東條操『分類方言辞典』擬声擬態語所在索引

天地季候
あかるい
あたたかい
あつい
あめ〔甚しく降るさま〕〔雨の音〕
おと
かわ〔川の水音〕
くらがり
さむい〔肌寒く感じる〕〔寒い感じ〕等
たいよう〔炎天で日にあたる感じ〕〔日の照るさま〕
つき〔月や星の輝いているさま〕
てんき〔晴天に寒気強いさま〕〔曇っているさま〕等
みず〔水の動くさま〕。


鳥獣虫魚
なきごえ
むらがる。


草木菌藻
かじつ〔果実の腐ったさま〕〔果実の熟した色つや〕
くさき〔草木の微風にそよぐさま〕
たけのこ〔筍の出るさま〕
はえる〔群生のさま〕。


肢体健康
あせ
あたま〔頭痛がする〕

いたい
おぼれる
かく
かむ〔一口に噛むさま〕
けんこう
さむけ
すいじゃく
せき
つかむ
つかれる
におい
ねつ
は〔歯の痛むさま〕
はく〔吐きそうなさま〕
はな〔鼻をうごめかすさま〕
はら〔腹のしくしく痛む〕〔腹の刺すように痛むさま〕
びっこ
びょうき〔病気をする〕〔病気勝のさま〕
びょうじょう
ふとる〔太っているさま〕〔太って動作の鈍いさま〕等
ほね
みぶるい
みる〔鋭く見廻すさま〕
むね〔胸のどきどきするさま〕〔胸腹などの痛むさま〕等
め〔目のしょぼしょぼしたさま〕
めまい
やせる
よわい〔かよわい〕。


服飾容姿
あいきょう
あいそう〔容貌のよくない者が無愛想にするさま〕
いと〔糸などの切れやすいさま〕
きどる
きもの〔つんつるてん〕〔だぶだぶ〕等
きる〔着物の前のはだけているさま〕
くつ〔大き過ぎるさま〕
せんたく
たいど
だらしない
とくいがお
ぬれる〔濡れているさま〕〔びしょ濡れのさま〕
むすぶ〔結び方の固いさま〕
もつれる
ようす〔形の整って締っているさま〕〔心ありげに見るさま〕。


飲食嗜好
あじ〔粘着力ある物の味覚〕
あぶら
いっぱい〔ようやく満ちているさま〕〔充満していないさま〕
うえる
くう〔遠慮無く物を食うさま〕〔物を食いたそうなさま〕
くうふく
さけ〔酒気の廻りはじめた感じ〕
にる〔じわじわ煮る〕
のむ
まんぷく〔満腹して飽きる〕〔腹いっぱい〕
めし〔飯のねばり気の無いさま〕。


住居坐臥
あかり〔灯火の特に明るいさま〕
いねむり
おきる〔横になっていて眠っていないさま〕
かなもの
すみび
すわる〔足がちくちくするさま〕〔尻を地につけて坐るさま〕
ねる〔安眠のさま〕〔寝息のさま〕
はもの
ひ。


老幼男女
あかんぼ〔赤子が手足を動かしているさま〕〔赤子の泣き声のさま〕
いじめる〔人につらく当るさま〕
かわいそう〔痛々しいさま〕
こども〔子供が夜遅くまで目をさましていること〕
しかる〔口やかましく叱るさま〕
すねる
ちち〔嬰児が乳をむさぼり飲むさま〕
ちょこちょこ
としより〔老人の元気なさま〕〔老人の歩くさま〕
なく〔泣きやんで渋々しているさま〕〔泣くさま〕
むずかる
もうろく。


社会交通
あたまごなし
いばる
うつ〔強くなぐるさま〕
おしゃべり
かえる〔ぼつぼつ帰ろう〕
かくれる
かど
ぎょうれつ
くじょう
くる
こごと
ことば〔西洋語を話すさま〕〔物言いのはきはきしたさま〕等
こんざつ
さんさんごご
しらんかお
ちりちりばらばら
つぶやく
とげとげしい
ふへい
ぶん〔身分相当〕
みち〔道の凹凸あるさま〕
みぶん
もてなし〔歓待するさま〕。


生産消費
いそがしい
いっしょけんめい〔余念なく仕事に精出すさま〕
おしむ
かたあしとび〔跳ぶさま〕
くらし〔家計の不如意〕
ぞんざい
たいせつ
だめ
たりない
できる〔新物〕
てま〔手数かかること〕
なまける〔怠けているさま〕〔働かずにいるさま〕
はかばかしい〔はかばかしくない〕
はたらく〔孜々と〕〔勝手などで立働くさま〕
へる
めかた
ようやく
ろうひ。


行動性情
あきる〔飽きるさま〕〔飽き足りるさま〕
あせる
あるく〔ぶらぶら歩く〕〔歩き方の速いさま〕等
あわてる〔慌てるさま〕〔まごつく〕等
あんしん〔安心する〕
いがい〔ひょっこり〕
いそいそと
いそぐ〔急ぐありさま〕〔急いで〕
いやな〔厭になった〕
いらだつ
うっかりもの
うっとり
うるさい〔口やかましい〕〔口やかましく言う〕〔極めて騒がしいありさま〕
うろつく
おおさわぎ
おこる〔怒るさま〕〔匱って不機嫌なさま〕〔怒った声のさま〕
おそれる〔恐れおののく〕
おちつき〔落着きの無いさま〕〔落着いているさま〕
おもうぞんぶん
がっかり
き」をもむ〔気をもむさま〕〔ひやひやするさま〕
きがかり〔気掛りなさま〕〔気にかけないさま〕
きがる
きちょうめん
きもち〔爽快なさま〕〔気持の落着かないさま〕
ぐず
ぐち
くったく
くどい〔くどくど言う〕
くろう
けいそつ〔軽卒に物を言う〕
こうまん
こりる
さっぱり
さびしい〔物淋しいさま〕
さわぐ〔がさがさする〕
ざんねん〔くやしそうに言う〕
じっちょく〔実直な人〕
じっとする
しぶしぶ
すばやい〔素早く〕〔敏速確実に〕
そっと
ぞっとする
そろそろ
たいくつ〔退屈する〕
ためらう
つくづく
のろい
はきはき〔はきはき〕〔煮えきらないさま〕
はしる〔急いで走るさま〕〔走りまわるさま〕
はりあい
ひとり
ぶらぶら
へいき
へいこう
ぼんやり
むやみに
むりやり
ゆきづまる
ゆっくり
わざわざ
わらう。


事物時所
あいだ〔密着しないさま〕
あつめる〔物の集まっているさま〕
あまり〔ろくに〕
うごく
かどだつ
ぎざぎざ
きめ
くぼみ〔深くくぼんでいるさま〕
こじんまり
ごそごそ
こんらん
ざらざら
しずか
したたる〔滴り落ちるさま〕
じょうぶ〔頑丈に〕
すぐ〔早速〕
すこし
すべる〔なめらか〕
ずんぐり
せっばく」したありさま
ぜんぶ
たしか
たわむ
だんだん
ちいさい〔丈夫で小さいさま〕
ちょうど
つるつる
とつぜん
とどこおる
どろどろ
ねばる〔ねばねばする〕〔粘り気の無い〕
はやい〔早く〕
ひかる
ひく〔ぐいぐい引張る〕
ふんらん
まがる
まわる
みだれる
めだつ
めちゃめちゃ
ゆうがた
ゆるい。


農山漁村
こうさく〔田を耕す形容〕
こぐ〔舟を漕ぐ音の形容〕。


習俗信仰
いみ〔喪中の家のさま〕
かっぱ〔河童の鳴き声〕。