魔法
Magic
学園で教える定義
- 魔法(マジック):超自然現象を引き起こす術や方法あるいはその生成物。その種類は様々であり、魔法は最も広義な言葉として使われる。その系統は主に秘術と神聖とに大別される。
- 秘術魔法(アーケイン・マジック):蓄積された技術や知識に由来する魔法全般で、単に魔法と呼ぶ場合は殆ど全て秘術魔法を意味する。
- 神聖魔法(ディヴァイン・マジック):神格に由来する魔法全般で、信仰魔法とも呼ぶ。こちらは魔法以外にも神の奇跡や、祈りの力と言った言葉で呼ばれる事もある。
- 魔法使い(マジックユーザー):秘術か神聖かを問わず、魔法を使用する人の全てを意味する。魔法によって生成された道具を使うだけの者は含まない。
- 術士/呪文使い(スペルキャスター):ほぼ魔法使いと同義だが、特に詠唱行為を含む場合を指す。
- 魔術(マジカルアート):魔法に関する技術や方法論。魔法に比べてより狭義な言葉として使われるが、魔術が単にマジックと呼ばれる事もあり、また魔法的要素の無い手品(トリック)も魔法技術の一端として扱われる。魔芸と呼ぶ事も。
- 魔力(マジック・パワー):魔法を行使する為に必要な力で、その時々の文脈によって色々な意味に解釈される。
- 魔道(ウィザードリィ):これは騎士道や武士道に対応する言葉で、魔を志す者が行く道の意。魔道学や、魔道精神という使い方もされる。魔術よりも上位で高尚な概念であるとされるが、実質的な中身は同じである。
- 魔道士(ウィザード):宮廷や王城に仕える正式な職権を持つ魔法使いが本義だが、魅力ではなく知力に根拠を持つ魔法使いの事を意味する言葉に定着した。素質のある者が研鑽をすれば、誰でも成長できるのが特徴である。但し全ての者が道を外れないとは限らない。
- 魔道師(メイジ):魔法を教授する立場にある者。魔道の師匠。また魔法を使う亜種モンスターに対する付称としても用いられる。特に魔法を戦闘に特化して教授する者を、戦争魔道師(ウォーメイジ)と呼ぶ。
- 魔術士(ソーサラー):ウィザードと対を為す職権を持たない魔法使いが本義だが、知力ではなく魅力に根拠を持つ魔法使いの事を意味する言葉に定着した。素質や感性が全てであり、適切な師を見つけるのが難しい。中には道の精神を志す者もいるが、非道な者も多い。
- 魔術師(マジシャン):本来は魔法使いと同義だったが、現在では魔法に因らず、純粋な技術のみでトリックを行う者。奇術師、手品師とも呼ぶが、魔法という不思議が溢れている世界では、彼らの見せる手品は殆ど魅力がない。それでも手品が潰えないのは騙し戦術の一環として用いられる事があるからである。
- 錬金術師(アルケミスト):これは錬金術的手法を用いる者達の事で、化学と神秘学、生命工学、等の融合的技術である。
- 魔導(マギテク/マナクラフト):これは電導や熱伝導に対応する言葉で、魔力によって作動する道具や、そのシステム自体を示す言葉であり、やや錬金術(科学)よりである。
- 魔道具(マジックアイテム):魔法によって作られた魔法的効果を備えた道具、または魔法を使役する為の焦点具や触媒として必要になる品も意味する。
- 魔導具(マギテクアイテム):魔道具の中でも特に魔導システムによって作動する道具の意。特に大型で複雑な構造を持つ魔導具である場合には、魔導機械と別途に呼ぶ。
- 魔導技士/魔導技師(マギテック):魔導システムの取り扱いに関して正式な資格を有する魔導技士と、資格の有無に関係無く技術を有する魔導技師という意味の違いはあるが、殆ど両者は区別されない。単に魔導士、魔導師と記す場合もある。
- 魔女/魔女術(ウィッチ/ウィッチクラフト):未知なる存在との霊的交感によって呪文を授かる者達で、特に悪魔と交感する者達を黒魔女と呼んで、人々は忌み嫌う。
- 妖術士(ウォーロック):呪文ではなく生来から持ち得た奇怪な能力を駆使する者。それは血脈であったり、呪いや祝福であったりする。
- 精神能力者(サイオニック):精神に由来する能力者で、念能力者とも呼ぶ。この分類が為されるまでは全て妖術士に含まれていた。
- 森祭司(ドルイド):より始原の魔術を使うと言われているが、それは本質的に全て神聖魔法である。しかし、神格に対する信仰が無い場合が数多くあり、それ故に幾多の誤解を生み、謂れのない偏見を抱かれている。
- 死霊術士(ネクロマンサー):死霊術系統の魔法に特化した魔法使い。
- 精霊術士(エレメンタラー):精霊術系統の魔法に特化した魔法使い。
- 召喚術士(サモナー):特定の幻獣を別の次元界から召喚する秘術に長けた者達。サマナーと呼ぶのは地方による発音の違い。
- 蒸気機関技士(スチームテック):マギテクの中でも、蒸気技術に特化した技士で、厳密な意味において魔法使いでない場合もある。
- 魔法等級:国家毎に異なる魔法等級制度が設けられているが、呪文の分け方は同じで呼称の違いに過ぎない。参照:魔法位列
最終更新:2019年12月25日 04:28