こなた「あー、もう雛祭りも終わったんだっけ」
シン「終わってから一日以上経ってるじゃないか…この雛人形って奴、片付けなくていいの
か?」
こなた「そういやそうだね。でもコレ、一度出すと片付けるのが面倒臭いんだよねぇ…。
お父さんやシンの部屋にある美少女フィギュアで代用しちゃってもいい気がするね
ー」
シン「雛祭りに美少女フィギュアなんて雅もへったくれも無さ過ぎだろうが!
…って、そういや俺の方から言い出しといて何なんだが、どうして雛人形はすぐ片付
けちまうんだ?
一年に一度しか出さない物なら、もう一日や二日くらいは飾っていてもいいんじゃない
か?」
こなた「あー、なんか前に
みゆきさんから聞いたことがあるねー。確か、長く飾ってると婚期
が遅れるとか何とか――」
こなた「(って待てよ、私の婚期が遅れる…?私が結婚出来ないとなると、私がこの家を出
て暮らす可能性は低くなる。
今この家に住んでいるのはお父さんとシン、それに私だ。
つまり、私の婚期が遅れるってことは、それだけ長くお父さんや……シンと一緒に
暮らせるってことで…)」
シン「おい、こなた?」
こなた「……ねえ、シン。シンは今、私のことを家族だと思ってくれてる?」
シン「あ、ああ…まあな。お前や
そうじろうさんには随分と長いこと世話になっちまってるし
な…。
二人にはどれだけ感謝してもしきれないし、二人は俺にとって大切な人だと思ってる」
こなた「んじゃあさ、私やお父さんがシンはずーっとこの家に住んでもいいって言ったら、ど
うする?」
シン「え、ええ?…まあ、これ以上俺はこの家に迷惑を掛けていたくないから
出来ることなら、将来的にはこの家を出て自活しようとは思っちゃいるけど……
でも、お前にそういうことを言われるっつーのは、その、なんだ、正直言ってとても嬉し
い」
こなた「………そっか」
シン「こなた…それはそうと、この雛人形は片付けなくていいのか?」
こなた「いい」
シン「へっ?」
こなた「いーよ、別に。片付けなくたって。寧ろずーっと飾ったままにしておいてもいいくらい
だよ」
シン「おいおい!ったく、お前って奴は本当に……ナマケモノっつーか、面倒臭がりっつー
か……」
こなた「ふふーん、そんなんじゃないですよーだ」
こなた「(シンがずっとこの家で暮らしてくれるんなら、今すぐ結婚なんて出来なくてもいい。
私と一緒に、ずっとずーっと、シンが側にいてくれるんなら、私は何もいらないんだ
から)」
最終更新:2009年04月23日 20:44