Oracle系Tips集 > Autonomous Health Framework(AHF)系Tips集


だいたいDBAロール持っているSYSユーザでの操作を想定しています。
Oracle系Tips集

※結構頻繁にアップグレードしているので、古い情報もあると思われます。

Autonomous Health Frameworkの概要



Autonomous Health Framework関連のTips

  • 本体のzipファイルが英語版のMOSでないとダウンロードできない。英語版→「(ドキュメントID 2550798.1)」
  • Grid InfrastructureのパッチにAHFが含まれているが、中身が最新verでない可能性が高いので上記からダウンロードすること。(実際古かった。GI Release Update 19.12.0のRUにて経験済み)
  • readme.txtが貧弱。マニュアルも貧弱 マニュアルはまぁまぁ記載あり。MOSの記事も貧弱。スクリプトからhelp表示はオプション網羅はされているが、説明が簡易的。
  • OSユーザはrootユーザでの実施が必須。
  • インストール先やレポートの出力先を/tmp配下を指定できないようになっている。
  • zipファイルの解凍と環境変数TMP、TMPDIRのみ/tmp配下を指定可能。
  • インストール先はディレクトリパスの先頭からインストール先まですべてディレクトリの所有者がrootでないとインストールできない。
  • 「 (ドキュメントID 2604563.1)」に書かれている通り、通常手順でインストールするだけだと午前2時/毎日、午前3時/毎週(日)にチェックするジョブがデーモン実行でスケジューリングされてしまう。
  • AHF本体が最新のバージョンでないとORAchkは失敗する(AHFの該当verリリース日から180日間のみ)
  • つまり ${ORACLE_BASE}/suptools/orachk 配下のORAchkはアップグレードすることも実行することも不可能。(追記。どこかのRUからか削除されるようになったかも。)
  • AHFをdata_dirオプションで「oracle.ahfまたはdataの文字が含まれた」パスにすると指定どおりのパスに作成されない (ドキュメントID 3084406.1)


R19 Grid Infrastructure リリース・アップデート 19.19以降からはORAchkが勝手に実施される様子

  • RU 19.19へのアップグレード後からGIアラートログにORAchkの警告が出力される (ドキュメントID 2966766.1)
ORAchk自体の抑止か、grid側のアラートログのメッセージを許容する必要がある。
またTipsにも書いた通り、180日後にはORAchk自体が出来なくなるので、このタイミングでさらにメッセージが変わる可能性が高い。

ORAchkのマニュアル

Oracle Database 19c
┗ユーザーズ・ガイド
 ┗付録
  ┗A Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkのコマンドライン・オプション

ORAchkのみ配置してORAchkの実施

(すべてrootユーザで操作。)
mkdir -p -m 777 /tmp/ahf_zip
mkdir -p -m 777 /tmp/ahf_zip/01_tmp
mkdir -p -m 777 /tmp/ahf_zip/02_tmp
cd /tmp/ahf_zip;pwd
unzip AHF-LINUX_*.zip
openssl dgst -sha256 -verify ./oracle-tfa.pub -signature ./ahf_setup.dat ./ahf_setup
mkdir -p -m 777 /ahf_inst
mkdir -p -m 777 /ahf_data
./ahf_setup -ahf_loc /ahf_inst -data_dir /ahf_data -extract -notfasetup
ll -d /ahf_data/oracle.ahf/data/`uname -n`/orachk
ll /ahf_data/oracle.ahf/data/`uname -n`/orachk
mkdir -p /ahf_data/oracle.ahf/data/`uname -n`/orachk/user_root/output
mkdir -p /ahf_data/oracle.ahf/data/`uname -n`/orachk/user_root/work
chmod -R 777 /ahf_data
export TMP=/tmp/ahf_zip/01_tmp
export TMPDIR=/tmp/ahf_zip/02_tmp
export RAT_DBUPLOAD_SIZE=1024
cd /ahf_inst/oracle.ahf/orachk;pwd
./orachk -a -nodaemon
クラスタウェア・スタックはXXXXXXXXから実行されています。これは正しいクラスタウェア・ホームですか。[y/n][y]
y
ベスト・プラクティスをチェックするデータベースをリストから選択してください。複数のデータベースの場合、1(すべて)またはカンマ区切りの数値(1,2などの[1-2][1])を選択します。
1
cd /ahf_data/oracle.ahf/data/`uname -n`/orachk/user_root/output;pwd
ll

ページ初期作成日:2021年11月06日
ページの更新日時:2025年05月10日 (土) 20時11分00秒
ページ作成から1311日目
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最終更新:2025年05月10日 20:11