感想返し(2014年1月-2015年4月)


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※行数を節約するため、作中に直接関連しない部分について削除・省略・改行減らし等を実施しています。
※省略部分に関しては“(省略)“と記述しています。

2014年


01月

  • [2014年01月03日02時04分]
(省略)
くーでれ、と言うそうです。べつだんデレてはいませんが。
こんばんは、月狩様!
勇者さんは、あれですね、なんでも周りの人間をだめにするパワーがあるそうです。まあ、つまりはそういう異能なのです。トンちゃんは、アリアパパに拾われて割と早い段階で騎士団に入隊したので、被害を免れました。もっとも濃ゆく影響を受けてしまったのが狐娘たちで、勇者さんがゆんゆんと電波を放射するものですから、すっかりナマケモノになってしまいました。さらに彼女たちは五人一組で洗脳じみた能力を発揮するため、その相乗効果もあって負のスパイラルです。そして第二の被害者が勇者さんの幼なじみ箱姫というわけです。このだめ人間フィールドすなわちDNFは、親しい人間に対して働くようです。勇者さんが内心で仲良くしたいな~とか思っていると、変域統合さんがゆんゆんとマイナスイオンみたいに癒し効果を発揮して対象の労働意欲とか克己心を崩しに掛かります。でも何故か子狸さんには作用していないようです。たぶん勇者さんは、子狸を見ていると、どういった因果関係があるのかは不明ですが、自分がしっかりしなくちゃいけないという気分になるのでしょう。ただ長年の習慣というのは恐ろしいもので、けっきょく勇者さん本人は怠けてしまうようです。貴族のプライドでしょうか。働いたら負けとか思ってそう。まあ、じっさい貴族は命令するのが仕事ですから、子狸がこれ見よがしに部屋の掃除をはじめてもソファの上から微動だにしない、屈さない自分カッコイイみたいな感じなのかもしれません。自分から率先して動く貴族というのも、ちょっとありえないと申しますか、面倒なだけですし。ですから、子狸が勇者さんの言うことを聞かないのは、日頃の行いによる面も大きいのかもしれません。ヒロインの暮らしぶりを書くたびに主人公の地位が向上するファンタジー。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月03日22時44分]
(省略)
ポンポコ、なぜ戦わない。
こんばんは、陽珠理様!
主人公、おそるべし……。作者のプロットにどこまでも抗う存在……これがバウマフ家の……。
というわけで、がんばれ魔物たち。本当にがんばってほしい。もうね、なんか……あっちへふらふら、こっちへふらふらしています。とりあえず、作者としても、魔物たちからしてみても、最終話までにクリアしておきたいイベントが幾つかあるのですが。ふらふら、ふらふらと。今更になって気付いたのですが、たぴ岡の中でですね、中くらいの流れと申しますか、ああなってこうなって次の話がここまで進むからその次の話は……みたいな計算をして書くのです。ところが、これがまったく予定通りに進まない。その原因は、本当に今更ですが、ひょっとしたら主人公なのでは?と思う今日この頃です。子狸さんは、なんと申しますか、わりと直感的に動くタイプですから、じっさいに書いてみると妙な方向に進むのです。不思議だなぁ……。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月07日22時17分]
(省略)
可愛さは正義。
こんばんは、神反堕煉様!
お気に召して頂けて何よりです。勇者さんは、なんていうか、クールで仕事がデキる女の子というイメージだと思うのです。守ってあげたい!という感じのキャラクターではないのですね。ですから、勇者さんみたいな子をヒロインに据えるのはある種のリスクを覚悟しなければなりませんでした。羽のひとは烈しいひとですし。巫女さんが同行してくれればある程度は解決できる問題だったのですが……あの流れで子狸が心配だからついていくとか言い出すのは納得いきませんでしたから。ついでに言うと、のちにトンちゃんと合流したら逃亡します。直接の面識はありませんが、王国最強の騎士とか呼ばれている太っちょに勝てると言えるほどの自惚れは巫女さんにはないのですね。じっさい、まず勝てません。子狸なrばどうか……。作中で子狸とトンちゃんが本気で戦う機会はありませんでしたけど、設定上、ハイパー子狸はトンちゃんよりも速いです。ただし反応速度に差がありすぎるため、実質は互角くらいなのでしょう。たぶん二秒くらいで負けます。
というわけで、戦いを棄てた子狸。レギュラー争いというのは、良い見方です。だいたい合ってますし。子狸さんにとってはわかりやすいたとえですね。あとは、ここからいかにして子狸を焚き付けるか……魔物たちの手腕に期待したいところです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月07日22時57分]
(省略)
そういえば、ノロっていう名前でしたね。
こんばんは、sayself様!
まあ、今更ではありますが、子狸の名前はノロ・バウマフ。元ネタはヌル(null=ドイツ語の「0」)です。パソコヌさん的には「何にもないよ」という意味であるらしく、それっぽくて良いかなと思って命名しました。そのままだと面白くないので、少しひねってノロに。そしたら連載中にノロ・ウィルスが大流行。こわい。
負け狸の愛称で親しまれる主人公ですけど、やっぱり主人公がバシッと決めてくれるお話は読んでいて気持ちいいですよね。強敵が出てきて、こんなのにどうやって勝つんだろう!?というわくわく感。というわけで、ちょっと国際的な試合で活躍したシーンを取り上げてみました。他の選手たちは販売実績をあげることができなかったので、グラフで表すとポンポコ選手だけが群を抜いています。ひとまず国際試合で結果を残したトップクラスの選手と申し上げても過言ではないでしょう。それを見越した上での采配だったのでしょう。そうした強さ(販売実績)が子狸の自信につながっているんじゃないかな、と思います。やっぱりね、弱いだけではだめなのです。もちろん強いだけでも。そう思います。ボールは無機物ですけど、友達ですから。アンケートで、クラスで仲が良い人は誰ですかとか訊かれて、ボールとか飛び箱とか書いても問題はない筈。友達がいない子狸さんに愛の手を。同情した低学年の子たちに欄外に名前を書かれる子狸さんに愛の手を。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月08日23時23分]
(省略)
大切なのは信じること。信じて、託すことなのです。
こんばんは、がお~様!
いや、本当に。作中でも書きましたけど、諸事情により王種が一人足りないのです。子狸さん(主人公)が加わってくれればだいぶラクになるのですが……。半ば諦めている面はあります。それは、確かにある。ただ、心のどこかで期待している面もあって……それは魔物たちも同じことだと思うのです。
負けフラグを理解してしまった勇者さん。確かに子狸の戦歴はひどいものなのです。十回中九回は負けているでしょう。ただし長い目で見たらどうか?勇者さんには、そのあたりを考慮してほしいのです。二番街でも港町でも子狸さんは負けましたけど、その上で得られたものもあると思うのです。正直、子狸が特装騎士に勝つことはありえなくて、その前提でストーリーを組んだ面はあります。何故なら子狸はレベル3を開放していなくて、特装騎士は少し工夫すれば勝てるからです。工夫しない人間が騎士団で一定の戦果を挙げることはできません。まして子狸には未来が見えているらしい。それは必ずしも正確な表現ではないのですが、余人よりも多くの情報を持っているのは確かです。勇者さんには勇者さんなりの考えがあるのでしょうが、せめてパーティーの一員として子狸さんにも相談してほしかったのですね。時間の無駄であることは否めませんが、それが運命共同体というものなのでは?と思います。、まあ、あえて勇者さんフォローするなら、これまで子狸さんが大人しく言うことを聞いた試しがないということでしょうか。でもね、可能性は常に零ではないですから。諦めるべきではなかったと思うのですよ。ぽよよん。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月09日00時09分]
(省略)
可愛いは、正義。
こんばんは、がお~様!
まあ、好みの問題ではありますが。正直なところ、しいて(略)は魔物たちが全て理解した上で話が進んでいた面がありますから、意地悪問題みたいな側面があります。一番回路しかり(魔物=魔法動力兵の専用回路)、勇者さんの異能しかり(初対面の人間がおびえる)、火花星しかり(魔物たちの「敵」の存在)です。ただ、読者様に二度見を強要するのもおかしいだろうということで、できる限りその場その場で解説を入れるようにしています。作中でよく繰り返しの表現が出てきますが、それは知っている、知っていないでは受け取り方が異なってくるからでもあります。魔法のスペルなんかは最たるもので、さいきんはよく「魔法を召喚する」という表現を使います。魔法というのは、つまり不完全な魔物を召喚する術なのですね。それは、根本的にリシス(原初の魔物)を強化してしまう作業なのです。
『目指せアイドル、スーパースター』より。
魔都に突入する前まで、勇者さんは何を考えているのかよくわからないキャラクターという位置付けでした。厭らしい話をすると、それはギャップを狙ったものです。わかりやすく言うと、魔王戦で子狸さんの発言を全世界に晒したところで、ほとんど通常業務なのであまり意味がないのですね。あるいは今後、勇者さんの残念エピソードが随所に挿入されていくかもしれません。それは、じっさいに書く段になってカットされた内容がほとんどになります。こきゅーとすの運営をしているのは山腹のひとで、あの青いのは勇者さんに甘いのですね。ちなみに山腹のひとに運営の権限を与えたのはお屋形さまです。永続魔法の一種であるこきゅーとすに干渉できるのは、実質的に特赦を持つバウマフ家の人間だけです。山腹のひとに運営権を与えたという、その行為そのものが意味を持ちます。まあ、わりとどうでもいい裏話です。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月15日23時42分]
(省略)
つきのわぐまぁ……。
こんばんは、月狩様!
たぴ岡はですね、総選挙賛成派です。これが五人とか六人なら話は別ですが、20人以上となるとね、これはもう民主主義と同じ理屈になるのではないかと思います。作中で何度か魔物たちは民主主義を否定するような態度をとっていますが、これはたぴ岡の考え方が反映されていると言っても過言ではありません。わたくしは、民主主義が根本的に無理のある体制だと思っています。選挙で量れるのは候補者のアピール力であって、政治力ではないと考えているからです。本当に効果的な政治案があったとして、公言はできないでしょう。政治の素人が投票して政治の専門家を決めるという方策には無理がある。どう考えても。とはいえ、他にどうしたら良いのかという案があるわけではなく、そもそも国家という在り方そのものが矛盾を孕んでいるのだろうと思っています。
というわけで、目指せアイドル、スーパースター。最終的には運だよね、というお話でした。巫女さん再登場。彼女は魔法の限界を突破する魔法使いも居る、という事実を強調し補強する役どころです。巫女さんという実例が存在する以上、それは彼女のユニークスキル足り得ないのです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月17日00時34分]
(省略)
蒼いひとでした。
こんばんは、左京様!
あのぽよよんズは重要拠点の鍵ですから。開祖に鍵穴にねじ込まれて、でろっとしていたのが彼らの外殻です。自我を獲得したイドさん(方舟のひと=現在の王都のん)が真っ先にしたことがバーニングでした。
それにしても……まさか勇者さんのツンデレ風味台詞を書くことになるとは思いませんでした。びっくりです。なんと申しますか、完全に流れでああなりました。勇者さんも変わったなぁ、としみじみ。そして相変わらず子狸(主人公)と話が噛み合わない。そもそもパスでつなげていくという話から、どうして勇者さんが泣き虫という話につながったのかと言うと、星の部屋で勇者さんを一人にしたら泣いていたことから、じつは寂しがりやでパスを回してあげないとまた泣いてしまうかもしれないという深遠な考えによります。それなのに、べつにお前のために怒ったわけじゃないとか言われて、子狸さんの中で会話の流れが断絶したのですね。子狸の中で、勇者さんはたまに意味不明なことを言う女の子。勇者と魔法使いで会話が成立しない勇者のパーティー。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月22日01時46分]
(省略)
勇者さん、すっかり立派になって……。
こんばんは、ふるふる様!
やっぱり感情のない人生なんてつまらないですよね。きっといまの勇者さんは世界が色鮮やかに見えると思うのです。忘れたくても忘れられない思い出もたくさん出来るでしょう。それが人生なのです。まあ、その最初の思い出がドッキリだったわけですが。魔物たちは勇者さんを感情制御から解放してあげたかったみたいですね。そのために涙をのんでドッキリを仕掛けました。口では何とでも言えますから、そこには魔物たちなりのふとしたときに見せる優しさや口には出さないけど胸の内に秘めた人間たちへの感謝の気持ちがあったと思うのです。異能持ちは厄介ですからね。女の子は笑顔がいちばん、なんて。現実で口にしたらどんなリアクションが返ってくるのか興味深いところではありますが……まあ良くて苦笑いでスルーといったところでしょう。とにかく、物語の中でくらいはきれいなたぴ岡でありたいものです。しいて(略)は夢と希望のファンタジー。さいきんヒロインが可愛いと言われます。魔物たちのプロデュースは、それなりに正しかった、ということなのでしょうか……たぶん。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月23日06時46分]
(省略)
ぽよょん……。
おはようございます、sayself様!
勇者さんは、いちおう子狸に気を遣っていたらしい。なんだかアホの子みたいなキャラクターになっていますが、魔物たちいわく真の実力を隠してたという設定に(最近)なりましたし、留年も周囲の目を欺くための偽装工作と言えなくもない気がしてきました。徹底してますね。おばかさんではないのです。いや、本当に。出来ないことを叱るのではなく、なぜ出来ないのか一緒に考えてあげるのが教育だと思うのです。そしてひとには得手不得手というものがありますから、長所を伸ばしてあげることが大切なのではないでしょうか。開祖なんかは鍵穴に青いのをねじ込むという暴挙に出ましたが、そうおかしな行動でもないとたぴ岡は思っています。十人いたら、一人くらいは試してみようするでしょう。ただ、あのひとは法典さんに選ばれていたため(法典さんの最終目的は魔物を生み出すことにある)ハードルが下がっていて、ほとんど自動ドアだったのです。ひとの本質は内面にこそ表れる。勉強は心を豊かにするための一助であるべきであって、出来る出来ないは人生に直結しますけど、職業に貴賎はないと高額納税者の皆さんは揃って口にしますから。相対的かつ包括的に事象を鑑みるなら……これはそうインテリジェンスの問題と言っても差し支えはないでしょう。留年という書き方は正しくなかったかもしれません。オブラートに包んだ言い方をすれば、家庭の事情で休学したため勉強が一年遅れて同級生の後輩になったということです。言うなればダブルス……といったところでしょうか。人という字は互いに支え合って成り立っているのですよ。たぴ岡のちょっとイイ話でした。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年01月23日07時05分]
(省略)
メメタァッ
おはようございます、さんご様!
ちなみにその様子をワドマトさんは動力兵越しに見守っていて(遺跡に侵入した者が居れば伝わる手筈になっている)、のこのこと遺跡をトレジャーハントする開祖を見て「まさかな……」とか思って見つめていました。扉が開いたときは、さぞや慌てたことでしょう。また、当時は逆算魔法が施行されていなかったため、「今日の非数世界」チャンネルで自由に閲覧できました。ワドマトさんの他に目撃者が一人も居なかったとは考えにくいです。かくして北海世界の人々が見守る中、青いひとは産声を上げました。魔物たちは自分たちが祝福されない子供だったと思っていますが、必ずしもそうとは限りません。それが魔物たちの誤算の一つです。
お便りありがとうございました!それでは!


02月

  • [2014年02月11日20時47分]
(省略)
パソコンがねぇ〜……っ!
こんばんは、bibliomania様!
ハイ!というわけでね、後日!後日、修正させて頂きます!忘れないよう胸に、ブレストにですね、いやハートに、刻んでおかねば……。ご指摘ありがとうございます!できれば、この場で修正しました!びしいっ!とご報告できれば最高だったのですが、諸事情(主人公)によりお時間を頂くことになってしまいました。申し訳ない。もうね、なんと申しますか、作者と主人公の意地と意地のぶつかり合いみたいな感じになってきました。如何お過ごしでしょうかたぴ岡です。
ちなみにチェンジリング。オーバーなチェンジリング。見事に綴りを間違えたわけですが、CangelingでOber。これは未来での名称ということになります。いちおう正式名称は第三世代チェンジリングということになるのですが、のちに某不死身の男が無茶をやらかして禁術指定を受けるのですね。某半裸は第二世代チェンジリングを自力で第三世代まで持って行くという暴挙に出ます。というか、出ました。オーバーチェンジリングというのは、つまり許容範囲を越えた、やってはいけないことです。魔物たちの心臓によろしくありません。巫女さんの場合は存在しない魔法で契約の不備を突いた形になっています。とんでもない子です。ただ、魔法のシステム上、存在しない部分、制限できない部分はどうしても発生してしまうのですね。ぐぬぬ、です。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年02月11日21時13分]
(省略)
みこみこすぺしゃる。
こんばんは、月狩様!
子狸さんはああ見えて王国代表に選ばれたこともあるスタアですからね。新参のジュゴンソルジャーたちがどこまで食らいつけるか……勝敗を分ける鍵はそこになると思います。冷静に考えてみると、そもそも負けたからどうなるというものでもないのですが、なんと申しますか、地上の北海FCは少なくともマリアさんの指揮下にはない、キャラが違う、というふうにお考えください。マリアさんは人生の岐路に差し掛かっております。庭園のんが張り切るといつもそう。変な方向に話が進む。子狸か。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年02月11日22時17分]
(省略)
200話達成
こんばんは、天魔幻想様!
おおう、いつの間に……。そうか、二百を越えていたか……。当初の予定ではざっくり百話くらいを想定していたのですが。なるほど……ああ、でも、あれですね。主人公が脱線しなければ百話くらいだったのかもしれませんね。しみじみ。
巫女さんはですね、本当なら地上で緑の応援をする筈でした。でも風が吹けば桶屋が儲かるとはよく言ったもので、子狸さんが一向に参戦してくれないせいでちょっと予定が狂いました。いわゆる一種のバタフライ効果というやつです。
勇者さんは、おもに聖剣のせいで軽く人類の限界を突破しつつあるので、適材適所で行こうと思います。使えるものは使うがモットーの魔物たち。
そう、なんかハーレムっぽくなるから嫌だったんですよね……。その点に関しては子狸さんに申し訳ないと思っています。もっとはるかに高まる筋肉のガチムチメンバーを用意してあげれなかった作者を許してほしい。すまぬ。
魔物たちの例え話は、たまにおかしな方向に飛びます。かなり強引ではありますが、話題を別の方向に持って行きたいという意思の表れでもあります。だいぶ前に、魔物たちが開祖嫁に化ける化けないで揉めたことがありましたね。そのときのボツネタで、たまに緑のひとが化けるという話が入る予定でした。あの緑は微妙にヴァンパイアの要素が混ざっていて(コウモリに変身する等)、人型にもなれます。なんでボツになったのかと言うと、よくよく考えると魔王討伐までの期間で人化の出番がなかったのです。人化する場合、よほどの事情でもない限り女性型になるというのは、緑さんのママンバージョンが構想の根っこにあったから、でもあります。
そしてディンつながりの鬼のひと。こいつら本当に自由だな、と時々思います。たぴ岡の中でも、魔物たちの中で、ちょっと異質というか、目的と手段が逆転してしまっている印象があります。トラブルメイカーとでも申しましょうか。裏でこそこそと動いては厄介ごとを押しつけてきます。あのひとたちの分身が各国の街道沿いにはわらわらといて、人間たちの武装に強い関心を示すわけですね。そう考えると、不思議な安心感があります。あと、何気にたぴ岡の中で姿形がまとまっていない、あいまいな連中でもあります。よくファンタジーに出てくるごぶごぶ言う人々はあんまり可愛くないですし。まあ、こんなこと言うとあれですけど、たぴ岡は文章から情景を思い浮かべるスキルが低いのだと思います。無理に思い浮かべようとしても陳腐な絵しか出てきませんし。要訓練でするね。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年02月11日23時15分]
(省略)
ママン……
こんばんは、がお〜様!
うん?うーん……難しいご質問です。たぴ岡の勝手な推論になってしまうのですが、人間の美的感覚は環境による刷り込みが大きいと思うのです。その環境というやつが曲者で、まわりの人間が美人だ美人だと言えば、それがスタンダードになるんじゃないかと思っています。ようは、普遍的な美という概念は無いということですね。われわれの世界ではテレビがあり、また写真の登場による部分もあるでしょうけど、女優さんとかモデルさんを多数の人間が目にするものですから、ある程度まで基準が均一化されているのではないかと。
早い話が、開祖のお嫁さんは当時貴重だった魔法使いに嫁いだわけですから、当時の基準における「美人」つまり健康で働き者だった、それ以外の要素はあまり重要ではなかったと思われます。
んで〜、いわゆる女顔、中性的な容姿が持て囃されるようになったのはわりと近年の出来事でして、これはマッチョ=モテるの図式が崩れはじめたことで起きたものと思われます。しいて(略)世界には魔法がありますから、そうなってもおかしくはないのですが、悲しいかな普及しすぎたせいで魔法の扱いが軽く、またとくべつ才能を必要としないことから、優秀な魔法使い=身体能力が高い人間という現実があります。反射神経が鋭い、速く走れる、取っ組み合いに強い、頑健といった要素を、魔法の技能だけで上回るのは非常に困難なのですね。技量の寡多は、守勢に回ればカバーできること(盾魔法が優秀すぎる)や、その盾魔法は同じ盾魔法をぶつければ相殺されるといった原則もマッスル推しを助長させる要因になっています。結果として、プラスマイナス要素が打ち消し合い、しいて(略)世界の美的感覚は現代日本に準じたものになっているという設定です。ですから、仮に子狸さんが見目麗しい感じの面の皮をしているとすれば、そこには一定の需要が発生する筈です。にも拘らず年齢と彼女いない歴が奇しくも一致しているということは、あの子狸めの行状を鑑み、お近付きになるメリットを周囲の女性たちは見出せなかったということになりますね。
総合すると、この物語の主人公がイケメンだと設定が破綻するということです。いえ、べつに世の女性たちが顔でオトコを選んでいるというわけではありません。ないでしょう。本当に大切なのは内面です。なにかのアンケートで、異性に求めるのは優しさとか聞いたことあります。つまり優しすぎる子狸さんはモテていてもおかしくはないのですが、ろくに授業にも参加せず、騎士でもないのに魔物たちとバチバチやり合っているような人間はふつうにアウトでしょう。関わり合いになりたくないと思われているのではないでしょうか。安定した生活がいちばんです。そのためには、まず収入と社交性、円滑な人間関係が求められるのですね。君子、危うきに近寄らずです。人は、一人では生きていけないのですから。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年02月11日23時49分]
(省略)
パンダぇ……。
こんばんは、月狩様!
この世界のコアラは笹の葉を食べます。というわけではなく。まあ、あれです、誤字ですけど直し忘れたという体でお願いしたい。是非に。と申しますのもですね、ユーカリの葉を〜と書いてもびしっと決まらない感じがしたのです。ここは笹の葉にしたかった。ですから、例えば小さなお子様には、むしろたぴ岡はアホで笹とユーカリの区別が付かなかったのだといった具合に記憶を補強した上で受験戦争の糧にして頂きたい。このココナッツもいかに豆類ぶろうがしょせんは人間だったと大らかな気持ちで見守ってくださいまし。
さて、『死闘の幕開け』。デスボールでございます。ようやくはじまりましたね。はじまってしまいましたね。正直、いかにして避けるかを魔物たちの立場から考えたのですが、当の魔物たちが流れに乗っかったという体たらく。だめだな、このポンポコナイツは。という思いを抱きつつ、いかにして北海FCを出し抜くか?動画の名ゴールシーン集を観て勉強する日々です。フィクションよりもノンフィクションのほうが無茶に見えるんだから、本当にとんでもないですよね。
お便りありがとうございました!それでは!


08月

  • [2014年08月06日02時52分]
(省略)
りさ。それは醤油と合う何か。りさ。それはソースと合う何か。
こんばんは、肉じゃが様!
ちなみに第一世界で魔物を生み出した事故の原因となったものが「魔導素子リサ」、魔物から抽出されたものが「半概念物質リサ」です。これらは同じものなのですが、二つの歴史が重複しているため、どちらが正解ということはありません。作中で細かい説明した覚えもないのにリサを知ってるなんて、この子狸賢い。
『彼方の君へ』より。
こきゅーとす復活!こきゅーとす復活!
さて、完結したので堂々と言いますが、勇者さんは後日談の段階では一日の大半をこきゅーとすログアウト状態で過ごすようです。たぶん、ふつうに目障りだったのでしょう。巫女さんがログインすることはまずありませんが……確かに似たようなものを作れるかもしれません。魔物たちの予想では、将来的にこきゅーとすと似た通話手段を人間たちが開発するのは規定事項のようです。じつは、その骨子となる技術はすでに作中に登場していて……そう、騎士団の尾です。後世、決定的な発想の決め手になるのは、おそらく異能者たちになるのではないかと。この世界で最初に新聞という着想を得たのが異能による相互ネットワークを持つ狐娘たちだったように、まったく新しいものがポンと生まれることはないのですね。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月11日00時07分]
(省略)
こきゅーとす大復活。
こんばんは、蛇様!
さて、ついに投げられたさじですが……その前に一つ。国境付近の街を出た辺りで不調になったこきゅーとす。これは、魔法的なF5アタックを仕掛けられたことが原因でした。のちに魔物たちが言及しますが、このF5アタックを仕掛けたのが作中で言うところの「完成された魔法使い」です。こきゅーとすが復旧したのは、その人物がもう大丈夫と判断したから。つまりデスボールに身を投じた子狸さんへの信頼があったからだったりします。ですから、確かにね、さじは投げられましたけど、そればかりではないのですよ。きっとね、うん、いま思いついたのですが、ほら、希望と絶望はワンセットみたいなアレがあるじゃないですか。そういう、なんかアレじゃないかなと思うのです。うん。
お便りありがとうございました!それでさ!

  • [2014年08月11日01時03分]
(省略)
巫女さんの本名は、じつはユニ・クマー。
こんばんは、ふりすく様!
あの子は意外と要領がいいと申しますか、才能に人格が追いついていない面がありまして、それは、まあ、自分の異常性を自覚する前にもっと変なのと遭遇したからなのですが。とにかく、巫女さんは「ふつうの女の子」だったりします。思想、行動は常軌を逸してますけど、ごく平凡な感性を持っている。なので、もしもこきゅーとすに参加したら魔物たちとウマが合いそう。一緒になって子狸さんを自分の都合に良いよう動かそうとするんだろうな、と思います。
まあ、それはともかく。マジレスすると、巫女さんはこきゅーとすには参加できません。彼女の特異性は「魔法の才能」と「土魔法のオリジナル」であるということ。バウマフ家の人間に豊穣属性を植え付けるための雛形で、それら二つの要素を兼ね備えた人間は極めて少ないのですが、まったくいなかったと考えるのは難しいのです。何故なら一つの傾向として土魔法の術者は強力な魔法使いであり(希少な属性であるため、魔法への興味と関心が高くなる)、中でも雛形に選ばれるのはその時代で最高の資質を持った人物だからです。(土魔法の範疇において、巫女さんに出来ないことは子狸にも出来ない。背の高さが遺伝で決まるのと同じ。雛形の資質は高いに越したことはない)結果的に土魔法のオリジナルは、その時代最高の魔法使いであることが多く、少なく見積もっても過去に二人か三人くらいは巫女さんと同等かそれ以上の才能を持ったテロリストがいたであろう、とたぴ岡は思うのです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月11日01時53分]
(省略)
こきゅーとすは何度でも蘇る。不死鳥のように。
こんばんは、月狩様!
誤字じゃないよ!よ!いえね、作者的にはデスボールとか勘弁して欲しかったのです。どう考えてもエンディングにつながりそうになかったですし。魔物たちの供述が一転、二転したのは(白い人たちの正体=異世界人→新一年生→異星人→やっぱり異世界人)、作者と魔物たちの、どうにかして主人公に参戦して欲しいという魂の叫びがシンクロした結果です。けれど、いつしか心のどこかで諦めている自分がいて……「さい」と書くべきところを自然と「さじ」と書いてしまい……ああ、そうだね、と静かに納得してしまったのでした……。
諦めなければ夢は叶うという素敵な言葉があります。けれど、ぐっと敷居を下げて、妥協することで手の届く範囲に引き寄せる夢もあるんじゃないかな?しいて(略)夢と希望のファンタジー。星の数ほど人がいて、人の数ほど夢がある。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月11日22時30分]
(省略)
こきゅーとすは滅びない。何度でも蘇るさ!
こんばんは、psyto様!
たぴ岡はですね、魔物たちの口喧嘩を書くのがけっこう好きなのです。ナマの感情と言うか、互いに互いの足を引っ張り合って、相手を引きずり落として同じ高みに立とうとする、この素晴らしい景色を肩を並べて見つめたい……きっとそれが魔物たちの本質なんじゃないかな、と思います。けれど、そんな魔物たちも子狸をヨイショするときは一致団結できる、そうした同調圧力の美しさ、儚さを描けたら、それはどんなに素敵なことなのでしょうか。
そう、ナンバーワンよりオンリーワンなのです。こきゅーとす「らしさ」、魔物「らしさ」、もっと言えば、しいて(略)「らしさ」って何だろうと考えたら、それは、きっと……、仲間、だと思うのです。いいですよね、仲間。一人はみんなのために、みんなは一人のためにですよ。まあ、わりと平気で一人だけ幸せになろうとしますけど。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月12日00時29分]
(省略)
さじを。なるほど。たしかに、もしかしたら、あるいはそうかもしれません。ですが、ものは考えようなのです。もうどうしようもなくひねくれた人物が、いつまでも過去に囚われてはならない、みたいなお説教をされますよね。そうした場合、他にどうしようもないので、じつは守るべきものが身近にあって、そのことに気付かされて改心したりするわけです。それもまた一つの諦めと言えるのではないでしょうか。諦めることで、はじめて次のステップに進める……そういう、言ってみれば、そう、青い鳥みたいな何かが、魔物たちにさじを投げさせたんじゃないかな?本当に大切なのは赦すことなのです。赦し、受け入れる。事実、魔物たちも異世界人への興味が失せましたから。赦すというのは、そういうことなのです。
こんばんは、kino様!
さて、アリア家在住の平穏に暮らしたい勇者さん。よく物語に悪徳貴族って出てきますよね。平民を虐げて主人公たちに成敗される役。彼らが勇者さんのモデルです。虚栄心がとても強くて、見下されるのが嫌い。王さまに面を上げよ〜とか言われるとイラッと来る。そういう子です。やはり人間、根っこの部分はそう簡単には変わらない。勇者さんの場合、可愛くなったと言うより素が出てきたという感じです。魔都で山腹のひとに扮した王都のひとが勇者さんの残念エピソードをバラしはじめたので方向転換を余儀なくされたのですね。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月12日23時43分]
(省略)
子狸の鳴き声、いちばん最初に指示したのは羽のひと。
こんばんは、月狩様!
ついに骨のひとが言及してくれたのですが、魔ひよこはズルいですよね。かなりの部分、ビジュアルでトクをしている。魔物たちのモデルになったのは言わずと知れたモンスターの皆さんなのですが、メンバーの半分くらいはストーリーの都合上、多少ひねっています。この「ストーリーの都合」というやつが、いわゆる「運命の境界線」です。本来、魔法は時間に縛られない。また逆算魔法の支配下であっても、リサとリサ結晶体そのものは過去と未来を自由に行き来しているのですね。だから青いひとたちのオリジナルは六人生まれて、それは魔物たちにとっていちばん都合の良い数だったのです。
『しましまの世界』より。
最終話で軽く触れましたが、連結世界の正式名称がこれ。「ストライプドッグ」とも言います。「狸」は英語で「ラクーンドッグ」と言うのですが、少しひねりました。勇者さんのオリジナル、闇の宝剣の名称は「世界」ということになります。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月13日01時15分]
(省略)
勇者さん、ついに実力行使に出る。
こんばんは、杉谷様!
ややこしくて本当に申し訳ありません。魔都で魔王が倒れるまで、魔物たちの情報規制がキツくて、それは彼らの敵が自分たちと同じ開放レベル9だから。子狸を、バウマフ家の人間を遠ざけておきたかったのですね。人間で動力兵たちに対抗できるのはお屋形さまくらいなのです。当初、最終章は書くつもりがなかったので、隠していたことが一気に噴出する構成になってしまいました。本当なら魔王を倒した辺りでこきゅーとすが壊れて、映像が途切れる感じでおしまいとする予定だったのです。勇者さん赤面エンドですね。最終章を書くことになったのは、作者の手落ちです。もちろん作者サイドの問題が作中の出来事に影響する筈もなく、苦肉の策として本編では「未来の子狸が改変した過去の世界」を書くことにしました。改変される前の最初の歴史というのが、お便りのコーナーでああだこうだと言ってきた「魔王の腹心ルート」、つまり最初に予定していたプロットというわけです。最初のプロットでは、魔物たちの情報規制はもっと徹底していました。王種は五人いるとか口が裂けても言わないバージョン。あのへんが分岐点です。あの辺りで、魔物たちは子狸がなんかおかしいことに勘付きました。子狸が骨のひとに勝つのは、おかしいのですね。魔法の使い方、タイミングの取り方が絶妙すぎたのです。というわけで、魔物たちは情報規制を少しゆるめました。ゆるめたと言うよりはゆるみました。魔物たちは、やっぱり人類が滅亡しようと何だろうと、最後の一人、木のひとと会いたかったのです。そのために彼らは、子狸と異世界人の対立を煽りました。やろうと思えば木のひとを召喚することも出来たのでしょうが、そこはバウマフ家の人間に委ねたかったようです。最大開放のバウマフ家がシリアスモードに突入すると、逆算魔法を崩しに掛かることを、魔物たちは知っていました。魔物たち自身がそうなることを願っていて、バウマフ家の人間は魔物たちが本当に期待していることを裏切らないからです。けど、そこはバウマフ家です。なかなか期待に応えてくれません。そこで魔物たちは一計を案じ、もはや人類が滅びようと知ったことではないとばかりにネタバレをしはじめる……というのが最終章の概要になります。
そして、逆算魔法を崩したいと考えているのは異世界人のワドマトさんも一緒でした。彼の情報は世界ディーラー。連結世界担当。カタログを作成し、連結世界に移住するとこういう良いことがあるよ、住人たちはこんな感じで、他の世界にはないこういう特徴があるよ、とプレゼンするお仕事です。ところが逆算魔法は過去、未来からの干渉を阻害する魔法。過去を見れないということは、カタログが作れない、作ったとしても有力な資料にはならないということです。それでは困る、というのがワドマトさんの主張。南極大陸に動力兵を派遣して逆算魔法の施行を止めようとしたりもしたのですが……健闘むなしく、とある一族のみ逆算魔法を無視できるようになる、という中途半端な結果に終わりました。それからしばらくの間、ワドマトさんは大変に荒れました。営業成績は落ち込むし、上司からは何やってんだと怒られる。だってカタログがないのです。スペック不詳の車は売れますか。まず売れません。そんなワドマトさんにも転機が訪れます。それは、魔物たちの相互ネットワーク、こきゅーとす。管理人さんが暴走し、魔物たちが右往左往する物語。かくして再起を決意したワドマトさんは、こきゅーとすに張り付き、これはと思う記事を抽出して北海世界に配信するという地道な作業をはじめます。時は流れ、王国歴1002年。王国は大貴族、アリア領の片隅から物語ははじまります。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月13日02時19分]
(省略)
勇者さんはね、これまでよく我慢してくれたと思うのです。ぜんぜん言うことを聞かない子狸ですけど、勇者さんは一度も手を上げませんでした。鞭では叩きましたけど、それは乗馬訓練で。どうして勇者さんは体罰に踏み切らなかったのか。それは、子狸について来いと言ったのは自分で、勇者さん自身は魔王軍に勝てるとは思っていなかったからです。都市級の魔物たち、魔獣種は有名な存在で、国家の総戦力に匹敵する……国家総動員というのは、つまり勝てないということです。三大国家の一つ、王国が勝てないということは、人類に勝ち目はないということなのです。三大国家が全面的に協力し合うなんてあり得ないですから。帝国と連合国の偉い人たちはですね、一千と言わず三千騎くらい王都に派兵しても良かったのです。その後、王都を占拠するのがベストでしたから。なので、王国宰相はお断りして一千騎ずつとしました。それでも、大きな借りを作ってしまいましたね。勇者さんは魔王軍に勝てないと考えていたので、最期の晩餐的な感じで子狸に優しく接していました。ここに来て勇者さんvs子狸さんの夢のカードが実現したのは、その必要がないとわかったからです。魔物たちは、むしろ子狸の味方でした。悲しいことだと思います。
こんばんは、天魔幻想様!
さて、ついに子狸が勇者さんに牙を剥きました。まあ、子狸は子狸なりに、勇者さんの保護者という立場から、もっと良い意味での対等な目線に立とうという意識が芽生えたのでしょう。勇者さん、かなり強くなりましたからね。そろそろ自分と戦えるくらいには育ったとかナチュラルに見下してるんだと思います。ああ見えて、子狸さんは同年代の人間と比較したら強いのです。学校の外で、同年代と比較することに意味がないというだけで。設定上、番長グループのたまにいる特攻隊長ですから。番長にも一目置かれてるのですよ。威勢良く突っ込んで、相手側の強敵を引き立てる役と申しますか、なかなかどうして貴重な人材なのです。予定調和と言うか、様式美の申し子ですから。主人公が噛ませ犬でもいい。自由とはそういうことなのです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月18日22時12分]
(省略)
二百話超にして、ついに勇者さんキレる。
こんばんは、ふるふる様!
誰と戦っているのか。ポンポコ騎士団のリーダー(子狸ではない)も気にしていましたね。当初の予定では、リーダーは最終話で子狸を逮捕する役柄でした。罪状は魔王です。飛ばしましたけどね。書いていてぴんと来なかったと申しますか、たぴ岡の持論では書いていてつまらないことは読んでもつまらないのです。なので、シーンを飛ばしました。
魔物たちの目的は木のひとの復活です。もっと長期的な目的ということであれば、魔物という種の存続です。これは、ほぼ達成されました。魔物は魔法から生まれ、魔法は魔物から生まれる。魔法がある限り魔物は滅びない。魔法世界が多ければ多いほど、法典が落とされれば落とされただけ、魔物たちの残機は増えるのです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月18日22時47分]
(省略)
勇者さん、リミットブレイク。
こんばんは、陽珠理様!
火口のーんとかまくらのーんがたびたび論争していたのですが、はたして子狸と勇者さんどちらが強いのか?しいて(略)は剣と魔法の世界ですから、やはり戦闘は欠かせない要素なのです。ですから、そういう、何と申しますか、主人公とヒロインが戦ったらどうなるのか、という答えを提示したかった、という思いがありました。もっと言えば、子狸さんTUEEEと読者の皆様に思って欲しかったのです。でも、ほら、魔物に勝つのは無理だし、なら動力兵には勝てるのかと言えばかなり怪しい、たぶん無理っぽいじゃないですか。手頃な相手で、かつ勝ったらSUGEEEってなるの勇者さんくらいだったんですよね。やっぱりね、主人公が勝つとすっきりするじゃないですか。しかも正々堂々と戦って勝つのがいいんですよ。でも不意打ち騙し討ちしたほうが勝つのは当然で、だから格下の相手に挑むのがいちばんなのかな、と。たぴ岡は子狸さんでTUEEEしてみたい。
負けましたけどね。そのへんは、もう勝つ流れじゃなかったので仕方ないと申しますか、ようは大事なのは過程であって、結果じゃないんだと思います。圧倒的なパワーを示せれば、べつに負けても問題ないと思うのです。強い強いと言われるラスボスだって最後には負けるわけですし。ある種、エスタークさんとか神竜さんみたいな感じ。そう、絶望感。この子狸にどうやって勝つんだ!?みたいな、わくわく感。一方で、どうせ今回も負けるんだろ?みたいな至極順当な予測を裏切ってみたかった。まあ、負けましたけどね……。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月18日23時31分]
(省略)
ちなみに無意味な仮定ではありますが、子狸さん(制限解除なし)が本気で勇者さんと敵対して、かつシリアスモード全開で、さらにその日の運勢が万全だったなら、子狸さんは勇者さんに勝てます。もちろん勇者さんが姑息な罠を仕掛けなければの話ですけど。
こんばんは、虎虎様!
バトル路線に走ってみました。勇者vs魔王。こう書くと頂上対決っぽくて良いですね。まあ、じっさいのところ魔王軍でいちばん強いのは魔人ことお馬さんなのですが。けど、魔都での魔王戦を書いていて思ったのですが、どんぐりの背比べでいいんじゃないかなと。むしろ肝心なのは、誰と誰が戦うかなのですね。というわけで、主人公とヒロインの激突です。
たしかに勇者さんは強くなりました。もしかしたらトンちゃんにも勝てるかもしれません。いえ、たぶん無理ですけど。トンちゃんは対人戦闘のプロですから……。
けどね、うん、トンちゃんは置いておいて、勇者さんは子狸さんの本気を知りませんから。魔物たちに制限を開放された状態を本気と言って良いのかどうかは諸説あると思いますが、むしろドーピングっぽいとすら感じますけど、ベストコンディションという意味ではマックシング子狸と戦わずして真の勝利とは言えないのです。
過去を棄てた子狸とシリアス要員崖っぷちの勇者さんの対決。はたして残念の女神はどちらに微笑むのか。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月19日23時11分]
(省略)
勇者さんは働かないのではなく働く能力がない。それが狐娘たちとの大きな違いである……と勇者さん本人は思っています。
こんばんは、肉じゃが様!
争いは同じレベルでしか発生しない(AA略
魔法の根本的なルール。開放レベルというものがあり、レベルに応じて明確な上下関係があるという設定は、魔法に原始的な意思があるというところから来ています。威力とかスピードはいっさい関係ないというのは、もしかしたら珍しいのかもしれません。魔物たちの言葉を借りれば、熱量や速度は数値の違いでしかないのですね。
さて、話は遡りますが、魔都で出現した魔王さんと近衛兵さん。彼らを操作していたのは北海世界の住人たちであって、ワドマトさんではありません。むしろワドマトさんとは立場を異とする、移住計画に反対する人々でした。バウマフ家と魔物たちをこのままそっとしておいてあげよう、やはり故郷を捨てるのは偲びないと主張する団体で、その黒幕は北海世界の権力者です。彼らが民意を味方につけたことで移住計画は見直そうという話になったのですが、推進派も黙っていない。むしろ計画をスタートしたときに話し合って、その結果やるということになったじゃんというのが彼らの主張。ワドマトさんを派遣して移住計画を強行しようとしたのですね。この辺りの事情を書き始めるともう本当にきりがなくなってしまうので、作中では全部ワドマトさんが悪いということにしました。しいて(略)は中間管理職の悲哀を描いたファンタジー。
一方、魔物たち、個人差はあるでしょうけど、少なくとも王都のひとと、あと大きいひと辺りは、こきゅーとすが復旧したことで、大体のことを理解しました。作中の出来事が二度目で、歴史を変えようとしているのが未来の子狸であるらしいこと等です。動力兵たちは、むしろ子狸の味方でした。完成された魔法使い=ワドマトの娘さんは、子狸に恩があるのですね。こうなると、もはや隠す意味がないので王都のひとは情報公開に踏み切ったのでしょう。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月19日23時46分]
(省略)
めっじゅ〜。
こんばんは、sayself様!
作中で子狸が泣いたのは、たぶん三回。巫女さんと戦う前に一回と、勇者さんに捨てられたあと、それから魔王の近衛兵と戦ったときですね。あと、作中ではカットしましたけど、南極大空洞(南極大陸の地下にある大きなかまくら)で木のひとの苗木を目にしたときも無意識の内に涙を零したという設定があります。バウマフ家の人間は演技派というか、途中で演技していることを忘れてしまうようで、シナリオ遂行中によく泣きます。感受性が高く、他者の感情に敏感なのです。これは退魔性の劣化が原因。他者に強い影響を与える反面、受ける影響も大きくなる。子狸が泣き虫という設定はそこから来ています。
王都のひとは守勢に秀でた魔物ですから、よく保身に走ります。管理人の近衛として、自分以上の適任者がいないことをよく理解しているのでしょう。ええと、ほら、よく自己犠牲に走りがちな人物がもっと自分を大切にしろとか怒られるじゃないですか。王都のひとは優秀なので、言われる前にきっちりと保身に走るとか何かそんな感じです。さすが王都さん。さすが王都さんと言わざるを得ない。ぽよよん。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月20日00時07分]
(省略)
勇者さん、ついにデレる。
こんばんは、uru様!
てっきりずっとツンツンしているのかと思ったのですが、勇者さんは案外すんなりとデレますね。どうも相手のほうが正しいと思ったときは、あっさりと意見を翻してしまうようです。
『決意』より。
まあ、今回の場合はもっと単純に、もう魔物たちには任せておけないと思ったのでしょう。勇者さんはけっこう魔物たちの手腕を内心では評価していて、まず知識量では敵わないことを認めていたのだと思います。魔物たちは千年以上生きているので当然ではありますが。こきゅーとすの有用性とか、人類社会への貢献とかを高く評価していたのではないかと。魔物たちはね、賢者と称しても誤りではないでしょう。科学的な知識を持ち、リスクを避ける意識が極めて高い。それが、まあ、子狸が絡むと一転してこのザマですよ。悲しいことだと思います。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月20日00時27分]
(省略)
ペットは飼い主に似る。
こんばんは、yeti様!
勇者さんは、港町に入る前に子狸の珍回答集を目にしていますからね……。たぶん、その中に「12+11=0」みたいな珍回答があったのでしょう。魔物たちの遣り取りに、勇者さんはこきゅーとすの闇を垣間見たのだと思います。足し算は美しい数学です。けれど、理不尽な世の中では1+1が2になるとは限らない。もしかしたら足を引っ張られることだってある。そうした高度な数学を、魔物たちは教えたかったのではないか。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月23日23時29分]
(省略)
やっぱりパソコンは便利ですなぁ……。ここ最近スマホをいじるのが楽しくて返信もスマホで行っているのですが、やはり使い勝手ではパソコンのほうが上です。欠点を挙げるとすれば、布団の中でごろごろしながら書けないということでしょうか。おや?返信欄がピンクくなってる……。あれ?前からこうだったかな……?などと違和感を覚えつつも……Z戦士に憧れて操気弾を練習中のたぴ岡です。つぇいっ!いかがお過ごしでしょうか。
こんばんは、月狩様!
魔どんぐりと魔りんごは犠牲になったのだ……。子狸は魔改造の実シリーズが好物なのですが、じつは小さい頃は食べられなかったという設定があります。好き嫌いを克服した食べ物って、むしろ好物になったりしますよね。たぴ岡の場合は、お寿司がそうです。テレビ番組で鮮魚を特集したりすると、たいてい軽くスプラッタ映像じゃないですか。お魚さんたちをズバズバさばくものだから、まな板は血まみれになるし、幼心に見事にトラウマになりました。まあ、さすがに今は克服しましたが。
勇者さん、ついに飼育係に立候補する。……いや、まあ、無理だと思いますけどね。どちらかと言えば、常識に欠けているのは勇者さんのほうです。人間の集まりには必ずマイナールールがあって、そのルールを守らない人がいわゆる「空気が読めない人間」と認定されます。最終話で勇者さんはジャンル:学園に突入しますが、彼女は平民たちのマイナールールをまったくと言っていいほど知らないのですね。よって、むしろ子狸さんにお説教される側に回ります。勇者さんの落ちぶれに待ったなし。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月24日00時04分]
(省略)
端的に言うと、勇者さんは貴族のドラ息子(娘ですが)ポジションになります。ほら、ファンタジーの学園モノだと、けっこう割合で出てくるじゃないですか。平民の子が何かミスをして「お前なんかクビだー!」とか言い出して主人公と決闘になる貴族が。そうした、いわゆるマナーに勇者さんは厳しいです。イイよイイよなんて笑って許すよりも、いったん怒鳴っておいて、あとでこっそりとフォローしたほうが実入りが良いですからね。そんな勇者さんの前に立ちふさがる子狸――!
こんばんは、左京様!
状況が複雑になってしまって申し訳ない。作者としましては、読者の方々がついてきてくれているのかが心配でなりません。できる限り内容を絞ったつもりではいるのですが、物語の構造上、魔物たちの情報規制は魔都がピークとなっており、それ以降は蛇口の壊れた水道みたいな感じになってしまいました。作者は大丈夫です。これは断言できるのですが、こと自作において作者というのは一番熱心な読者です。一話ごとに平均で二、三回ほど書き直していますし、まず書いている時点で「コイツとコイツの関係がああでそうだから~」とか「前にああいうふうに書いたからここは~」とか考えながらお話を進めていますから、記憶が補強に補強を重ねた状態になるのですね。しかし、それゆえに読者の方々の目線に立つというのは非常に難しい……これはたぶんセンスの問題です。わたくしには、そうした面での才覚がないのでしょう。しいて(略)では、もうほとんど諦めてやりたい放題やらせてもらいましたから、次回作ではその辺りを改善したいものです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月25日01時19分]
(省略)
うんうん、笑ってはいけない状況だと何だかこみあげてくるものがありますよね。心理的に抑圧されているから、そのストレスを解消しようとする身体の働きなのかもしれません。特にバスとか電車の中は危険です。微妙に没頭しやすいし、ガタゴトと程良く雑音があるから余計に油断してしまいます。笑ってはいけない、でも可笑しい。そういうとき、たぴ岡はイーグルアイを発動するようにしています。俯瞰するイメージ。すると、あら不思議、幻の六人目が見えるような気がしてきます。凄いね、人体。
こんばんは、yeti様!
『早すぎる、決戦兵器』より。悲しいことに、おれガイガーΣのオチがたぴ岡には見えていました。小鬼さんたちの仕事には、絶対的な信頼があります。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月25日02時01分]
(省略)
スーパー子狸に死角なし。
こんばんは、成田様!
この辺りは、書いていて、もう少しハンデをつけた方が良かったかなと思いました。さすがに制限解除は子狸さんに有利すぎましたね。戦闘シーンを書くとき、たぴ岡はどちらが勝つか決めないで書いています。どっちが勝っても魔物たちが何とかしてくれるのでストーリーには影響しませんし、じゃあ何のために戦うのかと言えば、これはもう何となくそれっぽい雰囲気にするためなのですね。ですから、両者の実力は拮抗していたほうが何かとやりやすい。それなのに、最大開放の子狸さんでは、あまりにも……あまりにも強すぎたのです。まあ、負けましたけどね。
さて、勇者さんはなんとなく子狸の気持ちを察していたようです。ん〜甘酸っぱいですねぇ。たぴ岡は恋バナとか苦手でして、けど自分が子供の頃は、いわゆるボーイ&ミーツものにやたらとわくわくしていたなぁと。じれじれと言うやつですね。こう、なんとなくね、相手の気持ちには気付いてる、けれどあと一歩が踏み出せない……みたいな。きゅんきゅんしますね。まあ……勇者さんはべつに子狸に恋してるわけではありませんけど。子狸からしてみると、勇者さんはライトノベルの主人公ばりに鈍感な人という認識です。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月25日04時04分]
(省略)
勇者さんはですね、出来ることと出来ないことが極端なのですよ。終盤で軽く触れましたけど、感情制御という異能は意外と用途が広くて、間接的にではありますが不随意筋をある程度までコントロールしたりも出来ます。ある程度、というのは、例えば自分の意思で心臓を止めたりは出来ないということです。ただ、脈拍をコントロールすることは、健康に害を及ぼさない範囲で可能です。(適応者を早くに失うと異能は元を取れないため、無茶な使用にはブレーキを掛ける)勇者さんにとって、縄跳びなんかは体力が許す限り延々と持続できる単純作業なのです。彼女の、貴族はあらゆる面において平民のスペックを上回るという思い違いは、こうしたところから来ています。どこまで動けば倒れるというのも把握していたでしょうから、無理はしない、さっぱり体力がつかないという残念ルートも完備。その辺り、アリアパパなんかは割と把握していて、幼少期のアリア家の人間が非常に危うい体質をしていることを知っています。なので、何かと悲劇のヒロインぶる勇者さんですけど、じつのところ、かなり蝶よ花よと育てられています。使用人たちは心の底からアリア家パねえと思っているので、なんだか微妙にスペック低めだけど人間味がある勇者さんをちやほやしますし。一方その頃、幼狸は森の中をマラソンしたりしていました。
というわけで、こんばんは、天魔幻想様!
子狸ベイビーかぁ……。わたくしはですね、子狸の恋の行方をあえて考えないようにしています。ほら、子供には無限の可能性があると言うでしょう。それってつまり、勇者さんにこっぴどくフラれる未来も可能性の一つとして大切にしてあげたいということなんですよね。いえ、べつにフラれると決まったわけじゃないですけど。このたぴ岡は、子狸さんの無限の可能性を信じてあげたい……。
とはいえ、まあ、IFの話は出来ます。もしも仮に子狸と勇者さんの間に新たな生命体が誕生したとするなら、その子はまず異能者ではないでしょう。魔法側の適応者は、異能側の適応者にはなれないというルールがあるのです。(退魔性によるリバウンドを受けない=異能に見捨てられている)例外がないとは言いませんが、それは個人としての価値が高すぎて見捨てるにはあまりにも惜しい存在だけです。最終話で子狸はちゃっかりと連結世界の代表者(つまり世界大統領です。まさかの政治家)に成り上がっていますから、そこそこの影響力はあるのでしょうが、異能さんたちが目の色を変えるほどではありません。討伐戦争を駆け抜け、北海世界との架け橋になった子狸でもだめだったということは、バウマフ家から異能者が生まれることはまずないということです。アリア家特有の異様な学習能力を持たない子になるわけですが……アリアパパは案外喜ぶかもしれません。魔物たちも意向もあり、表向きはアリア家とは縁もゆかりも無い子ということになるでしょうけど、そんなの関係ねえとばかりにアリアパパが直々に鍛えてくれそうです。アリアパパは、某ぽよよんみたいに適当なことも言わないので……母方おじいちゃん子になりそう……。
そのとき、魔物たちの嫉妬が吹き荒れる。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年08月27日00時39分]
(省略)
子狸アナザーはオリジナルの余計な部分を削ぎ落とした存在。つまり希望を司るTANUKIなのです。
こんばんは、月狩様!
魔法に数量の制限はない。これは、つまり分身魔法が本質的には無意味であることを意味しています。作中では魔物たちが嫌がるので書きませんでしたけど、わかりやすく言うと、全知全能の神は一人で良い、二人いても意味がないということです。二人いれば効率が上がる、ラクができるというのであれば、それは全知全能の存在とは言えないのですね。魔物たちは神さま呼ばわりされるのを嫌います。それは、彼らの能力が、やはり神と呼ばれるに相応しいものだから。願われ、祈られ、叶えるだけの存在になってしまったら、たぶん自分たちは世界を滅ぼしてしまうとわかっているのでしょう。戦闘力100の魔物に、戦闘力99の魔物が束になって掛かったとしても絶対に勝てません。これは、あくまでもわかりやすく書いているだけで、心という不安定な性質を組み込まれた魔物たちに絶対ということはありません。ですから、高い安定性を持つ庭園のひとが最強の魔物とされるのですね。とはいえ、人間はそういうわけには行きません。多勢に無勢なら、当然、無勢が不利です。戦争は数だよ兄貴と言うように、兵力は勝敗を決定付ける要素。なので、魔物たちは歴代の管理人たちに完全コピーを仕込んできました。管理人に代名詞を与え、一時的に正常性を切り離す技術……これを「チェンジリング」と言います。騎士たちが用いる詠唱置換は、魔物たちのチェンジリングが元ネタなのですね。完全コピーを習得した管理人さんがぽこぽこと分身するものですから、喚声はじつは絶対のルールではないということがバレたのです。退魔性さえ奪えれば、それでいい。詠唱置換の本質は、魔法の押し売りです。さすがにやりすぎると第一世界の人たちが約束が違うぞと怒るので、法律の隙間を縫って小銭稼ぎしているようなものです。短い詠唱で大魔法を使えない連結魔法は、小銭稼ぎに適した魔法形式なのです。さらに細分化が進んでいる誘導魔法なんかは、もうウハウハです。魔法動力兵に至っては、魔法からしてみると不動産のようなもので、左うちわにワッハッハてなもんですよ。これだから、この売はやめられねぇ……by魔法。
一方、残念エピソードを紹介していったら枚挙にいとまがない勇者さん。完全コピーを駆使する魔王・子狸に、打つ手はあるのか?キーワードは、ライフワーク担当。歴史は繰り返す……。
お便りありがとうございました!それでは!


09月

  • [2014年09月01日01時10分]
(省略)
まあ、ああ見えて勇者さんは貴族ですから。料理を覚えても、どうせ無駄ですし、それならいっそランニングでもしてくれたほうが作者としてはありがたいです。
こんばんは、アジア様!
子狸さんは意外とハイスペック。そこそこ料理できるし、卒業する頃には追い抜かれるでしょうけど、現時点では学年トップクラスの魔法使いなのです。さすが主人公ですね!カタログスペックだけなら、どこに出しても恥ずかしくないポンポコです。
『不屈の精神』より。
リンドールさんは最終的にひもっぽくなりましたけど、まあいいんじゃないですか。第二王女が野心に目覚めた辺りで百年の恋も冷めましたけど、幼なじみエンドって恋愛ものの究極と言うか一つの完成形ではありますよね。というわけで、さりげなく帝国について触れましたけど、帝国の皇族と王国の王族は遠い親戚なのです。じつのところ「帝国」には明確な定義がなくて、本作では「貴族がいない、実力主義の社会」ということにしています。とはいえ、以前に小鬼さんが言っていた通り、「貴族という階級が存在しないだけ」です。偉い人の子供は当然、偉くなる。実家がお金持ちなので必然的にそうなります。もちろん大きなミスをすれば失脚しますが……功績を積めば王国で言うところの大貴族ポジションだって夢ではありません。ですから、反乱軍の中核を成したのは、大貴族の横暴にイライラしていた小貴族なのですね。リンドールさんが反乱軍のトップだったのは、単にテイマア家よりも家格が上の貴族たちは反乱に加わってくれなかったからです。
さてさて、なんだか戦闘狂みたいになってしまった羽のひとです。本作を書きはじめた頃はべつにそんなつもりはなかったのですが……もしかしたら「妖精=何をどうしても人間では勝てない、見た目が小さな女の子なので主人公が殴るとか絵面がやばすぎる」という設定が影響してしまったのかもしれません。羽のひとは対人戦最強の魔物。魔人こと馬のひとは〜……まあ、なんとなくバレているとは思うのですが、完全な感情制御を持つアリア家の人間には勝てない設定になっているのですね。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月01日01時32分]
(省略)
人質をとって騎士たちをディスりまくってるときの魔物たちは非常に生き生きとしています。なんだろう、作者だからそう感じるのか、ほっこりしますね。完全に負けフラグを立てていることもあり、和みますなぁ。
こんばんは、yeti様!
秘儀・二人羽織炸裂。なるほど、あるいは卑怯かもしれません。ですが、ものは考えようなのです。ほら、よくお行儀の良い剣士が道場破りにヴァーリトゥード殺法を食らって、ぐぬぬってなるじゃないですか。あれって、やってることは同じなのにキャラクター次第で許される場合があるんですよね。だったら、べつに一対二でも構わないだろうというのが王都のひとの主張。やっぱりルールって大事なんだなぁと感じて頂ければ幸いです。そうやって、あえて自分が泥をかぶることで、勇者さんに勝ち負けよりも大切なことを教えたかったんじゃないかな。そう思います。ぽよよん。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月01日22時54分]
(省略)
狡猾なる罠……!
こんばんは、月狩様!
まんまと。まんまとね、してやられたなと、そう思いました。最大開放の子狸を、よもや打ち負かすとは……。座標起点ベースの分身魔法、いわゆる全部おれは極めて強力な魔法ですけど、やはり完全無欠の魔法なんて無いのです。唯一の弱点と言えるのが……そう、アナザーの反逆なのですね。その穴を勇者さんに突かれました。圧倒的な実力差を子狸自身の力で埋めるとは……やられましたね。まあ、彼女自身はとくに何もしなかったのですが。策士……これは認めざるを得ないようです。
けど、まだ子狸は負けたわけではありません。結局のところ、ひとは一人では生きていけないのです。一人で駄目なら二人、二人でも駄目なら三人。支え合い、寄り添う……それが人間の強さなのではないでしょうか。たぴ岡はそう思うのです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月02日00時17分]
(省略)
信じるものは救われる。
こんばんは、左京様!
そういえば、忘れ掛けていたのですが、勇者は都市級に匹敵する猛者でしたね。子狸が負けてしまっても、これは仕方のないことだったのかもしれません。むしろ子狸は善戦したと言えるのかも。
とはいえ、まあ……そろそろ子狸をフォローするのに疲れてきたので、ぶっちゃけてしまうと、最初から子狸に勝ち目なんてありませんでした。まず、ぜんぜん攻撃しようとしませんでしたからね。子狸にとって勇者さんは貧弱ですぐに弱音を吐く深窓の令嬢というイメージなのでしょう。道中、戦いが終わるたびに布団に潜っていたので当然と言えば当然です。たぶん、子狸が本気で勇者さんと戦うためには幾つかの条件があって、絶対となる条件の一つが、勇者さんが魔物との共存の道を完全否定していることなのでしょう。勇者さんは何度か共存できないと言っているのですが、結局はこきゅーとすに仲間入りしましたから。それで完全決着のフラグが折れました。子狸は、べつに勇者さんがこきゅーとすに居ることが理解できないのではなく、理屈から言って不可能なので頭に入って来ないという感じなのかもしれません。勇者さんがこきゅーとすに干渉できるのは異能によるものなのですが、この「異能」とかいうよくわからない力の実在を、子狸は信じていないのですね。常識的に考えて超能力なんてあるわけないのです。バウマフ家の人間は意外と常識人。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月02日02時25分]
(省略)
歳月とは残酷なものです……。
こんばんは、夜酔様!
お褒め頂き誠に光栄ですが、諸事情(主人公)によりストーリーは完全崩壊しました……。もう、とにかく、意地でも完走してやろうと、子狸に負けたくないという一心で、王都のひとが地の文でがんばってくれました。
さて、作者というのは実に難儀な生き物です。他の作者さんたちの作品を読むと、たいてい「やられた!」とか「くそっ、面白い!」とかなってぐぬぬになるのですね。羨ましいやら妬ましいやらで心中穏やかとは参りません。ですけど、このたぴ岡はせめて読者様の前ではきれいなたぴ岡でありたい。他の作者さんに嫉妬したりはしないのです。
というわけで、感想をば。まずタイトルですね。黒熊はくまさんのことかな。ノスフェラトは吸血鬼。くまさん、血をお吸いになるのでしょうか……。そのくまさん。ずっと気になっているのですが、たぴ岡の頭の中で常時リアル獣人なのです。そのあたりは良いのでしょうか。動物園からの刺客が現れるのではないかと心配でなりません。あと、主人公をいきなり実戦に連れ出すのはまずいです。ここはファンタジーのお家芸、ドーピングと洗脳の出番ではないかと思われます。後遺症に苦しむ主人公の学園生活……お薬の副作用で適性試験に合格した主人公が人型ロボットで戦場を駆ける……一方、獣化が進んだくまさんは……いえ、だめですね。たぴ岡の思考は、だいぶ子狸に毒されています。現代ものは難しいんですよね……。スケールを大きくしようとすると近代兵器が邪魔になるし。たぴ岡もですね、次回作は現代ものでも書いてみようかなってちょっと思ってるんです。もう、なんか迂闊に魔物とか出せないなって気持ちがありまして。うっかり召喚獣に子狸でも出して「めっじゅ〜」とか鳴かれた日には完全に持って行かれちゃいますから。悩みは尽きません。お互いがんばりましょう。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月03日23時22分]
(省略)
勇者さん、すっかり立派になって……。
こんばんは、月狩様!
ついにヒロインが覚醒してしまいました。まあ、覚醒したと言うよりは自覚したと言うべきなのでしょう。勇者さんはお姉さんに劣等感を抱いている一方、それはお姉さんが優秀すぎるからであって、自分は悪くないという気持ちが強いのですね。そのため、目下の存在と一緒にいると自分の考えは正しいと証明されるようで安心するのです。狐娘たちを甘やかすのはね、たぶん彼女たちが本来は高い資質を秘めているからです。何しろトンちゃんの妹ですから。
『解せぬ、と妖精さんは言った』より。動力兵側のレベル4が登場ということで、わかりやすいサブタイトルを付けてみました。魔物たちはストーリーに都合の良い形態をしていて(生まれた頃は時間の制限がなかったため、討伐戦争が円滑に進む組み合わせになった)、そのことを理解していたワドマトさんは動力兵を魔物たちと似るようデザインしました。
羽のひと=妖精(物理)白くまさん=妖精(癒し)空のひと=グリフォン(笑)白獅子=グリフォン蛇のひと=バジリスクニワトリさん=コカトリス馬のひと=ナイトメア(馬)夢魔さん=真ナイトメア(ナイトメアは元々人型の悪魔とされている)
まったく同じ姿だと、移住したあとに魔物たちと同一視されて困るだろう、とか色々と考えてあります。あとは、やっぱりプライドですね。テーマを逸脱しない範囲内でオリジナリティを出したかったのでしょう。これはワドマトさんなりに動力兵たちを大切に思う気持ちはある、ということです。作中では書く機会がありませんでしたけど、あの白い人、本質的にツンデレなのですよ。パートナーのマリアさんに対してはけっこう毒を吐きます。あの二人は上司と部下の関係ですが、いわゆるオフィスラブというやつです。
そういう意味でも、子狸さんは大敗を喫したと言えますね。負け狸に待ったなし。チェックメイドやで。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月04日00時05分]
(省略)
這い寄る混沌。
こんばんは、月狩様!
『名も知らない君に贈る歌』より。魔物たちは迷走しています。人間たちは自分たちを唯一無二の存在と考えていて、それは「最初の人間は誰なんだ」と考えると、超常的な存在が生み出したと結論付けるしかなかったのでしょう。でも、そうじゃないんだよ、というのが魔物たちの主張。「魔界」というのは、「異世界という概念」です。
魔物たちは異世界についてずっと内緒にしていて、ただ敵の正体、能力、目的が何もかも不明の状態から出発しましたから、慎重にならざるを得ませんでした。王都のひとも言っていましたが、魔物たちがずっとやってきたのは、つまるところ「神との戦い方」なのですね。相手が全知全能の存在だったらどうしようもありませんでしたけど、そうではないようだから徐々に真相に迫っていったのです。
ここで言う「魔界」とは北海世界のこと。もちろん魔物たちは「北海世界」という名称を知りません。魔物たちは「自分たちの架空の故郷=魔界」について議論するという体裁をとることで北海世界がどんな世界なのか話し合うことができました。
勇者さんは敵の正体が異世界人であると聞いていたので反論しましたけど、魔物たちはすでに次のステージに進んでいて、なんとか子狸を焚きつけようとしています。とりあえず動力兵たちが魔物学園の後輩という設定は好感触だったようなので、その方向性を維持しつつ子狸の戦闘意欲を駆り立てたかったのですね。ですから、勇者さんには本当に申し訳なかったのですが、「え?異世界なんて本当に信じてるの?」みたいな感じになってしまいました。ただ、いかんせん、異世界とか言い出したのは魔物たちなので、設定が破綻して「魔界に攻め込む」となったのですね。ややこしく申し訳ありません……。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月08日23時21分]
(省略)
不死身さんは騎士の完成形。
こんばんは、yeti様!
ライバル関係にあるキャラクターは、不思議と対照的な人物になります。それは、やはり立場が違うから考え方も違う、考え方が違うから人生観も違っていて、価値観が異なるから対立は避けられない、ということなのでしょう。実働騎士がふつうに使っているからあまり目立ちませんが、ハイパーチェンジの難易度はかなり高くて、詠唱とイメージの規格を統一しなければならない……つまり洗脳されていることが絶対条件になります。不死身さんが典型的な騎士であるというのは、すなわち各国の首脳陣が思い描く理想の騎士であることを意味します。やたらと死亡フラグを立てるのはですね、この死亡フラグというやつが「騎士に相応しい言葉」であり、魔物たちが騎士たちの言動を面白おかしく編集してきた結果なのですね。「この戦いが終わったら〜」→「行方不明になる」の積み重ねから生まれた様式なのです。その行方不明になったあんちくしょうを捜索するのは魔物たちのお仕事なので、文句の一つも言いたくなったのでしょう。不死身さんは騎士の完成形、理想とされる騎士ですから、「しんがりを買って出る」→「心配は不要であると主張する(フラグON)→「基本的にどうしようもない事態なので窮地に陥る」→「魔物たちががんばる」→「奇跡の生還を果たす」→「経験値がたくさんたまる」→「しんがりを買って出る」……という無限ループを形成しているのです。ちょっと怖くなってきた魔物たちが安全地帯に誘導しても、持ち前の判断力と勘で死地に飛び込んでくるので、本当にどうしようもない人です。まあ、これまでは魔物たちが何とかしてきたのですが……動力兵たちが絡んでくると、どうにもならない場面も出てくるかもしれません。そうした事態に対応するために導入されたのがテイマーシステムです。人間たちをね、動力兵から守るためのシステムなのですよ。だから、ちょっとくらいエンゲル係数が上がってもそれは仕方のないこと、夜中に集会を開くのは保安上の観点から致し方のないこと、子供を盾に武装解除を要求するのも精いっぱいやった結果なのですね。ご理解頂きたい。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月16日01時25分]
(省略)
豆芝さんはアリア家に引き取られたようです。
こんばんは、sayself様!
アンケートはですね、やっぱり対象者を無作為に抽出するべきだと思うのです。こう、くるくると回るパネルにダーツを投げるとかそんな感じです。してみると、某小鬼さんは一人につき一億〜二億くらいのアナザーがいますから、公平性を保とうとするとどうしても彼らに白羽の矢が立つのですね。設定上、魔物たちの総人口は、地球人類と同じ数ということになっていますから。いえ、べつに兆でも構わないのですが、そのほうが想像しやすいかなと思いまして。
さて、魔物たちの隠された生態について。以前にファイブスターズ情報でありましたが、魔物たちが何かを食べると、その何かは全体的に少し幸せになるらしいです。もう少し具体的にお話しますと、転生みたいな現象が起きます。魔物たちに栄養の摂取はまったく必要ないので、食べたものの構成要素が完全に還元されるのですね。それは、運命が少し強化されるという形態で処理されます。つまり、魔物たちがパンを食べると、豊作になる可能性がほんのわずかに上がるのです。ですから、長い目で見ればエンゲル係数は下がると言えなくもない気がしないでもありません。よし、問題ない。
強固な運命を持っているという点では、不死身さんは随一の逸材。トンちゃんのライバルですから、やっぱり将来は大隊長になってしまうのでしょうね……。称号騎士に共通して言えるのは、魔物たちから見てストーリーを転がしやすい人物であるということ。そのため、強烈な個性を持ったものが選ばれる傾向があります。連合国の迷える子羊こと子鼠神父は、騎士団の会議とかに参加すると、とても大人しいです。まわりの個性が強すぎて、ついていけないのですね。そうしたあれこれで精神的につらいらしく、子狸と一緒にいると心が安らぐようです。
お便りありがどうございました!それでは!

  • [2014年09月16日02時43分]
(省略)
魔どんぐりはママの味。
こんばんは、敷路様!
いやはや、完結してしまうと、これはこれで寂しいものですな。次回作については色々と案はあるのですが、なかなかぴんと来ません。たぶん、これはどうだろう、あれはどうだろうと考えていって、最後に融合したものが候補に残るだろうと思われます。前作はですね、困ったことに書きたいことを全部しいて(略)でやっちゃった感があるんですよね。書いてて、いかん、これはハードスケジュールすぎて作者が死ぬ、ということで、テーマは同じに、簡単に書けるものを、と始まったのがしいて(略)なのです。世界観は違いますけど、次世代に託すとか、そういった根っこの部分は一緒です。
しいて(略)のタイトルの由来は、連載が長すぎて忘れてしまいました……。まあ、あらすじとかメモを見るに、魔王戦の流れは考えてあったようなので、いちばん正解に近いのは魔王さんなのでしょう。「魔王=ヨト=あなた、お前」という設定も、そこから来ているような気がします。
伏線……何かあったかな……。うん、意識的に伏線を設けたことはあんまりないです。設定上こうなるけど、不自然にならないようさらっと書いて誤魔化そう、というのが多いですね。章題のリシス・リバイバルなんかもそう。リシスというのは原典の魔物のことなのですが、この「原典」とはつまり法典=掲示板のことです。んで、原初の魔物こと王都のひとなんかは、素養的に法典にかなり近しい存在になっていて、最終章の終盤あたりまで来ると、もうほとんどリシスだった頃の記憶を思い出しています。第一世界とか言い出したのはそのため。まあ、べつに王都のひとのパーソナリティが消えたとかそういう話にはならないので、どうでもいいことではあります。王都のひと自身も、ふ〜んっていう感じ。前世とか、べつに関係ねーし、みたいな。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月19日01時32分]
(省略)
小道具担当、アリア家を掘る。
こんばんは、月狩様!
ちなみに動力兵側のメタル小鬼ズは大道具担当。イメージ的には巨大ロボの整備班です。パイロットの要望を聞いてプログラミングしたり、ちまちまと新兵器を作ったりする感じ。
『始動』より。
なんとなく、ツルの恩返しを彷彿とさせるエピソードでした。恩返しに来たツルが夜なべして織物をしたように、鬼のひとたちはアリア家の人々が寝静まった頃を見計らって格納庫を埋設し巨大ロボを建造していたようです。なお、子狸さんはなべで煮込まれる模様。
またぞろ魔物たちが適当なことを言っていますが、あまり気にしないでください。退魔性が強い人間に魔法を撃つと予測不可能な領域が多くて破綻しやすくなるのですが、ちょっとくらいの退魔性なら稀にクリティカルヒットが発生するとか、その程度の違いです。魔物同士なら、魔法の効果は常に100%。クリティカルヒットが発生することはありませんが、非常に安定しています。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月19日01時49分]
(省略)
衝撃の死亡フラグ感染。
こんばんは、sayself様!
思うに、連合国の司祭(現)は個性が弱いのでしょう。出撃回数を水増しされている面もあり、元々中隊長の器ではないんでしょうね。まだまだ若輩ですから、当然と言えば当然なのですが。子鼠の個性が花開くのはもっと大きくなってからだと思います。むしろ、それでいいのです。まだ子供ですから。子狸にしても、戦慄の青年期が控えていますからね。たくさん学んで、立派な大人になってもらいたいものです。世界中のチルドレンに、おめでとう。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月25日00時06分]
(省略)
ええ、自爆は基本です。外せません。
こんばんは、月狩様!
『巣穴に鳴る呼び声は』より。
あらぶる小鳥ことメトラさん登場。魔物たちは子狸が未来を知っていると予想していたわけですが、じつは微妙に違っていて、未来の異能者が子狸を操ろうとしていた、というのが真相です。その子狸コントローラーを担っていたのが、未来の狐娘たちなのですね。彼女たちが居る未来の世界は、簡単に言うと、奇跡の子ことマヌタリアさんが動力兵の巫女になった世界。もう少し言うと、お屋形さまが王都妹さんのオリジナルを壊してしまった未来です。(お屋形さまには、動力兵たちのオリジナルとコピーの区別がつかない)そのへんのストーリーをたぴ岡は書きたくなかったので、お屋形さまは作中に登場しないキャラクターになりました。……まあ、諸事情(主人公)により結局登場しましたけど。良いのです。王都妹さんはパワーアップしたことで生き残りましたから。たぶん、勇者さんが王種巡りのルートを辿ると駄目なのでしょう。めぐりめぐって、こきゅーとすが壊れます。それを避けるために必要な条件が、子狸が緑の島まで勇者一行に同行すること。あのポンポコが魔王軍の手先になってしまうと、逆に三角地帯の捨て狸イベントが起こりません。勇者さんが討伐戦争の真相に気が付きはじめるからです。おもに子狸の自白により。
というわけでですね、色々とあってハッピーエンドになりました。とにかく王都妹さんがめんどくさかった。あのひとは、お屋形さまに壊されたいという願望をお持ちです。ヤンデレ。なので、彼女に必要だったのは、同じくらい心に闇を抱える魔物たちとの触れ合いなのですね。子狸の布団みたいになっている王都さんは、彼女に自分自身を見つめ直すきっかけを与えたのです。感動ですね。
一方その頃、未来の狐娘たちに洗脳されながらも我が道を行く子狸さん。例えば右に行けと洗脳されても、茶碗と箸を左右均等に扱えるものですから(バウマフ家の人間は例外なく両手利き)、その日の気分で左右が決まるのです。何気に万能選手というのが足を引っ張る。闇魔法に関しても同じことが言えます。子狸の闇魔法(遮光魔法)は「闇を生み出す」のではなく、「光を遮る」魔法。ようは、テレビの液晶と同じです。じつは、すごく面倒くさいことをやっていて、ただし、そういうこともできるというのは大事。具体的には、闇魔法さんと仲良しの性質を引っ張ってこれるのです。最大開放ならほとんど関係ないですけど、魔物たちは自分たちが動けなくなるケースも視野に入れていました。子狸さんが闇魔法を得意としている、と言うより、他、大多数の人間が闇魔法を使いこなせていないのですね。つまり魔物たちの育て方の問題でした。悲しいことだと思います。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月25日01時00分]
(省略)
そして今度はたぴ岡がリアルタイムに追いつく番のようです。つまり挟み撃ちということになるな……。
こんばんは、あんじゅ様!
王都のんはよくがんばってくれました……。なんか諸悪の根源みたいになっちゃいましたけど、いちおう事情がありましてですね。あの青いのは、最初に生まれた魔物です。ですから、魔物なら誰でもやれることは「王都のんがやる」という役割になっています。魔物たちの基礎スペックはまったく同じですから、全員が一斉にスタートするのではなく、王都のんが最初に飛び出すと決めてあるのですね。これは、作業の重複を避けるための処置。魔物たちの指導者というのは、そういうことです。王都のひとは考える役。考えて、最終方針を打ち出す。どの魔物よりも、いちばん多くのことを考えてきたので、いちばん知恵が回る個体になりました。次いで、元ご近所さんの大きいひと。「ご近所さんは似たもの同士になる」という設定は、役割分担の一種です。また王都のひとは法典が眠る方舟の鍵でもあります。魔物たちからしてみると、法典をいじられるのがいちばん怖いので、安全措置として王都のひとは方舟を離れました。四人の王種で、大きいひとだけ近くに青いひとが居ないのは、そうした事情によるものです。
といった具合にですね、しいて(略)の登場人物は決まっていったのです。感慨深いものがありますね。
こきゅーとすは、魔物たちの意思を統一する場ですから、水面下で意見が対立すると、かなり強引に話題を変えようとします。そうなると、もう詭弁オンパレードと申しますか、本当にものは言いよう、考えようの一点張りになるので、幼い頃からこきゅーとすを見て育った子狸さんはフリーダム思考になってしまいました。そういう、なんていうか、頭が悪いとかそういうアレじゃなくて、こう……柔軟なね、発想というやつがですよ、うん。うん……。
さて、最近は本当に冷え込んで参りましたね。エアコンの電源を入れても動かなくなると、たぴ岡は秋の訪れを感じます。あんじゅ様も部屋で半裸で過ごして家族に目撃され気まずくならないようお気をつけくださいまし。違うんだ、たまたま着替えていたんだよ……。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年09月25日01時17分]
(省略)
HowToUse子狸。
こんばんは、月狩様!
あ、そうそう。作中では単語ごとにアルファベットの大文字を使ったりしていますが、これは読みやすいようそうしただけです。この場を借りてご報告を。
『星降る夢のうた』より。
魔物たちの棚上げスキル発動。この辺りまで来ると、地の文は完全にハッタリと化していきます。もはや、いかにして子狸を戦線に放り込むか、その一点に目的が集約されていったのです。作業は困難を極め、子狸の生態観察日記みたいになりました。……が、その甲斐あって子狸を無事に洗脳できたようです。ここからや……ここからやで!
そう思っていた時期が、たぴ岡にもありました。
お便りありがとうございました!それでは!


10月

  • [2014年10月14日01時39分]
(省略)
シリアス要員は伊達じゃない。
こんばんは、Yeti様!
『ただいま勇者さん全盛期!』より。
久しぶりの勇者さん活躍回でしたね。自作の登場人物を誉めるのは、作者としてはちょっと照れくさかったりもするのですが。単身、動力兵に挑む勇者さん……本当に立派になりましたね。一時期は子狸サイドに転落するんじゃないかと危ぶまれましたが、やはり根が真面目なのでしょう。魔王さんとの戦いを通して、勇者としての自覚がより一層増したような気がします。作中でもちらっと書きましたけど、勇者さんは戦闘単位としてもう完全に完成していて、子狸や羽のひとの助けを必要としない段階まで来ました。そこには強者としての悲哀とか純粋な孤独があるのです。強くなりすぎたが故に陥る、自分がやる、自分しかいない、という自負がね、あるわけです。そうした哀しみをですね、勇者さんは背負って生きていくわけですよ。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年10月14日23時51分]
(省略)
五身合体まんじゅう。なお、ふつうに美味しいもよう。
こんばんは、月狩様!
ライドオン三角木馬。ちなみに、幽霊船の倉庫に転がってた三角木馬。あれも異世界から流れてきたオーパーツの一つです。なんの前触れもなく唐突に歴史に登場したので、怪しんだ魔物たちが回収したのですね。元々は本当に乗馬訓練用の器具だった(北海世界に乗馬スキルを持つ人間はいない、というかまず馬という動物がいないので、移住後に練習できるよう遊具案として図面を送り込まれた)のですが、現地の職人にも用途がわからなくて勝手に改造されたみたいです。もしかして:拷問用みたいな。連結世界のフィールドにはふつうに魔物がいますから、休日に家族で遠出するとか、そういった文化がないのですね。遊具の木馬くらいならあるんでしょうけど(騎士はカッコイイという風潮)、せいぜい上に乗ったら前後に揺れる程度の、安全性を重視した作りになったものかと思われます。それだと、まったく練習にならないので図面を流したら魔改造されたでござるの巻。個人的には、理に叶ってると思うんですけどね。乗馬訓練に三角木馬。常に内ももで踏ん張る感覚とか真に迫ってるんじゃないかと勝手に想像してます。
話は戻って幽霊船。あの辺りは、けっこう飛ばしたエピソードが多くて、というか一回途中まで書いたけど書くのやめてニ、三行にまとめてダイジェストしちゃいました。勇者さん、はじめての三角木馬もその一つ。いちおう拷問器具ですからね。しいて(略)は夢と希望のファンタジー。さすがにヒロインが三角木馬に乗るのはまずいかな、と思ったのです。まあ、けっきょく路線変更した山腹のんがバラしましたが。
お便りありがどうございました!それでは!

  • [2014年10月15日00時47分]
(省略)
魔物たちの感覚からすると、魔物シリーズの甘味は血の味がするらしいです。そうですね……人間に例えるなら、デフォルメした自分自身のフィギュアを型にしたパンとおまんじゅうです。なんだか、すごく食欲がわかないらしく、その苦手意識が血の味を錯覚させるのでしょう。
さて、王都妹さんいわく、連結世界が移住先候補に選ばれたのは魔物たちがいるから、とのこと。北海世界が法典をばら撒いた幾つかの世界には、やっぱりガチ魔物が出現した世界もあって、ただし連結世界みたいに、神にも等しい力を持つ魔物がのんびりと暮らす世界は他になかったようです。
王都妹さんは、魔物たちと遊びたい。まあ、そうですね。可愛い、うん、幼い感じでしょうか。木のひとが遠未来に飛ばされた関係もあって、動力兵側の二十四番目の座はずっと空席でした。ところが伝説狸が生まれて、魔物と対等に戦える可能性を持つポンポコだったことから、王都妹さんが登場。極めて強力な個体であると同時に、二十歳にも満たない幼い動力兵でもあります。同じ女性型ということで、夢魔さんと仲良し。まぁ王都妹さんと違って寡黙なひとですから(というか通常の動力兵は余計なことを喋らないよう造られている)、最初の頃は王都妹さんがあれこれとちょっかいを掛ける、夢魔さんがうざったそうに払いのける、という感じの間柄でした。作中に登場した夢魔さんは、すでにデレ期です。邪険にされてもめげずにアタックした王都妹さん、執念の勝利といったところでしょうか。そのあたりの横のつながりをもうちょっと書けたら良かったのですが、そうすると悲しいことに魔物たちが完全に悪者みたいになっちゃうんですよね。ままならないものです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2014年10月22日00時08分]
(省略)
ポンポコ卿、ついに動く。
こんばんは、月狩様!
ポンポコ卿の正体については、なんか以前に書いた気もしたのですが、思いきってなかったことにしてみました。それを踏まえた上でお話しますが、まさかの子狸でした。遡ってポンポコ卿の正体はずっと謎だったことになったので、外法騎士に関してはちょっと中途半端をなってしまいましたね……。
いちおう、ポンポコ卿には直属の部下、七人の使徒がいます。これは単純に、騎士団の実働部隊をリスペクトしたもの。七使徒の正体は謎に包まれていますが、現在、外法騎士の割合は騎士団全体の二割ほどとされています。かなり多いですが、他者の霊気を開放できるポンポコ卿が誕生したことが大きいようです。つまり平均で、実働部隊の一人〜二人は外法騎士。当然、大騎士と呼ばれる、大隊長の参謀の中に外法騎士がいてもおかしくないのですね。この七使徒が、実質的に外法騎士団の運営を行っていて、キャリア数十年の外道について大隊長たちはとっくのとうに説得を諦めています。
『せめて悔いのないように』より。
さて、魔物たちの伝統芸、まったく関係のない話ver.蛇でした。ちなみにグランドさんが何を相談しようとしていたのかは不明です。あのグランドは、ぶっちゃけた話、子狸よりひどいですからね。相談しに来て忘れておきながら、最初から相談するのが目的ではなかったりもします。そういうことを平気でやらかしますから。蛇さんは犠牲者なのです。
お便りありがとうございました!それでは!


2015年


01月

  • [2015年01月29日20時29分]
(省略)
焼き鳥のね、あのコゲた部分が美味しいですよね。あのおコゲの苦味が、なんていうか、焼き鳥食べてるって感じで好きなのです。
こんばんは、月狩さま!
ついに出ました、へそ茶。勇者さんと魔軍元帥つの付きはへそ茶仲間。
『あとは落ちるだけ』より。
今になって思うと、なんか早くも全盛期を迎えた二人が今後は転落人生を歩むみたいなサブタイトルにしちゃいましたけど、決してそんなことはありません。エクストラステージは、勇者さんがこんなに立派になりましたと書くために設けました。地下神殿で待ち受けるワドマトさんがニーズに応えた感じです。この戦いが終わったあと、勇者さんはどうなるのでしょうか。救国の英雄とかどう考えても邪魔者なのですが、しいて(略)は夢と希望のファンタジーですからね。覚醒した勇者さんは平民たちにちやほやされたい。このたぴ岡は……その姿を心から……応援するものです……!
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年01月29日20時51分]
(省略)
勇者さんはシリアス担当ですからね。根が真面目だからイイんじゃないですか。はっはっは。
こんばんは、アジアさま!
ドジっ子枠は別に居ますからね……。巫女さんです。あの子は、身を置いている世界とスキルが釣り合っていないのですよ。肝心なところで子狸に頼っていたらそうなっちゃいました。勇者さんは無駄に学習能力が高いのでドジっ子は難しい。そう、とても難しい……。正直、あんまりね、子狸が近くにいるの良くないんですよ。本当なら、この戦いが終わったあと、勇者さんは人々の前から姿を消す予定でしたから。子狸が近くにいないと、本当に立派な人物に成長するのです。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年01月29日22時44分]
(省略)
熱血勇者さん。
こんばんは、kuroaki様!
魔王戦で味をしめた模様。面倒くさい超能力者さんたちが茶々を入れてきました。超能力者は面倒くさいです。勇者さんも超能力者ですけど、彼女の透視能力(制御系の正式名称。クレア=クレアボヤンスというのがそれ。異能さんが適応者の心を透かして見ていることから)は地味ですからね。いえ、強力な能力ではあるのですが。地味なのです。地味だけど、じつはかなりとんでもない力で、しかも本人たちは自覚がないというのをやりたかったのです。失敗しましたけど。アリア家の人間に、もっとも高度で複雑な力を持つ筈のテレパスは決して勝てないのですね。なかなか熱い設定を持っている勇者さん。
お便りありがとうございました!それでは!


02月

  • [2015年02月24日23時25分]
(省略)
魔界地鶏でへそ茶をきゅっとやる。
こんばんは、緋炎様!
勇者さんは不器用ですからね。何よりも生きることに。あまり表には出さないですけど、子狸さんのことは信頼しているのですよ。少なくとも自分なんかよりもずっと勇者に相応しいと、そう思っていた時期が彼女にもありました。しかしながら勇者さんに魔法使い特有の共感覚がバレてしまったため、魅惑の温泉回はないようです。いや、子狸を置いていけばべつに問題ないのか。この主人公、たまに思い出したかのように発情するから面倒なんですよね。まあ、作者が主人公をディスるのもあんまり良くないでしょうから、少し真面目な話をすると、いくら信頼していても例えば友達同士でプールに遊びに行って水着姿をガン見されたら嫌ですよね。そういう感じなのだと思います。とくに子狸さんの場合、勇者さんが新コスチュームに着替えるたびに凝視してきたものですから。信頼されていないと言うよりは、通報されそうで、そのことを勇者さんは危惧したのかもしれません。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年02月24日23時55分]
(省略)
はわわっ、誤字った……!漢字変換で「住」がくっついたみたいです……。ご指摘ありがとうございます!この調子だとまだ他に誤字脱字がありそうなのでいったんメモって、後日まとめて修正致します。と申しますのも、どうも修正するとブクマで更新したみたいな扱いになるらしいんですよね。せっかくなら、こっそりと何か仕掛けたいじゃないですか。
こんばんは、月狩様!
あっ、直進力というのもおかしいですね。スピードにしようかなぁ……。ちょっとうまい言葉が思い当たらなくて勢いで書いてしまいました。申し訳ない。設定上、勇者さんの中二病っぽい光の翼は、「飛べない念動力」という扱いになっています。魔都で勇者さんは羽のひととのコンビネーションに開眼しましたから、同じ感覚で使える中二ウィングに振り回されずに済んでいるのですね。とはいえ、この時点で勇者さんが地下通路で置き去りにされるのは確定事項だったので、あまり詳しく説明しても仕方ないしな、と……うーむ、悩む。今すぐには思いつきませんが、後日いい感じに直します!
『勇者さん、はじめてのお遣い』より。
なんかこう書くと勇者さんが幼児みたいですが、貴族の彼女がお遣いに出向く必要性はまったくありませんから。一人ぼっちで買い物なんて寂しいことはさせる訳には参りません。迷子になったら困りますから。ま、おいおいな。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年02月25日00時16分]
(省略)
いや……あれ?おかしいな……。なんだかニートという響きを否定しきれない何かが勇者さんにはありますけど、あれでも一応アリア家のお姫さまですからね。むしろ働いていたらおかしいのです。
こんばんは、アジア様!
青いひとたちは色に敏感。何かと喧嘩しますね、彼らは。でもね、きっと王都さんは勇者さんの味方だと思うんですよね。立場上、勇者さんには厳しく当たることもあるでしょうけど、それはきっと期待の裏返しで。勇者の聖剣は、魔物たちが用意した切り札の一つでもあります。もしも魔物たちが地上を去ることになっても、人々が心から願ったなら勇者が生まれるという仕組みになっているのですね。そういう、なんて言うのかな、素直になれない、不器用な優しさが王都さんにはあるんですよね。ぽよよん。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年02月25日00時45分]
(省略)
綺麗事を言うようですけど、わたくしは調和派なのです。卵がふろふき大根を、こんにゃくがちくわを、ニンジンががんもを、引き立てるんですよね。ハーモニーとでも申しましょうか。例えるなら、骨のひとに対する見えるひと、牛のひとに対するこん棒、子狸に対する魔どんぐり、互いが互いを引き立てるのです。ただ、まあ、コンビニおでんの欠点をあえて挙げるとすれば、行くとたいていタネがほとんど尽きてるんですよね……。もう、いっそおでん屋さんがコンビニやれば良くねー?とか、たまに思います。定番のね、たまご、こんにゃく、ふろふき、ちくわ。これって言ってみれば勇者一行ですよ。わかりますか。戦士、勇者、僧侶、魔法使いなんです。そこはやっぱり妥協できないじゃないですか。もちろん武闘家を入れてもいいし、なんなら商人でも、盗賊でも、遊び人でもいい。それは自由ですよ。でもね、オーソドックスな組み合わせっていうものがあって、いざ組もうってなったときに!これからっていうときにですよ。戦士がいないって、じゃあ勇者が先頭に立つのかっていう話になるでしょう?そしたら、パーティー全体のバランスを考え直さなくちゃいけなくなるんですよね。戦士がいないなら長期戦を想定して魔法使いは外して、薬草ホイホイの武闘家を入れる、みたいな。あえてバランスを無視して商人三人みたいな。長らく一緒に旅をしてきた商人がですよ?町作りに持って行かれて、しかもオーブを遺してなんてっ、涙なくして語れないじゃないですか……!感動巨編ですよ!おろろーん!
くぅっ、お便りっ、ありがとうございましたっ……!それではっ……!


04月

  • [2015年04月15日23時25分]
(省略)
人型のひとたちは子バウマフの教育係。たぴ岡の中だと、妖精さんはしつける係、牛さんは遊び相手、歩くひとは先生役、海のひとは甘やかすひとっていうイメージ。ですから、きっと妖精さんたちはですね、優しいだけじゃダメなんだぞ、ということをですね、こう身を以ってですね、なんて言うか、こうガッとですね、つまりは、そう、動力兵さんたちを教材に見立てて、まぁ何だ、学校にあるでっかい三角定規、あれちょっとびびりますよね。軽い凶器ですよ、あれ。
こんばんは、緋炎様!
三大国家の騎士団はですね、孤児院の役割も兼ねているのですよ。人間=魔法使いは便利な生きものですから。小さな子供たちを、お兄さんの騎士たちが肩車とかしたりして、すごくアットホームな感じですよね。だから騎士たちはわりと子供たちと接することに慣れている人が多くて、同じジャンルの子狸にも優しく接していたんじゃないかなと思います。まあ、子狸さんは不慣れな都会暮らしということもあり、いえ生まれも育ちも王都ですが、それは置いておくとして。生活の知恵って言うか、街路樹を切り倒して年輪の厚みから方角を割り出すとかやったら逮捕されそうですよね。そういうアレな感じが積み重なった結果なんじゃないかな、と思います。
蛇さん。あのひと、けっこう物件にうるさそうな感じがしますね。たぴ岡のテキトーなイメージだと、お金持ちの玄関って時代劇の遠山の金さん、終盤でこの桜吹雪が〜ってやる沙汰の場面、お白州に近い感じなのです。蛇のひとはあれに憧れているのでしょう。けっこう凝り性みたいですし、きれいなうねを作って悦にひたるのでしょうね。踏み荒らされるとイライラするようなので、玄関に置くのはあまりオススメしません。けど誰も来なかったら来ないで、それはそれで自慢できない、満足できないという複雑な蛇心。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年04月16日00時05分]
(省略)
勇者さんの栄光時代は、今なのですよ……。
こんばんは、アジア様!
ベル族の女王さまは、ようやく自分の進むべき道を見つけることができたようです。生くることを決意したものの美しさは、ただ生くるものを圧倒するという話もありますし……妖精さんたち(可愛い)には是非とも己の生き様を全うして頂きたいでするね。
デスボールか……。自画自賛になってしまいますが、デスボールはですね、なかなか奥深い競技なのですよ。審判によって、ガラッとジャッジの厳しさが変わりますからね。大きいひとなんかは悪徳レフェリーみたいな感じになりますし、緑のひとはテンパって大変みたいです。いかにして審判の目を欺くか、これがデスボールに共通する永遠の命題です。いえ、最初はみんな行儀良くしようとするのですが、そこはスポーツマンシップで、ええ……白熱してくると段々ね……段々……自然と手が出ちゃうみたいで……負けず嫌いなのでしょう。きっと。基本的に、球技で勝っても何の解決にもならない場面が多いというのも理由の一つかもしれません。
お便りありがとうございました!それでは!

  • [2015年04月16日01時05分]
(省略)
セリヌンティウス狸。こんばんは、月狩様!便利な治癒魔法。そういえば、順に開放レベルを引き上げる描写をしたのははじめてだったかもしれません。開放レベル3は疲れるので、騎士は出来る限りレベル2で済ませようとします。この場面では珍しく加速魔法(ドローさん)が活躍できて少し嬉しかったです。すごく便利な魔法なのですが……。騎士がドローする前に子狸さん(主人公)がぱぱっと片付いちゃうので活躍の機会をあまり与えられなかった……すまぬ……。
『走れ子狸』より。
一方、牛さんは大活躍。52年モデルのスゴイところは、魔法を追加付与できるという点だったりします。木のひとの枝(木のひとが憑いた森の枝)なので、魔法を弾けるし取り込むこともできる。いったん打ち消して、再構成する感じです。このパねえこん棒を、動力兵さんたちは一時期かなり危険視していまして、何回か壊そうとしていたのですが、失敗に終わりました。けれど、けっきょくバウマフ家の人間が装備することはなかったので痛み分けといったところです。
さて、ついに主人公の出番です。オリジナルは事情聴取を受けているけど、子狸さんなら……子狸さんならきっとやってくれる!
お便りありがとうございました!それでは!


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最終更新:2019年10月09日 18:50