つかさ「あ、シンちゃん。今帰り?」
シン「ああ、
こなたが
かがみを本買いに連れて行ったみたいだけど、一人で帰りか?」
つかさ「うん。よかったら一緒に帰ろ?」
シン「いいぜ」
つかさ「でね、お姉ちゃんたら味醂とサラダ油を間違えたから肉じゃがが凄い味になっちゃって」
シン「そりゃその日の夕食は災難だったな」
つかさ「そうなんだよ~…」
シン「しかし、かがみもあれでおっちょこちょいというか…つかさ?」
つかさ「シンちゃん」
きゅ
シン「お?」
つかさ「ええええっと、駄目だよね、無断で手繋いだりして。今離すから…」
シン「いや、別にいいぞ。嫌だなんて思ってないし」
つかさ「…本当?」
シン「ああ、ほら」
つかさ「ありがとう(ぎゅ)シンちゃんの手、あったかいね」
シン「そうか?人並みだと思うが」
つかさ「うん…あったかいよ」
シン「なぁ…つかさ」
つかさ「う~」
シン「もうつかさの家の前なんだけど」
つかさ「う~」
シン「そろそろ手離さないか?」
つかさ「う~…」
シン「…つかさが手を繋ぎたかったら、いつでも繋いでやるからさ。今は離してくれないか?」
つかさ「…本当?」
シン「約束する」
つかさ「約束だよ?」
シン「ああ。じゃ、また明日な。ばいばい」
つかさ「ばいばい…手、冷たいなぁ」
~次の日の登校中~
シン「約束は守るようにするのが俺の生き方だからさ」
こなた「ほうほう」
シン「だから、なんでそんなに睨んでるんだよ」
かがみ「別に?」
シン「なぁ、
みゆきからもなんか言ってくれよ」
みゆき(わざと本に集中)
シン「ああもう、なんでこんなに空気が重いんだ…」
つかさ「♪」
手を繋ぐのは結構素敵なことだと思う。
最終更新:2007年11月24日 21:07