マルチテナントのOS認証(BEQ接続)について
- マルチテナント・コンテナ・データベースでの接続方法(KROWN:164595) (ドキュメントID 1766741.1)
- ORACLE_PID_SID環境変数にPDBを指定してもCDB$ROOTに接続される (ドキュメントID 2984554.1)
CDBへのOS認証(BEQ接続)(SYSユーザ)
export ORACLE_SID=dbor1
sqlplus / as sysdba
PDBへのOS認証(BEQ接続)①(SYSユーザ)
- 隠しパラメータ _system_trig_enabled=TRUE
export ORACLE_SID=dbor1
export ORACLE_PDB_SID=pdb
sqlplus / as sysdba
PDBへのOS認証(BEQ接続)②(SYSユーザ)
- 初期化パラメータOS_AUTHENT_PREFIX=""
- tnsnames.oraにPDBへのOS認証(BEQ接続)用の設定の追加
NSNAME_PDB1 =(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = BEQ)(PROGRAM = oracle)(ARGS = '(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=BEQ)))'))
(CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME =pdb)))
export ORACLE_SID=dbor1
sqlplus /@NSNAME_PDB1 as sysdba
PDBへのOS認証(BEQ接続)③(一般ユーザ)
- ALTER USER user1 IDENTIFIED EXTERNALLY;
- 初期化パラメータOS_AUTHENT_PREFIX=""
- tnsnames.oraにPDBへのOS認証(BEQ接続)用の設定の追加
NSNAME_PDB1 =(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = BEQ)(PROGRAM = oracle)(ARGS = '(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=BEQ)))'))
(CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME =pdb)))
export ORACLE_SID=dbor1
sqlplus /@NSNAME_PDB1
マルチテナントのパスワード認証(BEQ接続)について
CDBへのパスワード認証(BEQ接続)(SYSユーザ)
- パスワード・ファイルの作成
- CDBの初期化パラメータREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=EXCLUSIVE
export ORACLE_SID=dbor1
sqlplus sys as sysdba
PDBへのパスワード認証(BEQ接続)(SYSユーザ)
- パスワード・ファイルの作成
- PDBの初期化パラメータREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=EXCLUSIVE
- 隠しパラメータ _system_trig_enabled=TRUE
export ORACLE_SID=dbor1
export ORACLE_PDB_SID=pdb
sqlplus sys as sysdba
マルチテナントのパスワード認証(リスナー接続)について
CDBへのパスワード認証(リスナー接続)(SYSユーザ)
- パスワード・ファイルの作成
- CDBの初期化パラメータREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=EXCLUSIVE
- tnsnames.oraにCDBへのリスナー接続用の設定の追加(ネットサービス名NSNAME_CDB2)
- listener.oraにCDBへのリスナー接続用の設定の追加
- CDBの初期化パラメータLOCAL_LISTENERに上記と整合性が合うように設定
- リスナーの起動
sqlplus sys@NSNAME_CDB2 as sysdba
PDBへのパスワード認証(リスナー接続)(SYSユーザ)
- パスワード・ファイルの作成
- PDBの初期化パラメータREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE=EXCLUSIVE
- tnsnames.oraにPDBへのリスナー接続用の設定の追加(ネットサービス名NSNAME_PDB3)
- listener.oraにPDBへのリスナー接続用の設定の追加
- PDBの初期化パラメータLOCAL_LISTENERに上記と整合性が合うように設定
- リスナーの起動
sqlplus sys@NSNAME_PDB3 as sysdba
PDBへのパスワード認証(リスナー接続)(一般ユーザ)
- tnsnames.oraにPDBへのリスナー接続用の設定の追加(ネットサービス名NSNAME_PDB3)
- listener.oraにPDBへのリスナー接続用の設定の追加
- PDBの初期化パラメータLOCAL_LISTENERに上記と整合性が合うように設定
- リスナーの起動
sqlplus user2@NSNAME_PDB3
ASMのOS認証(BEQ接続)について
ASMへのOS認証(BEQ接続)(SYSユーザ)
export ORACLE_SID=+ASM
sqlplus / as sysasm
マルチテナントで気を付けるポイント。
至極当たり前のことも書く。
- CDB側、PDB側それぞれに初期化パラメータlocal_listenerを設定して、それぞれの設定のlistener.oraのリスナーを設定しないと起動のたびにORAメッセージがでる。
- 監査ファイルはCDB側、PDB側それぞれ出るが、初期化パラメータaudit_file_destの値はCDBとPDBで同じとなる。
- CDB側の監査ファイルは初期化パラメータaudit_file_destの直下に出力される。
- PDB側の監査ファイルは初期化パラメータaudit_file_destの配下のPDBのGUID(英数字32文字)のディレクトリ配下に出力される。
- PDB側の監査ファイルはスピルオーバー監査ファイルの配下(${ORACLE_BASE}/audit/${ORACLE_SID})のPDBのGUID(英数字32文字)のディレクトリ配下に出力される。
- DB構築(マルチテナントならCDBもPDBも)後には、スケジューラのデフォルトタイムゾーンを東京に変更すること。
SELECT value FROM dba_scheduler_global_attribute WHERE attribute_name='DEFAULT_TIMEZONE';
EXEC DBMS_SCHEDULER.SET_SCHEDULER_ATTRIBUTE('DEFAULT_TIMEZONE','Asia/Tokyo');
- 自動統計情報収集などOracleデフォルトのジョブ、ウインドウ、スケジューラなどはCDB側、PDB側でそれぞれ存在する。
- UNDO表領域は、CDB,PDBそれぞれに存在し、初期化パラメータundo_tablespaceもそれぞれ設定となる。
- rmanのバックアップ、リストアは特別な設定をしないかぎり、CDB,PDBすべてに対して適応される。
- AWRのスナップショットは特別な設定をしないかぎり、CDB,PDBすべてに対して情報が収集される。
- (上記のAWRスナップショットの場合)AWRのレポート出力はPDB単位での出力も、CDB,PDBすべてに対しての出力も可能。両方の出力も可能。
- CDBのデータベース文字セットは「AL32UTF8」にすること。
- PDB 候補のデータベース・キャラクタセットが CDB のデータベース・キャラクタセットと同一の場合、(データベース・キャラクタセットに関する限り)プラグインは成功します。
- CDBのデータベース文字セットがAL32UTF8である場合、PDB候補のデータベース文字セットに関係なく、プラグイン操作は成功します。
- (ドキュメントID 2082704.1)
ページ初期作成日:2022年12月01日
ページの更新日時:2024年12月08日 (日) 14時16分52秒
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最終更新:2024年12月08日 14:16