公式通知025 第5戦 International Pokka♨Poka 500km 開催コース紹介とコースの注意ポイント

2013.08.05

  • コース長 5.807 km
  • コーナー数 16

【コース紹介】

鈴鹿サーキットは、三重県鈴鹿市にある国際レーシングコースを中心としたレジャー施設。F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなどの開催で知られる。レーシングコースの他に遊園地やホテル等があり、モビリティリゾート(自動車を題材とする行楽地)を形成している。
日本初の本格的サーキットとして1962年に本田技研工業(ホンダ)によって建設された。現在はホンダグループでモータースポーツ関連施設を運営する会社、モビリティランドによって運営されている。
コースは東西に細長く、中間部分の立体交差を挟んで右回りと左回りが入れ替わる、世界的にも珍しい8の字形のレイアウトとなっている。
コース全長は5.807km。これは日本のサーキットの中でも最長である。コース幅は10~16m。コーナー数は16。最大高低差は52m。世界の多くのサーキットと比べ、摩擦係数の高いアスファルト舗装である。

【コースの注意ポイント】

1~2コーナー

ホームストレートから最初に差し掛かる2連続右コーナー。スピードに乗ったまま100Rの1コーナーを通過し、中間区間で減速して60Rの2コーナーを回り込む。
コース外は半分舗装されているがグリーンベルト部分に乗ると滑るので特にレーススタート時は十分注意して進入しよう。

3~6コーナー(S字コーナー、逆バンクコーナー)

左・右・左・右と矢継ぎ早に中速コーナーが連続するセクション。リズミカルかつ正確に車両操作を行わないとラップタイムに大きく影響するため、「S字を制する者が鈴鹿を制す」と言われる。
最後の右カーブは路面にカントが付いていないため、走っているとアウト側へ傾いているように錯覚してしまうので「逆バンク」と呼ばれる。

8~9コーナー(デグナーカーブ)

短い直線を挟んだ連続右コーナー。1962年11月4日に行われた開業イベント「第1回全日本選手権ロードレース」のレース中に、ここで転倒したドイツ人ライダー、エルンスト・デグナーの名が付けられた。
8コーナーで膨らんでコースオフするとグラベルで車が跳ねてそのまま9コーナーのバリアまで減速しきれず突っ込むこともあるので要注意ポイント。
8コーナーのインをカットしすぎないように注意。(↓の画像は悪い例)

11コーナー(ヘアピン)

ヘアピン手前の右110R通過直後から急減速して、コース中で最もスピードが落ちる左ヘアピンを回り込む。ヘアピン以降はコースが左回りに変わる。

12コーナー(200R、250R)

下りの緩やかな右カーブが続く全開区間。
松永喬選手(愛称:マッチャン)が1969年8月10日の12時間耐久レースで死亡事故を起こした場所であることから国内レーサーやファンなどの間などでは「マッチャンコーナー」と呼ばれている。

13コーナー(スプーンカーブ)

コース西端の折り返しとなる左複合コーナー。
名称はコーナーの形が食器のスプーンに似ていることから。60Rから200Rまで5つコーナーが含まれ、ライン取りの自由度が高い。出口は下りで、続く西ストレートに向けて上りとなる。

14コーナー(130R)

西ストレートからわずかに減速して飛び込む左の超高速コーナー。度胸試しの名物コーナーとして知られ、当初は名称の通り曲率半径が130Rのカーブであった。
2002年F1日本グランプリ予選中でのA.マクニッシュの大クラッシュの影響でランオフエリアの拡張工事が行われ、改修後は85Rと340Rの複合コーナーになって以前よりもやや難易度が下がった。
アウト側ランオフは舗装されていますのでここを利用して速度を稼がないように。
危険な場合は事故回避のため逆にここに逃げる判断をすることも重要です。
縁石の外側はグリーンベルトになっているので立ち上がりでラインが膨らみ過ぎてここに乗ると一気にトラクションが抜けてスピンしますので要注意。

15コーナー(シケイン)

130R通過後のスピードに乗った状態から急減速する右・左のシケイン。以前カシオの広告看板があったことから、「カシオ・トライアングル」という名称が付けられていた。(今も通称としてこの名で呼ばれることが多い)
ブレーキング勝負の仕掛け所であり、1989年F1日本GPにおけるセナ・プロストの接触など、数々のドラマが演じられた。
当たり前ですがシケインカットはNG。またゲームの仕様上ミスをしても奥にある2輪用のシケインに逃げることができないので過度なブレーキング競争は事故の元になります。

【ピットイン・アウト】

最終コーナー途中からピットレーンに進入します。
ピットアウト時は白線をカットしないようコースに復帰しましょう。


ニコニコ耐久選手権広報部長 Morris


最終更新:2013年08月05日 21:00