11.4 電源系
・Power Source(電力供給)
・Energy Storage(電力貯蓄)
・Power Distribution(電力分配)
・Power Regulation&Controll(電力調整)
・平均消費電力と最大消費電力がある
・BOL(Begin of Life)とEOL(End of Life)で電力消費、供給が異なる
・平均消費電力…電力生成システムのサイズ、蓄電システム関係
・最大消費電力…電力蓄積系のサイズ、電力分配の処理システム
・ミッション期間…7年以上ならバッテリーの冗長設計(容量、個数、独立充電)
・軌道要素…蝕、太陽入射角、放射線環境
・衛星タイプ…3軸安定ならパネルを展開できるがスピンだとソーラーセルを表面に張るだけ
11.4.1 Power Source
ソーラーセル(光起電力)のこと。最も一般的で太陽光の届く範囲では
無限のエネルギーが作れることが魅力。深宇宙や地球の裏側(蝕)では
発電が出来ないのがデメリット。また、比較的高価である。長期使用で
劣化することも忘れてはならない。
いわゆる原子力発電のことだと思っていい。コストが安く、ハイパワー。
燃料が有限であること、大きくなりがちなこと、危険であることなどのデメリットがある。
ブレントン、スターリン、ランキンサイクルなどによる発電で一般に地上で
行われている発電と同じ方式。エネルギー源は太陽光熱だったり、原子力であったり
いろいろ。エネルギー変換効率はよいが、サイズや姿勢制御に悪影響を及ぼすなどの
デメリットがある。
STEP1:要求をまとめ、制約とする…平均電力と蝕、軌道高度と蝕時間、ミッション期間
STEP2:要求より発電量を計算する…蝕の場合と相でない場合にわけ、稼動効率で割って計算
STEP3:ソーラーセルの種類を決め単位面積あたりの発電力を計算する。
STEP4:BOL時の電力供給量を決める…姿勢や影、温度も考慮に入れる
STEP5:劣化を考えEOL時の能力を推算…おおよそ年率3%程度。放射線と熱の2つの原因がある
STEP6:Solar arrayの面積を決める。…太陽光角度は最悪のほうへ見積もっておく
11.4.2 Energy Storage
・ピーク時あるいは蝕のときのための電力蓄積
・電気的パラメータは 電圧電流、運転サイクル(時間、回数)、最大蓄電容量、残量による電圧差、など
・残量にかかわらず電圧が定常で使える範囲が広いとよい
・繰り返し使用による劣化も考える。(放出電力が大きい、過充電)
充電不可能だが、重さ容量効率がよい(2次電池の数倍)。主な種類はTable11-37。
充電可能で、主にニッケルカドミウム、ニッケル水素など。
放電時に最大容量に対してどれだけ使うかを示したDOD(depth of discharge)が
大きい(ぎりぎりまで使う)と繰り返し可能回数が対数的に減る。
また、冗長のための予備電池が多すぎると、充電システムが複雑になってしまう。
11.4.3 Power Distribution
仕事の内容は、配線、故障対策、電力供給のONOFF。
・各系ごとに異なる電圧、DC/ACに対応するため28V電源から変換するコンバーターには
ノイズを角形から隔離する働きもある
・配線の重量は総重量の10~25%にもなる。
・電力変換を各系側でする「centralize」方式によりEPS(電源系)の回路を簡単にすることがある。
・電源系は、この機能のため武井からの独立性が求められる
・故障したところの回路を遮断することにより、ショートによる大量浪費や発熱などを抑える
・独自に電力供給量を検知する機能を持つ必要がある。
11.4.4 Power Regulation&Controll
・PPT(peak-power traker)…
供給源と消費の間に直列に入り電力量を調整する。電流の散逸がない。BOL時有効。
・DET(direct-energy tracker)…
供給源と消費の回路に並列に入り電力量を調整する。電池の充電も消費も必要がないときに使われる
・非調整…バス電圧=batteryの端子電圧。
・班調整…電池放電時調節せず、充電時は調整する。
・全調整…どの状態でも電圧調整する。非効率的でもある。
最終更新:2007年04月14日 17:09