公式通知011 第2戦 NEC 2 Hours of Spa-Francorchamps 開催コース紹介とコースの注意ポイント
2013.05.03
【コース紹介】
シルキュイ・ド・スパ=フランコルシャン(Circuit de Spa-Francorchamps)は、ベルギーにあるサーキット。
スパとフランコルシャンにまたがっていることから、この名称が名付けられている。現行のF1使用サーキットで、他のコースが長くても全長5km台であるのに対して、このコースは7.004kmと図抜けて長い。
ベルギーの首都ブリュッセルの東南東、ドイツとの国境に近いアルデンヌの森に位置する。高低差104mという激しいアップダウンの間に難易度の高い高速コーナーが連続しており、コースに対し高い評価を与えるドライバーは多い。
1924年に第一回のスパ24時間レースが開催される。ヨーロッパグランプリは1925年に開催。F1ベルギーGPを始めとする各種の大きなイベントが開催される。1990年まで2輪のロードレース世界選手権 (WGP) のベルギーGPも開催された。
レースが開催されるようになった当時は全長14km以上ある長い公道コースだったが、スピードが出過ぎるために開催を中止しコースを改修。
公道区間の一部(スタブロー~ラ・ソース~レ・コーム間)を残し、レース専用区間(レ・コーム~スタブロー間)でつなぐ形として、1978年に現在のコースの原型が造られた。
2008年には、同年他界したベルギー出身のレーサーで自動車ジャーナリスト、ポール・フレールの功績を称えてStavelotがPaul Frere Cornerと改名され、コース脇に記念碑が建てられた。
【コースの注意ポイント】
1コーナー(ラ・ソース)
右に鋭角に切れ込むヘアピンコーナー。
決勝スタート直後にアクシデントが発生しやすい要注意ポイント。
当然ながらランオフエリアを利用してスピードを稼ぐといった行為はしてはいけません。
スタート直後等は混乱回避のため出る場合がありますがその時に追越行為、無理なコース復帰、ランオフエリア内での加速行為(アクセル全開)はしてはいけません。
3~4~5コーナー(オー・ルージュ~ラディオン)
左、右、左と上りながら小刻みに曲がる世界のサーキット屈指の名物セクションオー・ルージュ~ラディオン。
300km/h近いスピードで駆け抜けるこのセクションは、地面方向に強い縦Gがのしかかる。ドライバー視点からは壁のように見えるといい、現在世界中に存在するサーキットの中で、最も度胸が試されるコーナーのひとつと言われている。
なお、オー・ルージュとはコーナーの下を流れる川の名で、フランス語で「赤い水」を意味する。
ラディオンの進入、立ち上がり共にランオフエリアをカットしてはいけません。
タイヤがヘタってくるとラディオン立ち上がりで膨らみ気味になるので要注意。
このコースでの最高地点。これより先は下りのマウンテンセクションとなる。
長いケメルストレート後のコーナーでありこのコース最大の追越ポイント。
シケインカットはNG。出てしまった場合は十分に減速して後続の通過を待ってから復帰しましょう。
この二つのコーナーはいずれも急に下りながらの進入となるのでブレーキングポイントに要注意。タイヤが摩耗してくると同じポイントでは止まりきれない場合もある。
11コーナーはランオフは幅が狭いので飛び出しに注意。
2つのコーナーが合体した形の複合コーナー。
このコーナーではランオフがかなり広く確保されていますが当然ここを使用してスピードを稼いではいけません。
ポール・フレールコーナーを抜けて右左に曲がりながらの直線を終えると超高速左コーナーブランシモンが待っている。
ここはヨーロッパのサーキットの中で最も通過速度が高く、オー・ルージュと並んで度胸の試されるコーナーである。
ここもランオフがあるので勢い余って飛び出さないよう注意。
ブランシモンを抜けると、最終セクションのバスストップ・シケインで急減速する。
ポール・フレールコーナーからここまで全開で走行してくるため、ここもオーバーテイクポイントとなる。
このシケインを抜けると、ラ・ソースへ続く短いホームストレートに出る。
ここもランオフがありますがカットしないように。
【ピットイン・アウト】
最終コーナーのレイアウトの特性上、並走状態で最終コーナーに進入するとピットインする車両としない車両とで交錯し事故が起きる可能性があります。
なのでピットインをする車両はあらかじめ最終コーナー手前からインに寄り、シケイン1つめをインベタで通過してそのままピットレーンに進入してください。
【ピットイン時の走り方(動画)】
この動画と同じようなライン取りでピットに入りましょう。
またピットレーンが非常に狭いのでしっかりと減速して進入しましょう。減速せずに進入し、壁と接触すると最悪壁にはさまれて動けなくなる場合があります。
ピットアウト時は白線をカットしないようコースに復帰しましょう。
ニコニコ耐久選手権広報部長 Morris
最終更新:2013年05月03日 10:56