泉家。夜。
シン「いつもいつも世話になっている人達に何か恩返しは出来ないだろうか……」
なんて事をシンは常日頃考えていた。
シン(そういえば世話になっている人は女性が多いな……。女性、女性……女性が喜ぶことって何だろう……う~ん、分かんない)
『あまぁ~~~い!』
シン「んっ? あっ、
そうじろうさんまたテレビ付けっ放しで寝ちゃったな。全く、電気代がもったいな――」
『甘い台詞を教えてくれよ~。俺も女の子を喜ばせたいんだよ○沢さ~ん』
シン「なっ、女の子が喜ぶ事だって!?」
『仕方ないなぁ』
そして、繰り広げられる○沢ワールド。
シン「そ、そうか。この国では女性にこういう台詞を言うと喜ばれるのか……。しかし、オーブとかプラントでこれ言ったらただの馬鹿だな……というかこんな恥ずかしい台詞、俺的にもやっぱり抵抗が……」
シンは、自分がこんな甘い台詞を呟いている姿を想像する……気持ち悪いもの以外の何者でもなかった。
シン「いや、俺のプライドが何だ。俺の自尊心がちょっと傷つくぐらいで世話になった人たちが喜んでくれるんだ! 俺のプライドなんか! 俺のプライドなんか! 俺のプライドなんか……………や、安いもんだぁぁ!」
言い切った! 人のために自分を殺す。それが出来た彼はまた一歩、大人に近づいたのだった。
シン「よし! この○沢って人を研究だ! 思うに、この台詞を言った時の動作が大事なんだろうな。
こう、腰を使ってクルっと回って、相手に指をシュピンって向ける感じだな。
クルッ、シュピン。クルッ、シュピン。う~ん。オリジナリティーを出して1回多く回ってみるか?
クルクルシュピン。おっ! クルクルシュピン。なんか俺の体に合うな、これに決めた! よ~し、明日から頑張るぞぉ!」
レイ(シン。残念ながらそれはオリジナルじゃないんだ……)
シン「でも、毎日クルクルシュピンじゃ駄目だよな。○沢……いや! 師匠だって毎回少しずつポーズが違うし、俺も様々なバリエーションを開発しなきゃ。あ、そうそう、ちゃんと甘い台詞も考えないと。ふっ、今夜は長い夜になりそうだ」
最終更新:2008年02月19日 16:47