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23-304

こなた「明後日はゆーちゃんの誕生日だよ。シンは何か用意した?」
シン「ああ、用意したぜ。」
こなた「・・・ガンプラは駄目だよ?」
シン「・・・んなわけあるか・・・俺だって学習してるっつーの・・・」
こなた「・・・こりゃ明日は大雪かな?」
シン「どういう意味だ! それよりこなた、その・・・ゆたかのことで相談なんだが・・・」
こなた「どったの?」
シン「・・・俺はゆたかを家族として、妹として見れなくなっちまったんだ・・・」
こなた「・・・それって・・・」
シン「・・・・・」
こなた「ひどいよシン!! ゆーちゃんはシンのことを本当のお兄ちゃんのように思ってたんだよ!?
それをいきなり『家族ではない』なんてひどすぎるよ! 最低!! シンのバカ!!!」
シン「ちがう!! そういう意味じゃない!!」
こなた「じゃあどういう意味さ!」
シン「・・・俺は・・・あいつを異性として見てしまっている・・・。」
こなた「えっ・・・」
シン「・・・あいつは年相応に見られない体にコンプレックスを抱いているようだが・・・
それでも俺はゆたかの全てが好きなんだ・・・。」
こなた(何という急展開・・・)
シン「だけど・・・想いを伝えるのが怖いんだ・・・そんなことしたらゆたかに拒絶されそうで・・・」
こなた「シン、それはないよ。 ゆーちゃんもシンのこと大好きなんだよ。
      • シンは気づかなかったかもしれないけど、シンのこと、男の子として見てたんだよ・・・。」
シン「・・・両想い・・・ってことか?」
こなた「勇気を出しなよシン!! 男なら正面からドカーンといかんかい!!」
シン「・・・そうだな・・・ゆたかにこの想い・・・勇気を出してぶつけてみる!!」
こなた「シチュ的に明後日の誕生日はチャンスだよー。」
シン「ああ、そうだな。サンキューこなた! なんか自信出てきたぜ!!」
こなた(大好きなシンにここまで想われて・・・ゆーちゃんは幸せ者だねー。)

20日の夜、泉家・・・
ここで主役のゆたかをはじめとするこなた、シン、そうじろう、ゆいの五人で
ゆたかの誕生日パーティが開かれていた・・・
鳴り響くクラッカー、楽しそうな話し声、机の上のご馳走・・・
その全てにゆたかは嬉しそうな笑顔を見せた。
しかしゆたかに最高の贈り物があることをゆたかは知らない・・・

一時間後・・・
ゆたか「みんな、今日はありがとう、とても楽しかったよ。」
こなた「いやー、まだ終わるのは早いよー。
ゆーちゃんにはまだとっておきのサプライズがあるからねー。」
ゆたか「・・・サプライズ?」
ゆい「そうだよゆたか! ゆたかに最高の贈り物を用意したんだから!」
そうじろう「僕たちで準備をしておくよ、ゆたかちゃんはシン君と一緒に上で待ってなさい。」
ゆたか「シンお兄ちゃんは手伝わないんですか?」
ゆたかは何故シンが手伝わないのか疑問に思った。
こなた「いやー、シンには重要な役目があるからねー。ここにいちゃ駄目なんだよ。」
シン「そういうことさ、行こうゆたか。」
ゆたか「うん・・・」
ゆたかは疑問に思いながらもシンと二階へ向かった・・・
そうじろう「・・・行ったな・・・」
こなた「シン、うまくやってよ。」
ゆい「きっと大丈夫だよ!さあ、私たちも準備しなきゃ!」


こなたたちがサプライズの準備をしている一方、シンの部屋にて・・・

シン「・・・ゆたか、誕生日本当におめでとう・・・」
ゆたか「ありがとう、シンお兄ちゃん。」
シン「・・・・」
ゆたか「・・・・どうしたの?」
シン「・・・ゆたか・・・落ち着いて聞いて欲しい・・・
俺は・・・ゆたかを・・・家族として、妹として見れなくなった・・・・」
その言葉を聞いたゆたかは思わず絶句する。
そしてすぐに悲しさがこみ上げ、大粒の涙を流し始めた・・・
ゆたか「そ・・・んな・・・どうして・・・・」
しかしゆたかの悲しみは次のシンの行動で一気に吹き飛ぶ・・・・
シン「それは・・・こういうことさ・・・・」
シンはそう言うとゆたかの花びらのような唇に深くキスをした。
思わぬ展開に目を丸くするゆたか。
シンは名残惜しそうに顔を離すとゆたかにこう言った
シン「俺は・・・ゆたかを・・・女の子として見るようになってしまった・・・
ゆたか、俺は・・・ゆたかが好きだ・・・。」
突然の告白に唖然とするゆたか。
しかしすぐに嬉しさのあまりゆたかは再び大粒の涙を流した・・・
ゆたか「・・・私も、シンお兄ちゃん・・・ううん、シン君のこと、好きだったんだよ・・・」
シン「ゆたか・・・・」
ゆたか「嬉しい・・・・好きって言ってくれて・・・。」
シン「じゃあ・・・ゆたか、俺と・・・付き合ってくれませんか?」
ゆたか「うん・・・・大好きだよ・・・シン君・・・。」
そう言うと二人は再び深いキスを交わした。
どれくらい時間が経っただろうか・・・二人が顔を離すとシンがゆたかに一つの包みを渡した。
シン「・・・ゆたか・・・これは俺からの誕生日プレゼントだ・・・あけて見てくれ・・・」
そう言われてゆたかが包みを開けると、そこにはシンの瞳と同じ色をした小さな宝石をあしらった
ペンダントがあった。
ゆたか「・・・ありがとうシン君・・・つけて見ていい?」
シン「ああ。」
ゆたかはプレゼントのペンダントを首に着ける。
シン「似合うぜ、ゆたか・・・・。」
ゆたか「ありがとう・・・大切にするね・・・。」
シン「・・・そろそろ準備が出来た頃だな・・・行くか、ゆたか。」
ゆたか「そうだね、シン君・・・」
二人は手を繋いで居間へと向かった・・・

そして所変わって泉家の居間・・・


シン「こなたー、入るぞー。」
こなた「うん、いーよー。」
そう言われ、シンとゆたかが居間に入ると再びクラッカーが鳴り響いた。
そうじろう「いやー、おめでとう二人とも!」
こなた「これでゆーちゃんにも春がきたねー。」
ゆい「シン君!! うちのゆたかをよろしくね!!」
シン「はい!! みんな、ありがとう!!」
ゆたか「シン君・・・これって・・・・」
そう、こなたたちが用意したサプライズとは晴れて結ばれた二人を祝福するための
第二のパーティのことだったのだ。
ゆたか「そうか・・・みんな・・・私たちのこと祝福してくれてるんだ・・・」
シン「そうだよ、ゆたか。 ・・・嬉しいだろ?」
ゆたか「うん! ありがとうみんな! みんな大好き! シン君大好き!」
こうしてここに新たな恋人達が生まれた・・・
願わくばこの二人に天からの祝福のあらんことを・・・

~Fin~

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最終更新:2010年03月16日 15:48
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