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(=ω =.) 「たらりらったら~ん♪」
シン   「こなた~、なんか手伝うことないか?」
(=ω =.) 「いいよ、シン。男の人はどんっと構えているぐらいでちょうどいいんだよ~」
シン   「いや、居候としてただ座って待っているというのも気が引けるというか……」
(=ω =.) 「もぉ~、シンはうちの家族なんだから、そ~ゆ~遠慮の仕方はやめないと駄目だよ~」
シン   「いや……わかってはいるんだが……」
(=ω =.) 「……じゃあ、台拭きでテーブルを拭いて……ちょっと早いけど、お茶碗を並べておいてくれる?」
シン   「ああ、任せろ」

こなた  (シンもうちに馴染んできてくれたと思ったけど、まだ遠慮があるんだね……
       戦火か逃れて独りで亡命した先に受け入れてもらって、その恩義に報いるために、生きるために軍に入って、こっちに跳んできて……
       シンにとって、恩は返すものなんだろうけど……一宿一飯の恩とかそんなのじゃなくて、ただ歳相応に頼って欲しいんだけどね)

シン   「こなた~、テーブル拭いたぞ。……ん、今夜はから揚げか?」
(=ω =.) 「うん、お父さんが仕事で泊りで、ゆーちゃんはみなみちゃんトコにお泊りだから、せっかくだからシンの好きなのにしようと思ってね」
シン   「そりゃ、ありがたいな。へぇ……仕込みで肉をブランデーに漬け込むんだな?あの香ばしさの秘密はコレか……」
(=ω =.) 「あ~、シン、見ちゃ駄目だってば~。私のレシピは秘密なんだから」
シン   「いいじゃないか、減るもんじゃないし」
(=ω =.) 「減るよ」
シン   「こなた、知識は秘密のまま死蔵させるものじゃない。広めて、生かすものだぞ。
      そういうわけでお前の作る味噌汁の作り方を教えろ」
(=ω =.) 「減るから駄目。はい、シンはテーブルで待ってて」
シン   「まあ、無理には聞かないがそのうち教えてもらうぞ」
(=ω =.) 「教えないよ~」


こなた  「教えちゃったら……シンにお味噌汁を作ってあげる機会が減っちゃいそうで……
       教えちゃったら……シンがうちから居なくなりそうで……教えられないよ……」

シン   「――ご馳走さん」
(=ω =.) 「お粗末さまでした」
シン   「俺も一通りの訓練は受けてきたから料理もできるけど……やっぱり、こなたの飯にはかなわないな」
(=ω =.) 「……ミリメシって基本的に調理のしやすさとカロリーの摂取を前提にしてるから、誉められてもあんまり嬉しくないよ」
シン   「でも、飯ってのは生きてるのを実感できる大切な機会だからな。だから、何度でも言うぞ。こなたの飯は最高だぞ」
(=ω =.*)「そ、そこまで真顔で言われると……ちょっと照れるね。
      あ、そうだ、シン。料理に使ったお父さんのブランデーがほんのちょっとだけ残っちゃったから飲まない?」
シン   「未成年に飲酒を勧めるなよ……」
(=ω =.) 「いや~、コップ一杯分もないけど……捨てるのも勿体無いでしょ?せっかくの『命の水』(ウェスケ・ベス)だよ?」
シン   「まあ……一杯ぐらいならいいか?」
(=ω =.) 「あれ、シンってお酒飲まないの?」
シン   「PXで売ってはいたけど、いつ出撃が掛かるか分からなかったからな……感覚の鈍る酒は飲みたくなかったんだ」
(=ω =.) 「ふ~ん、そうだったんだ。じゃあ、かんぱ~い(チンッ)ごく……って、喉が焼けるよぉ~!?」
シン   「……これ強いな……旨いけど……」
(=ω =.) 「シン……よくこんなの飲めるね……」
シン   「まあ、飲めないことはないな……」
(=ω =.)つU 「私の分も飲んでよ……」
シン   「ああ、いいぞ(ごくっ)」
(=ω =.) 「……あれ、シン?」
シン   「……なんだ?」
(=ω =.) 「シンの顔、真っ赤だよ」
シン   「……なんか、頭がくらくらするな……(ばたっ)」
∑(=ω =.) 「シン!?」

シン   「あ~、なんか頭がふわふわするな~」
(=ω =.) 「シン、お水飲む?」
シン   「いや、大丈夫だぞ~、ちょっと世界がぐるぐる回ってるだけで~」
(=ω =.) 「……それ、ぜんぜん大丈夫じゃないよ」
シン   「俺は10Gまで耐える男だぜ~、こんなの大気圏突破強襲訓練に比べれば……」
こなた  「……シン、落ち着くまでこのままゆっくりしてなよ」
シン   「すまないな~、こなた」
こなた  「ゴメンね。私がお酒を飲もうなんて言わなければ……」
シン   「気にするな、こうしてこなたに膝枕してもらえたんだ。フランス語で『結果オーライ』ってやつだ」
こなた  「……私の膝枕、気に入ってくれたんだ?」
シン   「ああ、やわらかくて、ふにふにして最高だな」
こなた  「……ぁん、シ、シン!?そこ撫でちゃ駄目っ!?」
シン   「いいじゃないか、減るもんじゃないし」
こなた  「へ、減りはしないけど!?でも、そんなこと!?」
シン   「じゃあ、ここならどうだ?俺がパルマすると大きくなるんだろ?」
こなた  「ひゃん!?シ、シン!?服の中に手を入れるなんて……よ、酔ってるの!?」
シン   「あ~、酔ってるかもな……という訳で揉ませろ(がばっ)」
こなた  「シ、シン!?あ、耳を噛んじゃ駄目だってば……ん……」
シン   「………………」
こなた  「……あ、シンの体重が重くて……心地いい……」
シン   「………………」
こなた  「…………シン?」
シン   「…………ZZZ」
こなた  「……え、ここで寸止め?」

シン   「す~」
こなた  「こんなあどけない顔で寝るんだね、シンも……」
シン   「す~」
こなた  「さっきまで、私を押し倒してたシンとは別人だね~」
シン   「す~」
こなた  「……もしかして、これが本当の……本来あるべきの、シンの素顔なのかもね~」
シン   「す~」
こなた  「厳しい軍の規律とか、誰も失わないための自律とか、世話になってる居候先での身の振り方とか……
     そんなのでシンは歳相応の振舞い方を忘れてたのかも知れないね」
シン   「す~」
こなた  「お酒でちょっと箍が外れて、素直になってくれたのかな?」
シン   「す~」
こなた  「……私を女の子と見て……普段は絶対できない、居候先の娘に手を出すことにも……抵抗を覚えなかったのかな?」
シン   「す~」
こなた  「それなら……嬉しいんだけどね、シン?」
シン   「す~」
こなた  「今夜はゆっくりおやすみなさい、シン」

シン   「……なんか頭が思いな」
(=ω =.) 「あ、おはよ~、シン」
シン   「おはよう、こなた」
(=ω =.) 「ご飯できてるから、座って」
シン   「……あ、なんかいいにおいがする」
(=ω =.) 「二日酔いにはお味噌汁がいいんだよ~」
シン   「(ズズー)この味だよなぁ……こればっかりはどうも盗めないんだよなぁ……」
(=ω =.) 「盗んじゃ駄目だよ。そんなことしなくても、このお味噌汁を毎日飲む方法はあるんだから……」
シン   「……そんな方法があるのか?教えてくれ、こなた」
(=ω =.) 「それはシンが気づかないと駄目なんだよ~」
シン   「……気づく?なんだ、それ?」


こなた  「例えば――私をお嫁さんに貰うとか、ね?」

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最終更新:2009年04月24日 04:52
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