(放課後、
みゆきは不安定な脚立の上で掲示板のポスターを剥がしている。)
こな「ねー。まだ終わらないのー?」
みゆ「もう少し・・・待って下さい・・・。」
つか「がんばってーあと、1枚だよ。」
こな「しかし、
かがみんも意地が悪いねえ。委員会の仕事なんて一人でやりゃいいのにねえ。」
シン「
こなた。そう、言うなよ。(・・・みゆきさん。危なっかしいなあ、コレでコケたら・・・)あっ!」
みゆ「・・・キャ!!」
(脚立から脚を滑らせみゆきは転倒しそうになった、が。脚立の近くに居たシンのフォローで難を逃れた。
ちょうど、みゆきを抱きかかえるような形になるシン。)
つか「・・・間一髪。」
こな「シン、グッジョブ!」
かが「委員会の仕事こっちは終わったわ、すまないわね。手伝わせたりして・・・・・アレ?」
みゆ「あ、かがみさん。・・・今、転びそうになったのをシンさんに助けて頂いたんですよ。」
かが「・・・あ、ああ!そうよね!・・・てっきりシンとみゆきさんが二人でお姫様だっこして遊んでるのかと、ハハハ・・・。」
こな「お?・・・どうして顔を真っ赤にするのかな?かがみん?ひょっとしてシンにお姫様だっこされたいの?」
つか「こなちゃんダメだよ。昨日もお姉ちゃん体重計見て『2.5kg増えたー!』とかいってたし。シン君もお姉ちゃんをだっこできるか──」
かが「二人とも、余計な事を言うと口を縫い合わるわよ?リ・ア・ルで。」
こな&つか「・・・・・怖え~!!」
みゆ「(顔を真っ赤にして)・・・あの、シンさん。もう結構です・・・降ろさせてください。恥ずかしいです・・・。」
シン「・・・・・イケね!子供じゃないんだから流石にその格好は、恥ずかしいな。」
こな「ミッションコンプリート。さあ、こんな所にゃ長居は無用だよ。早く帰りましょうか。」
(その夜、この顛末の『ある一部分だけ』を聞いて物思いにふけっていた、黒井先生。)
黒井「高良の『おろさせてください』とシンの『こども』コレ、ひょっとして・・・」
─
ななこ先生の妄想開始。
シン「みゆき・・・オレの『子供』を産んでくれ・・・。」
みゆ「いやです!シンさんの子供が私のお腹の中にいるなんて・・・『堕ろさせてください』!!」
シン「二人であんなに愛し合ったじゃないか!!・・・それなのに子供がいらないなんて!!」
みゆ「・・・嫌!離してください!誰にも望まれてない赤ちゃんを産むなんて私は絶対に嫌!!」
シン「おい、みゆき。オマエはオレと寝る事だけが目的だった訳か。・・・許せねえ。オマエを殺して、オレも死んでやる!!」
─以上。ななこ先生の妄想終了。
黒井「アホか!こんなん、いまどきの昼のメロドラマでも無いっちゅうねん!担任が生徒の事を信用したらんでどーすんねん!!」
黒井「けど…最近の中高生ゆうたら、エッチを済ませてまうどころか、子供を作ってまうって話はよう聞くしなあ…。」
黒井「あーどないしたらエエんや!!ウチはどないしたらエエんや~!!」
(翌日、黒井先生は学校を欠席したという事です。)
最終更新:2007年12月02日 12:29