夕方。ようやく地元の駅まで戻ってくることが出来た。
「・・・。」
あいかわらず、
かがみのヤツは黙ったままだ。
怒っているような、悲しいような、とにかく不機嫌そうだ。
「なぁ、何でそんなに怒ってるんだよ?」
「別に。怒ってなんかないわよ。」
フンッ、と腕を組んでそっぽをむく。怒っている。確実に。
こっちの世界に来て、こいつとの付き合いも長いもので半年以上か。
それでも時々こいつがわからない。
「俺が何か悪いことしたんなら謝るさ。でも何で怒ってるのかくらい教えてくれてもいいだろ!?」
思わず語気を強めてしまう。俺の、悪い癖だ・・・。
「だから怒ってなんて無いってば!」
「怒ってるじゃないか!」
「怒ってない!!」
思い起こせば初めて会ったときもこんな感じだった。
口喧嘩もよくしたっけな。
「だから分からないんだよ!怒ってる理由が!!」
「・・・っ」
言葉に詰まるかがみ。しばらく無言の時間が流れる。
「そうやって・・・」
「え?」
顔を上げ、かがみが俺の目を見る。
「いっつもそうやって誤魔化して!あたしの気持ちもしらないで・・・」
かがみの瞳には涙が浮かんでいた。
「あたしの事なんて…うぐっ…なんとも思ってないんでしょ・・・」
ボロボロと涙がこぼれている。
「かがみ・・・?」
「
こなたや、
つかさや、
みゆきには優しくするくせに…うぐっ…わたしはいっつもどうでもいい事ばっかりで…」
「おまえ…何を言って…?」
「あたしだって女なんだから!少しは考えろ!バカ!!」
そう叫んでかがみは走っていった。
最終更新:2009年06月25日 19:44