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「…………これでよし！少し予定より遅れたが、これでシンは晴れてあちら世界の住人だ」
「あらあら、そんなことしていいの？」
「ではなぜ、あなたはオレを止めなかったんです？」
「あの子が、この世界の人にならなかったら悲しむ人たちがいるから……それが理由かしら？」
「そうですか………、やはりシンをこっちの世界に連れて来てよかった」
「そうね、それにあなたにも感謝しているわ。あなたがシン君を連れてこなかったら、あの子は今頃どうなっていたか……」
「オレこそ礼を言います。あなたの娘さんたちのお陰でシンは…心から笑えるようになったのだから………」
………………………
「ねぇ？お願いしましょうか？」
「何をです？」
「あの子たちの未来を」
「………やりましょう」
「じゃあ、いくわよ、せーの」
『これからも』
「シンを」
「あの子たちを」
『よろしくお願いします！！』