山田 昌弘(やまだ まさひろ、1957年11月30日 - )は、東京都北区出身の社会学者、中央大学文学部教授。
専攻は家族社会学、感情社会学、ジェンダー論。
略歴
東京学芸大学助教授時代の1997年、学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を、「パラサイト・シングル」と名付け、一躍その名を知られる様になる。また、「格差社会」という言葉を作り出し、[要出典]近年では、新書「『婚活』時代」により、「婚活」という造語を生み出した。一般向けの著書を多数出しており、2007年『新平等社会』により日経BP・Biztech図書賞を受賞。
しかし、上記の自らが提唱した概念と、その他の社会問題、特に凶悪犯罪とを暗に結び付け[1]、問題のあるライフスタイルとして定着させる傾向があり、若手評論家の後藤和智をはじめ、山田の持論を批判する者も少なからず存在する。
不法入国・不法滞在の外国人について「違法であったにしろ、日本を選んで来てくれたんですね。アメリカでもなくスペインでもなく日本がいいと思って来てくれて、いいと思って暮らしていて、特に迷惑もかけていない。やっぱりそういう日本を選んで住んでくれている人を大事にしている姿勢を見せたいですよね、日本人としてね。」とテレビ(テレビ朝日『報道ステーション』2009年3月13日放送)で発言した。
学歴
- 1977年 - 筑波大学附属駒場高等学校卒業
- 1981年 - 東京大学文学部卒業
- 1983年 - 同大学院社会学研究科修士課程修了
- 1986年 - 同博士課程単位取得退学
職歴
- 東京学芸大学教育学部社会学研究室助手
- 同専任講師
- 同助教授
- 2004年 - 同教授
- 2008年 - 中央大学文学部教授
著書
単著
- 『近代家族のゆくえ - 家族と愛情のパラドックス』(新曜社、1994年)
- 『結婚の社会学 - 未婚化・晩婚化はつづくのか』(丸善ライブラリー、1996年)
- 『パラサイト・シングルの時代』(筑摩書房〈ちくま新書〉、1999年)
- 『家族のリストラクチュアリング - 21世紀の夫婦・親子はどう生き残るか』(新曜社 1999年)
- 『家族というリスク』(勁草書房、2001年)
- 『パラサイト社会のゆくえ - データで読み解く日本の家族』(筑摩書房〈ちくま新書〉、2004年)
- 『希望格差社会 - 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』(筑摩書房、2004年/ちくま文庫、2007年)
- 『家族ペット - やすらぐ相手はあなただけ』(サンマーク出版、2004年)
- 『迷走する家族 - 戦後家族モデルの形成と解体』(有斐閣、2005年)
- 『新平等社会 - 「希望格差」を越えて』(文藝春秋、2006年)
- 『少子社会日本 - もうひとつの格差のゆくえ』(岩波書店〈岩波新書〉、 2007年)
共著
- (江原由美子・長谷川公一・天木志保美・安川一・伊藤るり)『ジェンダーの社会学 -女たち/男たちの世界』(新曜社、1989年)
- (岡原正幸・安川一・石川准)『感情の社会学 -エモーション・コンシャスな時代』(世界思想社、1997年)
- (宮本みち子・岩上真珠)『未婚化社会の親子関係 -お金と愛情にみる家族のゆくえ』(有斐閣、1997年)
- (江原由美子)『ジェンダーの社会学 - 女と男の視点からみる現代日本社会』(放送大学教育振興会、1999年)
- (若林幹夫・三浦展・小田光雄・内田隆三)『「郊外」と現代社会』(青弓社、2000年)
- (伊藤守)『格差社会スパイラル- コミュニケーションで二極化する仕事、家族』(大和書房、2007年)
- (江原由美子)『ジェンダーの社会学入門』(岩波書店, 2008年)
- (白河桃子)『「婚活」時代』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008年)
編著
- 『家族本40 - 歴史をたどることで危機の本質が見えてくる』(平凡社、2001年)
- [編集] 共編著
- (服藤早苗・吉野晃)『恋愛と性愛』(早稲田大学出版部、2002年)
- (清水浩昭・森謙二・岩上真珠)『家族革命』(弘文堂、2004年)
翻訳
- (C・コーワン、P・コーワン、開内文乃共訳)『カップルが親になるとき』 (勁草書房、2007年)
社会的活動
- 内閣府国民生活審議会委員
- 東京都児童福祉審議会委員]
脚注
- 下流の家族崩壊「下流の性が下流を生む」『中央公論』2007年5月号より
最終更新:2009年04月01日 02:23