「む、むぅ……」
泉こなたは考えていた。
とあるネットの掲示板に相談した答えは、「シン・アスカは巨乳好き」と言う解答のみ。
思わず視線を下げ、自分の胸を見る。……虚しくなった。
「で、でも、マユちゃんはひんぬーだし、なんとか」
軽快にキーボードを鳴らし、言葉をそのまま書き込む。
そしてそれに対する解答に、
こなたは壊れた。
「ゆいねーさん。ハサミある?」
「んー? 何に使うのー?」
相変わらずお気楽にこなたに接するゆい(旦那は今日も帰ってこない)は、何気なく手元にあったハサミをこなたに渡した。
だがゆいは気付くべきだった。こなたの瞳に色がなく、その顔がまるでゾンビのようになっていることに。
「てぇい!」
「えー!?」
なんとこなたがそのまま自分に向けてハサミを振るうではないか。
自殺行為を見過ごすわけにも行かず、思わずこなたの腕を掴んでハサミを取り上げる。
「ちっ、こうなったらカッターでも!」
「え、えー!?」
するとそのままこなたは不穏な言葉を残し、走り去ってしまった。
そこには呆然と立ち尽くすゆいのみが残された……。
こなたのパソコンに表示された文字は
「ス○ラもル○も短髪だから、髪が短いほうが好みなんじゃね?」
と言う一文だった……。
最終更新:2008年05月02日 17:27