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このSSはいわゆるBADENDです。鬱描写がきになる人はスルーでお願いします。

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「じゃあ、いくよ」
シンが元の世界に戻る事になった、シンの話によると今戻るとラクシズ一派との一戦-最終決戦の頃に
戻れるらしい。
「うん、頑張ってね」
急な話だったので皆は来ていない、見送りはこなただけだ。
『こっちに戻って来れるのかな?』
『いや、それはできないみたいだ』
元々この世界にとってのイレギュラーだったのだ、元の世界に戻ればこちらに戻れなくなるのは道理だった。
それだけでなく、シンがいた歴史も消えていく。シンがいた痕跡・記憶が混乱をきたさないようゆっくりと。
こなたはなんとか笑顔でシンを見送る。
「じゃあね」
「ああ」
「シン・・・まっ・・・」
『いかないで』と言おうとした矢先であった、シンの姿がすーっと消えていった。

翌日
「おはよう、こなた」
「おはよー、こなちゃん。あれ?なにか足りないような?」
「何言ってるのよ、ほら遅刻するわよ」
「う、うん。あれ?こなちゃん今日元気ないね」
「な、なんでもないよ。大丈夫・・・」
シンの記憶がもう薄れてきている。自分はシンと近くにいたのかまだ薄れてきていないのが幸いだった。
「おはようございます」
みゆきさんもシンを忘れていた。皆あんなにシンの事が好きだったのに・・・。
空いている席をみつめこなたは泣きそうになった。

シンの存在が完全に消え去った頃・・・・
「いやー今日は種死の特別編だ。どうなってんのかなー」
こなたも完全にシンを忘れ去ってしまった頃、種死の特別編が放送される事になった。
こなた自身はもう種死に興味はなくなっていたのだが・・・シンとの生活がそうさせたのだろう。
TVにはすでに種死が始っていた-ラクシズとの最終戦。きちんとレイ、ルナマリア、シンが映っていた。
ザフト軍の情勢は劣勢だった、ここらは通常版とは変わらなかった・・・が。
「姐さーん!!」
ジェットストリームを仕掛けるドムの一群が爆散する。ディスティニーからの狙撃が直撃したのだ。
シンの駆るディスティニーは鬼人のごとき働きでもって敵を撃墜していく。
寝返ったイザ-クはレイのドラグーンで塵と化し、ディアッカはルナマリアのビームライフルに貫かれる。
アカツキがビームをことごとく弾きかえすがその性質を見抜いた名も無いザフト兵の特攻により宇宙の塵の一つ
になった。
しかし、彼らの奮闘は空しくザフトの防衛網は次々と突破されていく。そして・・・
「シン、もう止めるんだ」
シンはアスランと対峙する。
「アスラン・・・」
「シン、お前が欲しかった力は本当にそんな力だったのか!」
「俺はもう・・・迷わない!」
シンのアロンダイトがジャスティスに迫る、辛くもジャスティスはそれをかわす。
「シン!」
アスランはなおもシンの説得を続けようとするが、シンは聞く耳をもたずにアスランに襲い掛かっていった。

アークエンジェルの一撃がミネルバを貫く、なんとか撃沈は免れたものの戦闘続行は不可能であった。
已む無くミネルバは近くの惑星に不時着する。
「各員脱出を!早く!」
タリアが叫ぶ。
「ヨウラン、ヨウラン!!」
「ヴィーノ、もう離してやれ」
「だって・・・ヨウランなんですよ・・・」
ぐったりと大量の血を流しすでに息を引き取ったヨウランに半狂乱になったヴィーノが語りかける。
その様子をみたアーサーがヴィーノをなだめ、脱出をうながす。
「脱出艇、準備できました。」
アビ-が疲れた様子で告げに来る。
「艦長、どこに!」
「アーサー、後頼むわよ」
タリアは一人、小型艇に乗りミネルバを後にした。

「ミネルバが・・・落ちた?」
前線で奮戦を続けるルナマリアが呟いた。目の前でアークエンジェルのミサイルでジンが一機爆散した。
「なめるんじゃ・・・・ないわよ!!」
すでにENも切れかかっていた、母船が落とされたという事はインパルスのEN補給もままならない。
ルナマリアは死を覚悟した。残ったENでブースターを吹かしアークエンジェルに接近を試みる。
ルナマリアに続いて他のザフト兵も続いた。アークエンジェルの前で爆発が続いた。
インパルスのENが切れフェイズシフトがダウンする。
「こ・・・のぉぉぉぉ!」
緊急離脱しコアスプレンダーになる。後方で灰色となったインパルスが爆散した。
「わぁぁぁぁぁ!」
コアスプレンダーがアークエンジェルのコックピットに向かって一直線に駆ける。
「おねえちゃ・・・」
アークエンジェル内でメイリンが目の前にいるとは知らない姉の姿が脳裏に浮かんだ。それがメイリン
の最後の思考になった。
コアスプレンダーはアークエンジェルのコクピットを貫き、爆散した。

「うおぉぉぉおおお」
「くっそぉぉぉおおおお」
左腕が大破、また各部位も小破、中破しつつも同じく右脚・左腕大破、他の各部位も中破・小破したジャスティス
をディスティニーが追いつめる。二人の戦いはすでに意地と意地、己の信念を懸けた戦いへと発展していた。
「はぁ、はぁ。」
ヘルメットにヒビが入り頭や腹から血を流すシンが最後の一撃をジャスティスへと見舞った。
コクピットをわずかにそれたがアロンダイトがジャスティスを貫く。
シンは勝利を確信し笑顔を浮かべそのまま闇に意識を落としていった。
(・・た、終わったよ・・・)

「シン・・・お前の勝ちだよ・・・」
素早く脱出したアスランが火花をあげて沈んでいくディスティニーとジャスティスを見つめ敬礼をする。
しばらくし、近くに漂着できる小惑星を見つけるとそこに向かおうと背中のジェットを吹かした。
不意に背後から流れ弾となったビームの塊が迫りアスランを塵へと変えていった。

「戻らないと・・・」
レジェンドを行動不能にし、議長をも仕留めたキラが愛機へと戻ろうとしていた。
しかし、不意に現れたタリアにより腹を打ち抜かれた為かその足取りは重い。
タリアと議長は崩れてきた壁の下となり、崩落はいまだ続いている。キラはなんとかフリーダムを
見つけると急いだ、だが・・・
「チェック・・・メイトだ・・・・」
行動不能にしたはずのレジェンドが目の前にいた、背中のブースターをなんとか吹かしてここまできたのだろうか?
レイは素早く自爆コードを入力し、爆破キーを押した。
(俺は・・・俺だ・・・・!)
「うわぁぁぁ、ラク・・・」
数々の修羅場を潜り抜けてきたスーパーコーディネーターといえど、生身のままMSの爆発を耐えられる
はずもなく塵になった。

ザフト、ラクシズお互いのエースを失ったこの戦いはラクシズの勝利に終わりEDテーマと共に戦後の調印式
の様子が流れていた。
こなたは気付いていたら泣いていた、止めようと思っても止まらないのだ。
「あれ?私なんで泣いているんだ?」
なんでだろう?シン・・・とシンの名を呟いている事に気付いていない少女は声をあげてひたすら泣いた。

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最終更新:2007年12月02日 19:13
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