3章 ミッション評価
・Chap2で挙げたミッション構成がどれだけ目的の沿っているかの評価
・根本の要求に戻ることで確定した答えを意識せず、新しい考え方を見つけられる
3.1 Driving Requirementsの洗い出し
・Driving Requirements…最も機能やコストに影響する要求。
宇宙ミッションにしっかりした意義がないと見つかりにくい
・洗い出しの方法
1.ミッション要求を調べる
2.一般的な要求(視野範囲、感度、分解能、通信能力、寿命、生存能力)を調べる
3.ミッションの目的との整合性を考える
4.気付きにくい付随した要求を考える
3.2 ミッション分析
・システムパラメータと効果を量的に評価する。
・ミッション分析で重要とのなるのは、結果とそれにいたるまで根拠を記した資料である。
3.2.1 ミッション分析の階層構造
・電力、軌道、コストなど分析要素をマトリックスにすることで性能を全ての点から評価する
・システムドライバーに重点を置いて分析する方法や、目標値を決定してそれに適当なシステムか
を調べる方法などがある。
・判断しやすいもの(3.2.2)…実現可能性、サイズ、ポイント設計
・複雑で判断しにくいもの …Trade Study(3.2.3)、性能評価(3.2.4)、Utility評価(3.3)
3.2.2 限界をもつ分野
・ある程度方法の確立された評価点
・先入観を取り除いた評価をするためには数値的推定と新たな発見をするつもりでその分野に取り組むことが必要
・その方法がものの実際より正しいと思い込んでしまうことに注意
実現可能性
・既存のシステムとの比較(要求や細かい差異に注意する)
・大まかな設計から証明する(例 オニールの宇宙コロニー)
サイズ推定
・以前のミッションでのデータとの比較がとても有効
ポイント設計
・ポイント設計とは、大まかな目的に適合した機能を持つ要素の設計のこと
・これによって、容易にミッションの難易度を知ることが出来る
3.2.3 Trade Stydy
・Trade Study…代替案との比較で評価する
・各要素の代替案とそのメリット、デメリットの表を作るとよい
・複数の効果が表れるトレードでは
1.他から影響を受けない要素を最適化することを優先する
2.全てで量的に制限している大きさ、重さ、電力、コスト等を考慮に入れる
・各種トレードの結果をまとめる方法の一つに、効果出力値を平均して比較する方法がある
3.2.4 性能評価
設計要素と機能の関係を知る方法として以下が挙げられる。
・物理的、あるいは幾何学的な数式によるもの …最も明瞭
・既存のシステムとの比較 …そのシステムの機能driverとコストについての詳細な情報が必要
・シミュレーション …モデリングが必要。適用範囲は広い。
3.3 ミッションの有用性の評価
・decision-makingの量的情報と設計フィードバックに効果がある
3.3.1 Performance ParameterとMesure of Effectiveness
・Performance Parameter(性能値) …システムがどれだけの性能を示しているか
・Mesure of Effectiveness(効果計測) …システムがどれだけ目標を満たしているか
評定基準として・離散的事象(事故など)の発見
・稼働時間の適性範囲
・情報に適時性 などがある。
直接、効果を評価できないものもある(超新星爆発の発見等)。その場合
視野角や測定値の質、タイミングのよさなどを指標とする
3.3.2 ミッションの有用性シミュレーション
・これが、唯一、効果的にミッションの有用性を評価できる方法
・あまり詳細なシミュレーションを作ろうとすると、かえって時間やお金がかかりすぎてしまう
・複雑なシミュレーションで計算されたパラメータを流用することで単純化できる
・単純なシミュレーションを分析に使い、複雑なシミュレーションを性能評価に使う
・シミュレーターの結果は、使いやすく、また、分かりやすく(アニメーションなど)するとよい
3.4 ミッションコンセプトの選定
・go/no-go decision…
目的に沿っているか、実現可能性、リスク、期限と予算、宇宙である必要性などから判断
・ミッション効果の数値とコストを掛け合わせて比較、判断することも出来る
・ミッション要求の数値の重要性はユーザーにしか分からないため、その意見が欲しい。
最終更新:2007年04月14日 23:57