事業中止に対する県知事コメント
平成20年6月27日
(株)IWD東亜熊本の水俣市での産廃処分場事業に係る中止表明に係る知事コメント
(株)IWD東亜熊本は、事業者として、親会社である東亜道路工業(株)と協議・調整のうえ、諸般の状況を総合的に勘案し、中止を決定されたと報告を受けている。
県としては、今年3月に、43項目に亘り、再調査を求める知事意見を取りまとめ、事業者に送付したが、その中で、「水俣市長及び市民等の生活環境への影響を懸念する意見及び水俣病の過ちを二度と繰り返してはならないという思いに配慮し、適切に対応」することを強く求めていたところである。
水俣地域は、水俣病をめぐるさまざまな問題を経験し、苦悩と混乱の長い歴史を有する地域であり、こうした視点に立てば、今回の中止決定は、今後の水俣地域の安定と復興のために評価できるものと考える。
最終更新:2008年07月10日 05:58