結局。
かがみはダイエットに失敗した。
それを見かねて、シンは知り合いに助力を求め……
とある山中。
?「走れ走れ!」
かがみ「あっ……、もう無理……」ドサッ
?「限界か柊」
かがみ「あ、当たり前じゃない! こんな丸太背負って何時間も走らされてると思ってるのよ!?」
?「ふん、軟弱な奴め。なら強制はしない。貴様の好きなシンの写真でも抱いて部屋に籠もっていたらどうだ?
まぁ、もっとも。貴様のように自分の意志も体重もコントロールできないツンデレしか取り柄の無いアバズレな貴様が惚れる男だ、さぞかし破廉恥で情けない変態なのだろう」
かがみ「! シンの事を悪く言わないで!」掴みかかる。
?「ふん」軽く足払い。
かがみ「あぁ!」こける。
?「立ち向かってくる体力があるなら走れ! 男を馬鹿にされて悔しいのならガッツをみせろ!」
かがみ「うぅ……うわぁぁぁぁん」丸太担いで走る。
?「やれば出来るじゃないか」
トゥルルルル(電話)
ピッ
?「俺だ」
シン『俺だ』
?「なんだ、貴様か」
シン『どうだ、かがみのダイエットは順調か?』
?「まぁ、精神的に甘ったれた所はあるが、筋は良い。問題はない。ちゃんと立派な戦士にして返してやる」
シン『はっ? 戦士? 俺はかがみのダイエットを手伝ってくれって頼んだんだけど?』
?「結果的に体はスリムになる。問題は無い」
シン『いや、問題無いって問題大有りだろ!』
?「むっ、柊が戻ってきた。切るぞ」
シン『いや! おい! ちょ――』
プツン プー プー
?「よし柊! 次はナイフ戦だ!」
かがみ「ま、まだやるの……」
?「当たり前だ! 立て! 俺から一本取るまで東京に帰れると思うな!」
かがみ「う、う、うえぇ~ん! もうダイエットはいやぁぁ!」(泣)
ダイエットですか?
失敗したみたいですよ。体重が増えたって。
もちろん筋肉が増えすぎて。
最終更新:2009年11月14日 06:52