
名前:イース
性別:なし
初出:ikki fantasy
関連性:-
――――― ――――― ―――――
錆びた鉄のような角や甲殻と、水色の獣毛を持つ竜。
知性はあまり高くなく、言動は幼い。
挙動も天真爛漫というよりは、莫迦のそれであった。
時折らしからぬ一面を見せる事もあったが、それは例外でしかなかった。
言葉を浴びる度に、感情を受け取る度に緩やかながらも確かな成長を見せ、
はっきりとした言葉で喋り、意思を表し、感情を剥きだしにして振る舞える様になる。
身を置いた場所で、コインの翻りという力を振るいながら己を養っている。
ほそく
(ネタバレコーナー)
メルンテーゼにアスと越がない交ぜになって落ちてきて、形を帯びていなかった処に、
姉を捜して降り立った泓が一計を案じてつくねになった存在。
越であり、アスでありながらも泓であり、すべてがぐしゃぐしゃに混ざっているため、
身体に対して精神の発露にムラがあり、状態が芳しくない。
アスの持てる性質である『水鏡』により、掛けられた言葉や感情が自分の身体に影響する為、
泓が発露しているときに彼によって、
多くの言葉や感情が行き来する場所、<メルンストゥーラ>に身を置く段となった。
長らく生活を共にしながら、力を望まれては力を養い、守る約束を交わしては身体を大きくしていたが、
とあることから、力を望まれたコトに費やしすぎて摩耗。
長い期間身体を横たえて養生に努めたが回復せず、逆にそれを泓は好機と見て、
『イース』という存在に終止符を打った。