覚醒シン・アスカ
小早川ゆたかが居候としてやって来た日のこと
そうじろう「お、いらっしゃーい」
ゆたか「今日から色々迷惑をかけると思いますが、よ・・よろしくお願いします!」
こなた「これから自分の家と思ってくれていいからね」
シン「・・・・・・・・・・・・・」
シン「・・・・・・・・・・・・・」
こなた「シンくん、やけに今日は静かだね。せっかく自分の好みド真中ストレートォ!な、ゆーちゃんがやってきたのにさ」
そうじろう「待てッ!こなた・・シンに話かけるな。今、シンは己の中の獣と必死に戦ってるんだ」
こなた「へ?そうなの・・?」
そうじろう「そうだ、必死に自身の本性を抑えようとしている。見ろ、シンの目を!
さっきから全くゆーちゃんを見ようとしていない!それはアイツ自身が本性を押し隠そうとしている証拠!!」
こなた「無駄にすごい洞察力だね・・。でもさ、口でなんかブツブツ言ってるし・・今に感情が爆発するんじゃない?」
そうじろう「うむ・・、今のアイツは危険すぎるな。よし、オレが人肌脱ぐか・・」
そう言って、そうじろうはシンの元へと歩いた。
そうじろう「シン、大丈夫か?」
シン「・・・・・・・・・・・」
そうじろう「まぁ、大丈夫じゃないだろうなぁ。必死に本性を押し隠してるんだ。相当の苦痛だろう。
だが、オレはオマエに問いたい!なぜ、本性を隠す必要がある?」
シン「・・・・・・・・え・・??」
そうじろう「おまえが自身のシスコンという性癖に負い目を感じているのはわかってる。だがな、シン・・それがどうした?
男は皆、変態だ。これはどうしようもないことなんだよ・・。
だからシン、己と戦う必要はない。ありのまま・・、ありのままの自分をさらけ出せ。
ほら、ゆーちゃんを見ろ・・!」
シンは言われるがままに、ゆるゆると首を動かし・・ゆたかを見る。そこにはシンにとっての天国が広がっていた。
シン「・・なんて・・可愛いんだろう。目が安らぐ・・!!あの子は・・天使・・?」
そうじろう「そうだ。可愛いだろう、小っちゃいだろう、思わず自分のものにしたくなるだろう・・。
さぁ、次におまえがするべきことは・・・・なんだ?」
シン「もちろん・・突撃です!そうじろうさん!!」
そうじろう「わかってるじゃないか・・・。なら・・行けィ!!」
シン「オオオオーーーッ!!!ジィィーーーク・シスコンッ!!!!!」
ついにシスコンとして究極の覚醒を果たしたシンは、獣のような叫び声をあげながら・・ゆたかに突撃していった
こなた「あーあ、壊れちゃったよ。ってか、おとーさん・・火に油注いだだけじゃん・・」
そうじろう「なーに・・どうせいずれは決壊していたダムのようなもの。それをオレが壊すのを早めてやっただけのことだ。シンも本望だろうさ・・」
そして覚醒したシンは、ゆたかに近づき・・声をかける
覚醒シン「ゆたかちゃん・・・だっけ?」
ゆたか「え・・?は・・はいッ!!」
覚醒シン「おっと、自分の名前をまだ言ってなかった。オレの名はシンだ。略して、お兄ちゃんって呼んでくれ」
ゆたか「お・・お兄ちゃん・・ですか?」
覚醒シン「うーん・・。ちょっと愛が足りないかな。もっとこう・・愛を込めてお兄ちゃんって呼んでくれるかな?さぁ・・!」
ゆたか「あの・・えと・・、お・・お兄・・・ちゃん・・!!」
覚醒シン「ああ・・、いい!その恥ずかしがってる感じ、最高だよ!!もっと・・・もっとお兄ちゃんって呼んでくれーッ!!」
ゆたか「・・え・・ええッ!!?」
こなた「もはやただの変態と化したかー。哀れだね・・。シンくんには少し失望したよ・・」
そしてそうじろうは・・なんともいえない邪悪な笑みを浮かべながら、この状況を見ていた。
そうじろう(フハハハハッ!!!計画通り!
こなたとシンのフラグはたった今消滅した・・。さらにシンはゆーちゃんとのフラグも立て損ねている・・。
もはや、シンはただの変態・・恐るるに足らず!こなたとゆーちゃんは・・共にオレのものだ!)
全てはそうじろうの手中で事が進んでいることも知らず、シンは変態的行為(好意)を・・ゆたかにし続けたという。
終わり
最終更新:2007年11月24日 21:58