
名前:アルツ
性別:♂
初出:タワムレガキ
関連性:泓 アス イース
――――― ――――― ―――――
・アルツ
生き物の記憶を喰らって生きる邪竜。
竜種ではあるが、身体自体は非常に軟弱で、鈍器で頭を殴ると死ぬ。
今はなるべく記憶以外の情報を食して存在を維持している。
負傷した、という情報や、書物に書き込まれた文字の持つ意味、などを細々と啜っている。
創傷にしても、記憶にしても、より"生きているからこそ"生じる方がお腹には溜まる様子。
ほそく
(ネタバレコーナー)
イースにない交ぜになっていた泓が、イースから零れ落ちるにあたり願った、
『忘れさせることが出来たら』が存在意義に変じてしまった成れの果て。
此れまでにちょっと両手両足の指で数えるのは多すぎて面倒くさいくらいのヒトのそれを喰った。
それからも襲ったり、襲われたりで腹を満たしていた。
とある竜に『落ち穂の術式』で発見され、止められる際に力のついでに両の脚と左腕を持っていかれた。
竜の姿ではなく、竜人の姿で義肢を嵌めて行動している事が多い。
自分では記憶や感情のそれを食する事で食い繋いでおり、存在を維持していたと思い込んでいたが、
実際の処はかつて抱いた己の願いを叶える事により、その存在を安定させている。
食欲としての発露は、欲の枯渇が生命の危機に直結する為ではないか、と当竜は考えている。
(力が自分にも向いていたため、力の正式な芽生えを経て尚記憶は失われた侭だったが、
タワムレ2期~で泓、イースであった頃の記憶は回復している)