| 種別 | 狼 |
| 別名 | |
| 住所 | 宮城県桃生郡桃生町 |
| 特徴 | 昔、お惣前山にはたくさんの狼がいて、晩方には子供は恐れて外に出られない程だった。ある晩、太田に住む作という炭焼きが、山の峠で狼に遭遇した。作は度胸のある人だったので、近付いてくる狼の足に棘が刺さっているのを見つけ、刈串で抜いてやった。数年後の晩秋の夜、濁酒を呑んで酔った作は、皆が止めるのも聞かずに峠を越えて家へ帰ろうとして、狼の群れに囲まれてしまう。狼が今にも作に飛びかかりそうになった時、一際大きな狼が現れて他の狼を追い払った。これこそ作が助けてやった狼で、太郎坊という狼の大将だったという。 |
| 資料 | 『冬の夜ばなし』佐々木みはる |