9-145

(電車での移動中、公共マナーのポスターを見つめ、話を切り出すつかさ。)

つか「ねえ、みんなは公共でマナー違反をしてる人って注意できる?」
シン「あーそういえば、電車の中で大音量で音楽聞いたりするヤツとかいるよな。」
みゆ「それって、なかなか勇気がいりますよね・・・。わたしはお年寄りに席を譲るくらいなら出来ますけど・・・。」
かが「あたしは・・・人にもよるかな。すごい厳ついオトコの人だったり、大騒ぎしてる子供とかはスルーしちゃうわね。」
??「ああ、で?クライアントは何と言ってるんだ?・・・何?予定を繰り上げろと言ってる?」

(黄色のサングラスをかけた男性が携帯電話で仕事の打ち合わせらしき話をしているようだ。
年齢は二十台後半くらい。何者も寄せつけない雰囲気を漂わせている。とりあえず、日本人のようにも見えるが・・・。)

つか「・・・むー。あたし!あの人に注意してくる!」
シン「(あのグラサン。なんかヤバそうな雰囲気・・・。)ちょ、つかさ!!」
つか「あ、あの!で、電車の中で携帯電話を使うのは、よくないと思います!」
??「オイ。少し、黙っていろ。…いや、何でもない。こっちの話だ。」
つか「(ビクッ!)はうぅぅぅぅ…。」

(男に鋭い眼光で凄まれたつかさは半ベソの表情のままその場でへたりこんでしまう)

つか「うう・・・おねえちゃん。」
かが「ちょっと・・・つかさ?ていうかアンタ!携帯電話を使うなって言ってるのに黙ってろ!とはどういう了見よ!!」
??「ああ・・・で、予定では実行は何時と?・・・まだそこまでは決めてない?やはり、そうか。」
かが「もー!!あんた!!電車の中で携帯電話で大声で喋って迷惑掛けてんのよ!?何とか言いなさいよー!!」
シン「(グラサンはガン無視。かがみ・・・そのグラサンよりも100倍は迷惑掛けてるぞ・・・ああ、周囲の視線が痛い。)アレ?みゆきさん?」

(みゆきがつかさ達とサングラスの男の方へと向かう。)

かが「アレ?みゆきさん?」
みゆ「あの、ここは優先座席ですよね?優先座席付近は携帯電話の使用は勿論、電源をOFFにしないといけないんですよ?」
??「ああ、そうだな。一度、予行演習が・・・!?」
シン「(アレ?どうしたんだ?グラサンの会話が止まったぞ?)」
??「・・・・・すまん。後で掛けなおす!」
かが「アレ?・・・これって一体・・・」
つか「すごいよ、ゆきちゃん。ちゃんと止めちゃった。」
みゆ「ちゃんと話せば、分かってくれるものなんですよ、ね?シンさん。」
シン「そうだね・・・みゆきさん。(何かグラサンは恐怖の表情で降りていったような気がするが・・・。)」

(その後、あの黄色のサングラスの男は駅に停車した際、急いで電車から降りたようだ。・・・一体、サングラスの男は
 みゆきさんに何を感じたと言うのだろうか・・・そして、下車した駅のホームで再び携帯電話を使うサングラスの男。)

??「・・・イライジャか?」
イラ「お、劾じゃないか、どうした?急に電話を切って。電話越しで女の子と揉めてたようだが?」
ガイ「ああ、電車の中で・・・すさまじい殺気を放つ女子高生がいた。・・・ヤツはプロかも知れない、退かねば、殺られていた。」
イラ「珍しいな、劾がそこまで警戒するとは。サーペントテールにスカウトする?」
ガイ「五月蝿い。後、合流する駅から五つくらい離れた駅で降りてしまった。ロレッタ達と一緒に車で迎えに来てくれ。」
イラ「ま、郷に入りては郷に従え。電車で携帯電話を使うのは止めといた方がいいって話だな。」
ガイ「・・・そうだな。」

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最終更新:2007年12月02日 11:44
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