Oracle系Tips集 > Automatic Storage Manager(ASM)のTips集

だいたいgridユーザでの操作を想定しています。
Oracle系Tips集


Oracle ASMで気を付けるポイント。

至極当たり前のことも書く。
  • パッチのREADMEに「GRID_HOME」や「GRID_BASE」の文言がしれっと出てくるが、造語。正しくは「gridユーザのORACLE_HOME」または「gridユーザのORACLE_BASE」のこと。
  • ASMインスタンスへの接続方法は下記。sysdbaと間違えやすい。
sqlplus / as sysasm
  • ASMディスクを操作する方法は下記。hasサービスとASMインスタンスが起動していること。
asmcmd
  • ASMディスクの対象にできるのは「論理ボリューム」、「ディスク・パーティション」、「ネットワーク・ファイルシステム(NFS)」、「論理ユニット番号(LUN)」の4つ。※論理ボリュームグループは不可。
  • ASMの初期パラ「asm_diskstring」は動的に変える予定がなければ「asm_diskstring='AFD:*'」
  • ASMの初期パラ「diagnostic_dest」を変えた場合、ASM、Clusterware関連のトレースファイルが出力される個所は、下記4箇所となる。
  • (gridユーザの)${ORACLE_HOME}/rdbms/log
  • (gridユーザの)${ORACLE_BASE}/diag/asm/+asm/+ASM/trace
  • ASMの初期パラ「diagnostic_dest」のパス/diag/asm/+asm/+ASM/trace
  • (gridユーザの)${ORACLE_BASE}/diag/crs/`hostname`/crs/trace
  • 19cよりASMリスナーログも設定でログメンテナンスが可能となった。
  • ネットワークファイルの配置場所がdba側とgrid側の2箇所ができるが、Databaseとgridのバージョンが一致しているならばdba側が正式なネットワークファイル配置場所となる。grid側のネットワークファイル配置場所のはASMリスナー用で、上記のメンテナンス以外には基本的には手動で設定しない。


Oracle ASM関連コマンド

gridユーザでの操作を想定しています。

has関連操作コマンド
crsctl check has;
crsctl start has;
crsctl stop has;

(has以外の)クラスタ関連全対象操作コマンド
crsctl status resource -t;
crsctl start resource -all;
crsctl stop resource -all;

ASM関連操作コマンド
srvctl status asm;
srvctl start asm;
srvctl stop asm;

DB関連操作コマンド
srvctl status database -db dbor1
srvctl start database -db dbor1
srvctl stop database -db dbor1

ASMリスナー関連操作コマンド
srvctl status listener
srvctl status listener
srvctl stop listener


Oracle ASMディスクの確認

dbaユーザでの操作を想定しています。

ASMディスクの使用率確認
SELECT name,to_char((TOTAL_MB/1024), 'FM99990.99') as "TOTAL(GB)"
,to_char((FREE_MB/1024), 'FM99990.99') as "FREE(GB)"
,to_char(((TOTAL_MB - FREE_MB)/1024), 'FM99990.99') as "USED(GB)"
,to_char((FREE_MB/TOTAL_MB) * 100, 'FM990.99') || '%' as "空き率"
,to_char(((TOTAL_MB - FREE_MB)/TOTAL_MB) * 100, 'FM990.99') || '%' as "使用率"
FROM v$asm_diskgroup ORDER BY group_number;


ページ初期作成日:2022年11月16日
ページの更新日時:2023年07月08日 (土) 16時20分41秒
ページ作成から908日目
ここを編集

タグ:

oracle ASM Tips grid
最終更新:2023年07月08日 16:20