柊かがみのがんばり

みゆき「泉さん灰皿をお借りしたいのですが」
こなた「えっと・・・うち誰も煙草吸わないから・・・灰皿はないんだよね・・・」
みゆき「それじゃあ手を出してください、泉さん」
こなた「え・・・いや・・・」
つかさ「こなちゃんの手が灰皿の代わりだねーえへへ面白そうだねー」
こなた「・・・・・」
みゆき「熱くても声出したりしないでくださいね、泉さん、うふふ」
つかさ「あははーこなちゃん頑張ってー」

みゆき「泉さん凄いですね、よく我慢できますね手真っ赤ですよ?うふふ」
つかさ「あははーゆきちゃん、こなちゃんは鈍感さんだから」
みゆき「そうでしたね、うふふ」
こなた「・・・・・どうして・・・」
つかさ「ん?どしたの、こなちゃん?」
こなた「どうして・・・みゆきさんもつかさも・・・私をイジメるの・・・?」
みゆき「それは・・・」
つかさ「こなちゃん・・・」
こなた「ねぇ・・・どうして・・・」
つかさ「それは・・・そうだよね・・・もうこんなこと止めようか・・・」
みゆき「そうですね・・・泉さんにはちょっと辛い思いをさせてしまっていたようで・・・」
こなた「えっ・・・!?つかさ・・・みゆきs」
つかさ「なーんてね!嘘だよ!こなちゃん!」
みゆき「うふふ、さあ、次は左手を出して下さいね」
こなた「・・・・・・」

みゆき「あら、もうこんな時間。そろそろ夕食時ですね」
つかさ「あ、そうだねーえへへお腹すいたねー」
こなた「・・・・・・」
つかさ「お腹すいたね、こなちゃん」
こなた「えっ・・・と・・・うちで夕食食べていく・・・?」
みゆき「えーそんな悪いですよーご迷惑じゃないんですか?」
つかさ「そうだよー、こなちゃんに迷惑だよー」
こなた「いや・・・迷惑じゃ・・・ない・・・よ・・・」
みゆき「でも・・・」
つかさ「あ、それならカップ麺買って来て皆で食べようよ?これならこなちゃんの手料理食べなくて済むからさ」
みゆき「うふふ、それは名案ですねつかささん」
つかさ「えっとね、私、どんべえの関西風が食べたいなー」
みゆき「そういえば、どんべえは関西と関東でダシが違うと聞いたことがありますね」
こなた「・・・・・・」
つかさ「えへへ、こなちゃん買ってきて?」
みゆき「私も同じので結構ですのでお願いします、泉さん」
こなた「・・・・・・」

翌日

かがみ「おっす、こなた!」
つかさ「こなちゃんおはよー」
みゆき「おはよございます泉さん」
こなた「あ・・・かがみ、それに・・・つかさとみゆきさん・・・おはよう」
かがみ「ん?こなたなんか元気ないわねー?」
つかさ「あははー、こなちゃんどうしたのー?」
こなた「・・・・・・」
かがみ「あんた気分悪いんじゃないの?保健室行ったほうがいいんじゃない?」
こなた「あはは・・・そ、そだね・・・ちょっと行ってこようかな・・・」
つかさ「それじゃあ、こなちゃん心配だから私も一緒に行くね、ふふふ」
みゆき「そうですね、心配なのでつかささんと私が一緒に・・・うふふ」
こなた「・・・・・・」


保健室

みゆき「昨日のどんべえは美味しかったですねー」
つかさ「だよねー美味しかったよねー」
こなた「あはは・・・」
みゆき「・・・・・・」
つかさ「・・・・・・」
こなた「あ、あの・・・」
みゆき「そういえば、同じクラスの白石さんは樹海に行ってるそうですよ?」
つかさ「あ、富士の天然水汲みに行ったんだよねー」
こなた「えっと・・・・・・」
みゆき「泉さんも行ってきたらいかかでしょうか?」
つかさ「あははーこなちゃんも行ってきたらー?」
こなた「えっと・・・天然水・・・汲んで・・・くれば・・・いいのかな?」
つかさ「はい、こなちゃん、これ必要だよね!」
みゆき「えぇ、ロープと一応カッターナイフ、そして睡眠薬を」
こなた「・・・・・・」



こなた達が保健室にいた頃・・・

ゆたか「あ、あの!」
かがみ「ん?あなたは・・・確かこなたの・・・」
ゆたか「お姉ちゃんの従妹の小早川ゆたかです」
かがみ「で、そのゆたかちゃんどうしたの?」
ゆたか「えっと・・・その・・・実はお姉ちゃんのことで相談が・・・」
かがみ「こなたの・・・?」
ゆたか「その実は昨日・・・(ry」
かがみ「そうだったの・・・つかさとみゆきが・・・あいつら・・・」
ゆたか「あの・・・」
かがみ「もう大丈夫よ。私がそんなことさせないから・・・こなたは・・・私の大事な親友だからね」
ゆたか「あ、ありがとうございます!」

かがみ「さぁ・・・柊かがみのの一世一代のがんばり物語の始まりね・・・」


かがみ「ちょっと!こなた、こなたいるー!」
つかさ「あははーお姉ちゃんどうしたの?こなちゃんなら樹海に行っちゃったよ?」
かがみ「な・・・ちょっと!それどうゆうことよ!つかさ!」
みゆき「泉さん何か思い詰めていたようですが、うふふ」
かがみ「もしかして・・・あんた達が・・・!」
つかさ「あははーお姉ちゃん、どんだけー」
みゆき「かがみさんは正義感が強いですからね、うふふ」
かがみ「くっ・・・こなた・・・!」
つかさ「あれー、お姉ちゃんどこ行くのー?」
みゆき「やっぱり、かがみさん、動きましたね、うふふ」


そして樹海・・・

こなた「さて・・・この辺りでいいかな・・・」
ゴソゴソ・・・
こなた「・・・・・・・」
こなた「あはは・・・あの頃は・・・楽しかったなぁ・・・みんなで海に行ったり・・・コミケにも行ったけ・・・」
こなた「・・・・・・・」
こなた「どうしてかな・・・あの頃の・・・楽しかった思い出が・・・うぅ・・・な、懐かしいなぁ・・・あはは・・・」
こなた「・・・・・・・」
こなた「また・・・あの頃みたいに・・・みんなで普通に・・・笑ったり・・・話したり・・・したかったよ・・・」
こなた「・・・・・・・」
こなた「でも、今は、今は・・・・うぅ・・・お父さん・・・ごめんね・・・先にお母さんと一緒に見守ってる・・・から・・・」

かがみ「こなた!」
こなた「!?」


こなた「ど、どうして・・・かがみが・・・」
かがみ「こなたのバカ!バカ!あんたはバカよ!」
こなた「ちょ・・・かがみ?どうして泣いてるの?」
かがみ「そんなことも分からないの!?やっぱりあんたは大バカよ!あんたが自殺なんてしようとしてるからに決まってるじゃない!」
こなた「・・・かがみ・・・」
かがみ「あー本当にバカ!なんで私に相談しないの!?なんでよ私達・・・親友でしょ!?」
こなた「親友・・・」
かがみ「そうよ!親友なら相談の一つでもしてくれたらいいじゃない!それを・・・それをあんたは一人で抱え込んで・・・!」
こなた「かがみ・・・かがみぃ・・・うぅ・・・うぅ・・・」
かがみ「もっと・・・もっと・・・いつもみたいに私を頼りなさいよ!うぅ・・・ヒック・・・ヒック・・・」
こなた「うぅ・・・かがみ・・・あ・・・ありがと・・・」
かがみ「ヒック・・・やっぱり・・・あんたがダメな大人にならないように私が付いてないとダメね・・・私がいないと直ぐこんなことするんじゃ!」
こなた「うぅ・・・かがみ・・・ありがと・・・ありがと・・・」
かがみ「さぁ、帰ろう?」
こなた「・・・うん、かがみ大好きだよ・・・」
かがみ「ど、ドサクサに紛れて何言ってるのよ!///」

つかさ「あーあ、今度はこなちゃん死ななかったね」
みゆき「まぁ、ちょっと可哀想でしたし、うふふ」

らき☆すた 終
最終更新:2022年04月16日 13:18