるバウマフの騎士を指している言葉でもあります。 さて、トンちゃんの二つ名が明らかになりました。「黒炎」と言うそうです。トンちゃんが、よく火属性を使っていたのは、それが得意属性だからなのですね。燻製……いえ、何でもありません。勇者さんは不思議に思っていたようですが、ここでトンちゃんが黒火を開封したのは、妹たちの反応を窺うためです。魔物たちの破壊活動についての話になるので、あまりトンちゃんの過去には触れたくなかったのですが……どうも避けては通れないようです。魔物たちには魔物たちなりの事情があるのですが、彼らは決して生きものを殺さないのでご安心ください。魔物たちは、魔法使いが多ければ多いほど活発になるため、不殺の信念を貫いています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、月狩様! うっかり魔都突入編では、勇者さんの述懐を合間に挟んでいます。術者の意識を読む、というのが魔法の原則に伴い発生する基本的な性質の一つなのですね。それでも、これまでずっと魔法を用いて魔物と戦ってきた騎士たちの退魔性を、勇者さんが下回ることはありませんが……幾つかの要素が混ざり合って、このような結果になっています。 子狸(主人公)は相変わらず活発に動いているようです。子狸サイドストーリーは、あとで本人が自白してくれると思います。そして、ついに放たれた前足四の地固め。末端破壊の極技、フェアリーサブミッションです。妖精さんと関節技の組み合わせは、しっくり来るなぁ……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、アジア様! トンちゃんパパはですね……アリア家で勇者さんがずっと出来損ないだの何だのと言われていたのを、ずっと耐えていたわけです。ですから、感情制御に対する不信感があって、そんなものは無いほうが良いという気持ちがあるのですね。事実、制御が不完全な勇者さんに一族そろって傾倒しています。ところが、感情を完全に制御できる勇者さんのお姉さん(アテレシアと言うそうです)が有能なのは明らかで、何も言えませんでした。トンちゃんの理不尽に対する激情は、そうして育まれていったのです。 つまり何が言いたいのかというと、降下訓練は騎士たちに人気があります。落下事故は治癒魔法の適用外なので、慎重にやらざるを得なくて、騎士たちは苦戦するふりをしますが(切実に怠けたい)、ボーナスステージなのです。休暇ともなると、彼らは酒場で降下訓練の素晴らしさをアツく語るのですね。自由落下は騎士たちの心を解き放ってくれる……なにものからも自由にしてくれるオアシスなのです。人間に翼はありませんが、大空は騎士たちの第二の故郷と言えるのかもしれません。トンちゃんは、きっとそのことを勇者さんに伝えたかったのではないでしょうか。まあ、忘れていたのでしょう。勇者さんに魔法使いの感覚が理解できないのと一緒で、魔法使いに剣士の気持ちは理解できません。ましてトンちゃんは、降下訓練とかやる意味があるのかとナチュラルに考えるような人なので、肉体面はともかく、精神面のケアが甘いです。それがトンちゃんの中隊長としての大きな欠点。本人も自覚していて、改善に励んでいるのですが……こればかりは地道に経験を積んでいくしかありません。でも、妹たちのケアはきっちりと忘れない。黒炎の騎士は有名人で、巫女さんなんかは王都には寄りつきません。それは、トンちゃんとの対決を避けているから。絶対に勝てないとわかっているからです。君子、危うきには近寄らず。側近のお姉さんたちが言っていた「騎士団にいる変なの」というのはトンちゃんのことです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、神反煉堕様! 王国では、街中で攻性魔法を撃ってはいけないという法律があるようです。とはいえ、魚屋さんで冷凍魔法を使うなというわけにはいきませんから、たぶん免許のようなものがあるのでしょう。もしくは投射魔法が法令に引っかかるのか?未成年は保護者の監督が必要?あまり具体的に考えたことはありませんが……いずれにせよ無制限というわけにはいかない筈です。無制限になるとしたら、武力の行使が必要と判断される状況下での騎士。あとは、正当防衛と認められる場合かな。 子狸は主人公ですから。主人公というのは、つまりヒーローなので、悪を成敗するために正義のこぶしを振るいます。そして逮捕されます。騎士に「誰に許可とって魔法を撃ってるの?」とかネチネチと言われるのですね。必要なことだったと説明しても、だめです。たとえ言いぶんが認められたとしても、調査もなしに放り出すわけにはいきません。また、助けを求める声があるなら脱獄せねばなりません。この時点で、いかなる理由があろうとも前科がつきます。正義の味方は、その信念ゆえに決して法律とは共に歩めないのです……。 勇気は相手を選ばない、という有名な言葉もあります。時と場合も選ばなかった結果、世界中に巣穴が出来ました。真のヒーローは刑務所とは無縁ではいられないということなのだと思います。まあ……特別な措置を制定してあげれば済む話なのですが、たぴ岡は一人のヒーローががんばるよりも、みんなが少しずつがんばるほうが夢があると思います。夢と希望のファンタジーを目指す作者としましては、主人公を留置場に送るより他に選択肢がありませんでした。ご理解頂ければ幸いです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、タカ茅@春眠中様! 思えば、第一話からポンポコホームを魔物たちは「巣」と呼んでいるのですが、たぶんお屋形さまの代からはじまった習慣なのでしょう。元祖狸が上京した頃、当然ながら某パン屋は存在しなかったわけで、当時の若き狸さんは下宿でもしていたのでしょうか。学校に寮でもあればいいのですが、この世界には受験がありませんし(普通学校と高等学校しかない。あとは騎士学校)、寮を建ててもあまり意味がないので、まず無いでしょう。ああ、某パン屋が出来たときに「巣穴」と称したのがはじまりなのかもしれませんね。子狸と違って、親狸は管理人業務を要領よくこなしていたんだろうなぁ……。 というわけで、全世界で捕獲されていた子狸。巫女さんの相棒をつとめるだけのことはあります。牢屋には少しうるさい主人公。ファンタジーと言えば盗賊と言ってもいいくらいの出演率を誇る武装強盗団ですが、子狸は真っ先にヒャッハーして撃退される下っ端役がよく似合うと思っています。野外で強盗とか、キャラがかぶるとか因縁をつけてくる小鬼がいるので無理ですが。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、moto改め乱読家求む良い作品様!良い作品ですか……もちろんそうありたいと願っていますが。現在のうっかり魔都突入編を含め、残す章は二つ。きれいにまとまるといいな。 はい、子狸の巣穴は世界中にあります。作中で明記しているぶんだけでも、三回は捕獲されていますから。社会というものは分業で成り立っています。ですから、信念を貫き通そうとしても個人の問題では終わらないのですね。それでも退かないのであれば。刑法という名の壁を乗り越えようとしたとき、ひとはカツ丼と向き合わねばなりません。 あ、でも子狸は犯罪者ではありません。たぴ岡は、小さなお子さまも安心して読めるお話にしたいので、たとえ主人公に前科がついていたとしても、それは見方の問題なのです。バウマフ家は、いちおう連合国と王国に籍を置いていますが、魔物たちの許可なしに裁くことはできません。本籍は魔界にあると言っても良いでしょう。たとえば現代日本国に所属するわれわれが、うっかり江戸時代に落っこちて、そこで死ぬるばかりぞ誠なりけるとか言われても、ちょっと待ってくれとなるわけです。そういう……なんと申しますか、異文化交流?を、たぴ岡は大切にしたいと思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、左京様! フェイスレス司令だ!なんだかとっても司令っぽい! ああ、でもアリアパパは、状況しだいではそういうキャラにもなれます。たぶんアリア家を丸ごとコピーして向かい合わせたら、徹底的に長女を持ち上げて見せてから、自分のことを棚に上げて「下らん」とか言って自分のアナザーに斬りかかるでしょう。アリア家の人間というのは、本来そういうキャラクターなのです。悪を以って悪を制すというか。 あ、トンちゃんは無実です。トンちゃんは悪くありません。あまり深く考えていませんが、軍に志願した人間は専門学校に放り込まれます。騎士養成学校とか、なんかそんな感じです。と申しますのも、一人前の騎士になるために学ぶことが多すぎて、普通学校の卒業生をダイレクトに戦場に送っても役に立たないのですね。余ってる人間はとりあえず騎士団に放り込んどけ的な政策を三カ国はとっていますが、できる限りコストは抑えたいでしょうから。騎士候補生ということであれば、専用の制式装備を作らなくても良いですし、訓練過程でふるいに掛けることができます。とにかくお金を無駄にしたくないので、騎士学校を卒業して制式装備を支給された段階で、洗脳は完了していると見たほうが自然です。また、騎士団は戦力の均等化を重視しているため、人材は集まるものではなく、型にはめて量産するものという意識が強く、去るものは追いません。戦歌は初速がやばくて野に放ちたくないので、魔法の便利な使い方を教えてあげて合唱連結を自壊させる程度でしょう。そのほうが本人の為にもなりますし、恩も売れて一石二鳥ですから効率が良いです。個人技能であるノーマルチェンジはともかく、ハイパーチェンジは壊すの簡単ですから。そう手間は掛かりません。 王国騎士団は、次世代を担うニューパワーお待ちしております。経歴は問いません。優れた人材は優れた環境から。衣食住完備。王国の平和を守るのは君だ!Let’sJoin! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、地空乃様! あ、そうですね。描写不足でした。申し訳ない。 あの場面で、勇者さんを降下をサポートしたのは羽のひとです。地空乃様の仰るとおり、退魔性に阻害される可能性が高いからです。妖精族の念動力は個体に関わりなく限界が定められている(魔ひよこと同じことができる設定だとパワーバランスが崩壊する)ため、黒雲号は特装騎士さんのお世話になっていたと思われます。 とくに不可避の落とし穴トラップは、改装前の魔都にも同じものがあったということで、前もって対策は練ってあったのだと思います。勇者さんの担当は羽のひとと決まっていました。ただ、トンちゃんが決断を下さないうちに、勝手に念動力を使うと勇者さんが敵地で孤立してしまうので、独断専行は控えるようお願いされていたのでしょう。 さて、ついに子狸の巣穴を掘り当てた突入部隊……。トンちゃんには何か腹案があるらしい。ちなみに王国騎士団の予定が狂ったのは子狸の所為です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! どう見ても子狸アトラクションです。本当にありがとうございましたw 『砂漠の蛇の王』より。ここ、サブタイトルがネタバレなので、どうしようかと悩んだのですが……勇者さんが珍しく活躍するシーンなので、推し進めました。 ああ、目が合うという定義があいまいだったかもしれません。申し訳ない。互いの視界に互いの眼球が入ったらアウトとお考えください。正確には焦点が一致したらアウトなのですが、基本的に魔物の身体能力は人間よりも上なので、人間が「やばい!」と認識した瞬間にはアウトと判定しています。例外はトンちゃんくらいかな。なお、神話みたいに鏡を使って見てもアウトです。人間に目から微弱なエネルギーを放射するスペシャルはありません。じつはあったとしても、この世界の人間には備わっていないということでひとつ。目が合うというのは、ある一定の狭角で交差ないし並行する可視光線を網膜に映すことと定義しています。鏡を介していようと何だろうと、見えている以上はアウト。魔ひよこと蛇さんに共通する、有視界に発動する魔力の感染条件がそれです。 さて、ガイ先生は相手の足さばきから全体像を把握して戦うという無茶ぶりをやってのけるようですが……さしものトンちゃんも忍者ではないので厳しいのではないか……厳しかろうと判断しました。設定上、騎士団は蛇さんに対して、ありとあらゆる対処法を駄目もとで試しています。そして、全て失敗に終わりました。まず、視覚を封じた人間の魔法は、ほとんど機能しません。目隠しは問題外。廻り込んで攻むるか。相手は蛇です。ぐいんぐいん胴をひねります。無理。あと硬い。たぶんトカゲさんよりも硬い。おまけに詠唱破棄してくる。目を合わしちゃだめとか意味のわからないルールをしいておいて、さらに遮光魔法で視線を捻じ曲げてくる。これはひどい。ついでに迷彩も可能。カメレオンみたいに。 身も蓋もないことを言ってしまえばですね……レベル4の魔物というのは、人間が勝てる設定になっていないのです。とりあえず勇者に負ければいいんだろ?的な…….。ですから、勇者さんを振り回すというのはナイスアイディアですね。問題があるとすれば、無音投射と無尽力場の攻略でしょうか。四号機in見えるんるんもやっていましたが、無尽力場というのは重力を無視して上下左右に動く技だと思ってください。そうですね……もっと簡単に言うと、対戦格闘ゲームで、相手がツインビーみたいな感じです。たまにベルを撃ちはじめるので、そのままどこかに飛んで行くことがあります。ツインビームが元でリアルファイトに発展することも。対戦格闘だと言ってるのに、落ちゲーに突入するのがバウマフ家で、連鎖しているのが青いのです。テトリス棒が来ると、ちょっとテンションが上がる。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、omega11様! そんなバナナ。ふふふ……長かった魔物たちの旅もようやく終わりが見えてきました。物語が終盤に近づくにつれて、作者は制約から解き放たれていくので、楽しいです。もっとも、書くためのパソコンがいま手元にないんですけどね。 サウンドノベルとかで、用途不明の実験施設とか出てくると怖いですよね。そうした凄惨な光景を連想させる恐怖を、地下監獄では表現したかったのです。そういうことにしておきましょう。 宴会については、またあとで。あまり細かくは書きませんが、雰囲気は出せるよう工夫したいと思っています。作中ではさらっと書いて誤魔化していますけど、鬼のひとたちには本性みたいなのがあって、現在の姿は第三形態ということになります。(魔物たちは、厳密には魔法の第二形態、カテゴリのステージ2にあたる)まあ……つまりお蔵入りしたので、なかったことになっていますが。設定上、王国小鬼(ジャスミン)はわりと初期に誕生した魔物で、上から数えて八番目ということになっています。このひとの場合、本性と言うよりは、リアルバージョンとデフォルメバージョンがあるという感じで、本来は長身のがっちりとした身体つきをした偉丈夫です。まあ、昔は可愛らしい性格をしていて、ママンのお手伝いをして、手先の器用さを褒められたりしたわけです。鬼のひとたちのモデルになったのは、言わずとしれた例のあのひとですが、どちらかと言えばホブのほうに近いです。まあ、ホブゴブリンですね。ホブゴブリンというのは、ゴブリンの強化版ではなく、より人に近いゴブリンのことらしいです。善良な妖精、という捉え方もあるようですが、たぴ岡はその説をとっていません。ゴブリン自体が、すごくふわふわしたあいまいな存在ですから、創作の中で差別化が図られた、特徴づけるために名前を付けられたのではなかろうかと思っています。ニュアンス的には、旅ゴブリンとか、はぐれゴブリンという感覚に近いです。たぶんゴブリンというのは、どこにでもいる怪異という認識があったのでしょう。ゴブリンがいる、昨日も会ったゴブリンなりよキテレツ、とするよりも、旅ゴブリンが小屋に住みついた、こやつめ、としたほうが愛着がわく気がします。野良猫みたいで。 たぴ岡は、むかしは愛らしかった小鬼さんに幸せになってほしいなぁ……と思っています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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トカゲさんは、犠牲になったのだ……。 こんばんは、月狩様! バウマフさんちのひとは、魔都に遊びに来るとすぐに調子に乗って魔王ぶるので、スウィートで寝泊まりすることが多いです。自分で放り込んでおいて何ですが、離れて寝るのも寂しいので、地下監獄は平時、魔物たちの寝室でもあります。まあ、妙な話ではあります。魔都は魔王軍の本拠地なので、人間用の牢屋は必要ないのですね。捕虜を地下に閉じ込めるなんてもったいないことはしません。十字架に両手足を拘束して、見えるひとあたりが分身して何やらむにゃむにゃと唱えながら周囲をぐるぐると練り歩きます。それが魔王軍における、正しい捕虜の処遇。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、神反煉堕様! 一部の魔物はですね、まず牢屋で閉じ込めるのが物理的に不可能なひともいるのです。でも魔物たちは諦めませんでした。あの部屋は、あらゆる魔物を閉じ込める究極の収納スペースです。あそこから脱獄してしまった魔物は、他のひとたちから延々と「ばかには見えないはずなのに…….いったいどうやって脱出を!?」とか言われます。反論しても無駄です。見えない壁ですから、幾らでも後付けできます。ですから、ある意味、本当に見えない壁があるのですね。はだかの王様と同じです。あのお話は、大多数の人々は見えているふりをしていました。王様含め、それは愚かなことだという話の流れでしたが、べつの見方もあります。その場合、王様に服を売った商人は、なにも嘘を言っていません。王様がまとっていたのは、権威です。わりと有名な話ですね。王様がはだかで歩いていて、民衆が仕方ねえなあ、と大げさなリアクションをとるのが、バウマフ家と魔物たちの物語。われわれの暮らす国はどうでしょうか?たぶん王様は逮捕されます。悲しいことだと思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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牢屋。牢屋は個性のアーモンド。 こんばんは、がお~様! さて、個性豊かな牢屋たち。現在、魔都では魔物たちの襲撃が散発的で、勇者一行が突入してきたということ、勇者さんの退魔性が劣化しているという情報が共有されていません。魔物たちは、それどころではないからです。 トカゲさんはリリィ(歩くひと)を探していて、蛇さんは彼らを指揮していたようです。内側からねじ切られたような牢屋というのが問題で、どうやら歩くひとが脱走したもよう。ただ、人間の腕ほど太さがある鉄格子をねじ切るのは、あきらかに歩くひとの能力を逸脱しています。同行者がいるのですね。その同行者というのが問題で、魔都は混乱している状況です。まあ、何故このタイミングでそんなことが起こったのかを説明しようとすると、子狸が悪いという結論に至るので、あまり詳しくは書かないようにするつもりです。色んな牢屋を書いたのは、そのへんを誤魔化すためです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! やはり大隊長は偉大であった……。 『究極の解答』より。この物語では、戦士のピークを二十代半ばから三十代前半としています。ですから、大隊長が持つ力とは、個人では決して辿りつけない領域にあります。若年の大隊長がいないというのは、経験と実績を上回るものはないという考えからです。戦闘能力や指揮能力は、他で補えるのですね。高い能力を持つ騎士は、中隊長に抜擢される。そこから先は、求められるものがまったく違ってきます。大隊長の定員は一国につき十名と決まっていて、影響力が大きすぎるため、あの連合国ですら横紙破りの大隊長はいません。大隊長というのは、そういう存在なのです。中隊長とは格が違う……文句なしの出禁ソルジャー。 というわけで、ついに大将が参戦してきました。魔物たちはバイタルチェックを欠かしません。敬老精神あふれるファンタジー。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、左京様! 鼠っ子。ど、どうでしょうか?正直、大将の奥さんについては、存在はするというだけで、まったく考えていません。ジョンコネリ家訪問のルートが、まったく見えなかったからです。 ただ、グランドさんと大将は、だいたい同じ年代の生まれで、グランドさんは大将の部下でも何でもありませんから、一方的にどうこうというのはないと思います。 あと、グランドさんと大将は互いに面識がありません。何度か戦場で遭遇していると考えたほうが自然ですけど、そのたびに魔物たちが心理操作して印象を薄めています。ですから、記憶には残りません。大将が大隊長に昇格した頃には、管理人の座をレジェンドに譲って一線を退いている、という事情もあります。むしろ面識があるとすれば元祖狸のほうで、巫女さんの論文関係で接触しているかもしれません。日常パートなので、心理操作する必要もないでしょうし。大将は公共施設に立ち入り禁止なので、巫女さんの論文を読もうと思ったら、部下に読ませて口頭で説明してもらうか、発光魔法で写本するしかありません。けど、巫女さんの論文は持ち出し禁止になっている可能性が高いです。わざわざ人手を割いて写本を作るとは思えませんし、そのわりには有名人ですから、読みたがる人は多そう。なので、大将に命令された騎士が、次に探すのは巫女さんの論文をすでに読んで、内容を理解している人間なのですね。某パン屋の店主は、高校時代は優秀な学生として名を馳せたらしいですから、教授に面白い論文が手に入ったとか言われて、のこのこと母校に顔を出したりしていそうです。そして、こきゅーとすをメモ帳がわりにしてそう。そういうことを平気でするので、あのパン屋さんは一度目にしたものは忘れない便利屋扱いされていてもおかしくないのですね。そこで子狸を通じて親狸とも面識がある現ポンポコ騎士団の団員が、博覧強記の大きなポンポコを大将のところに連れて行って、「お前がやったんだろ!吐け!」みたいな。あるある。 そんな大将の登場で、勇者さんはぜんぶ持っていかれてしまいました。たぴ岡は努力するひとが好きですけど、努力というものは、必ずしも報われるとは限らないから美しいのだという思いもあります。港町にて、足掻いてもだめなら、そのときは諦めるしかないと言質はとってあるので、勇者さんは納得してくれると思っています。覆水は盆に返らないのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、夢の中様! 将軍ジョンコネリが蛇さんをしばき倒した頃、子狸は隠し扉を開けて、謎の小部屋に突入していました。そこには、パンをこねたような痕跡が……。トンちゃんが単身挑んだブロックトラップは、ある仕掛けと連動しています。勇者一行が四つの試練に立ち向かう一方、ポンポコ騎士団は世界の謎を解き明かす役割を与えられていました。ここで言う「世界の謎」というのは、本来であれば魔物たちが勇者さんに教える筈だったものです。表向きの裏設定にあたるものなので、あとで、ぱぱっと書く予定です。最終話はネタバレのオンパレード、それに伴い少し過激な内容になるでしょうけど、たぴ岡にとっては後日談という位置付けになります。 むしろ聖水について語ろうず。魔物たちが事あるごとに口にしていたアクアウイタエの正体が、ついにあきらかになりました。原料、青いの。これぞ、まさしくポーラ(青)レイ(力)。魔物たちが宴会していると、いつも青いひとたちは誰かしら席を外していて、裏でぎゅうぎゅう詰めになっています。不審に思った妖精さんがこっそりとあとをつけたところ、露見したのですね。なんとなく青そうですけど、そんなことはありません。大変、透明度が高く、のどごし爽やか。麦の上でごろごろしてから絞ると、ビールに似た何かが抽出されます。こちらが近年のトレンド。 ああ、魔物たちは原理がわかっていないので詠唱破棄と書きましたが、チェンジリング・ファイナルは多人数から召喚声明を引きずり出す技術です。結果的に似たような効果になるというだけで、じつは詠唱破棄とはまったく異なります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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伊達に拒否されていませんでした。 こんばんは、コブラツイスト様! いや、設定上、挽歌(チェンジリング・ファイナルのこと。のちに大騎士起点の大規模変則詠唱の総称に用いられる)を安定して発動するためには、最低でも百人は必要です。ふだんは、無害なおじいちゃんだよっ。 大活躍ですね、おじいちゃん。ただ、まあ、肉体的にはとうにピークを過ぎた大隊長が矢面に立たなくてはならない、特装騎士に任せるべきところを、技術的な問題から任せられない、というのが挽歌の大きな欠点なのです。チェンジリングというのは、じつにいやらしい構造になっていて、スキルツリーの分岐は数あれど、様々な観点から、もっともバランスが良いのは、ハイパーチェンジなのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、紫河様! 原理かぁ……。 最終話にて、多少の補足を加えて雰囲気で押しきる予定になっていますが、そうですね……簡単に言うと、チェンジリング・ファイナルというのは、ノーマルチェンジとハイパーチェンジの融合です。 ノーマルチェンジには、肉声以外はだめというルールがあって、その唯一の例外が楽曲でした。これは魔物たちの存在が、魔法に影響を及ぼした結果です。早い話が、事あるごとに歌って踊っていた所為です。 そして、ハイパーチェンジはハイパーチェンジで、適用人数に限界があるというルールがあります。そのルールを突破できるのは中隊長クラスの人間、理想を言えば大隊長なのですが、その場合、少なすぎるとだめ(魔法が納得しない)、多すぎてもだめ(脳容量の問題。認識できる、できないが関わる)と気難しくなります。 ただし、都市級の詠唱破棄に追いつくためには、詠唱を固定しないこととスピードの両方を実現しないと無理だとわかっていました。ですから、王国騎士団は起点となる術者を大隊長と定めた上で、最低でも百人、実戦で使うなら千人規模の集団で、一斉に変則詠唱するという方法をとったのです。百人、千人の人間が、一斉にわあわあ言っていたら、まず認識することはできません。ですが、それが楽曲であれば、きちんと耳に入るという理屈になっています。 ファイナルは、一つの目的を達成するために他を切り捨てた技術です。安定して発動するためには、大騎士が起点になることが望ましく、また詠唱を担当する騎士は正確な演奏と、詠唱置換の修練を要します。核になっているのは、千人のうち百人くらいで、彼らは吟遊詩人に身をやつして修行の旅に出ていました。とくべつな詠唱置換を習得した影響で、魔法使いとしては劣化しています。大将は、力業で一対一の決闘に持って行きましたが、奏者を減らされたら使用基準を保てません。欠点だらけです。むしろ、ほとんど欠点で構成されているのが、そう、終末のチェンジリング。悲しいけど、これ一発芸なのよね……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、omega11様! やっぱりね、敬老精神は大事だと思うのです。敬老精神あふれるファンタジーを書きたい。というわけで、しいて(略)の魔法は年功序列。年齢別に平均をとれば、ご年配の方ほど退魔性は低い……つまり優秀な魔法使いということになります。もちろん魔物(開放レベル9)と関わることが多い騎士たちほどではありませんが。道行くおじいちゃんが「さいきんの若ぇのはなってねぇな」とツイートするファンタジー。あれ、なんか違うな、これ……。 さて、ついに王国の秘密兵器が放たれました。トンちゃんはファイナルとか言ってましたけど、ぜんぜんファイナルじゃありません。いま思いついたのですが、格好よく言えば第三世代チェンジリングということになります。あれ、あんまり格好よくないな。 大騎士ジョン・ネウシス・ジョンコネリと蛇の王ズィ・リジルの戦いは熾烈を極め――!まあ、戦闘シーンはカットします。あ、ちなみに「ズィ・リジル」というのは蛇さんの本名です。騎士たちは「ディ・リジル」と呼んでますけど、あれは「メノッディ・リジル」の略なのですね。ぱっと見、大蛇ですから。「エルメノゥ」と呼ばれるのは、何かしら超越的な要素を持つか、とくべつな地位を持っているかのどちらかです。骨のひとなんかは「メノゥブル」ではなく「メノッドブル」と呼ばれていて、これは「まんま骨」だからなのですが、巨大化したバージョンは「エルメノゥブル」として、じゃあ原種はどうするんだという問題があります。正直、考えてません。なんとなくですけど、原種のほうが「エルメノゥブル」で、巨大化したら「ブル」とは呼ばれないのかなぁ……。ちなみに「ブル」の元ネタは、まんま「ブル(雄牛)」。ドナドナという曲がありましてですね……まあ、それは置いておくとして、なんとなく骨っぽい響きがあるという作者の感覚で採用しました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、神反煉堕様! いえいえ、作者はバウマフ家の横暴に屈しませんよー!(3/24現在) さて、チェンジリング☆ファイナルの正体は旋律の詠唱置換でした。あらすじにも書いてありますけど、勇者さんと子狸が戦っている現在はのちに「星と詠(うた)の時代」と呼ばれることになります。元ネタは「星詠み」です。しいて(略)世界では占星術は禁術に指定されていて、不確かなものに頼ろうとすると魔物たちの干渉を許してしまう、というのが理由になっています。魔物たちも、占い全般にあまり良い顔をしません。星座おみくじ程度ならまだしも、占星術は妙な説得力があるため法律で禁止した、という感じなのでしょう。 まあ、音楽と魔法は相性がいいんだな~というふうに感じて頂ければ幸いです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蒼衣様! 戦場でこそ輝くおじいちゃんでした。びっくりするほど元気。でも、お歳を召していますからね。けっこう無茶をしています。正直、勝てるかどうかはかなり怪しくて……。だから大騎士とか呼ばれるんでしょうけど。勝算のない戦いに挑むというのは、やはり盛り上がるもの。ですから、子狸(主人公)には逆境に負けない子に育ってほしくて、数々の難敵を用意しました。まあ、結果的に勝てる要素がなくなってしまったのですが。逆境だから仕方ないね。逆境なら仕方ない……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! そうでしょう、そうでしょう。騎士は、やっぱりカッコよくないとね。騎士団は、子供たちの憧れじゃないと。 お給料はあまり多くないですけど、どのみち使うひまがありませんから問題ないですし。ちょっと自分に自信が持てないという人でも、養成所に放りこまれて半年もすれば、そんなことは気にならなくなります。軍隊というと、やたらと厳しそうなイメージがありますけど、雰囲気は現代日本で言うところの大学に近いんじゃないかな?もちろん仕事ですから、拘束時間はきっちりしてるでしょうけど。せっかくの志願者を逃がさないよう、いろいろと工夫しているはずです。あと、ここだけの話ですが、騎士はモテますよ~。もう騎士というだけで、人格は保証されたも同然ですから。社会的なステイタスも高いです。デートしているときに魔物が因縁をつけてきても追い払ってくれるというのはポイントが高いですよね。定期的に魔物たちがお忍びで視察しているので、職場環境はとってもクリーン。同じものを見て、同じものを連想するよう訓練されたライトスタッフたちは心強い同僚になってくれることでしょう。 騎士団は不正を許しません。正しい心と、正しい資質。やりがいのある仕事をしてみませんか?王国騎士団は未来の大騎士をお待ちしております。Let’sJoin! お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Boss様! 最強の魔獣こと「魔人」グラ・ウルーさん登場! 『逢魔』より。「魔に逢う」と書いて「おうま」と読みます。いえ、だからどうということはないのですが。 さて、グラ・ウルー。このひとはですね……本当に強すぎて扱いに困っちゃったひとです。都市級と呼ばれるレベル4の魔獣たちは、王種ほどではないにせよ、強くなくちゃいけませんでした。ただし勇者には負けるかもしれない、という範囲で。ただし魔人は別枠です。このひとは魔獣種全体のパワーの底上げを担っていて、簡単に言えばバランサーとしての役割を持ってます。そのため、結果的に勇者を以ってしても敵わない存在になってしまいました。いちおう八代目の勇者には負けたことになってますけど、逆に言えば歴代最高と称されるほどの勇者しか対抗できなかったということです。その時点で、まあ、旅シリーズには向かないということがはっきりしてしまったのですね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! さいきん子狸(主人公)が出てこないと思ったら、本流と支流に分岐していたみたいです。びっくりですね。子狸ルートにつきましては、いずれご紹介できるものと信じています(3/27現在) さて、とっても仲良しの王都のんと山腹のん。管理人から離れられない王都ブルーの手足となって、裏でこそこそと暗躍していたのが山腹ブルーです。そして、わりとあっさりと反旗をひるがえしました。やはり燃えるような情熱を胸に秘めていたのでしょうか。そのへんはよくわかりません。作中で書いたような書いていないような……もはや記憶があいまいですが、罠を仕掛けるのが得意。あ、思い出した。思い出しました。子狸乱獲事件の下手人です。 そんな山腹のんも、ぎゅっとしぼると力強い水が抽出できます。なんだか美味しそうですね。たぴ岡のイメージだと、青いひとたちはグミに近いのです。子供の頃、祝い事にしか飲めないジュースと、たまに買ってもらえたお菓子がきらきらと輝いて見えた……そういう気持ちを大事にしたいと思っています。大人買いしても、当時の感動は味わえないのですよ。食べるとしんじゃいそうな感じのする青いのですが、本人たちは自分たちのことをすごく美味しそうだと思っています。悪さをして騎士団が討伐しにくると、河で「やばい、食べられる」とか言っているのですね。なかなか微笑ましいエピソードです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! どうやらトンちゃんは一時期、荒んでいた時代があったようです。いえ、荒んでいたというほどではないのですが……。あれだけ超人だったら、まあ仕方ないかな~とたぴ岡は思っています。一人だけキセキの世代が混ざっているようなものです。冗談きついぜ……。藤巻忠俊先生の熱いバスケット漫画が読めるのは週刊少年ジャンプだけ。ジョンコネリ将軍は、あれです、生きた英雄ですからね。女の子にきゃあきゃあ言われてるトンちゃんが気に入らなかったのでしょう。軽くシメてやろうとしたら、主人公に因縁をつけるチンピラみたいに撃退されてしまいました。でも、そこで終わらないのが英雄ジョンコネリさん。あくなき執念で挑みかかってくる大騎士の姿に、トンちゃんは心を打たれてしまったようです。さすがは大隊長。そうなることを見越した上で嫉妬に身を焦がしたのですね。かっこいいぜ。ひゅー! さて、日増しに残念になっていく勇者さん。この子は、放っておくと魔物に突っかかって空回りした挙句に体力ゲージがなくなって脱落しそうな凄みがあるため、騎士団と魔王軍の両方から気を遣われています。本人はすこぶる不満そうですけど、勇者が輝くためには噛ませ犬の存在が欠かせません。これもまた歴史の光と影……。トンちゃんも言っていましたね。勇者さんには勇者さんだけのオリジナル……個性が必要なのだと。順調に芸風を獲得しつつあるようで、作者は嬉しいです。すっかり立派になって……。たぴ岡の目にも涙でございます。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、夢の中様! はい、出てきましたね、魔人さん。強すぎて扱いにくいから牢屋に放り込んでおくという話でしたが、トンちゃんが厄介すぎるので無理やり理由をこじつけて出所してきました。ウルー氏とトンちゃんはセットみたいなものです。魔物たちは、トンちゃんの最後の切り札が物体干渉の暴走だとわかっていたので、計画通りではあります。トンちゃんが魔王のもとに辿りついてしまうと、魔物たちは困ってしまうのですね。トンちゃんは、ふつうに魔王よりも強いからです。 勇者さんの心理。どちらだと思いますか?ふふふ……。いや、よく考えたら、べつに隠すことではありませんでした。あれは勇者さんの心理です。けれど、勇者さんの退魔性は、魔物たちが正確に意識を読めるほどには劣化してません。今後もそこまで落ち込むことはないでしょう。短期間に、ある一定以上の比率で退魔性を失うと、人間は意識を保てなくなります。唯一の例外はバウマフ家の人間で、あのポンポコ一族はアリア家とは逆に意識的、あるいは無意識的に退魔性の働きを鈍らせることができます。魔法との共感能力が極めて高く、高純度の魔力を構築することができます。これは、魔物たちと仲良く暮らしてきたことによる副作用です。勇者さんの独白がぽつぽつと出てきたのは複合的な要素によるもので、表向きは退魔性が落ちてきたから、ということになっています。そのあたりの理屈は、今章の最後らへんに判明すると思います。 魔王役に関しましては、蛇さんが合流してからという話でしたが、蛇さんは大将に絡まれて華麗にリタイア。話題に出すと、じゃあお前がやれという話になりそうなので、誰も触れようとはしません。もう、土壇場になれば誰かがやってくれるだろうと前向きに考えています。設定上、アナザーを含めると七十億人くらいいますから。きっと誰かがやってくれるでしょう。なに、いざとなれば子狸が何とかしてくれるでしょう。お屋形さまは無理でござる。あの親狸は、相変わらず別の物語を邁進しています。親子そろってアナザーストーリー。グランド狸も勝手にどこか行くし。ああ、親子なんだなぁ……と嫌な感じに実感しております。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! トンちゃんは、みんなの思い出の中で生きているのでだいじょうぶです。例えるなら、そう……夜空に輝くお星さまのように。 魔物たちは仲良しですね……。喧嘩しても、そう深刻なことにはなりません。きずなというのは、利害の延長にあるということなのでしょう。いえ、悪い意味ではなくて、互いに支え合うという信頼関係が大事なのではないかと思うのです。美しき友情なのですよ。友情の前では、ポイントなんて何の意味も持たないのです。じつを言うと、あまり働きたくない、しかし働かないでいると自分はだめになると自覚しているたぴ岡は、目には見えないものを評価してくれる社会になったらいいなと思っています。こう書くと、まるで駄目人間のようですが、そうではないのです。駄目人間には駄目人間なりに、きらきらしたものを自分の中に持っているものなのです。フォーエバー。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ふりすく様! あ、読みが重なったのは偶然です。 『魔人』より。いえ、そうした意図がまったくなかったと言えば嘘になるでしょうけど……作中には反映しないようにしました。お馬さんの本名「グラ・ウルー」というのは「戦馬」という意味です。そこから転じて、しいて(略)世界では「騎乗槍」を「グレイル」と呼ぶようになりました。ちなみに、われわれの世界では「グレイル」は「大きなお皿」のこと。有名どころを挙げれば、聖杯(ホーリーグレイル)ですね。ややこしい話になるのですが、「グレイル」というスペルの元ネタはお皿のほうです。対象をお皿の上に置く……まな板の上の鯉という意味合いです。騎士団は警察機構であると同時に軍隊でもありますから、捕縛術の一環として圧縮弾を学び、それとはべつに殺傷力を追求していった貫通魔法を発達させていきました。強力な性質である反面、浸食魔法とはすでに別の魔法と化しているため、殲滅魔法には向きません。対象指定と貫通性質は、あまり仲が良くないのですね。どちらかが道を譲らなくてはいけないので、反発し合って成立しなくなります。技術的に不可能というわけではありませんが、わざわざ制御が難しい魔法を必修項目に入れても仕方ないと判断したのでしょう。 さて、お馬さんに話を戻します。あのひとは魔王軍最強の存在という立ち位置にいますから、とくべつな二つ名を持ちます。それが「魔人」というもので、これは「魔物」と「人間」両方の意味を持つ言葉です。つまり、ずば抜けた魔法力を持つ人間を指して「魔人」と呼んだ時代がありました。ところが連結魔法の普及にともない、他を圧倒する魔法使いは「優れた身体能力を持つ戦士」へと移行していくことになります。その時点で「魔人」という言葉は用を為さなくなり、やがて極めて強力な魔物であるお馬さんが魔人と呼ばれるようになったのですね。戦闘時には半獣半人の姿をとることが大きな理由です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、があ様! はい、お馬さんでした。じつを言うと、謎に包まれたウルー氏の正体がお馬さんであることが判明した時点で豆芝さんのカットを入れて、狙えミスリードという手筈になっていたのですが、当の豆芝さんが現場にいないという不手際が発生したためなかったことになりました子狸ぃ……。あの小さなポンポコはときどき自分ことわざを作りますが、底が浅いので、そう懸け離れた意味にはなりません。魔人をおれアローとか言い出した日にはどうしてくれようかと思いましたが、どうせウルー氏はしばらく出てこないし、まあいいかとスルーしました。一方その頃、歴史の裏路地を行く主人公。主人公だから出番が多いかと思えば、ところがどっこい潜行中。サブマリン子狸。哀れ、黒妖精さんも歴史の闇へ。けれど、があ様がイラストを描いてくださる……。このコアラさんには気品がある……。妖精のお姫さまということですから、きっと作中でも気品があふるるに違いない。羽のグラデーションがお美しゅうござる。きっと妖精界の未来は明るく候。書き文字がお洒落すぎて、見つめているとゲシュタルト崩壊しそうでござるよ薫どの。おや、この肉球紋はもしや……。素敵なイラストをありがとうございます! ええ、あの狸ニックオーラ使いは主人公ですから。主人公は物語の中心人物なので、いないほうがすらすらと話が進みます。いかなバウマフ家といえど、作者のシナリオを覆すことはできません。そう思っていた時期が、たぴ岡にもありました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! お馬さんTUEEEEでした。はっきり申し上げますと、ウルー氏は魔軍元帥よりもずっと強いです。魔王とか、魔人の足元にも及びません。でこぴん一発でしょう。簡単に言うと、バラモスさん(中間管理職)と戦う前にゾーマ社長が出てきたみたいな感じでしょうか。都市級の最上位ということで、もうどうにもならない感じが書けていたらいいなぁと思っています。どうにもならない感じに書こうとしたら、本当にどうにもならなくなったので育児合戦に突入。トンちゃんの慟哭が響き渡る……。いや、案外、シリアスなのですよ。トンちゃんは、妹たちの姿をしたものを傷つけることができないですから。完全に王手です。 さて、お馬さんの登場で、ようやくレベル4のひとたちが揃いました。同じレベルだからなのでしょうか、羽のひとにも仲間意識というものはあるようです。お馬さんは恐怖を糧に成長する。目指せG1。というわけで、ホラーに挑戦してみんとす。あれ、思ったよりも怖くない。やはり、ひよこか……ひよこがネックなのか。本気を出した魔ひよこは、ひとさまにはお見せできない姿らしいので、作中で真価を発揮することはありません。残念。とても残念。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、アジア様! ナンバーワンよりもオンリーワン。個性を大事にせよと教わって育ち、いざ社会に出たら個性なんていうレベルじゃねーぞ!と日々歯車カスタマイズのたぴ岡です。いかがお過ごしでしょうか。 生々しくなるのでさらっと書きましたが、送信系の異能は魔物たちの心理操作と似ています。正確には、感情制御が心理操作そのもので、制御系が分化して生まれた受信系と送信系は、その因子を引き継いでいます。脳内では、自分の思いつきとして処理されるのですね。とくに自我が確立しきっていない子供には効果がばつぐんで、結果的に洗脳していることになると申しますか。幸せそうなのでよしとしましょう。 存在自体がお馬さんごっこの魔人に死角なし。悪夢の化身という設定は、最後の勇者との一騎打ちを想定したものです。おそらく魔人は、適応者をほぼ完全に再現できるのでしょう。魔王軍最強の刺客にトンちゃんは立ち向かいます……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、Saku_Acht様! 子狸が勇者一行から放逐されたとき、たぴ岡は不安でした。子狸がいなくて大丈夫なのかと。やっていけるのかと。ですが、勇者さんは遣り遂げてくれました。主人公は物語に欠かせない存在です。しかし人生にわき役がいないと言うのであれば、子狸はつとめを果たしたのだと言えるのではないでしょうか。例えるなら、役目を終えた紅茶のパックみたいなものです。飲むときには捨てますよね。おっと、べつに主人公をディスっているわけではないのです。そのあたりは誤解をしないで頂きたい。もっと壮大に……そう、全てのものは母なる大地に還るということです。それは紅茶のパックも例外ではありません。遅いか早いかの違い……そのようにご理解頂ければ幸いです。ちなみに、たぴ岡は緑茶派です。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、陽珠理様!日当たりの良いところでぬくぬくしているお猫さまを見ると心が和みますね。でも、たぴ岡を見てびくっとするのはやめてほしい。家族の一員として扱ってほしい。 『火を支配するもの』より。クロノトリガーというゲームで、主人公のクロノさんがウニビームでやられるのですが、ああいうのもアリだなと思っていて……いっそのこと華麗にフェードアウトしてもらうのも手ではないかと。ただ、魔物たちは是が非でもスケープゴートを用意したいようです。というわけで、ついに主人公が合流しました。一時は戦力外通告された子狸ですが、以前のポンポコとはわけが違うようです。大活躍の予感がします。予感が。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Yeti様! たぴ岡もほっとしました。心のどこかで、たぴ岡の暗黒面がこう囁いていたからです。そう、エンディングに間に合わない主人公というのもオイシイんじゃないかと……。今話の『火を支配するもの』を書く前に、たぴ岡はその誘惑を振り払わねばなりませんでした。長く、そして厳しい戦いでしたが、最終的に善なるたぴ岡が勝利をおさめることができたのは、ひとえに黒妖精さんがフライング気味に飛び出してくれたおかげです。本当に危ういところでした。あの木登りが得意なひとには、どれだけ感謝しても感謝しきれません。 そして、長かった旅シリーズも大詰め。もはや魔物が横にいてもスルーされる段階まで来てしまいました。もうステルスは必要ないでしょう。これまで築き上げてきたもの、出会ってきた人々、数々のイベント、それら全ての要素が、魔物たちが横でパターゴルフしていても問題ないと告げています。あるいは勇者さんがツッコミを放棄したとき、こうなるさだめだったのかもしれません。この物語は、導かれしものたちがハリセンを捨てていく物語……。子狸は振り返らない。あふれる光を目指して進んでいくのです。そんな気がしてきました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、神反煉堕様! 魔物たちが尽力してくれたおかげで、なんとか持ち直しました。ここで重要なのは、規定のストーリーラインに主人公が復帰したことなのです。やったね。ま~バウマフ家というのは便利な存在です。シナリオ上の、あらゆる穴を埋めてくれる万能ツールと言っても過言ではありません。魔物たちも、ほっと安堵のため息を漏らしたことでしょう。そもそも鬼のひとたちが100ポイント達成したのは子狸が寄り道をしたせいなのです。(本当は突入部隊を追い抜いて魔都に突入する予定でした。つまりポンポコ騎士団の鎧を作るひまなんてなかった)ですから責任をもって子狸に自白させるつもりだったのですが、いささか厳しそうです。まあ、ストーリーとはあまり関係のない出来事ですし、立て続けに伏線を設けたりもしていたので、そこまで期待するのは酷だったかなと作者も反省しております。むしろ主人公である子狸には、伏線の回収をお願いしようかなと。(4/12現在)よって100ポイント達成夏の感謝祭に関しましては、代理で魔物たちに責任をとってもらいます。たぴ岡は、いつもひたむきに小道具を制作してくれる鬼のひとたちを応援しています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、拾壱様! ご声援ありがとうございます!もうすっかり春ですね~。(4/12現在)エイプリルフールネタで、【子狸の留年が秒読み状態なんだが】のお話でも書こうかと思ったのですが、よく考えたらもう留年が確定していたのでやめました。なんか、ドッキリのプラカードを持ってはしゃぐ魔物たちが健気すぎて。いちおう、魔王討伐の旅に出ているのに留年とか可哀相なので、なんとか救済できないかと一通り考えてはみたのですが。けっきょくのところ、権力でどうこうしても本人のためにならないという結論に至ったのです。泣いて馬しょくを斬るという言葉もあります。子狸の担任教師(魔物たちは教官と呼ぶ)も、とくべつ扱いは良くないとわかってはいても、とくべつ扱いしないと政府の陰謀に巻き込まれる生徒にさぞや苦労していたことでしょう……。努力は裏切らないとたぴ岡は思うのです。才能は努力の賜物だと信じたい。ですから、けっこう、わりとがんばっている子狸を、魔物たちは天才だと言う。一部の魔物は、可哀相だからやめてあげてと言うけれど、必ずしも報われないから努力は素晴らしいのです。天才的な功績を残すことよりも、きっと大切なことはある。結果よりも過程を重視したい……つまり主人公がラスボスに負けても問題ないはず。そうした気持ちを、たぴ岡は忘れないようにしたいと思っています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、omega11様! ヒーローは遅れてやって来る!勢い余ってエンディングに遅刻しそうになりましたが、なんとか間に合いました。 一部、挙動の怪しいひとたちがいたような気がしますけど、いつもこんな感じです。王都のひとは、ふつうに無視することが多いので表沙汰にはならなかったのですね。作中のおもな語り部は王都のんと山腹のん。その片方が無視する(見えてない?)ということは、もしかしたら本当に目の錯覚なのかもしれません。うん、きっと気のせいです。魔物たちは、殺生を好みません。ですから、いてもいなくても同じ結果になるという見方もあります。例えば共和国。あの国を滅ぼしたのは馬のひとですが、たぶん馬のひとが手を下さずとも連合国あたりが滅ぼしたでしょう。連合国は高い技術力を持っていると言われていますが、それは共和国の技術を一部、吸収したからです。地理的に連合国は共和国から遠くて(三角地帯を通過しなくてはならない)、だから共和国は連合国を優遇しなくてはバランスがとれませんでした。ですから共和国が力をつけたら、連合国にとっては邪魔な存在になります。すべてが連合国の思い通りになるとは限りませんが、四強体制は王国も帝国も望んでいないのですね。 いてもいなくても同じ結果になる。長いスパンで見たとき、魔法にはそうした面があります。きっと魔物たちも自覚しているのでしょう。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蛇様! 唐草模様と言えば、昨今では泥棒さんのイメージが強いですけど、元々は植物の生命力にあやかった縁起物なのです。つまり、一種の開運グッズですね。……いや、そういうふうに言われているだけで、じっさいは怪しいと思ってますが。失敗したから模様にしてみた、というのが正しい気もします。ともあれ。五代目つの付きがろくな目に遭っていないので、鬼のひとたちが気を遣ったんじゃないかな、とたぴ岡は勝手に想像してます。そういうことにしておきましょう。 そして、たぴ岡はこうも思うのです。子狸がついにはじまったな、と。港町で、あの小さきポンポコは子供たちのために魔軍元帥へと立ち向かいました。当時は、まったく太刀打ちできませんでしたね。軽くあしらわれてしまいました。そして、いま。世界の命運を懸けて、子狸はふたたび魔軍元帥と対峙します。活劇をとくとご覧あれ……!あ、シリアスさんお疲れさまでした。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、紫河様! でも、なんだかんだで子狸は決めるべきところはバシッと決めてくれますからね。巫女さんにも勝ちましたし。それ以外に実績らしい実績がないので、そこを例に挙げたのですが。いつ決めるの今でしょとは一概には申し上げにくいとでも言いますか、終わりがない終わりそれがG.E.R.とでも言いますか。ジョジョリオン面白いですよね。たび岡は、おかっぱさんの成長を楽しみにしています。血反吐を吐きながら立ち上がる頃には、きっと顔つきが別人のようになるに違いない……。 というわけで、過去を捨てた主人公、子狸さんをよろしくお願いします。そこには、きっと未来がある。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、左京様! キマシタデスタワー。基本、作中で登場人物たちのボケはスルーするようにしています。だって、ほら、いまのボケは秀逸だったとか書きにくいじゃないですか。ですから、ある意味、滑ったと認知されるのはご褒美なのですよ~。滑ってないのです。滑ってません。誰とは言いませんが、氷上の貴公子たちはニヤリとしていたことでしょう。 子狸はですね、あれですよ、言うほど小さくありませんからね。1/1スケールTANUKIぬいぐるみとかはポンポコスーツをモデルにしていますし。谷の妖精みたいなものです。OYAKATAモデルは、ちょっと大きいです。 勇者さんもあまり背が高くない(アリア家の人間は完全栄養食である魔改造の実を食べる習慣がないため、栄養状態は平民と同程度の可能性が高い)ので、TANUKIぬいぐるみを両腕で抱きかかえる必要はあるでしょう。もふもふ。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蒼衣様! まだだ!まだシリアスは墜ちんよ……! 子狸は戦士である以前に家事担当なので、調理器具を装着していましたが。あと、刃物をひとに向けてはいけないと教育を受けているので包丁は自重。例えばですよ?例えば、シェフの方にもっとも信頼できるエモノを選べと言ったら、迷わずフライパンを選ぶんじゃないかな、とたぴ岡は思うのです。つまり子狸さんは料理人として妥当な判断を下したと言えるでしょう。シリアスは続くよどこまでも。 この物語のテーマは、未来を託すということ。子狸がバウマフ家の悲願を果たすのは無理です。ただ、道を作ることはできるかもしれません。バウマフ家の悲願を果たせるとしたら、それはバウマフ家ではない、トトくんやマヌさんコニタとか次代を担う子供たちなのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! はい。ナイトメア、夢魔です。なぜ魔王軍最強の戦士がナイトメアなのかと言えば、悪夢を司る=人間の心を読める、読めても違和感がない特性を持つ魔物が役割上どうしても必要だったのと、ハイポーションを作ってほしいという願いが作者にあったからです。羽のひとの開放レベルは4。彼女は人型のひと(超人種)という分類に入りますが、本当に困ったときは同じレベル4の魔獣たちを頼ります。魔改造の実ベースの秘薬を最初に飲まされるのは、おそらく性格的にNOとは言えない魔人であろうということです。 勇者さん最後の切り札、圧縮弾。そうですね、子狸がよく使っていたから、と言っても間違いではありません。もう少し詳しくお話ししますと、子狸が圧縮弾を多用するのは、二つの理由があります。一つは、非殺傷の魔法だから。子狸は侵食魔法をめったに使いません。殺傷力が高すぎるからです。もう一つは、圧縮弾が優れた魔法であり、魔物たちの評価が高いことから、重点的に鍛えられたためです。人間が扱える範囲で最強の投射魔法は何かと問われれば、たいていの騎士は圧縮弾と答えます。最速にして、もっとも複雑な軌道をとるから、というのが理由です。正確には、当てることを最重要視したのが圧縮弾で、火力を重視したのが貫通魔法というふうに異なった役割を与えています。もちろん貫通魔法の軌道を曲げることは可能なのですが、貫通魔法を圧縮弾の上位版という位置付けにしてしまうと、チェンジリング☆ハイパーが成り立たなくなってしまいます。同じ役割を持つ魔法があると、どっちを使えばいいのかわからなくなるのですね。ですから騎士団は、魔法の長所を伸ばし短所には目をつぶる方針をとっています。その上で圧縮弾が最強とされるのは、格下の相手に対して極めて有効である点でしょうか。基本的に無属性であるため、目には見えない、防御は感覚に頼らざるを得ない。つまり退魔性の高低=実戦経験の寡多が勝敗を分けるのですね。三大国家の偉い人たちは、勝つか負けるかわからないという状況をもっとも嫌います。確実に負けるとわかっていれば手を打てばいいだけなのですが、確率が五分の状態だと増援を送っても無駄になるかもしれない→お金をドブに捨てたような気分になるから、というのが理由らしいです。現場の騎士たちの負担は軽減するのでしょうが、総戦力が互角なら、より自国の騎士団を限界まで追いつめたほうが勝つのだと強く信じているようです。悲しいことだと思います。騎士団に愛の手を。 そして、さらに悲しいことに本作のヒロイン勇者さんも同意見のようです。彼女が圧縮弾を奥の手に選んだのは、対魔王戦を想定した手札だったからです。(つの付きに圧縮弾が効く筈はなく、しかし直前で変更できるわけもなかった)たぶん、本人は本気で圧縮弾を撃とうとしたのでしょう。もっとも基本的な投射魔法なので、撃とうと思えば撃てると考えたのではないでしょうか。けど、彼女は剣士なので知らなかったのか何なのか、作中であまり詳しく説明していないので、はったりということにしましたが、どれほど優れたイメージ能力を持っていようとも、反復練習もなしに魔法を使うことはできません。これは、たぴ岡が魔法の成否判定に用いている「基本的なルール」によるものです。魔法には、術者となる種族を保護する仕組みがあります。分別がつかない年頃の子供が、ちょっと練習しただけで攻撃性の魔法を撃てるようだと、社会が崩壊します。そうした事態を避けるためのルールが魔法の根底にはセットされています。しいて(略)の世界には魔物たちがいますから何とかなりますけど、魔物たちが生まれたのはあくまでも偶然で、祭典(と魔物たちは呼んでいる)に願いを叶えると言われて、むしろお前の願いを叶えると言う管理人は、ふつうはいません。仮にバウマフ家の人間以外が魔物の誕生を願ったなら、しいて(略)世界は百年以内に滅んでいたと思われます。不死の生物が永遠を望むとは、たぴ岡には思えません。魔物たちが死を望むなら、いちばん確実なのは惑星を消滅させることです。実験的な手法をとれば祭典に対処される可能性があると、まあ、魔物なら思いつくでしょうから、まず一発勝負になります。いえ、しいて(略)では、そんなアンハッピーエンドにはなりませんけど。下地がないと何を喋らせたらいいのかわからんとです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、スルースキル様! 子狸さん参上、ぽよよん。そして、相変わらずふわっとしている見えるひと。謎のエリート部隊、広告室に何故か人型のひとたちは協力的で、よくCMに出演します。歩くひとなんかは「夏。透き通る肌」とか何とか言って怪しげな秘薬の販売に加担することが多いのですね。そして広告に騙された青いひとたちがこぞってお買い求めになります。彼らは美容に並々ならぬ興味を示す傾向があります。その甲斐あってお肌すべすべ。でも生まれつきすべすべ。 さて、ついに見参した主人公。長かった雌伏のときを終え、いま立ち上がるとき。子狸さんの活躍をご期待ください!(4/12現在) お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ゆっキー様! 腐っても鯛という言葉もあります。長らく音信が途絶えていましたが、ついに主人公が戦線に復帰しました。うちの主人公がお風呂に入っていると、魔物たちは狸なべを連想するそうです。親狸とグランド狸さんだと、あまり狸なべっぽさが出ないようなので、論理的に考えて子狸以外の主人公はありえないという説があるとか、ないとか。 腐っても鯛。むかしむかし、あるところに五平という男がいたそうな。五平は、娘の祝い事にどうしても鯛を買ってやりたかったが、金は天下の回りものなりける。博打運なかりける。されど酒は百薬の長なりける。千鳥足で店先に出向き、腐った鯛を安く引き取る旨つげるも、魚屋首を縦に振らず。安売りはせぬゆえ、腐った鯛を贈るとかありえんだろJK立派なこしらえの鯛を買える人間になりなさいと先生は申された。されどニュージャージー生まれの五平は理解できぬとばかりに「ニンジャ、ゲイシャ、この国には納豆があるじゃないかジョンソン?クラスチェンジさ。鯛は違うのかい?そう……出世魚ってやつだ。そうだろジョンソン?フォーエバー?」食い下がり候。ジョンソンは生まれついての士にござる。イングリッシュは解さぬ「腐っても鯛。フォーエバー……」言いけりしが、ことのはじまりなり。 そんな逸話があると素敵ですね。枝豆をもぐもぐしながら、そんなことを考えてました。じっさいのところ、鯛の兄貴は肉体構造上、鮮度が落ちても腐りにくいことから生まれたことわざなのだそうです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! なんだか青いのがマスコットキャラクターらしき雰囲気を醸し出している今日この頃ですが、よく考えてみたら目も鼻も口もないし、可愛いとか可愛くないとか以前の「在る」としか言いようのないフォルムをしていることに気がつきました。ぽよよんとか語感だけですよっ、騙されてはいけませんっ。 というわけで、真っ黒コンビは安泰。問題があるとすれば、つの付きの中のひともぽよよんであることでしょうか……。厳しい戦いになりそうだぜ……。 まあ、どうせ最終的にはあのポンポコがぜんぶ持って行くのでしょう。主役の座は渡さないという強い執念を感じます。なんて言うか、主人公の名を騙って本物に成敗される凄みを感じるのです。イッツァ、ショータイム!ピッツァが食べたい。ピザの上に乗ってるマッシュルーム美味しいですよね。たぴ岡の中で、ビザの主役は端っこのカリカリしたパン生地とマッシュルームなのですよ。でも、あくまでもピザの一部だから良いのです。だから子狸さんには、ピザで言うところの、とろけるチーズになって欲しい……たぴ岡はそう思っています。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ユーシェ様! 秘薬とは何かと言えば、じつは魔改造の実を原材料としたものです。実シリーズには概念を封じてあって、真理の秘薬は魔りんごベースとなっております。魔りんごの元ネタは知恵の実。人間の進化を封じたものです。しいて(略)世界では解剖学が未発達で、人間たちは自分たちの知性が霊的なものだと信じています。そのため、放っておくと本当に霊的な存在になってしまいそうだったので、そうした概念が現実にならないよう代替えとして生まれたのが魔りんごなのですね。 あのとき、こんらんした子狸は一時的に霊格がドーピングされた状態にありました。言ってみれば知恵の神さまみたいなものです。魔物たちは、そのときの思い出を大切にしています。旅シリーズが終盤まで進むと、もう子狸に肥料を与えることはできません。魔物たちは隠し事をしていて、できれば子狸は隔離しておきたいというのが本音だからです。具体的には、お屋形さまみたいに作中から失踪されても困るのです。もちろん作者はそんなことにはならないと子狸(主人公)を信じていますが、魔物たちはそうではないようです。悲しいことだと思います。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! 近頃、子狸イケメン説が急浮上してきましたからね。いえ、誤解しないでほしいのです。たぴ岡は、人間の価値は内面にあると思っています。ですから、主人公がビジュアルに難があったとしても何ら問題はないということになります。つまり子狸は、自分がいかに精神的にイケメンであるかをアピールせねばなりません。というわけで、格好良く登場。勇者さんに伝わっていると良いのですが……彼女は鈍感ですからね。ギャルゲーの主人公みたいなひとです。女の子なのに。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、菱形様! 骨と亡霊は便利だなぁ……。いえね、レベル3のひとたちがぎりぎりの強さになることはわかっていたのです。人間の限界レベルは3ですから。ただ、骨と亡霊がここまで便利な存在になるとは思っていませんでした。要所、要所で出てきますね。今をときめくというだけのことはあります。 さて、一見、間に合っている主人公。じつは遅刻しています。じつを言いますと、幾つかのスケジュールが前後していまして。本当なら、数々の戦いを通して成長した子狸が魔軍元帥にボロ負けするシーンを予定しておりました。だって、どう考えても勝てないんだもん……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、神反煉堕様! たまにはまともなことを言う主人公。いや、まあ、そうなのです。狼少年じゃないですけど、いつも適当なことを言ってると説得力が減りますよね。バウマフ家の人間は、説得力を増すためにときどきは真理を突いてきます。どうせいつも通りだろうとスルーしていると、大変な目に遭います。ご注意ください。 『告白』より。おざなり宝剣。子狸さんは、あまり宝剣を重視していません。同じものを作ることができるからです。むしろ難易度は低め。ですから、まあ、お馬さんたちのブラシ掛けと同一視している面があるのでしょう。主人公はまったく理解してくれていませんが、宝剣の凄いところは「魔法ではなく道具という扱いになっている」という点です。つまり、相殺の原則を魔物たちが誤魔化してくれるのですね。これは、とても大切な点です。主人公は理解してくれていませんが。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! さすらいの料理人ポンポコ。ああ、そういえばそんな話もありましたね……。そうか……。正直、忘れていました。そうか……。さすがはスーパー子狸ということなのでしょうか。知らないうちに伏線を回収してくれていたようです。あ、でも一流の料理人なのかと言われると困っちゃいますね。本格的に修行していたわけじゃありませんし。もしもお店を開いたら、立地条件によっては存続できるかもしれない、くらいの腕前かと思われます。レパートリーも、そう多くはなさそうである。 魔どんぐりの甘煮……そのお味は。子狸が拘束されていたとき、騎士が振る舞ってくれたこともありましたし、わりと一般的なメニューなのでしょう。たぴ岡はですね、さいきんピーマンの天ぷらにハマっているのですよ。お蕎麦屋さんの。ピーマンおいしいよピーマン。甘煮って書いちゃってますけど、お好みの味でどうぞ。アニメとかに出てくる木の実って何だかとても美味しそうですよね。木の実と言うには魔どんぐりはデカすぎですけど。たぶん栗鼠と同じ気分になります。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! ファンタジーの夜明けぜよ。まったく、魔界のポテンシャルはあなどれませんね。もしかしたら魔物たちがデジタルオーディオを携帯し、スマホをいじりながら街中を歩く世界なのかもしれません。店頭に陳列された宝剣を手にとって眺める魔物たち。魔界が大変なことに。 そして子狸が止まらない。いえ、台詞そのものは、かなり前から決まっていました。きちんと言ってくれたのでほっとしています。色恋沙汰に走るのではないかと危惧していましたが、そんなことはありませんでした。やはり主人公。さすが主人公。子狸さんは作者の期待を裏切らない存在……(4/19現在) 魔界の至宝が家電扱いということは、現代日本に暮らすわれわれは宝剣の所持者と言っても過言ではないような気がします。なんだか、ぐっと身近に感じますね? お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、Yeti様! たぴ岡も敵は海賊シリーズとか大好物でするよ。この前、本屋さんでちらっと見てみたら表紙カバーの絵が変わっててびっくり。あと、早川さんつながりでスペルシンガーとかもよく読んでいました。早川氏は関係ないですけど時代劇モノも雰囲気があって良いですよね~。妖精さんたちは、何故か戦闘な民族っぽいです……。どうしてなのだろうか……。 さて、罰当たりな主人公。でもね、しいて(略)世界の魔法は日常生活を基盤にしているのですよ、じつは。どんな魔法があればいいかな、と考える時点で、これだけあれば日々の暮らしには困らないだろうというのが根っこにありますから。ある意味、子狸の宝剣の使い方は基礎に忠実で、むしろ間違っているのは勇者さんとか魔軍元帥のほうなのかもしれません。もちろん作中では、勇者が魔王を倒すために旅をするというのがストーリーの主軸ですから、戦闘用に調整された魔法ばかり活躍していますけど。大部分の魔法使いは民間人ですから。殲滅魔法の炎弾とかも一流のシェフが使えば集団料理魔法に早変わりするのでしょう、きっと。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、seyself様! 牛さんは自由奔放。立ちふさがる青いの、そしてバスター。 お題は『告白』でした。ようやく子狸は本音でぶつかることが出来ました。勇者一行と言うと、やはり作者にとっては子狸、勇者さん、羽のひと、黒雲号、豆芝さんの一匹と二人と二頭です。ついにメンバーが揃いました。感無量なりぃ……。子狸がお馬さんたちの好感度をひたすら上げはじめたときはどうなることかと思いましたし、それどころか危うく幼なじみエンドに突入しかけていましたが何とかなりそうです。(子狸は黒雲号の誕生に立ち会っていて、そのときに黒雲という名前を贈っている。二年前の出来事なので、再会時に覚えていたのかどうかは不明)動物との触れ合いは心癒されますね。魔物たちは愛玩動物のポジションを虎視眈々と狙っているようですが、なかなかうまく行っていないご様子。たぴ岡が思うに、魔法少女の使い魔ポジからはじめるのが良いんじゃないかな、と思っています。あと、ひまになったら勝手にどこかに行く癖を改めないと。待遇の改善を要求する点も見直したほうが良いかもしれません。実装して間もないこともあり、テイマーシステムの課題は多いです。魔物たちは、ソファに寝っころがりながら、人妻にああでもないこうでもないと指図する日々を目指しています。ある意味、世界征服の布石と言えなくとない気がします。 ところが、バウマフ家では意外とおとなしい。ポンポコ嫁に対しては従順です。歴史は繰り返されてしまうのか。子狸の成長率は家事スキルに多めに振ってあります。パーティーですから、互いの不足を互いに補い合えるのが理想だと思うのです。そしたらトンちゃんに戦力外通告された。びっくりしたなぁ、もう……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! なぜ魔どんぐりを取り出したのか。作者にも、よくわかりません。この時点で子狸率いるポンポコ騎士団は五つの重要拠点(王都のひとは四つと証言していましたが、正しくは五つです。訳あって王種は四人しか登場しないため、四つとしました)を踏破していて、そのうち三つの「扉」を開いています。火の宝剣は魔軍元帥が所持しているので、空中回廊の扉は開かなかったのですね。あと、古代遺跡の扉も何故か開かなかったことになっています。なんでだろう。不思議だなぁ……。そして、おそらくポンポコ騎士団は海底都市の次に「南極大空洞」と呼ばれる……まあ、大きなかまくらみたいなものです……そこに立ち寄っていて、苗木にじょうろで水撒きしている青いのと会っています。この「苗木」というのが、未来において実シリーズがなる木です。いずれ作中で書きますが、魔法の果実は未来から現在に落ちてきて、海底都市の扉を開けた先にある果樹園(プラント)に集まるシステムになっています。それらを目にして、子狸も何か思うところがあったのかもしれません。作中で実現することはありませんが、「実シリーズを全種類揃える」「減衰特赦を持つ」「豊穣属性開放」「レベル9開放」これら四つの条件をバウマフ家の人間(お屋形さまは除く)が満たすと、高確率でゲームオーバーとなります。つまり子狸を野放しにすると詰みます。ご利用は計画的に。 お便りありがとうございました!それでは! |
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おはようございます、左京様! ソニックと聞くと、何故かドリームキャストが脳裏を駆け抜けます。良いハードでした。シーマン……。 カットしたのでなかったことになりましたが、羽のひとはコアラさんの歪んだ性格を里にいた頃から何となく知っていたそうです。王女がコアラさんに期待しているのは、彼女が生粋の妖精族だからなのでしょう。血は争えない……。悲しいことだと思います。 魔物たちが、なぜ家電製品を知っているのか。ふむ……興味深いテーマだと思います。鬼のひとたちが作る鎧シリーズなんかは、サイズこそ小さいですけど、ほとんど人型ロボットです。魔物たちは高度な科学技術を持っているようです。勉強して身につけたものもあるでしょうけど、全部が全部そうとは思えません。魔物たちは発明家ではありませんから。何かしら道標になるものがあったのかもしれませんね。 子狸の恋の行方。作中で決着がつくことはないと思います。べつに作者が灰色の青春時代を駆け抜けて行った孤高の狼だったからではなくて、まだ社会にも出ていない少年少女が「もうお前しかいない!」みたいなテンションでいるのを見ると、ああ、あれは別れるな……っていう気持ちになるのです。でも、子狸の恋ははじまったばかりエンドなら、そういう心配もしなくて済みますから。たぴ岡の親心。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんにちは、神反煉堕様! ついに登場してしまいましたね、謎の覆面戦士が……。個人的には、謎の覆面戦士の正体は子狸ではないかと勇者さんが疑っていて、けれど子狸がいるのに覆面戦士が登場したみたいな感じにしたかったのですが、よく考えたら覆面戦士は初登場なので野望が潰えてしまいました。残念。 『頂上対決』より。 欠けたツッコミ要員、物語は佳境へ。トンちゃんはもういない、立ちふさがる強大なる魔軍元帥……。この期に及んで勇者さんは体裁を気にしていましたが、彼女の引きの強さには脱帽です。まさか、あの伝説の覆面戦士Grandさんが来てくれるなんて……。正体はわかりませんが、きっと心強い味方になってくれる筈です。勝機が見えてきました。やったね。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、あかさたな様! 図らずも子狸(主人公)がまともなほうであることを証明できました。活躍シーン置いてけ堀、発動。勇者さんは徐々にセンターへの執着を見せはじめましたが、まだまだ……あんなものでは足りません。強引に持って行くくらいの気概が欲しかったですね。さすがにそこまでは成長を描けませんでした。つの付きさんの言う通り、あと一年あればなぁ……。一年、いや、条件次第では半年……惜しいことをしました。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、yeti様! やっぱり合格点は貰えませんでした。はい、両方です。子狸の主張には具体的な方針がありませんし、料理の腕にしても大貴族を唸らせるほどの域には達していません。それは当たり前のことなのです。バウマフ家の悲願を果たすためには最低でも法律を変えるくらいのことをしなくては無理です。それに変えたら変えたで、何から何までうまく行くはずがありません。きっとその程度のことは、とうにシミュレートし終えていたのでしょう。勇者さんは大貴族の血族で、彼女にとって法律を変えることは決して不可能ではないからです。彼女を納得させるためには、どんなに遅くとも緑の島を出るまでに説得しなくてはなりませんでした。最後の分岐点というのがそれです。後戻りはきかない……歴史の歯車は否応なく回り続け、本日の当たり目、謎の覆面戦士Grand参上。これが運命なのか……。歴史のうねりを前にして、ひとはあまりにも無力なのです。ただ見守るしか。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、蛇様! 覆面戦士の正体については、おそらく明らかになることはないでしょう。どこからどもなく現れ、そして去って行く……それが謎の覆面戦士です。歴代の勇者たちも、あとでひょっこりと戻ってきたバウマフさん家のひとに尋ねてみたりもしましたが、ついぞ謎が明かされることはありませんでした。 勇者さんの場合は、自業自得と申しますか、つけいる隙を与えてはいけないのです。魔軍元帥との一騎打ちなんていうオイシイ場面が、すんなりと進むわけがありません。しかも子狸を差し置いて挑もうとは。彼女は、魔物たちを見習って、まず子狸を倒すべきでした。それが、きっと唯一の正解です。のちに判明しますが、このときが唯一の勝機だったのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、サカガミ様! おっと、サカガミ様は覆面戦士の正体についてお心当たりがあるようですね……。ですが、正体は内緒です。謎の覆面戦士ですから。ヒーローは正体を告げずに去って行くものなのです。謎のままにしておくのは心苦しくもあるのですが、知らないほうが良いことも世の中にはあるのです。 ちなみに子狸がセンターポジションへのこだわりを見せたのは、ハイパー化した影響もあります。つまり勇者さんの出番を奪ったのは本意ではなかった、ふだんは慎ましい子狸という可能性も捨て切れません。ベンチスタートは伊達ではないのです。主人公が謙虚なファンタジー。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、graytower様! ものは考えようなのです。たぴ岡はですね、スポーツって素晴らしいと思うのです。敗者の未来を奪い去ってしまう真剣勝負よりも、きっと遥かに価値があるのではないかと。つまり、剣と魔法の世界で主人公が球技をはじめても、まったく問題ない筈。それどころか、一つの結論と言っても良い筈……。そう……必然。必然だったのです。いえ、たぴ岡とて欺瞞であることは理解しています。不殺の信念を貫く流浪人がとつぜんアメフトをしはじめたら、それはおかしいでしょう。地獄でタッチダウンとか言われても正直ぴんと来ません。ですが、この世に絶対ということはありません。それは、あらゆる物事がそうなのです。どんなに可能性が低くとも、じっさいに試してみなくてはわかりません。やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうが良いという言葉もあります。大切なのはチャレンジ精神なのです。もっと恐ろしいものの片鱗を感じとったぜ。どうしてこうなった……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、omega様! おほっ、あらすじの一節ですな。そうですね……そろそろ終盤ですし、羞恥とはどういったものなのか考えてみましょう。羞恥というのは、けっきょく秘密を知られること。その一言に尽きると思うのです。たとえば、たぴ岡の場合は、学生時代に授業中、テロリストの襲撃を俺TUEEEして撃退するシーンを妄想していたのがバレると、かなりキツイですね。幸い、たぴ岡の周りにはサイコメトラーエイジはいなかった、もしくは居たとしてもそっとしておいてくれたので、平穏な日々を送ることが出来ました。秘密を知られること。それが羞恥心の発生源です。これが、たぴ岡なりの結論。 魔物たちは明確な目標をもって人類の代表者「勇者」を仕立て上げてきました。最後の勇者にアリア家を選んだのは、魔物たちなりの良心でもあります。恥ずかしいという感情を、感情制御の異能者は無視できるのですね。でも、勇者さんの異能は不完全なのです。そのことが、たぴ岡は、とても悲しい……。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、月狩様! あっ、誤字ですね!ありがとうございます!き、器械体操って「器械を使う体操」なんですね……知ったかぶってました……てっきり「機械のように正確な体操」のことだと思ってたよママン……。修正しておきます!本当に助かります。ありがてぇ、ありがてぇ……! あ、でも覆面戦士の正体は内緒です。こればかりは作者の口からは言えません!ちょうど、蘭ねーちゃんと同じ気持ちになれると思うのですよ。なかなか貴重な体験ですよね。滅多にありませんよ。疑いが晴れたコナン君を見つめるような、優しい気持ちでGrandさんの活躍を見守って頂きたい。大切なのは信じること。信じて、託すことなのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、がお~様! タイトルコールktkr!この物語のタイトルは複数の解釈ができるようになっております。魔王は誰なのか?子狸には子狸なりの考えがありますし、魔物たちには魔物たちなりの考えがあります。ですから、きっと勇者さんも勇者さんなりの答えを見つけるでしょう。魔王は実在しませんから、言ったもの勝ちなのです。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、アジア様! 3Dって凄い。いえね、にゃんテッド3DSを買ったのです。ゲーム自体は数時間で飽きましたが。ハードのほうを愛でています。ずっしり、みっちりとした感じが良いですね。この重厚感は、ゲームボーイにはなかった感触です……なんだかポケモンゲットした気分。小次郎とでも名付けようか……。 さて、ついに頂上対決がはじまりました。どちらかと言えば、魔人さんとトンちゃんのほうが頂上っぽくはあるのですが、そうではなく、対決が頂上なのです。剣で打ち合う、魔法で競い合うというステージを超越、思いきってジャンル変更してみました。いけると思ったのですが、まだ勇者さんはその領域に達していなかったようです。まじめだなぁ……。その点、謎の覆面戦士は完全に適応していましたね。まさか子狸を上回る逸材がいるなんて……。ですが、その正体が明らかになることはないと思われます。想像の余地を残しておく、というのも一つの手だと思うのです。例えるなら、ドラッグオブドラグーンのEエンドみたいな感じでしょうか。りんごん、りんごん。ああした、超越的な存在による理不尽な戦いがあることを子狸は伝えたかったのではないでしょうか。無理やり好意的に解釈をすれば、そのように見えなくもありません。なんくるないさー。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、ユーシェ様! 都市級……。それは絶望の使者。帝国、連合騎士団は魔ひよこに挑み、ジョンコネリ将軍は蛇さんと対決しています。トンちゃんはお馬さんとの絶望的な戦いに身を投じ……さらなる試練が勇者一行を襲います。これまでに培ってきたものが役立つとは限らない……戦いとは理不尽なものですね……。 便宜上、およそ百年単位で区切ってはいますが、討伐戦争というのは魔物たちが生まれてから連綿と続いてきた人類と魔物の生存競争です。そこには、勇者さんには知る由もない権力闘争がある……。 というわけで、謎の覆面戦士の登場でした。そう……魔物たちが節目ふしめで触れてきた、謎の覆面戦士ルートは、水面下で着々と進んでいたのです。血よりも濃い宿命、を感じとって頂ければ幸いです。作者としましては、こんなつもりではなかったのですが、登場したからには仕方ありません。うなる前足。運命を打ち破れ。謎の覆面戦士、ついに戦場へ。 お便りありがとうございました!それでは! |
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こんばんは、楔様! うん……細部まで予定通りに事が運ぶとは思っていません。そのあたりは臨機応変に対応していきたいと考えています。そもそも、王種イベントは対つの付き戦の後に盛り込む予定でした。つまり魔王戦の直前ですね。当然、この時点で子狸の制限は解除されていなくて、つの付きにフルボッコにされる予定だったのですよ。そうでもしないと勇者さんが黒騎士に太刀打ちするのは難しいですから。パワーアップイベントの犠牲役までこなすスーパー主人公。 いろいろと前後した部分はありますが、大筋では修正できる範囲です。問題ありません。ここまで来れば、あとはスーパー主人公に任せておけば大丈夫でしょう。このとき手綱をゆるめたことが、まさかあんな事態を招くなんて……。たぴ岡は、知る由もなかったのです……。 お便りありがとうございました!それでは! |