| 種別 | 狸 |
| 別名 | |
| 住所 | 兵庫県佐用町 |
| 特徴 | 承和元年、上月式部某という者が正月5日から二月余り病の床に臥せ、薬も効果がない状態が続いた。3月8日の日中、老臣三枝甚内が障子の破れから見ると、主人の床に大きな狸が臥せっているのが見えた。刀を抜いて斬りつけると狸は叫びをあげて山へ逃げ去った。不審に思い床板の下を調べたところ、本物の甚内ほか多数の男女の死骸が出てきた。逃げ去った狸は山中で死んでいるのが発見されたが、その大きさは1丈2尺ばかりもあった。狸を斬った刀は狸丸と名付けられて上月家の什物とされた。狸は数百歳、かつて薬師堂が無住だった折にも住持に化けて多くの人を殺していたという。また女に化けて男を誑かしたことも多く、人々は八化狸と呼んだ。 |
| 資料 | 『播州府中記』 |