柊家。夏休み。
月曜
かがみ「行ってきま~す」
火曜
つかさ「行ってきま~す」
水曜
まつり「行ってきま~す」
木曜 いのり「行ってきま~す」
そして金曜日。
ただお「最近、娘たちがよくお出かけてるね」
みき「そうね」パタパタ
ただお「夏休みにきて全員がおめかしして出ていくところを考えると、彼氏でもできたんだろうか……」
みき「何を言ってるんですか。一番下のつかさだってもう高校生なんですよ。彼氏ぐらい居たって不思議じゃ無いでしょう」パタパタ
ただお「それはそうだけど、どんな男“達”か気になるじゃないか……」
みき「あら、それなら心配要りませんよ。しっかりした子です、ちょっと子供っぽい所がありますけど」パタパタ
ただお「それは一人だろ。他の娘の相手は?」
みき「しっかりした子です、ちょっと子供っぽい所がありますけど」パタパタ
ただお「……他の娘の相手は?」
みき「しっかりした子です、ちょっと子供っぽい所がありますけど」パタパタ
ただお「……なぁ、母さんそれはどうゆう意味――」
みき「ああ、いけない。もうこんな時間だわ。早くしないと待ち合わせに遅れちゃう……」
ただお「……お化粧してるけど、どこかに出かけるのかい」
みき「ええ、ちょっとね♪ じゃあ、行ってきま~す」
ただお「……」
まつり「あ、お母さん出かけたんだ」
ただお「まつり。今日、お前は出かけないのか?」
まつり「うん。今日はお母さんの日だもん」
ただお「……」
まつり「あ、あれ? なんか家の地下から地響きが」
ただお(フ、フフフフフ。俺の怒りに反応したか。ならば付き合ってくれ。俺のデッドエンドに……)
まつり「お父さんどこ行くの? あれ? うちにそんな階段あったっけ?」
土日は休みらしい。
最終更新:2008年04月02日 17:04