おみつ狸

おみつたぬき

種別
別名  
住所 愛媛県松山市
特徴  三津街道の出入り口は三津口と呼ばれ、そこには辻番所があった。佐兵衛爺さんが雨の降る冬の夜に辻番をしていると、別嬪の娘が傘も差さずに現れた。着ている友禅の振り袖は長く、腰に垂れた帯は尻尾のようにも見えたので、爺さんはこれが狸であると見破った。縄で縛って燻すと、その正体は雑魚を狙って来たおみつ狸だったという。
資料 『伊予の民俗』通巻42号
最終更新:2011年08月20日 22:06