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稲田狸

イナダタヌキ

種別
別名  
住所 徳島県徳島市寺島町
特徴  徳島県徳島市寺島町でいう化け狸。稲田という武士の屋敷内には齢数百歳になる狸が棲んでいた。稲田は家来を集めて軍書の講義をするのが日課で、この古狸も老僧に化けて聞いていた。ある日、老荘が縁に上がってきて、いつも軍書を聞かせてくれた礼として、稲田に刀を差し出した。狸はこのとき通常とは反対に、鞘の方を稲田に向けて出したために疑われて殺されてしまった。生きている間は悪さをしない狸だったが、殺されてから祟るようになり、その後稲田家は断絶してしまう。罪のない古狸を殺したからだと人々は噂しあったという。 ※『阿波の狸の話』には「狸の軍書聴聞」の題で掲載。
資料 『日本伝説叢書』藤澤衛彦
最終更新:2011年08月17日 18:18